見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

May 2020


もしかしたら6月に入って大きな動きがあるかな、、仕事もそろそろいつ呼ばれてもいいように、、なんて思っていたのだが、ロックダウンの緩和はもどかしいくらいに遅い。
第二波をとても警戒しているイギリスでは、来週からやっと距離を置いた上で6人までの人と会うことができる。 とは言っても6人で宴会ができるわけではなく、まあ、年老いた両親を尋ねるとか、いわゆる「家族の再会」程度のものだ。6月半ばにはいろんなショップも再オープンすることができるのだが、これも2mの距離を確保するとなると、いろいろ制限が大変だ。もちろん消毒やマスクなどの手配も。

私の職場はというと、ショップとしてのオープンはできるかもしれないが、イギリスではなんといっても目の検査なしには眼鏡は売ることができない。(処方箋なしでの眼鏡販売は違法)眼鏡・コンタクトレンズの処方に必要な検査はまだ解禁されていない。(思いきり顔を近づけて眼底検査等しなくてはならない)検査ができないということは、店としてオープンすることにどれだけの利益があるのか、、、という計算で開けるかどうかを決める。フレームやサングラスを誰かがかけて見る度に消毒しなくてはならないし、通常営業の道は遠い。

時間がたくさんあるのにできることが限られている、というのもだんだんもどかしく感じるようになってきた。ネット万歳なのはいいけれど、やっぱり外に出てあちこちに行きたいし、お店を見て回ったり、友人とランチしたり、せっかく時間があるなら仕事してる時にはなかなかできないことがやりたいよね。

それを考えると、今年のオリンピックを目指していたアスリートの人たちが本当に気の毒に思える。同じモチベーションを来年まで持ち続けるのは大変だ、しかも来年本当に開催されるのかも定かではない。

昨日、東京の空をブルーインパルスが飛んだそうだ。医療従事者の人たちに感謝の意を込めて、ということらしい。本来ならばオリンピックでの五輪飛行機雲を訓練していた人たちなのだろうか、、、 でもちょっと待って!ブルーインパルスを一度飛ばすには結構なお金がかかっているはず。一瞬の空のショーをみんなで見上げて終わるのなら、他にやり方があったんじゃないのかなあ〜〜?

イギリスでは、毎週木曜日の夜8時にみんなが外に出て拍手をする、 という行為がもう10週目になった。医療関係及び、その他のキーワーカーの人たちに感謝の思いを伝える私たちみんなからの拍手。正直にいうと、8時というといつも夕食準備(今にも出来上がる)の最中なことが多くて、参加しそびれてしまう事が多い。でもいつも木曜日の8時になると外がザワザワして、車のクラクションの音とかもして、拍手の音が聞こえてくる。「心を一つに」ってこういう事か、と思う。みんなで一瞬だけ空を見上げるより街の空気に広がる拍手の音の方が心に響くよ。 

私はイギリスに来てからもずっと「日本人の連帯感、共同意識」というものは高く評価している。イギリス人は個人主義で「我が道をいく」独立独歩な国民なので、「連帯」という意味ではダメなんじゃないかと思っていた。でもロックダウンになって、イギリスの人たちがいざという時には自己を後回しにして助け合う人たちなんだということを肌で感じている。ロックダウンもみんな守っているし、今までは挨拶程度しかしなかった隣人(特にお年寄り)を気に掛ける。(もちろん例外なおバカはどこの世界にもいるので、あくまでも一般的に、の話)

ロンドンの反対側で一人暮らしをしていて、今は会いに行けない友人が、「フラットの下の階の人たちが毎日様子を聞いてくれる。今までHelloしか言ったことなかったのに、こんなに優しい人たちだったとは」と感激している。 個人主義・独立独歩だからこそ、思った時に行動に出るのだ。状況に応じてさっと行動できる人達。そうか、だからこの国は戦争に勝ったんだね。

