見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

August 2017

The Tempest ー21世紀のシェイクスピア


本当は蜷川さん追悼公演のマクベスを観るつもりでいたのだが、日本に行く2週間の休みを取れる時期が折り合わず、結局マクベスは諦める事になってしまった。
で、代わりというか、久しぶりでバービカンでRSCのシェイクスピアを観ることにした。
22


このThe Tempestは本拠地のストラトフォードで上演された時から話題になっていて、インテル社の協力のもと、舞台全体が3Dのプロジェクターで 大掛かりな仕掛けが施されている。
シェイクスピアのThe Tempestは妖精たちや魔女の息子が出てきたり、魔術で嵐を起こしたりと、現実のは少し外れたファンタジーの世界観を持つ話だ。

弟一味の陰謀でミラノを追われたもと大公のプロスペローは、無人島で娘と二人で暮らしている、彼には魔術を操る力があり、妖精のアリエルを家来のように使い、裏切った弟やナポリ王の一行が乗った船が近くを航海していることを知ると、大嵐を起こさせて、一行を島へおびき寄せる。

実は前回この芝居を見たのは、レイフ•ファインズのプロスペローでトレバー•ナン氏の演出だった。解りやすい芝居だし、視覚的な見応えもあって面白かったので、今回のスペクタクルな21世紀のテクノロジーを駆使した舞台がどんなものか楽しみだった。

さて、あらすじ等は前回のこちらのブログを参考にしていただく事にして今回はちょっと省きます。この舞台、幕が開いた瞬間から「大掛かり」がやってくる。大嵐のシーンが、まず船の枠組みに大波、大風、と3Dプロジェクターで本当にリアルだ。そういえば前に観た「Lord of the Rings」も大掛かりな視覚装置でファンタジーの世界を描いていた。
Intel-TheTempest-9-x
よく観ると、アリエル(空気を司る妖精)の体の動きが3Dでプロジェクターに反映する仕組みになっていて、マジカルなパワーがいっぱいだ。次から次へと目を奪われるような壮大な世界が展開する。

tempest-gramafilm-3048-e1480372282729

そして途中でふと気づいた。「あれ、、この芝居って、もう少し面白かったんじゃないかな、、、」
視覚効果が大きいのは見応えあるのだが、逆に本来の芝居の持つ面白さがその分薄れてしまっているような気がしてくるのだ。

プロスペロー役のSimon Russell Bealeは実力派のベテランで、RSCの役者達は皆さん力量は確かだ。でもシェイクスピアらしい面白さが、なんだか薄れているような、、、これが演出の違いによるものなのか、、?
前に観たトレバー•ナン氏の演出では、魔術のシーンは仕掛けよりも、リボンダンサーやアクロバット的な宙吊りにダンサー達を使って肉体で躍動感を出していた。もともとシェイクスピアの時代には仕掛けなんてできなかったのだから、それを補うためにシェイクスピアは台詞を書いたのだ、それを役者がきかせる事で、観客にイマジネーションを与え、想像を膨らませていたのだ。

この舞台をシェイクスピアが観たら何というだろうか?まずびっくり仰天するに違いない。もしかしたら台詞を3分の1ほど削ってしまうかもしれない。(描写の必要がないかも)21世紀のテクノロジーのおかげでCGがどんどんリアルになり、だからハリー•ポッターシリーズも映画化することができたわけだし、エンターテイメントということでは本当に進化している。でも元々の「本」にあった言葉達がなんだか薄れてしまうような感じでちょっと疑問を感じる。

「言葉、言葉、言葉だ、、」とシェイクスピアが本に詰め込んだ幻想的でマジカルな世界観が、言葉から離れすぎてしまうのは芝居の面白さを奪ってしまわないだろうか••••
今回の演出は5年前からRSCの芸術監督をしているグレゴリー•ドーラン氏。前任のトレバー•ナンやピーター•ホール同様、シェイクスピアへの愛情を感じる舞台を多数演出している。元々はRSCに役者として入ったのが、後に演出に移った人だ。RSC以前から劇団を作ったりしていた人なので、役者としてよりも、舞台演出をやりたかったのかも。

このテンペストは観る価値は十分にある。こんなにもマジカルな世界を舞台に出せるなんて思ってもいなかった。だけど、私が好きかどうかという観点で見ると、実は前回のナン氏の演出の舞台の方が解りやすくて芝居として面白かったと言える。視覚が言葉を遮らない範囲でみせてくれていた。

こちらの感想←と比べてみてください。

 

