今年の最後はバレエ。久しぶりでMatthew Bourne氏の新作「The Red Shoes」
レッドシューズといえば、アカデミー賞も受賞した1948年のバレエ映画。バレエを志すダンサーなら必ず観ているであろう大作にして名作だ。アンデルセンの原作は宗教的な色が濃く、残酷でダークなイメージもあるのだが、それを「踊らずにはいられない」というバレエに対する情熱と、興行を制作するバレエ団という組織の舞台裏に絡めて作られた映画版は7年前にデジタルリマスター版がリリースされて、今も色褪せない作品だ。
マシューさんのことだから、ダークな色を押し出したちょっと普通から外れた解釈になってるんだろうか、、と思ったら、バレエ作品としてはオーソドックスな作りだった。とはいえクラシックバレエとモダンバレエの組み合わせは、観ていて全く飽きない。
映画版The Red Shoesでの音楽を使用しているのかと思ったら、 曲は「華氏451」「鳥」「タクシードライバー」等の映画音楽を担当したバーナード•ハーマン氏の曲を組み合わせて使っている。この作品用に書かれたものではないけれど、各場面で時々耳慣れたメロディーが入り込んでくるので初めて聞く感じがしない。冬といえばヨーロッパはバレエシーズン。この新作も大人から子供まで楽しめる作品になっているので、これからの冬のレパートリーとして毎年踊られてもいいかな。
このカンパニーのダンサー達は身体がギスギスしていない。主演のヴィクトリア役のダンサーは(3人が交代で踊っているようだ)みんな身体に丸みがあるし、足や腕もガリガリしていない。これは映画版で主役を演じたモイラ•シェアラーもそうだった。年代的にはやはり1940-50年頃を意識しての衣装や振り付けになっている。そんな所も映画版のファンには嬉しい。
ストーリーは全く知らないで観てしまうと、バレエカンパニーがあちこち旅をして興行しているあたりが解りにくいかもしれない。場所が場面毎に変わるから、、、、 それでも場面毎に振り付けの雰囲気も変わって視覚的にもクリスマスにふさわしい楽しい舞台になっている。
そんなわけで今年も終わっていく、、、今年は本当にたくさんの、それも私の青春時代からずっと人生の一部に在り続けた人たちが何人も亡くなってしまった。年明けのDaved Bowieに始まって、さすがにもう今年は出尽くしたか、、と思った所へクリスマスにジョージ•マイケル氏、さらにはつい2週間ほど前までイギリスのテレビにも出ていた(本のプロモーションにイギリスに来ていた)キャリー•フィッシャーさんが亡くなり、翌日にはお母さんのデビー•レイノルズまで、、、
デヴィッド•ボウイー、プリンス、キース•エマーソン&グレッグ•レイク(ELP)、ジョージ•マイケル、グレン•フライ、 彼らは私が10代〜20代の頃にずっと私の生活の一部だった。イギリスに来てからこちらでずっとその活躍を見て来た人たちで亡くなったのは、ヴィクトリア•ウッド、キャサリン•エイハン、テリー•ウォーガン、ロニー•コルベット、ボール•ダニエルズ、皆お馴染みの顔ぶれだ。
そして、ナタリー•コール、モハメド•アリ、キャリー•フィシャー、デビー•レイノルズ、そういえばピート•バーンズ(Dead Or Alive)もだっけ。
日本では何と言っても蜷川幸雄さんと平幹二朗さんが相次いでいなくなってしまったのは大きい、、、70年代から親しんだ大橋巨泉さんもだし、年の瀬のだめ押しのように根津甚八さんまで、、、大好きだったんだよね〜根津さん•••
本当にね、だんだん自分の人生での大切な時間を共有していたような人たちが亡くなっていくのは寂しいよ。まあ80も超えてれば仕方ないけど、まだ60代とか、ジョージ•マイケル氏は53だよ、、!一度ロンドンのクラブで会ったことあるなあ〜〜、、会ったというより、たまたま私たちが踊っていたすぐ横にいたっていう感じだったけど。
来年はどんなことが待っているのか、、、とりあえずは元気が一番。クリスマス前にかかったインフルエンザがもうほとんど治りかけてるんだけど、気管支炎が完全に抜けないなあ〜〜このゼイゼイする咳が早く消えて欲しい。でもこれのおかげで一発でタバコをやめることができた。まあ良しとするかな。
毎日の忙しさに紛れて、以前ほど本も読まなくなってしまったし、あれこれといろんな事をつついて面白いことを発見したりする機会が無くなってしまっている、、、これじゃあいけないよね。来年はまた本を読もう。映画もせっかくAmazonのプライム会員になったんだから色々と探してみようか。
今年もこのブログをのぞいてくださった皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
