見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

April 2020

マディーラケーキは翌日にはかなりドライになってしまうタイプのちょっと重いパウンドのようなケーキだった。そこで今度はプルプル、ふわふわの台湾カステラに挑戦してみた。
味は美味しく、かなりふわふわにはなったのだけれど、焼き型が少し幅広で、思ったより高さを出せなかったのが残念、、、写真はボツ!!でも食べるけど、、、

もともと私はテレビよりもMacの前にいる方が多い。テレビは向こうから送られてくるものをこちらで選んで受け取る、という感覚だが、ネットは自分から見つけたいものを探して観る。だから必然的に自分の見たかったものが観られる。もちろんテレビでも面白い番組はあるので、それは録画したりもするけれど、時間的にはネットしてる方が圧倒的に長い。 

日本のテレビもかなりのチャンネルを観られるのだか、如何せんやっぱり時間には限りがある。続きもののドラマはどうしても追いきれないので、こちらでは観られないような映画類を探すことになる。WOWOWとか。日本の古ーい映画のチャンネルとか、、、

何年も前から気になっていて、こちらでの公開(たとえマイナーでも)もあるのかな〜と思ったけれど、全くその気配が無かった映画がジョン •ウー監督の「太平輪」=「The Crossing」。
大作だ、との前宣伝とアジア豪華キャスト、そして映画の予告編まではよかったのに、公開された映画の様子はとんと耳に入ってこなかった。香港でオープンしたのは知っていたけれど、日本でもやったのかしら、、?
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で、やっとこさ観たのだけれど、なるほど前後編に分けての編集だったのか。これは「レッドクリフ」もそうだったね。ジョン•ウー監督がこういう歴史大作ものを創りたい、というのは解るのだけれど、パート1を観て「長い、、、」と思ってしまった。そもそも映画の最初の段階での宣伝文句は、アジアのタイタニック」みたいな、壮大な船の事故を扱ったストーリーかのように 聞こえてきたのだが、これは中国内戦の話なのだ。(国共内戦)

中国軍として日本と戦っていた同志たちが、その後 国民軍と共産党軍に立場が分かれる理不尽さ、前半はひたすらこの内戦の中、3組の人間模様が描かれる。国民軍将軍のイーファンと銀行家のお嬢さんだが奔放で気丈なユンチェン、台湾の医師で戦争中は日本軍として軍医をしていたザークンと学生時代からの初恋の日本人娘の雅子、そして家族配給を受け取るためにその場しのぎの偽家族として写真におさまったターチンとユイチェン。3組のすべtに共通しているのは、「また会える時を待っている」。

まあ、パート1&2で4時間以上の大作なのだが、う〜ん、率直な感想は、「映画としての作りが古い」かな、、、、時代設定とかでは無く、お涙頂戴が予測できたり、船の周りのかもめが明らかに合成だったり、戦闘シーンは大迫力で凄いのだけれど長い、、、次の動作を予測できてしまうようなシーンとか。関ヶ原を1分で終われとは言わないが、(真田丸) あんなに引き摺らなくても描けたと思うなあ。

この映画を楽しみにしていたのは、何と言っても金城武さんだ!!もう何年見ていなかっただろう?40代になった金城さんを見たかったのだ。そして金城武と言えばやっぱりアジア圏マルチリンガルを無視してはいけない。さすがはジョン•ウー監督、そこは外さずに、ここでも北京語、台湾語、日本語のセリフを駆使しての良い役です。この6人が物語の中で縁がつながっていくあたりのストーリーはうまく作られているので飽きるということはなかった。

こういうストーリーはむしろ小説として本で読むのが良いのかもしれない。その方が細かい心情描写とかもできたかもしれないね。それか映画というより、5夜連続ドラマみたいなミニドラマシリーズとして。その方が合ってるように思う。実際、中国の国共内戦の事はちゃんとは知らなかったしね。毛沢東と蒋介石で戦って、蒋介石が今の台湾をつくったみたいなことしか、、、、
もちろん役者たちはみんな素晴らしいし、作品としてはなかなか見応えはあるので、何年も経ってから観られたのは嬉しい。

