見つけもの @ そこかしこ

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November 2019


天下のBBCが日本の俳優を主演にドラマを創った。

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以前から何度も言っているけれど、BBCやITVが力を入れて制作するシリーズ物のドラマは本当にクオリティーが高い。「日本でもこんなドラマを創る局はないのかい、、、!?」といつも思っている。
そうしたらなんと、日本の役者を起用したドラマをやっているというじゃないの!私は最近あまりテレビを観ないので、いつもなら予告とかで気づくはずが全く知らなかった。「先月やってたわよ」と友人に教えてもらってBBCのiPlayerという見逃しサイトでチェックする。

日本サイドの主要キャストに平岳大、窪塚洋介、本木雅弘 ら。ヤクザがらみのストーリーだといつもはなんだかよくわからない日本人もどきの俳優が出てくることが多いのだが、しっかりと活躍している日本人俳優がキャスティングされている。

ロンドンで男が殺されて事件は始まる。、日本の刑事、 モリ ケンゾウ(平岳大)は事件に使われた武器が死んだはずの弟に関係がありそうだと報告を受けて、真相の解明にロンドンにやってくる。弟のユウト(窪塚洋介)はいつしかヤクザと関わりを持ってしまい、2年近く前に組長の甥を殺したことで追われているうちに死んだと断定されていた。(遺体は上がっていない)

イギリスの警察より先にユウトを探し出して日本に連れ帰る為に行動を始めるケンゾウに、ロンドン警察の女性刑事や情報収集に協力してくれるロドニー等、日英の俳優たちがバランス良く配置されている。びっくりする程日本語のセリフも多いので、半分は英字の字幕が入っている。東京とロンドンの闇社会を描いていると同時に、それぞれの家族や元恋人など、様々な人間関係が入り込んで、ただのヤクザものじゃない奥の深い作り。

全8話なので3日間に分けて観た。アクションや暴力シーンもかなりの迫力で、痛いくらいに残酷だったりする。話はどんどん展開し、ケンゾーとユウトの家族達が女達(母、妻達、娘)のストーリーをきっちり作っている。出てくる人たち全員にそれぞれのストーリーがあり、それが交錯して話はどんどん見えなくなる。サスペンスの作り方が本当に巧妙だ。

俳優たちがみんな個性的。特に窪塚洋介さんが凄く良い役だ。彼は台詞回しがあまり巧い役者じゃないんだけれど、画面に出てくる演技はとても繊細で良い。平さんの方が表情少なめでちょっと無骨な感じかな、お父様の平幹二朗さんは愛くるしい目をキョロキョロさせて演技に幅をつけていた役者さんだったけれど、、、、あまりかっこ良くない中年刑事で弟に振り回されているっていう感じはすごく出ていて正解なのかな。ラヴシーン向きの役者さんじゃないような気もするが、、、、、?

ロドニー役のWill Sharpeがすごく良い。彼は日英ハーフだそうだ。女性刑事=サラ役のKelly Macdonaldはスコッツの女優さんで、実はスコットランド訛りの英語って何故かあったかく聞こえるんだよね。テレビ番組のプレゼンターにスコッツの人が多いのもそのせいかも。日英の比重が同等で、むしろこんなに字幕の多いドラマでいいのか、、と思ってしまうくらい。トレーラーはこちら



これはぜひ日本でも、、、と思ったらNetflixでしか放映されないの、、??それはもったいないでしょう〜〜!!こういうドラマこそゴールデンタイムに日本の視聴者に見て欲しいよ。みんなあんなに頑張ってるんだから。ヤクザの親分役の本木雅弘さんも良いよ、こんな役ができるとは思ってなかった、、、、
私がこっちにいるせいか、全く知らなかった日本の役者さん達もみんなすごく良い。日本のドラマもね、事務所の力とかスポンサーとかじゃなく、力のある役者たちをもっと起用して欲しいよね。

日本公開はまだということなので、ストーリーのネタバレは控えるとして、でも見応えある。8話でどう落とし前がつくのかと思ったら、なんだか最後が終わってない、、、??「え、、?これで終わりなの?何か解決した、、?」と思ってちょっとモヤモヤしているのだが、よーく見てみると、「Series 1」って書いてある。「Series 1 Episode1~8」って、、、

ということは、またシリーズ2があるということなのかな?だってそうじゃないと話が終わってないよ〜〜?まあ、ああいう終わり方っていうのもアリなんだけど?そういうドラマもあるしね。結末は付けないっていう、、、バイオレンスドラマじゃなくて、ちゃんと人間達を描いているのがクオリティー高い。ぜひオススメ!!って、なんでNetflixでしかやらないの〜〜??