オリンピックパークと歓声と、、、


2週間前に始まった世界陸上のロンドン大会。会場は5年前のオリンピックのスタジアム。あの夏は女王の戴冠60周年からサッカーのユーロ大会、そしてオリンピックと、夏の間中テレビをつけると いつもワーー!という歓声やざわめきが聞こえてきた日々だった。

今大会は初日に英国のモー•ファラーが10000mで金メダルを獲って盛り上がった。ボルトが短距離のスターなら、モーは長距離のスター。二人とも今大会で競技会からの引退を表明しており、二人が有終の美を飾る姿を観たいと、観客も期待している。

ちょうどスイスから友人が息子さんとロンドンに来たので、スタジアムで競技を見るわけじゃ無いけれど、オリンピックパークに遊びに行った。正式名はQueen Elizabeth Olympic Park

DSC_0852

この日は朝からだいぶ暗くて、絶対午後には雨になるとのことだったから、とりあえず傘を持って行った。せっかくの友人との再会、雨になるのは残念だけど、そこはロンドンなのだから仕方ないよね。ところが、、!降りませんでしたよ!!午後いっぱい風が少し強くなったりしたけれど、どりあえず雨は一滴も降らずにすんだ。実は私は昔から晴れ女なのだ••••
DSC_0855


スタジアムに隣接する芋虫お化けのような形のタワーはArcelorMittal Orbitという。上は展望台になっていて、ぐるりと360度見渡せる。東ロンドンからの景色というのは今まであまりなかった(というか初めて)ので、また違った角度から見るもの面白い

DSC_0860

この日の世界陸上は夜だけの競技日程で、昼間はまだ静かだ。隣のスタジアムも上から見られる。周りのパークには夏休み用の遊園地が出ているし、駅からの通り道には大きなショピングセンターがあるので、一日中でも家族連れで遊べる
ArcelorMittal Orbitの目玉は展望台から下までの螺旋トンネル滑り台だ。約30秒のこのスライドを体験するためにやってくる人は多く、私たちもやりたかったけれど、前日にチケットをネットで調べた時にはもう夜の7時過ぎまで売り切れていた、、、仕方なく、スライド抜きのチケットで行ったのだけれど、やっぱり一度やって見たかったかなあ、、、でもかなりみんな叫んでいたよ、、、

DSC_0868
スライドができなかったので、下りはエレベーターでなく階段で降りて来た。塔の周りを包帯で巻くようにグルグルと続いているのが階段。これが段差はかなり低いのだが、翌日ふくらはぎに結構キテいた。

屋台式のフードコートで軽く食べてからは、ボートトリップ。この周りは広範囲の自然パークになっていて、歩いてもいいし、自転車を借りて回ることもできるのだが、私たちはカナルボートにした。オリンピック以前のこの東ロンドンのエリアは全くもってひどい状態だった。このカナルや自然パークもなんと15年かけて綺麗にしたとのこと。

このボートのガイドさんは若い女性で、しかも生粋の東ロンドンアクセントの人。今時、こんなにローカルなガイドさんも珍しい。いかにも「地元です」という感じで、そう、本来の東ロンドンっ子というのはこんな感じなのだ、と嬉しい気分になった。今やロンドンの観光地はどこに行っても外国人ばかりだからね。チケット売りの人も、この後に乗ったベダロスの乗り場のおじさんも、ロンドン訛りのイギリス人だということが、本当に今時珍しいのだと痛感する。
DSC_0879

曇りだったけれど、お天気はなんとか持って、夕方は3人でショッピングセンターを少しうろつく。このころにはゲームを観にスタジアムに来る人たちが増えて来てセンター内は大混雑。でも楽しい1日だった

陸上の世界選手権はそれほど真剣に観ていたわけじゃ無いけれど、昨日は盛りだくさんだったね〜。まず女子の、そして男子の4x100mリレー。女子ではGBは銀メダル、そして男子は金メダル おまけに男子は日本が銅メダル!有終の美を飾る姿が期待されたモー•ファラーの5000mは惜しくも銀、そしてドラマチックな最後になったボルト選手の最終レース、、、、、、

アスリートの引き際は本当に難しいね。まだまだ一番でいられるなら今やめなくてもいいわけだし、でも「そろそろ限界か、、」と自分で思い始めたからこそ引退を決意したのに、周りはやっぱり有終の美を求めてしまう。銀メダルで本当に悔しそうな、絶望的な顔を見せたモーにしても、最後のレースを苦痛に顔を歪めてゴールできなかったボルトも、観ていて胸が痛くなったよ
嬉しいやら悲しいやらなんだか一日で盛り沢山だった。

今日で最終日かな。日本は競歩でもメダルを取ったんだね。今までちゃんと観たことなかったけど、ルールに沿ったテクニックをずっとキープして歩き続けるのは、途中で疲れたら歩けるマラソンよりきついかもしれない、、?