いつの間にか気温も上がり、日中は23-24度になる。日もすっかり延びて初夏らしくなってきた。もうあと1ヶ月くらいかなあ〜〜、、、そろそろ外に出て何かしたくなってきたよ。我慢我慢、、とは思っても他の国がそろそろロックダウンから抜け出しているので、6-7月が節目かな。

来季のスケートも、序盤のジュニアのGPはキャンセルされている。今年はGPは予定通りは無理かなあ。でも選手たちのモチベーション維持のためにも、マイナーな大会でもいいから開催できるところはぜひやって欲しいな。Finlandiaはやると言っているようだけれど、、、ノルウェイやフィンランドは今回コロナの被害少ないからね 。まあ選手たちはもう滑っているとは思うけれど、プログラムがどうなるかとか、昌磨くんのように海外に戻りたい選手たちがいつになるかとか、せめて7月頃には目処が立って欲しいところ。そういえば、前回のISUのトレーニングに参加していた島田高志郎くんは、もうスイスに戻っているみたいだった。長期居住者だから滞在許可があったのかな。昌磨くんも1月に正式に移籍した時点で長期滞在を申請しておけばよかったのにね。(許可はあって、スケジュールでまだ戻ってないということもあるけど)

イライラしてもしょうがない。 コロナ 太りしないように、今日もHIITで頑張ろう!!


ネットで毎日のようにいろいろなものを漁っていると、かなり前の物も見つかる。 
今回見つけたのは1993年のDonmar Warehouseのプロダクション「Cabaret=キャバレー」だ。何故かはよく覚えていないけれど、これは観ていない。 そうか、ちょうど今も続けている仕事の国家資格試験の年で、結婚もした年だ。資格取るまでの三年間ってほとんど芝居も行かなかったからなあ〜〜、、、今になってこれを見つけるとは!! (Youtubeはこちら
Screenshot 2020-05-21 at 11.33.35

この「キャバレー」はその後97年にブロードウェイに渡り、メンデス氏とロブ•マーシャルの共同演出で再制作され、ここでもエムシーを演じたカミング氏始め4つのトニー賞を取っている。なんと!この時のサリーがナターシャ•リチャードソンだったんだ〜〜!!ちょっとイメージ違う気もするけれど、彼女もこれでトニー賞を取っている。若くして事故で亡くなってしまったのは惜しかった、、、、

キャバレーの舞台といえば、86年か87年のロンドンリバイバル版を観た。劇場も演出ももちろん違って、この時のは映画で知っていたキャバレーのイメージに近かったように記憶している。 

このメンデス氏のキャバレーはミュージカルというより芝居の要素が強い。歌のシーンでも「どんな心情でこの歌を歌っているのか」という演技が重視されているように思う。 ジェイン•ホロックスはこの前に「リトルヴォイス=The rise and fall of Little Voice」で絶妙な歌唱力と幅の広い声質を披露しており、その歌唱力は誰もが知るところ(映画版の「リトルヴォイス」でも堪能できる)。でもこのキャバレーでは「巧く歌おう」とはしていない。それはアラン•カミングも同様だ。もちろんみなさん歌唱力は素晴らしいのだけれど、それ以上に小さな小屋だからこそ、綺麗に歌い上げるよりも役者から迸る感情がダイレクトに伝わってくる。

不穏な空気が世間に漂い始めた第二次大戦直前のベルリン。この先どうなるかわからない運命の中にそれぞれがどの生き方を選択していくのか。この後に起こったベルリンの様子を今の時代だからこそ知っている私たちに、最後は重くのしかかる。ちなみにラストシーンでMCが着ている強制収容所の格子服には3つのマークがついている、ユダヤ人の黄色、政治犯の赤、そしてゲイのピンク。それらがぜーんぶ詰まったKitKat clubの煙くさい空気が漂う舞台だ。これは実際に舞台を観たかったなあ〜〜

