見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

May 2017


ちなみに日本語だとマヨルカ島と呼びますが、英語表記だとMallorcaMajorca があって、本来のスペイン表記はMallorca。でもバレアレス諸島をまるでイギリスの植民地のごとく、あちこちのビーチリゾートで飲み歩き、踊り回っては朝からイギリス式朝食を出すバーに入り浸るイギリス人ツーリストにとっての呼び名はMajorcaらしい、、、

散歩の合間に見つけたもの、レストランの横側の壁にこんな絵が、、、ハシゴは偶然じゃなくて、意図して立てかけてあるのかな、、?
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メインスクエアーのバーはもちろんリゾート地でも一番値段が高いのは当たり前。でもこのバーは雰囲気が気に入って(オーナーのおじさんがちょっとマッド、、)何度か通った
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店中の時計の文字盤が反転してるのに加えて、なんとトイレが、、、約10秒毎に照明の色が変わり、こんな水玉がグルグル回ったりするので、なんだか落ち着かない••••• おまけにこのトイレットペーパーホルダー、5つもあるんだけれど、一番上にはとても届きません!!
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でもここのバーのカプチーノが一番美味しくてカップも大きくてクリームたっぷりで、おまけに必ず小ぶりのマフィンが一緒に付いてくるのだった。(お代わりしてもまたマフィンが付いてくる)

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ビーチで文字通りの「砂の城」を作っていたアーティストのおじさん。かなりの手の込みようで、リアルだった。後ろでバケツも持っているのが作者のおじさん。写真だけ撮って知らん顔はないだろうと思って2ユーロ置いたら、とびきりの笑顔でThank you! って言ってくれた。

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アルクディアの街からビーチまで歩く間にあったササボテンが花満開で、去年テネリフェで見たときに「自然のサボテンの花は初めてかも」と思ったけれど、去年のよりずっと大きくてなんだか取って食われそうな勢いのある花だったので思わずアップで撮って見た
 
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Cala Boquerまでのハイキングの途中で出会った巨大な岩、私たちは「お化け岩と名付けた。よく見ると顔が見えて、ちょっとゴーストバスターズを思い出したので。 お化けというか、なんだか仙人のようでもあり、なかなかのキャラだったわ、この岩、、、、

というわけで、ちょっと短めだったけれど、初夏の地中海はやっぱりいいなあ〜〜。この島にはまた是非来たい。特に今回泣く泣く断念したSoller行きの130年来の電車の旅、次回は必ず行くぞ!!

それにしてもイギリスに戻って来たときのこの気温差がなんとも悲しいこと、、、、、 


やっぱり車を借りればよかったかも、、、道は運転しやすそうだし、島の大きさから見ても8日の間に一通り全体のエリアをカバーできそうだった。でもまあいいか、それは次の機会に、、、

ということで、滞在したポイェンサから近いところでAlcudia(アルクディア)へ行ってみた。
マヨルカ島の北側のアルクディア湾は島で一番大きく、ローマ時代にはここから内地に少し入ったところにPollentiaという街が作られ、この頃の遺跡が少しながら残っている。
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やがてpollentiaは(Pollensaとは違う)外からの侵略で打ち捨てられてしまうのだが、12〜13世紀に新たにアルクディアの街が作られた。ちなみにポイェンサ同様、海岸のリゾート地はpuerto de Alcudia,そして旧市街はAlcudiaと区別されているが、こちらは2マイル程の距離なので歩くことにした。Alcudiaの街は城壁で囲まれ、14世紀半ばには現在も残っている形になったそうだ。アルクディアの街まではポイェンサからバスで15分。海岸沿いを走るルートでとっても景色が良い。カイトサーフィンをしている人たちが沢山いる。
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市街地の入り口はSt.James教会。もっと静かかと思っていたら、この日は土曜日だったせいか、地元の小学生たちも来ているようだった。城壁で囲まれた旧市街は石畳で気の向くままに右へ行ったり左へ曲がったりしながら散策できる。
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Pollensの街はもっと山側だったけれど、ここは海岸から近いので町並みは古くてもなんだか明るい。入り口付近はレストランやカフェもあってなんだか土曜日の人混み、、という感じだったけれど、歩き回るうちに人がばらけて来て、少し待てば誰もいないうちにそこここの街角でシャッターチャンス!
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扉や窓の形や色合いがなんとも可愛らしくて、だんだん写真撮りに熱中してしまった。城壁の上を歩くこともできて、ここからの景色も良いそうだけれど、私たちは街中だけを歩いて一休み。
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軽くお昼を食べてから、最初の写真の旧ローマ市•Polletiaの脇を通ってブラブラと歩くと、30分ちょっとでPuerto de Alcudiaに着いた。このPuerto de AlcudiaからCan Picafortというエリアまで、延々と真っ白な砂浜が10キロ近くも続いている。いくつかのリゾート地が出来上がっていて、小さい家族連れにも人気のエリアだ、真夏にはこの浜が人で埋め尽くされるというのも解る。本当に眩しいくらいの白い砂浜に青い海。私たちはPuerto de Alcudiaのメインエリアとハーバー側だけをブラブラして見た。
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ビーチはとても静かだ。大きな音楽をかけている人やギャギャー騒ぐ人もいない。フリスビーを楽しむ人達くらいか、、、、リゾート地としては建物の感覚や道路が広々としていて、なんだか落ち着いた