舞台ものでよかったのは、グローヴ座のハムレット!男優と女優がごっちゃになってのキャスティング!私は本来こういうのって苦手な方なのだけれど、とりあえず見始めたら目が離せなくなってしまった。
ハムレット、レアティーズ、ホレイショーは女優が演じ、オフィーリアは男優が。でもこの男役の女優さん達、特にハムレットの滑舌とセリフのリズムの良さはもう天下一品だ。セリフを聴いてしまう。

ハムレットは日英語合わせて12−13本観ているけれど、やっぱり英語でのセリフのリズム感は翻訳じゃ出せないのだ。リズムで書かれたセリフなのでどんなに長くても流れが良くて聞きやすい。滑舌がよければ尚更だ。これは原語でないと解らない、シェイクスピアの大きな魅力。グローヴ座は野外劇場なので、芝居の進行につれて自然光も変わってくる。周りをぐるっと観客が取り囲んでいるので、その雰囲気だけでも実際のシェイクスピアの時代の芝居の雰囲気だ。
 気がついたらずっと観てしまった。本当に面白いハムレットだった。 

なんとか毎日30分2回のワークアウトは続けている。昨日の朝はISUのスケーター達のトレーニングを配信ということで、スイスのステファン•ランビエール氏のトレーニングがあった。最初の30分はなんとかついていけた、でも後半は本当にスケーターに必要なジャンプテクニック用のトレーニングのようで、流石にムリ、、、こういったトレーニングのメニューは大体似通っているので、私がいつもやっているのと同じようなものも多い。どこを、どう使うという説明もステファンはとても穏やかな口調なので、キツく感じない。(でも内容はキツイのだが、、、)島田高志郎君やソチ金メダルのトランコフ&ヴォロソジャール等、何人かとZoomで繋いでのトレーニング。宇野昌磨くんはいなかったけれど、氷に乗れない間、こんなトレーニングで鍛えているのだろう。

本当に、みんながまた通常の生活に戻れる日が早く来ますように。一応来年に延びた東京オリンピックだって、本当にまだ解らないし、アスリートの皆さんにとっては人生の計画が狂う位のダメージだと思う。こうして家にいると平和で静かだから私は今のところむしろ毎日を楽しんでいるけれど、これを元に戻すのは本当に何年もかかるのだろう。生活も、経済も、、、、、日本には何時いかれるだろうか、それまで両親は生きててくれるのだろうか、、、二人とも90だ。

今日はエリザベス女王の誕生日。94歳になられた。ロックダウンに入ってから国民に向けてのメッセージを下さったけれど、本当に女王の一言がこの国のどんな言葉よりも威力を持つ。彼女無くして英国は同じ英国ではいられない。相変わらずお元気の様子。まだまだ英国民の支えになっていて欲しい。この後には本格的なブレグジット後のイギリスが待っているのだし、、、
 


先週末はびっくりする程暖かくて20度になったりしたのに、また寒くなってしまった。花や鳥もなんだか混乱している様で、週末に運河沿いを散歩したらまだ白鳥がいて、暑そうだった。
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桜もボンボンの八重桜が咲いたらもう最期、、、今年はあんまり見てもらえなかったね。でもまた来年も咲く。誰も歩いていないので写真を撮りやすかった。良いお天気の週末で、おまけにイースターだったからテレビでもラジオでもとにかく「出歩かないでください!我慢してください!」と連呼していた。

毎日それでもなんだかあっという間に過ぎていく。とりあえずアラームをかけなくて良いのは本当に幸せ。寝坊する日もあるけれど、まあそれなりの時間には起きる様にしている。日課としてはお昼前にサーキットワークアウトを30分と夜にピラティスを40分。これは何があってもやろうと自分を戒めている。すっかり鈍って太ってしまっていたから最初の3−4日はキツかったけれど、筋肉痛を通り越して筋力が戻ってくると今度は多少きつめのほうが気持ち良い。怪我しない様に続けよう。