レッドシューズといえば、アカデミー賞も受賞した1948年のバレエ映画。バレエを志すダンサーなら必ず観ているであろう大作にして名作だ。アンデルセンの原作は宗教的な色が濃く、残酷でダークなイメージもあるのだが、それを「踊らずにはいられない」というバレエに対する情熱と、興行を制作するバレエ団という組織の舞台裏に絡めて作られた映画版は7年前にデジタルリマスター版がリリースされて、今も色褪せない作品だ。
マシューさんのことだから、ダークな色を押し出したちょっと普通から外れた解釈になってるんだろうか、、と思ったら、バレエ作品としてはオーソドックスな作りだった。とはいえクラシックバレエとモダンバレエの組み合わせは、観ていて全く飽きない。
映画版The Red Shoesでの音楽を使用しているのかと思ったら、 曲は「華氏451」「鳥」「タクシードライバー」等の映画音楽を担当したバーナード•ハーマン氏の曲を組み合わせて使っている。この作品用に書かれたものではないけれど、各場面で時々耳慣れたメロディーが入り込んでくるので初めて聞く感じがしない。冬といえばヨーロッパはバレエシーズン。この新作も大人から子供まで楽しめる作品になっているので、これからの冬のレパートリーとして毎年踊られてもいいかな。
このカンパニーのダンサー達は身体がギスギスしていない。主演のヴィクトリア役のダンサーは(3人が交代で踊っているようだ)みんな身体に丸みがあるし、足や腕もガリガリしていない。これは映画版で主役を演じたモイラ•シェアラーもそうだった。年代的にはやはり1940-50年頃を意識しての衣装や振り付けになっている。そんな所も映画版のファンには嬉しい。
ストーリーは全く知らないで観てしまうと、バレエカンパニーがあちこち旅をして興行しているあたりが解りにくいかもしれない。場所が場面毎に変わるから、、、、 それでも場面毎に振り付けの雰囲気も変わって視覚的にもクリスマスにふさわしい楽しい舞台になっている。
そんなわけで今年も終わっていく、、、今年は本当にたくさんの、それも私の青春時代からずっと人生の一部に在り続けた人たちが何人も亡くなってしまった。年明けのDaved Bowieに始まって、さすがにもう今年は出尽くしたか、、と思った所へクリスマスにジョージ•マイケル氏、さらにはつい2週間ほど前までイギリスのテレビにも出ていた(本のプロモーションにイギリスに来ていた)キャリー•フィッシャーさんが亡くなり、翌日にはお母さんのデビー•レイノルズまで、、、
デヴィッド•ボウイー、プリンス、キース•エマーソン&グレッグ•レイク(ELP)、ジョージ•マイケル、グレン•フライ、 彼らは私が10代〜20代の頃にずっと私の生活の一部だった。イギリスに来てからこちらでずっとその活躍を見て来た人たちで亡くなったのは、ヴィクトリア•ウッド、キャサリン•エイハン、テリー•ウォーガン、ロニー•コルベット、ボール•ダニエルズ、皆お馴染みの顔ぶれだ。
そして、ナタリー•コール、モハメド•アリ、キャリー•フィシャー、デビー•レイノルズ、そういえばピート•バーンズ(Dead Or Alive)もだっけ。
日本では何と言っても蜷川幸雄さんと平幹二朗さんが相次いでいなくなってしまったのは大きい、、、70年代から親しんだ大橋巨泉さんもだし、年の瀬のだめ押しのように根津甚八さんまで、、、大好きだったんだよね〜根津さん•••
本当にね、だんだん自分の人生での大切な時間を共有していたような人たちが亡くなっていくのは寂しいよ。まあ80も超えてれば仕方ないけど、まだ60代とか、ジョージ•マイケル氏は53だよ、、!一度ロンドンのクラブで会ったことあるなあ〜〜、、会ったというより、たまたま私たちが踊っていたすぐ横にいたっていう感じだったけど。
来年はどんなことが待っているのか、、、とりあえずは元気が一番。クリスマス前にかかったインフルエンザがもうほとんど治りかけてるんだけど、気管支炎が完全に抜けないなあ〜〜このゼイゼイする咳が早く消えて欲しい。でもこれのおかげで一発でタバコをやめることができた。まあ良しとするかな。
毎日の忙しさに紛れて、以前ほど本も読まなくなってしまったし、あれこれといろんな事をつついて面白いことを発見したりする機会が無くなってしまっている、、、これじゃあいけないよね。来年はまた本を読もう。映画もせっかくAmazonのプライム会員になったんだから色々と探してみようか。
今年もこのブログをのぞいてくださった皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。