ポイェンサもアルクディアも観光散策だったので、次の日にはちょっと山間を歩いてみることにした。アパートを出てから20程も歩くと、二つの山間を抜けて小さなビーチに抜けるハイキングコースがあるというので事前にチェックして見た。距離は片道で3キロ程、とあるので、往復しても半日だ。まあ市内歩きよりはちょっと時間がかかるかもしれないけれど、、、?

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山というよりはちょっとゴツゴツした岩肌で、道は歩き易い。日曜日なので結構人も多く、時間的にもみんな半日ハイキングのつもりで出て来たのだろう、遠足のように人が途切れないのがちょっと計算外だったけれど、まあ景色を楽しみながら歩く。サンダルで来てる人もいたけれど、あれでは途中からは無理だと思うよ、さすがに、、、、
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岩肌には鳥の巣も多いらしく、バードウォッチングに来ている人たちもいた。「あそこにハヤブサがいるんだ」と言って待っていたおじさんは、もうしょっちゅう来て様子を見ているのだろう。歩いているとかなり暑くなって来て、帽子を持って来なかったのがちょっと後悔、、、気温より日差しがきつい。日焼け止めをしなかったので、あっという間に服のラインで結構焼けた。
45分くらい歩いたところで目の前に海が見えてくる。ここがcala de Boquerという小さな海岸。
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ここからはちゃんとした道があるわけではなく、なんとなく草をかき分けてできた線をたどりながら反対側へ回るもよし、頑張ってビーチまで降りていくもよし、という感じ。沢山いた人達もここからは思い思いに歩くうちに「あれ?みんなどこへ行ったの?」と思うくらいバラバラになる。私たちはビーチまでは降りずに高台から景色を楽しんで戻ることにした。ところがここから元来た道になかなか戻れなくなってしまって(方向はわかるのだけれど、道に戻れない)実は結構焦ったのだった、、、ちょっと不安になって来た頃、後から来た人達の姿が見えて、やっと元のルートに合流。歩き始めてから戻るまで2時間半くらいのちょうど良いハイキングになった

島の西側はトラムンターナという山脈地帯で、サイクリングもトレッキングもかなり本格的なコースもあるし、鍾乳洞の洞窟なんかもあるそうなので、本当に是非また来たいね


 