多分このロックダウンで、今までレンジでチンする食事をしていた人達が、家庭料理を作り出したりしているはずだ。 お料理やお菓子作りをやっている人は多いとみた。かくいう私も今日はちょっと久しぶりにケーキを焼いてみた。以前、パン作りに凝った時は「もうスーパーでパンは買わなくていいや」とまで思っていたのだけれど、やっぱり仕事が忙しくなってきて、材料費や手間のかかる時間を考えると、パンなんて買った方がずっと早いし安い、ということで今はすっかりやめてしまった。

せっかく毎日のワークアウトで身体を絞ろうと思っているので、私がではなく、彼の食べたいものを作ることにした。最近彼が気に入ってコーナーショップで買っていたのがMadiera cake。マディーラケーキとパウンドケーキと、マフィン、、、どれも材料は同じだ。何が違うと言われても実はよくわからない。でも材料の配分や混ぜる順番が微妙に違う。マディーラはポルトガルなので(本土から南西の島)要するにカステラの事をそう呼んでるのかと思っていた。でもこれは間違いで、れっきとしたイングリッシュケーキなのだそうだ。昔はマディーラワインと一緒に食べていたことからそう呼ばれるようになったとか。 

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我が家のオーヴンは温度音痴だ。なぜか温度の調節ができなくなってしまって、よくこれでパンを焼いていたものだと思うけれど、慣れると扱いのコツがわかってくる。でもちょっと焼き過ぎたかなあ〜。どうしても高温になってしまうので、もっと下段に入れてトップにホイルを早めに被せればよかったな。次回は早目にチェックしてホイルで保護しよう。それでも焦げかけのところはうまく刮いだので、出来上がりは上々。
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彼様なので、喜んでくれたからまあいいや。夜までに彼は半分食べてしまった、、、! 

日本もやっと緊急事態宣言とやらになったそうだが、どうもまだ対処が甘いんじゃないのかなあ〜〜、、、?第一、飲食店が空いてるなんて信じられない。レストラン、カフェ、パブはこの国でも真っ先に閉まった。まだロックダウン宣言が出る前だった。日本ではやたらと「3密」と言われているけれど、もっと大事なのはSocial distanceじゃないのかな。

ヨーロッパでも全米でも(日本以外)とにかく基準は「人から離れる」事だ。うつらないためには近づかない。普通に喋るときに飛ぶ唾液の飛沫は1.5mくらいという事で、とにかく人から2m離れる。これが徹底的な基準だ。だからそれを元にできる仕事を限定している。理髪店やマッサージサロンの様なところも当然アウトだ。スーパーのレジも2m間隔で並ぶ。小さな店は店内の人数を制限していて、外で待つ人たちもこれまた2m間隔で並ぶ。その代わりマスクをしている人はほとんどいない。最近はたまにいるけれど、みんなマスクするより2mを厳守している。

在宅でできる仕事はテレワーク等でするとして、それができない職種の場合、この2mの距離が保てるか、で決まってくる。私の仕事はオプティシャンだ。距離を保ってメガネを販売したりコンタクトレンズをオーダーしたりする事はとりあえずできる。ただ、クリニックに予約がないと当然職場の売り上げにならない。そうなるとボスとしては私たちに給料を払えない、という事で彼は閉める事にした。本来は医療機関に属するので、緊急の目の検査等、病院外来の負担を軽くするということにも貢献できるのだが、目の検査というのはかなり顔を近づける。眼底検査は直接目の中を覗き込むので、ちゃんとした医療用のマスクが確保できないと無理だ。 幸い政府は臨時休業のフルタイム社員には給料の80%を保証してくれている、これは3月分から適用されるので、かなり苦しくはなるけれど食いつなぐしかない。まあ、外に出ないとお金も使わないので、案外何とかなるのかも、、、