Donmarでの芸術監督以降、ロンドン、ブロードウェイ、さらには映画でも大活躍のメンデス氏。私は彼の映画の作り方も好きだ。メンデス氏の映画は好きなものが多い。

芝居とミュージカルの違いを私の中であげるとすれば、基本的に同じ芝居は何度も観ない。(違うプロダクションは別)でもミュージカルは同じものを何度も観るという事がある。映像になっていれば尚更だ。ロンドンに来て、4−5回同じ劇場に行って観たのが、La Cage Aux Follesだった。午後にフラっとレスタースクエアーの半額チケットのブースに行って、安く良い席を買っては観に行ったっけ。
Cabaretも何度も観やすい作品だ。こんな匂いのする芝居が好きだなあ〜〜

今気がついたけれど、2月に観たベケットのEndgameではカミング氏とジェイン•ホロックスの共演だったんだね。またフラっと観たいから、Youtubeから消えないといいな。
 


ロックダウンしてもうすぐ2ヶ月になる。劇場も映画館もロックダウンの前日にはもう閉まっていたから、新しいプロダクションは全て中止だ。そんな中、ロックダウンだからこそのウェブカメラで撮ったショート映画のような作品が出ている。

セットも作れないし場面転換も難しいとあれば、どうしても規模は限られる。今やネットの時代、会わなくてもパソコン一つで顔を見ながら話もできるし、録画もできる。私が子供の頃は「テレビ電話」というのがまさにSFの世界の出来事だったのだから、本当にこのコロナ騒ぎでの自粛が今の時代で良かったよ。

人気のスタジオシアター、Donmar warehouseが公開している一人芝居、「Midnight your time」の前宣伝が面白そうだったので観た。公開は5月20日までyoutubeにてフリーで観る事ができる。それ以降は有料になるのか、配信されなくなるのかはちょっと不明。Youtubeサイトはこちら


たった今ニューイヤーの乾杯をしました、といった様子のジュリーがビデオ通話を娘のヘレンにかけている。ヘレンは不在で仕方なくジュリーはビデオメッセージを吹き込んでいる。どうやらヘレンはパレスチナに住んでいて、設定も今から10年ほど前のようだ。最初のメッセージで「いないのね、まあいいわ、これ観たら連絡頂戴ね、」とごく普通の留守電メッセージを置いてほろ酔いのジュリーはベッドへ。
Screenshot 2020-05-15 at 13.12.52


次に映るのは、またしてもジュリーからヘレンへの留守電ビデオ。ヘレンが連絡をしてこないので気になっている。そして次のメッセージ、そしてまた次、、、とジュリーからヘレンへの一方通行のビデオが続く。どうやら二人はクリスマスに会った時に言い争いになってしまったらしい。娘のヘレンは何かと自分の人生に干渉してくる母親を相当「うざい」と思っている様子。実際ジュリーの話す内容から、彼女は元法律家で、仕事を辞めることになったのは意に反した状況だったようだ。今も地域での人権問題に意見したりや婦人会に顔を出して政治的発言をしたりしている、ちょっと押しの強い、干渉型の母親のようだ。

ヘレンは全く返信してこない。毎週木曜日に決まってジュリーはビデオメッセージを残すのだが、 娘は母親とのコミュニケーションを拒否している。ビデオのトーンは回を追う毎に変わっていく。始めは「元気でいてくれればいいのよ」と取り繕っていたものの、数週間のうちには娘の不通に怒り、苛立ちを隠せない。涙ながらに真夜中に連絡を乞う母の姿となり、、、、
-methode-times-prod-web-bin-5c495df4-9536-11ea-97b5-8f15973668de
やがて、ジュリーはヘレンが自分でなく父親に通じて誕生日に本を送って欲しいと頼んでいた事を知って激怒する。どんな喧嘩だったのか、とにかく今の時代の親子のコミュニケーションの断切を、とても現実的に、それでいて感情的に見せていく。やっとヘレンがジュリーと話をするまで3ヶ月もかかるのだ。