 


すっかり中盤に入っているスケートのGS、やっぱりユーロスポーツは放映権を失ったようで、先週と今週はホリデーなのでyoutubeのライヴストリームが観られている。羽生選手とネイサンがぶっちぎりなのはもう予想できたけれど、他が面白くなっている、、、

フランス杯での宇野昌磨選手の崩れっぷりには驚いた、、、JOの頃は振り付けて間もなかったからこれからかな、、と思ったけれど、フィンランディア杯の時も軸ズレジャンプが目立ったし。コーチコーチっていう声が騒ぎ立てているけれど、やっぱり一度きっちり修正してもらって、精神的にも大丈夫なんだろうか、、?それにしても彼は本当にパンクをしない選手だ。怪我をしそうな勢いでビッターン!と転ぶ姿は本当に見ていて胸が痛くなるけれど、それでも回ろうとする姿は変わらないね。前にユーロスポーツの解説もその点を誉めていたっけ。2年前のワールドでの転倒演技の時だ。「彼は絶対にパンクしないで回りきる。このジャンプに対するコミットメントは他の選手たちも見習って欲しい」と。

それにしても演技後の声援のすごかったこと!泣き笑いで手を振る昌磨君の心にきっと届いた、そんな顔をしていた。でもこれだと今年はファイナルは行かれなそうだ、、、シニアデビュー以来初のGPS台落ちかあ〜、、、もちろんそれは今までの成績が凄いんだけど、やっぱりここで立ち直って欲しい!でもガラでの昌磨くんはとても良い顔をしていたので、きっと修正してくる気がするね。ガラでのThis townは数年前よりずっと良くて、フワフワと小さな天使のようだったね。次は頑張れ!!

今年の坂本香織選手のプロが好き!ショートもフリーも凄く良いね。かっこ良いよ〜!シニアデビューでいきなりオリンピックに放り込まれて、本当にメキメキ成長していく。美人顔ではないな、、なんて思っていたけれど、ぐっと綺麗になってきたし。ザギトワVSコストルナヤはこれからも見ものになっていくね。もちろん4回転を飛ぶシェルバコワ選手、トルソワ選手のほうが技術点は出やすいかもしれないけれど、PCSのほうはまだ「高すぎるなあ〜〜」としか思えない。でもザギトワ、コストルナヤはこれからもっともっと完成度でも上げてくるだろう。

まだ若いのに、コストルナヤ選手はきっちりとスケート全般を長期間に渡って視野に入れているところが凄い。高難度のジャンプに加えてコストナー選手のようなスケートを会得していったら、凄い選手になりそうだね。ザギトワ選手がまさにコストナー路線を行きそうな気がする。

男子はフランス地元のエイモズ選手とサマリン選手がよかった!今年はサマリン君、来るかなあ〜〜!久しぶりにヨーロッパらしい選手だ。元々フィギュアスケートはヨーロッパの選手達のものだったんだよね、アジア系に負けずにまたスタースケーターが出て欲しいものです。

ロシアのシニアデビュー3人組の中でちょっと心配なのがシェルバコワ選手だなあ〜〜、あの身体は摂食障害か疲労骨折が待ち受けてる気がする。今日の中国杯でも当然のように優勝したけど、なんだか観てて痛々しい感じだった。宮原さんのプログラムが本当に素敵、どうしてもジャンプが刺さっちゃうのが惜しいなあ〜、何度も観たいプログラム。4回転を抜きにしたら、ザギトワ、コストルナヤ、宮原、坂本選手あたりでこれからもしばらく戦っていくんだろうな。

どこへも行かずにただ休んだだけの2週間ホリデーも明日で終わり、でも6週間働けばもうクリスマスになる。もう1日有給も残ってるし、ここは年末に向けてもうひと頑張りだ。本当に早いなあ〜〜
F1は早速ルイス•ハミルトンがチャンピオンになったし、ミューマッハの持つ記録を破るかもしれない。本当に大人になったなあ〜〜

すっかり寒くなってもう昼間でも気温一桁。これあらがどんより暗いイギリスの冬、、、、、








そう、今頃はやっとの事でこの国はEUから抜けてハロウィーンと共に新たなスタート!になるはずだったんだよ、、、、3月に離脱が伸びた時は、「これで本当に最後の6ヶ月」と思っていたのに、今また3ヶ月延びて、しかも12月には総選挙。

総選挙でどうなるっていうのよ〜〜?一般人はますます解らなくなってるよね。今の保守党内閣がこの3年半でEU脱退をきちんとリードしてこられずに、ひとまず延長してブレグジット率先者だったボリスを首相にしてなんとか新たな合意案で通そうとしたけれど、結局否決されて。でもだからと言って労働党に確固たる戦略があるとはとても思えず、いまだにブレグジットを阻止しようと叫んでいる自由民主党は内閣として舵取りさせるほどの信頼は取れない。 ここで総選挙は本当に大混乱を招くんじゃないかな。伸ばせば伸ばすほど一般人は混乱する。この総選挙は本当に大事な選択になるのに、みんな本当にどうしたいのか??