まさかのコロナ感染で一時はICUに入ったボリス•ジョンソン首相も無事退院したので、少し休んだらまた現場復帰してくるだろう。彼の署名入りの手紙がきた。これはイギリス全戸に送られたもので、ロックダウン中の必要情報、何がよくて何がだめか、手洗いの順番などが書かれた小冊紙と一緒に届けられた。
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日本の方が本当に心配だ。まだ死者数こそ少ないものの、感染者数が倍増し始めている。これが始まると死者数もあっという間に増えてしまう、、、?安倍首相のやり方はどう考えても危ないとしか思えない。一般の人たちに危機感が何処まで浸透しているのか。 していたとしても、なんの保証もなければ仕事は閉められない。行動自粛と金銭の保証はセットじゃなきゃ成り立たないはずだ。

まあ、遠い国から心配したところでどうなるものでもないので、とにかく今は自分に出来ることをやって、せっかくの時間を有効に楽しく使うこと。お金のことさえ何とかなれば、私としては、結構毎日好きなことでできて楽しいというのが本音だ。もう仕事に戻りたくなくなってしまうかも、、、、 

日本の映画で去年気になっていたのが、蜷川実花監督の、「ダイナー」だ。予告だけはyoutubeで見ていたのだけれど、実花さんは画面も役者もとにかく美しく撮る人なので、ハードな中にも(殺し屋専用のレストランらしい)美しさとカッコ良さが垣間見えていた。そしてキャスティングの顔ぶれが何といっても楽しみだった。
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藤原竜也くんがまだ10代の時に、その才能に嫉妬してからずっと応援している私としては、 どうしても映画での藤原竜也がいつも役不足に感じてしまう。深作欣二監督の「バトル•ロワイヤル」と三池崇史監督の「さぶ」以降、どうしてもアイドル売りっぽかったりマンガチックだったり、もちろんそれでも目を引く演技をしているのだけれど、彼はやっぱり「生かされて光る役者」なのだと思う。彼が生きる本を与えられて、自然に持っている演技力を引っ張り出す様な演出に出会うと、底力を発揮する。だから、蜷川幸雄という演出家は藤原竜也という役者にとって特別だったのだろう。

自分自身の人生を持てないでいるかな子(おおば かなこで大馬鹿な子)は一目惚れしたメキシコの街に行くお金を調達するためにやばいバイトに引っかかり、命と引き換えに、殺し屋専門のレストランにウェイトレスとして放り込まれる。レストランのシェフ、ボンベロは元殺し屋だったのを、前オーナーのボス、デルモニコに拾われ、足を洗って天才シェフとしてレストラン「Diner」を任されている。シェフが元殺し屋なら、ここにくる客も全員が殺し屋、という世界。

とにかく実花監督の絵は色のこだわりが凄い。1カットの中の色のバランス、それぞれの色の配分が彼女らしいというか、特徴的だ。これは写真家としての蜷川実花が、初期の頃から誰とも一線を引いた色づかいの絵を表現して認められてきた、彼女の武器と言ってもいい。そして、背景の絵も、役者たちも美しく彩られている。髪型、メイク、衣装全てにおいて乱れても美しい絵になる様に。

主演は藤原竜也と謳っているのだけれど、ストーリーの主人公はかな子だ。演じている玉城ティナさんはモデル・アイドル系の方の様で、確かに滑舌も巧くはないし演技力は弱いけれど、その表情が絵になった時にパワーがある。これがモデルさんの持つカメラに向かう力、というのだろうか。可愛いなあ〜〜、、
初めは自分の人生、存在をほとんど感じさせないキャラクターだったのが、「ダイナー」で目の前に繰り広げられる血みどろの場面を潜り抜けるにつけ、どんどん芯が太くなっていく。

どうしても見ていると蜷川幸雄さんを思い出してしまう部分も多い。亡き親分、デルモニコの肖像は蜷川さんご本人のが使われているし、少しだけ回想で登場するシーンでは、井出らっきょさんが演じている。らっきょさんは蜷川さんの舞台にも出演しているし、稽古中に蜷川さんの物真似をしてご本人に「それは俺か〜?不愉快だなあ〜」と苦笑いされていたりした。本当にそっくり!ボンベロの「俺を見つけて育ててくれたのはデルモニコだ」は素敵なトリビュートだし。