演じているのはDiana Quickという女優一人で、演出はドンマーのMichael Longhurst。この芝居自体は2011年に舞台で演じられていて、だから設定がその頃なのだろう。それを今回配信用にリモートカメラで収録したそうだ。3ヶ月にわたる、母から娘へのビデオレターは、親子関係の現実や、母としての様々な感情の側面を見事に描いている。取り繕って笑う様子、イライラしながら見えない相手に愚痴る様子、絆を修復できない悲しさと寂しさ。さらには絶望感、そしてちょっと親の権限で脅してみたり、、、とたったの30分なのに盛りだくさんの芝居が観られる。

やっとのことでヘレンと会話した後のビデオで、別人のように生き生きとはしゃいで喋るジュリーは、愚かしくもまた元のお節介焼きで干渉家の母親に戻ってしまいそうな気配を見せて幕を閉じる、、、、
Screenshot 2020-05-15 at 13.14.54

モノローグ芝居と聞いたときは、ちょっと「飽きるかも、、?」と思ったのだが、30分の作品だというので観てみたら、もうずっと最後まで引き込まれてしまった。余計なセリフはなくても、聞いていれば自然と背景がわかる台本で、「ああ、そういうことか」と思いながらジュリーの心情についていくことができる。ダイアン•クイックのセリフ術は言わずもがな。舞台で観るよりこの方が良いのでは無いか、とさえ思う。

実は先週、NHKがリモート制作した3夜ドラマも観たのだけれど、1話目はなんとか観たものの、2話目からはなんだかもう観ていられなかった。同じウェブドラマでもこんなにクオリティーが違うのか、、?もちろんロックダウン中だから、カラッと楽しく漫画の世界のような作品もありだ、とは思うけれど、芝居としてのクオリティーの違い、、、

日本のテレビでは舞台を観たくてWOWOWなんかをチェックしている 石原さとみさんの「密やかな結晶」は面白かった。原作がちょっと架空の世界の設定なので、「どうかな」と思ったけれど、とても独特の空気の漂う芝居だった。
実は石原さとみさんはまだ出たての頃、「赤い疑惑」のリメイク版での一生懸命な演技を見て「いい女優さんになる」と思ってはいたけれど、あまり観る機会がなくて、ドラマを数本しかみていない。でもいつもキチッと演じているのでいつか舞台を見たいな、と思っていた。「いろんなものが一つずつ消滅していく世界」で、消滅したものを忘れずにいられる編集者の男と作家の女性。彼女の方は(普通に)消滅したものを忘れていく中で、最後には身体・命が消滅していくという世界。面白い本を芝居にしたな、と同時に何か感じさせるものを重く残す芝居だった。

さて、これからもサイモン•マクバーニーのCompliciteの作品ややDonmarの昔の「キャバレー」、日本では蜷川さんのシェイクスピアと、まだまだロックダウンが続いて欲しい毎日だ。


 


昨日やったステファンのワークアウト、私が普段やっていない動きがあって、それがランジ姿勢からジャンプして足を入れ替える、というやつだった。いつもは主にバックランジをするのだけれど、このランジジャンプはかなり効く。今日になって気がついたのが、お尻の筋肉痛! なるほど、あれを続けるとプリプリのお尻になるのかしら、、、!!?

ステファンのトレーニングでも、今は氷に乗れずにいるスケーター達が皆でモチベーションを保つべく頑張っていたけれど、そんな中、フィギュアスケートも来シーズンに向けてのレール改正があったようだ。
少しずつ変わるのはいつもの事で、その度に選手達は「ルールがどうなろうとそれに合わせてやっていくだけです」みたいなコメントをするのが常なのだが、今回は点数の付け方に大きな影響が出る改正で驚いた。

4回転ジャンプのうち、ループ、フリップ、ルッツの基礎点がなんと!同じになった。「へ〜!!これは思い切ったことを、、、」というのが正直な感想だ。ここを同じにしてしまうのか、、、!