行ってきました、マヨルカ島。イギリスに住んで30年以上も経って初めてのバレアレス諸島。なんとなく今まではイギリス人が大騒ぎしに行く所、みたいなイメージがあったのだけれど、それは一部のリゾート地の話で、調べてみると、マヨルカはいろんな歴史を持つ面白い所だという事が解った
島の中でもどこのリゾート地にするか、というのはいつも時間をかけて探す。今回も2週間かけてあれこれと調べて、島の北側にあるPuerto de Pollesaという所に決めた。
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今回は早朝のフライトだったので、お昼過ぎにはもう着いてしまった。アパートは中心地からは15分ほど歩く距離で、ここも散々調べて決めたのだけれど、キッチン付きのアパートは広くてバルコニーも大きい。Basic&Cleanが私達の基準、そしてスタッフがみんな本当にフレンドリーで優しい
まだ真夏ではないものの、日中は25-26度で日差しがジリジリと焼けるように熱い。これはやっぱりイギリスでは体感できない空気だ。そして何より眩しいのなんのサングラス無しでは3分も歩けないくらい、明るさが別世界!ビーチまでのんびり歩いて行く。今の時期はまだハイシーズン前なので、バーやレストランもどこもゆったりしていて、それでいていい感じに賑わっている。
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 このPuerto de Pollensa(ダブルのLはイェと発音するそうでポイェンサ)を選んだ理由の一つが、大型の高層ホテルがないという事だった。ホテルやアパートメントは高くても4階くらいでなんとなくプライベートアパートメントの感覚だ。ハーバーからはパイン並木のプロムナードが続き、レストランやカフェが並んでいる。実はこのハーバー側はビーチ側に比べると明らかにアップマーケットで、お金にゆとりのあるリタイヤ夫婦らしき人たちで溢れている。ヨットの持ち主ですか、、、?
小さなリゾートなので直線で10分も歩くともう街はずれ。あとは延々と砂浜が伸びている。裏道を何本も抜けてメイン通りじゃない所に密かにあるローカルなお店を見つけてみたりするのも楽しい。
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メインのスクエアーでは水曜日にマーケットが出ていた。この広場と周辺の道一帯にいろんなスタンドが出て、新鮮な野菜から偽ブランドの洋服や土産物等、この日はツーリストもローカルもみんなやってきていて賑やかだった。ホリデーに来ているのはイギリス人の他に、オランダやフィンランド、ドイツ、ロシア、、といろんな人に出会った。そしてここに移住して住んでいるイギリス人も多く、すっかりローカルになっている。旅先でいろんな人とひと時の会話をするのは楽しい。

今回この島に来て一番驚いたのは、なんとサイクリストが異常に多いという事。それもかなりシリアスな、全身ギアで身を固めたサイクリスト達が4-5人、あるいは10人ほどもグループで飛ぶようにサイクルレーンを走り抜けて行く、、、、自転車に乗った人を一人も見ない間隔はおそらく1分も あるかどうか、、??
アパートにもサイクリストのグループが何人も泊まっていて話をしてみたら、クラブに属している人たちも多く、アマチュアのロードレースもあるそうだ。島全体で平坦なエリアと山間のハードなコースがあって、気候的にももってこいなのだとか。中にはトライアスロンの選手でトレーニングに来ているという人もいた。ホントに、Tour de Mallorcaという感じだ。そういえば、道路もきっちりとサイクルレーンが作られていて、よく整備されている。

Perto de Pollensa(Puertoは英語のPort)は海沿いのエリアのことだけれど、本来のPollensaという街はもう少し内地にある。古い歴史のある街でバスで15分程なので、ここを訪れるのもポピュラーだ。今回は車を借りなかったので、ローカルバスで行かれる範囲に絞って行動する事にした。

Pollensaの街でも特に旧市街(Old Town)は石畳の狭い道にお店やカフェがあり、道を歩くだけでも風情がある。
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そしてPollensaに来たら挑戦するようにといろんなところで聞いていたのが、メインスクエアーから365段の階段を登ってカルヴァリーという小さなチャペルを訪れる、というもの。カフェやレストランの並ぶスクエアーはいかにもツーリスト用という感じだけれど、とにかく頂上を目指す。
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遠くに小さく見えているのがカルヴァリー•チャペル。実はこの365段、一段の高さが低いので、思ったほどきつくはない。そして途中で振り返って景色を見たり、ちょっと座れるスペースもあったりするので、個人のペースでゆっくり登ればお年寄りでもいけるかも••• 流石に途中でかなり暑くなって来たけれど、チャペル周辺からの景色は素晴らしく、頑張ったご褒美に値する。ただ、登ったものはまた降りなければならない、、、、でも景色を見ながらゆっくり裏道を抜けたりもできるので、来た道と同じ道を戻らなくても別の楽しみがあるのでした、、、
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今回は8日間だけだったから遠出もせず、さらっと流した感じのホリデーだったけれど、もう少しゆっくりとポイェンサの街を堪能したかった。夜に来るのもまた違った雰囲気なんじゃないかな。
海岸側とオールドタウンの二つのPollensa、このエリアを選んで大正解でした
 

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