小栗旬演じるマテバが殺されているシーン、まずキレイな花に彩られた水面が映り、私はその瞬間にミレーの「オフィーリア」の絵を思い出した。そうしたら次にはまさにオフィーリアよろしく水面に浮かぶマテバの死顔が、、、、かな子が死を意識することでどんどん強くなっていく様は「ロミオとジュリエット」のジュリエットの様だったし、意図してか、無意識にか、やっぱりお父様の血を実花監督の中に感じた。

武田信治さんは、もうクレジット見るまで誰だか解らなかった!!ぶっ飛んだ役は結構うまいんだよね。本当はこの人ももっと観たい役者だ。やっぱりぶっ飛んでいた90年代のドラマ「チャンス」とかも面白かった。ちなみに彼が演じた大島渚監督の「御法度」での沖田総司は、大河「新撰組」での竜也くんの沖田総司と並んでダブルベストだと思っている。

お年を全く見せない真矢みきさんの迫力は、やっぱり元宝塚男役!片眼のカラーコンタクトといい、実花さんのセンスが光ります!ぐちゃぐちゃでも、血だらけでも、とにかく美しく、それでいて実はかなりハードボイルド!

藤原竜也さんをカッコ良く魅せることができるのは、やはり昔から役者としての彼をよく知ってのことだろう。絆というか、確固たる信頼感が画面から伝わる。舞台で見る彼は黙っている時の表情だったり動いていない時の背中から感情が見えてくる様な演技をする時があって、それをカメラで拾うのはなかなか難しいと思う。私が映画での藤原竜也に今一つ「違う」感を感じるのはそのせいかもしれない。一見浮世離れしたこのストーリーの中で、ボンベロのかな子を見る目が少しずつ変化していく。実花さんは美しくそれを撮ってくれている。だから、最後のシーンのボンベロの安らいだ表情での抱擁はそれまでの派手な色使いの血飛沫舞い踊る場面から打って変わって自然色に見えるのだ。

監督デビューの「さくらん」から蜷川実花監督の映画は見ているけれど、どんどん良くなっていく。これは元々が漫画という原作があっての作品だけれど、もっといろいろなジャンルの作品を撮れる監督になってくれると嬉しい。

普段は娯楽映画はあまり興味がないのだけれど、面白かったね。ずっと白の衣装だったボンベロが、最期にメキシコのかな子の店に来た時には黒の衣装だったのも印象的だった。白のロングの衣装はローブの様で、「キリストか」と思うと、最後の衣装は「神父か?」という感じ。

そういえば小栗旬さんの太宰治の作品もあったはず。太宰も「人間失格」も、どちらかといえば嫌いなのだが、観てみるかな、、、、

 


イギリスがロックダウン状態になってはや10日。 早くも4日目にしてテレビが死に、仕方がないので急遽ネットでオーダーした。2日で届いたのはよかったのだが、どうしても音が悪すぎる。いくらフラットTVでも音が完全にひび割れしているので、あれこれ設定を変えて試したのだが、どうしても音量を少し上げると耐えられない。結局片方のスピーカーに問題があるとわかったので、交換してもらう。

この電話がつながるまでに20分、話している間に電話の向こうのエンジニアが倉庫やデリバリーの状況を確認するのに15分、再オーダーの他に、不良品の方をピックアップしてもらう手続きも必要で、なんだかんだとこの取り替え手続きで1日使ってしまった、、、、!