ルールが変わると必ず「◯◯にとって都合がいい」とか「◯◯を勝たせないようにする為だ」とかいい加減なことを言う輩が出てくるのだが、確かにこう点数がはっきりと変わると言うのは多少の損得はあるかもしれない。でもフィギュアスケートを公平に戦うと言う意味では悪くないかもしれない。

選手にとって全部で6種類あるジャンプの全ての技術を完璧にするのは容易ではない。実際、昔からよく言われているのが、ルッツとフリップは得意、不得意が分かれるそうだ。今まではルッツが一番点が高かったので、少しでも点を取るには最終的に皆ルッツを練習するのだろうけれど、やっぱり得手、不得手があると完成度に差が出るし、無理な練習は大怪我の元にもなる。4回転ジャンプは危険な技だ。

ならば、それぞれの選手の個性で一番良いジャンプを入れた、ミスのないプログラムで勝負してください、という事だ。ループの点数が上がったのも面白い。ループは跳ぶ時に抜け易く、片足のブレードで踏み切るので脚力が要る。4回転のループを美しく跳べているのは、、羽生選手以外にいたかな?昌磨君もオリンピックまではやっていたけれど、成功例は少なかったような、、、あまりやる選手がいないループも同じ点数にして、「どんどんやってください」という事か。

離氷時の正確さも新たにGOEの対象として明記された。エッジジャンプのブレードでの踏み切りや離氷前の過剰なローテーションは減点となる。これも美しいジャンプを求めるには適切だ。

スピンでの入りと出の工夫も新たにGOE対象に加わった。スピンも各選手の得意なポーズがあって、これも実はあまり変えないままで何シーズンも振り付けている人が多い。この辺でちょっと工夫したものを見せてくださいというのだろう。

一番点の高かったルッツを習得した選手達はちょっと「損した」と感じざるを得ないかもしれない。でもここ数年、ISUはフィギュアに「完成度の高いプログラム」を求めて幾つかの変更を行なってきた。選手達は「損した」と思うより、得意なもので完璧を目指して勝負して欲しい。その方がより個性的なプログラムが出てくるんじゃないだろうか。将来、フィギュアを技術競技と芸術競技に分けようなんて意見も出ていると聞いた。私はそれには賛成しないので、そうならないためにも、今回の変更で技の完成度と個性的なプログラムの融合がうまく生きてくれるように祈りたい。

とはいえ、今は世界中がコロナで自粛中だ。国によってはリンクに戻れる状況になってきたみたいだけれど、早く氷に乗れるようにならないと選手達のスタート地点が違うものになってしまう。リンクだけでなく、海外拠点の選手達はまだ自由に渡航できる状態ではないからコーチの元に戻れないでいる。

カナダのキーガン•メッシングさんは、リンクが閉鎖した後も池か湖かで滑っている動画をアップしていたし、今回もいち早く練習リンクが再開したようだ。皆カナダにいればよかったね〜〜(?)日本の状況はどうなんだろう?コーチと拠点を移したばかりの昌磨君はいつスイスに戻れるのだろう?少しづつでも日本のリンクが開けば、強化選手達は少なくとも練習リンクは確保してもらえるだろうけれど、一番の問題は世界中の渡航問題だ。国によってもばらつきがあるしね。

私だって、いつ仕事に戻れるんだ??本来は3ヶ月の予定だった政府の「給料80%」の保証は昨日付で10月まで延長になった。、、、ということはまだまだ仕事に戻るメドは立たないという事なのかな。ギリギリのお金がもらえて毎日フリーというのも今のところは悪くないけど、なんだか毎日が何も変わらずに終わっていくので退屈とは言わないけれど張り合いが無い。

オリンピックもF1もテニスもユーロ杯も無いこの夏はあまり活気を感じられないものになってしまいそうだ。今年だけじゃなくて、これからも確実に有効なワクチンが出てくるまではコロナとの戦いは続く。
日本にはいつ行かれるだろう、、、?やっぱり今年は無理だなあ〜。





 