毎晩テレビをつけるとなんとなく聞こえていたウワ〜〜!、、という音、この音がなくなるとまた夏の終わりを感じてしまう。本当に早いなあ〜〜、ロンドンはもう秋の空気。




 

ダメだ、、、iCloud Lock


なんと、、、7月は一度しか書かないうちに終わってしまった、、、なんて早い
もう年々時間が短くなっていく気がする。だってもう8月ですわよ、奥様!!!

私の職場のボスは「フリントストーンかギャートルズ」と呼ばれても不思議じゃないくらいのIT音痴。今の世の中、オプティシャンだってコンピューター使って目の検査するし、眼底もカメラ撮影でプリントしたりする時代だっていうのに、ひたすら時間をかけて一人一人手作業で検査していく。もちろんそれが信頼されて沢山の家族が10年以上も来てくれるのだからそれは良いのだけれど、、、

職場にあるiPadはもっぱら私が遠近両用メガネのいろんな測定に使っていて、ツールを使っているレンズ会社からソフトをアップデートしてくれと言われていたので、家に持って帰ってきた。(職場にはインターネットの接続が無い

3年ほど前に私のところに来た時にはすでにソフトがインストールしてあって、私は連絡先リストを作ったり、コンタクトレンズの取り扱いビデオを 入れたり価格表を入れたりしていただけで、初期設定には関わっていない。で、アップデートしようとしたら、「iCloudのパスワードを入れてくれ」という表示が出てくる。最初はボスの奥さんが設定したようで、IDは彼女の名前の入ったメールアドレスなのだが、聞いてみると、「パスワードは全く覚えていない」という。しかもこのメールアドレスはとうの昔に使っていないので、メール自体のパスワードも解らないと••••

とりあえず不都合だから彼女個人のではなく新たに店のメールアドレスを作って、新しいiCloudのIDを作り、 iOSのアップデートもできたのだけれど、今度はやたらと「iCloudのパスワードを」のポップアップが30秒ごとに出るようになってしまった。調べてみると、最初に元々のiCloud IDからサインアウトしないとダメらしい。

なんとか試みたのだけれど、どうしてもうまくいかない、、、いっその事、ファクトリーリセットしてしまえばゼロに戻るだろと思い、とりあえず新しく作ったIDでiCloudにファイル類をバックアップし、ネットでリセットのやり方を探して、私の家のiMACに繋いで「全て消去」を試みる

できた! 完全にゼロからの立ち上がり、、、、、と思ったら、なんと!!最初のページに例のiCloud IDのポップアップが出て、そこには最初のメールアドレスがすでに入っている、、、抜けられない!!これを解決しないとこの先に一歩いや、1ページも進めない

これは、アップルが転売や盗品売りを阻むためにつけた、「元のオーナーがiCloudからサインアウトした状態にしないと新たな持ち主には使えない」という非常に強力かつ厄介なセキュリティーだ。
もちろん盗品の転売は止めなくてはいけない。でも家族や友人から譲り受けた、とかなら本人に連絡もできるけれど、誰かから買った後でもうその人には連絡がつかない場合には全く無価値の代物になってしまう

探してみると、これにハマった人はかなり多いようで、iCloud ID Unlockなる方法が説明されていたりするサイトもいくつかあるけれど、よくよく調べてみると結構怪しいらしい。特に£20位でアンロックすると言ってるサイトなんかは、下手すると詐欺だったりすると危ないよね。 ビデオでは、iPadのパネルをヒートガンでこじ開けて中の部品を操作するなんてツワモノもいたけれど、それはさすがにちょっと無理

ここは何としてでもボス夫人にパスワードをリセットしてもらうしかない。ということは、まずメールアドレスのパスワードをリセットして、そのアドレスでアップルからのiCloud IDリセットのメールを受け取り、サインアウトするしかないか、、、、
彼女ものんきな反応で、「パスワード、、、もう全然わかんないから、変えていいわよ」なんて言っていだけれど、これはやっぱりあなたの仕事ですよ!

何としてでも思い出すか、秘密の質問とやらに答えてパスワードをリセットしてもらわなくては、、今やこのiPadは無用の長物と化している。まあ、それでなんとか使えるようになったら、今度こそ職場にwifiを入れてもらわなくては、、、なんだか道は遠い気がするよ、、、、 
livedoor プロフィール
Recent Comments
Archives
  • ライブドアブログ