ロックダウンでもネットショッピングはできるので、昨日新しいテレビが到着。午後には返品の方も引き取りに来てくれて、無事完了。デリバリーの人たちは大変だろうな。倉庫で働く人たちも。配達の時は、普通ならドアを開けて品を受け取り、カードにサインして「ありがとう!」となるのだが、 Social distancing(人同士の社会的距離)が徹底されている今はちょっと様子が違う。

ドライバーはベルを鳴らすと、品をドアのところに置いて2m以上離れる。 受け取った方は、サインする代わりにドライバーに名前を告げ、目の前でドライバーが「配達された、」と記入、あるいはスキャンするのを確認。軽く手を振って「ありがとう」だ。お互いに2mより近づかない。

10日も経つと、何だか慣れてくるもので、一時のパニック買いはもう収まっている様だ。品薄ではあるけれど、スーパーにはトイレットペーパーも卵もある。お野菜がちょっと少ないかなあ〜。行く時間帯にもよるのかもしれないけれど、、、、小さな店だと店内の人数をコントロールしていて、外で待つ人たちはこれまた2m間隔で立つ。レジも同様。

とにかく静かだ。生活の音=朝は学校に行く子供たちの声、沢山の車の通る音、どこかで工事している音や道で話す人たちの声、、、そんな生活の音が全くしない。1日1度、散歩やジョギングに1時間程度外に出る人たちも、ゆっくり散歩したり買い物に行ったりするだけで、他にどこへ行く当てもない。

とにかく静かなので、今日が何日の何曜日なのか、今が何時なのかもよく解らなくなってくる。 クリスマスの時だって街は静かになるけれど、代わりに家族や友人たちが集まっての楽しげな声が響いてくる。それがない。3人以上のグループで集まるのはいけないので、(同居している人は良い)人の話す声も響いてこない。静かに、それでも何だかあっという間に毎日が過ぎていく。

良い機会だから、またサーキットトレーニングやピラティスに励もうかと少しずつ始めた。仕事をしていると、夜にはぐったり疲れてもう運動する元気も無くうたた寝してしまっていたのに、今は毎日が夜眠れないくらいにエネルギーが余っている、、、「これはどんどん太る!!」という危機感のもと、ちょっとまた真剣に頑張ってみようかと思います。

あちらこちらの劇場ライヴがネットで見られるので、ちょっとリストを作ってみた。これに日本のテレビ番組、そしてアマゾンのプライムヴィデオ、毎日ちょっとづつやっていた携帯ゲームもちょっとスキルを伸ばそうか、とやり込み始めてしまった。暇かと思ったけれど、実際にはする事って山ほどあるもんだ。

私の辞書に「退屈」という文字はない、とこれはもう昔から思っている。いつでも何かしら興味を持つ事を見つけてしまうのが私の特技。 うちの彼は私とは違ってあまりあれこれと興味を持っていろんなことをやるタイプではない。テレビの前に座って退屈そうにしているのは、すっかり「爺さん」だ、、、困ったなあ〜〜、、、、一緒にエクササイズとかして面白いと思う事を共有できる人と一緒になるべきだった!!(後悔先に立たず、、、??)まあ、ホリデーに行くでもなく、こんなふうにずっと一緒にいるなんてなかったから、不思議な感覚だ。年取ってリタイヤしたらずっとこんな感じなのか、、、!!??

きっといろんな家庭でもそんなふうに思っている事だろう。両親が仕事していたり、ティーンエージャーの子供たちは 親より友達優先だろうし、家族がずっと毎日一緒にいるなんて、実はあまり無いなんじゃないだろうか。

こういう時に、イギリス人の独創性が生まれてくる。みんないろんなことを考えて、面白いビデオを投稿したり、暇に任せて新しいことを試してみたり、とそれぞれに時間を活用している様子が毎日目に付く。そのうち大発見や大発明が生まれるんじゃないだろうか。

この制限生活を戦時中と比べる意見もあるけれど、少なくとも爆弾は落ちてこない。胸を裂く様な警報も鳴らない。ただ、終わりが見えないのはこれからどう影響していくのだろう。 まだ10日目だから休暇気分でもいられるけれど、これが数ヶ月になったら、、、??家にいることで精神的に影響したり、家庭内暴力が発覚したりするケースもある様だ。少なくとも毎日ネットで何かしら面白いことを見つけていればとりあえずは何とか楽しめる。今できることをポジティブにやっていこう!!
 

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