ロックダウンから8週目に入り、少しずつここから抜け出す方向に話が進み始めている。とはいえ、今すぐに全てが元通りというわけには到底いかず、 政府もかなり慎重な構えだ。
イギリスに先駆けてロックダウンの緩和を始めたドイツで、ここ数日また感染者数が増加している。もちろんこういった諸外国の動向も 見極めて、少しずつ戻していくのだろうけれど、まだ仕事に復帰する目処は立たないなあ〜。

頑張って毎日続けていた筋トレ・カーディオ・ピラティス。筋肉が戻ってくると体が軽くなるし、柔軟性もかなり戻った。毎日ちょっと汗を流すのが気持ちよく、ついつい調子に乗ったのがいけなかったのか、ある日、右の腹斜筋に痛みが、、!「ちょっと痛めたかな〜」と思いつつ翌日もまた張り切ってやったところ、夜になってかなり痛み出した。これはやばい!痛みが広がり始めた時はどこを痛めたのかピンポイントしにくい。翌日は起き上がるのがちょっと辛くてこの日は完全にワークアウトはお休みにした。 

何をどうしたという訳でもなかったので、やっぱり歳には勝てないということか、、、急激に酷使しすぎたのかな。一日置いてゆっくり確認すると、どうやら肋骨周りの外腹斜筋で、他は大丈夫そうだ。仕方がないので、スクワットや柔軟だけで3日やり過ごすと割と早く治ってきた。


本当は土曜日に一緒にやりたかったISUのトレーニングシリーズ、ステファンの2回目のワークアウト。ちょうど脇が痛かった時なので、見るだけにしていたのを、やっと今日一緒にやってみた。前の時よりも沢山の人たちとZOOMで配信していて、今回は宇野昌磨選手も参加している。1回目の時よりもワークアウトとしてはやり易く、ずっとついていけた。サイドプランクだけはまだ脇腹が気になったので、足をあげたりはしないで普通のサイドプランクでキープ。回転ジャンプも必要ないので飛ばして、代わりにバックランジを。

トップ選手がやるにはかなりゆるゆるだ。おそらくこれはステイホームしているフィギュアファンに向けてのサービス配信なので、普通の人でもある程度一緒に楽しめるように作っているのだろう。実際の選手たちのトレーニングがこれだとは思えないよね。昌磨君もかなりゆるゆるにやっている。だって私が自分で組んだサーキットのプログラムの方がキツイよ〜。でも脇腹の痛みが100%消えていた訳じゃなかったのでこれでちょうどよかったかな。テンポもゆっくり目なので、きちんと姿勢に注意しながらできる、これって大事だよね。

これからは急激にやらず、 ゆっくりテンポでやっていこう。体幹トレーニングとか筋トレって大体プログラム内容は似ているのだけれど、ステファンのトレーニングでこれからも取り入れたいワークアウトがあった。ちょっとまた作り直してみようかな。基本は有酸素、筋トレ、腹筋、体幹の組み合わせだ。

まあ昔は1日に5−6時間踊っていたものだけれど、流石に歳を考えるとそれは無理。せいぜいゆったりで1時間。今は筋トレサーキット30分とピラティス40分を分けてやっている。でも週に一度はステファンの動画と一緒に1時間ゆるゆるやるのもいいかな。(ゆるゆるというのはあくまでもテンポで、内容はしっかり組まれている)

6月には仕事に戻る心得もしておかないと、ある日突然復帰という事にもなりかねない。それにしても接客がメインの仕事なのだから、マスクだけでなくシールドなんかも必要になるのかなあ〜?戻ったら戻ったでまた色々と大変そうだ。今のうちにフリータイムを満喫しておこう。 


毎日が驚くほど早く過ぎて行く。うちには子供はいないので、とにかく毎日彼と2人。朝起きて、のんびり家の事をしているうちにお昼近くになって筋トレワークアウトを30分。午後はネットしたりテレビみたり、散歩/買い物に1時間ほど外を歩く、その後にうたた寝してしまうこともあり、あっという間に夕ご飯、夜もテレビみて、40分のピラティス、またネットして気づけば1時か2時だ。

仕事しなくてもあっという間に毎日は過ぎて行く、、、 なんということ!!