今の状況に必要なのは、ちょっと独裁力のあるカリスマリーダーだ。「俺についてこい!必ず良い国にしてやるから!」という勢いにみんなが乗っかっていくしかない、、、、でもイギリスの人たちは「みんなで流れに乗る」のが嫌いなんだよね、、、、だから必ず別行動したがる人達がでてきて、ディベイトを聞いてる分には面白いけれど、まとまらない。日本人はそういうところ、元来が農耕民族だから一致協力して乗り切るのがうまいのだ。災害後の復興作業とか、「決めたらみんなで守りましょう」の空気が強い。

日本に行って以来馬車馬のように働いてたけれど、今週と来週は休みを取った。2週間あるのにどこにも行かないのはこの30年で初めてかも、、、?スイスに友人のところ、とも思ったし、最近バルセロナ近くのリゾート地で働き始めた友人もいるし、果てはフィギュアのフランス杯のグルノーブルへ、、、とも考えはしたけれど、結局何も決めないまま休みに入ってしまった感じ。でも毎日アラームをかけなくて良いってそれだけですごく嬉しいな。家でダラダラして、ちょうどスケートがシーズンだからライヴで観られるしね。

ところでスケートのライヴ放映といえば、今まではEurosportsがほとんどライブも抜粋もガラもやってくれて、いつも録画しておけたのに、今年のGPSはユーロスポーツでやってない!!??

スケートアメリカの時に録画されてなくて(フィギュア番組は自動的にピックアップして録画するように設定してある)「あれ、、?」と思ったのだけれど、次のスケートカナダもないし、今週のフランス杯も、、、、ウッソでしょう!!私がケーブルテレビのパッケージの中で一番高い料金を払ってるのは、Eurosportsが入ってるからなんだよ、、、??スケート見たいから、と言っても良い。なのに放送がないんだったら、もっと安いパッケージに変えようかな。

仕方がないからライヴストリームから録画されたものをYoutubeで見ている。幸いほとんどのプログラムが見られるけれど、やっぱりライブだとKiss&Cryでの様子とか順番を待つ選手たちのつなぎの時間も入っていて「大会だ〜!」という空気感が違う。GBの解説者達も私は好きだしね。本当にもうやってくれないのかな〜。いくらなんでもヨーロッパ選手権や世界選手権はやってくれると期待したい。

今週と来週は休みだし、フランスとは時差も1時間だからライヴストリームで観られる。
とはいえ、やっぱりライブは心臓に悪いよなあ〜〜

フランス杯が始まったけれど、宇野昌磨選手は低迷してるなあ〜〜、、、、先週の羽生選手は本当にもう神の領域のような勢いだったから、余計に昌磨君を見ていて悲壮感を感じた、、コーチ不在はやっぱり大きいと思うな。フィンランディア杯からジャンプがどんどん崩れてるし、スピンやステップもレベルが全然取れていない。あれから3週間あったのに向上してないのが気になるなあ〜〜。フリーばっかりやってきたんだろうか、、?やっぱりジャンプとメンタルにコーチは絶対に信頼できる人が必要な気がするよ、まあ、そんなことは私が言うことじゃないとは思うけれど。

今季は羽生選手とネイサンの2大独壇場かな、それと今日のサマリン選手も素晴らしかった!ショートは彼の方がネイサンより上かと思ったんだけどな、、、ショートでこの二人と20点も空いてしまったから、フリーでどれだけ頑張ったとしても昌磨君は台に乗るのがやっとか、、、今年はファイナル厳しいかも。

それにしても羽生くんの今季の素晴らしいこと!! 本当にこのままもっとあの二つのプログラムを完成させて、最後には4Aも入れて頂点に立つんじゃないかと思える。完全に別次元の宇宙にいる感じだね。本当にこの先、あれ以上のフィギュアスケートを観ることは10年は無いんじゃないか、と思ったよ。

さて、夜には女子のショートか、、、今週と来週はライブでスケートに付き合いますかね。
 

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