でも結構楽しんで毎日を過ごしている。家にいるという事のストレスは私は無い。ただ、うちはテラスハウスでお隣とくっついているので、子供たちの騒ぐ声や、反対側の人が庭に出てずっと電話で喋っている声が聞こえてくるので、彼はちょっとキレかかる事もしばしば、、、、こればかりは小さい家なのだから仕方がない。私はそういう雑音はシャットアウトできるのだが、彼はどうにも耐えられないらしい、、、

いつまで続くのか、そしてたとえこのロックダウンが解けたとしても、いきなり元の生活に戻れるとは思えないよね。それなりにSocial distanceは継続して保って行かなくてはならないだろうし、私の仕事でも、目の検査やメガネの相談にはマスクやフェイスシールドが必要になるかもしれない。

コロナに感染して一時はICUに入ったボリス・ジョンソン首相も無事復帰し、おまけに彼女が男の子を無事出産、コロナから生き延びて本当によかったよね。だいぶ痩せたようだけど。今日の会見では「ピークは過ぎて、下り坂に差し掛かった」と言っていたけれど、本当にこのまま波が引いてくれるといい。

ロックダウンして以来、ずっと手に入らなかったのが小麦粉とイースト。とりあえずあったself-raising (薄力粉にベーキングパウダーが既に混ざっている、お菓子用の小麦粉)の小麦粉で ケーキを焼いてから、また無性にパンを作りたくなった。そして、棚の中にあった最後のセルフーレイジングに、使用期限が4年前になっているドライイーストを試しに使って(未開封)肉まん風のパンを作ってみた。

肉饅ならぬミートソース饅で、彼が作ったパスタソースが中途半端に残ってしまったのでそれを包んで生地はパン風だけれど焼かずに蒸す。
DSC_1381_copy_1843x1037
古いイーストだから膨らまなくてもなんとかなるだろうと思って肉まん風にしたのだけれど、思ったより膨らんだ。もちもちの生地にボロネーズソースでなかなかイケる味に。ランチにぴったり。

流石にこれ以上は無理なので、ちゃんと新しい小麦粉とイーストが欲しかったけれど、とにかくどこにも無い。ネットで探しても無くて、以上に高かったりとか、、、、それでも大手スーパーではない街の個人商店をちょくちょく覗いてみたら、昨日入荷したらしく、新しい強力粉とドライイーストが棚に並んでいた!!この店はトルコ人の経営で、見慣れたパッケージでは無くても世界中小麦粉もイーストも同じだ。

早速久しぶりのパン作り。しかもこの小麦粉、ファーム直送とのことで、スーパーでよく見るブランドものよりずっと良い粉みたい。ドライイーストもターキッシュで書かれているけれど、効き目は抜群。今まで作ったどのパンよりお美味しくできた!
DSC_1382_copy_1843x1037
ふっくらと高さが出て焼き上がり、焼いた後も萎んだりしないで外はパリパリ、中はフワフワ。昨日はそのままサンドイッチにしたら切るのが大変なくらい柔らかい!
DSC_1383_copy_1843x1037
今日は少ししっとりして、サンドイッチにもトーストにも美味しい。せっかくロックダウン中はダイエットでパンはほとんど食べずにいたのだけれど、 これは本当に上手くできたので、食べなくちゃね。

先日WOWOWでやっていたアニメ映画の「 ピアノの森」、吹き替えの役者たちが良いのと、ピアノ部分をアシュケナージ氏が担当しているというので観てみた。これは漫画が元で映画にしたときにはまだ途中だったそうで、これからどうなって行くのか気になって仕方がない。テレビアニメ版があるようだけれど、アマゾンのプライムで全話見ると結構なお値段になってしまう、、、でも映画はこれで一応まとめてはあるんだけれどね。「努力の達人」と「非凡の天才」、まあ北島マヤと姫川亜弓みたいな話なのだけれど、アニメもれっきとした映画として見ることができるものは良いね。

東京オリンピックが突然なくなってしまったアスリートの人たち、来シーズンがどうなるか気が気でない冬スポーツのアスリート、観客なくては話にならないフットボール、ラグビーの選手たち、ウィンブルドンもなくなってしまったし、F1も、、、、本当に今年はどうなってしまうんだろう??次に劇場で芝居が見られるのは何時なのか?いつからまた仕事に戻るんだろう、、?思いは尽きない。そうしている間にも毎日たくさんの人が亡くなっている。

そうした中でも、嬉しいのは人々の善意だ。日本では紹介されただろうか、昨日100歳の誕生日を迎えた元軍人のトム・ムーア大尉(Captain)が、誕生日までに家の敷地周りを100周するチャリティーを1ヶ月前に始めた。ネットですべての収益金をNHS(英国国民健康保険)に寄付するサイトを立ち上げ、目標は1000ポンドで始めたところ、みるみるうちに話が伝わり、誕生日の2週間前に100周目のゴールをした時には 1300万ポンドになっていた。

stream_img

ゴール時には地元の陸軍部隊の兵士が ゴールラインに並んで敬意を表し、テレビ中継でその瞬間が全国に放送された。拍手と歓声の中(とはいえ、2mの距離は保ったまま)でゆっくりとゴールしたトム大尉はしっかりとした口調で挨拶をした。それ以降も寄付金はイギリスのみならず世界中から集まり、昨日の彼の100歳の誕生日には3000万ポンドを突破。イギリスでは100歳の誕生日を迎えた人にはエリザベス女王からのカードが届く。これはどの英国民にも届くのだが、トム大尉は昨日女王から特別に彼個人用に作られたメッセージカードを受け取り、復帰したボリス・ジョンソン首相からもカードを受け取った。さらに功績を称えて大尉=Captainから次の少佐=Majorを飛び越して、2回級上の中佐(名誉中佐)に昇級した。

100歳の誕生日前1ヶ月でこれだけ人生をひっくり返してしまった人もいないんじゃないだろうか、、、 メディアの騒ぎすぎ、、というのもあるのだけれど、100周ゴールを称えて、ウェストエンドミュージカルの大スター、マイケル・ボール氏が「Never Walk Alone」をトム大尉のナレーション入りヴァージョンを緊急リリースしたところ、わずか2日でチャートの1位に。日曜に更新されるチャートで1位になったため、この曲は彼の誕生日付けでの正式な1位となった。100歳の人がチャートの1位になるなんてもちろん前代未聞だ。
PRI_150445540


イギリス人のチャリティーに対する情熱は日本人の100倍以上はあるだろう。トム大尉、いやトム中佐が集めたお金は、予算不足でいつも問題になっているNHSとそこで働く人たちの大きな助けになる。今見たら総額3280万ポンド=4億2640円だ。補助杖をついて歩く100歳になるおじいさんが始めた小さな基金が4億円を超えるお金を集めたのだ、、、もちろんこれだけじゃない。トム中佐はメディアが飛びついて大きな話題になったけれど、それ以外にもこうした基金はいくらもあり、それなりのお金を集めている。

とりあえず、無事に100歳の誕生日を迎えた後は、メディアがトム中佐と家族をそっとしておいてくれるように祈るばかりだ。なんと言っても100歳だ、余計なテレビ出演だの、外国からのインタビューだの、このコロナ騒ぎの時に疲れわせるのはやめてあげて欲しい、切に祈るばかりだ。この1ヶ月の出来事に地番びっくりしているのは本人と家族だと思うので、この奇跡のような日々の幸せをそのままに、後はゆっくりと少しでも長く家族と穏やかな日々が過ごせますように、、、、 

↑このページのトップヘ