なんと、、、1ヶ月も経ってしまったよ!
楽しみにしていた「危険な関係」のシネマライヴが、中継レシーバーの不都合で、観に行った映画館での上映は途中で打ち切りになってしまって、ショックだった。画面はフリーズしまくりで、音もとぎれがち、みんな次々に席を立ち始め、私はとりあえず我慢していたのだけれど、一幕が終わらないうちにとうとう受信しなくなってしまった・・・返金してもらったけれど、すごく楽しみにしていたし、芝居そのものは素晴らしかったので残念無念!ものすごく風の強い日だったからかな。
とりあえずアンコール上映が別の場所であるのを発見し、これは3月にもう一度再挑戦。 

今年は本当に変な天候が続く。ずっと暖かかったと思ったら先週はいきなり気温が下がり、風がとにかく凄い、、、ビルの陰を歩いていて突風が吹くと車道に吹き飛ばされそうになるよ、、昨日からはまた10度を上回る気温になってるし、日本にある「三寒四温」や「春の嵐」みたいな気候がここまでやってきたのか??

今週のイギリスはEUの改革案を首相のカメロン氏がどこまで押せるか、連日のニュースはそればかり。イギリスではこの夏にでも「EUに残るべきか、去るべきか」の国民投票が行われる見通しだ。それに先立って、本心は完全にEUからは抜けたくないと思っている首相は、なんとか今のEUの規定を少しでも国民の負担が少なくなるような条件に改革しようと奔走している

なだれ込む難民や、働かずして住宅補助だの養育補助だのばかり受け取るEU諸国からの人びとに、国民の堪忍袋の尾が切れかけているのだ。「EUから抜けた方がずっと良い」と思い始めている人達が増えるにつれて、政府も焦り始めた結果だ。まあ、政治家の思惑なんて、どこの国も似たようなもの(=腹の底までは言わない )なのだが、国民投票の前に、少しでもEUでのイギリスのパワーを強化したい首相としては、よく飛び回ってくれているよ、、、、

イギリスの提案する改革案が受け入れられない場合は、国民投票に向けて、イギリス政府は脱退を進めるキャンペーンを行う」という強気の姿勢に、各ヨーロッパの首脳たちも賛否両論だった。イギリス同様に問題を抱えている国は他にもある。例えば、メルケル首相の寛大な移民受け入れによって、犯罪増加その他の問題に直面しているドイツの人達。もしもイギリスがEU抜けを決めたら、「自分たちも抜けようぜ」という運動が起こりかねない。逆にEUにどちらかというと負ぶさっている感じのする東欧諸国は、経済的にも立場的にも主力となる国が抜けてしまうのは これまた困る。

イギリスはEUには残りたいけれど、今の状況では反対派を納得させられない、残るためにはなんとしても今回の改革案をEU諸国に同意させる必要があったのだ。

結局EUはイギリスの提案した改革案にほぼ同意する事で、国民投票への政府のキャンペーンは「残留」となった。それでも官僚達の間でもこの賛否は別れていて、これから夏までの間にどれだけの「残留キャンペーン」と「離脱キャンペーン」の大合戦が繰り広げられるのか、、、、?議員達は個々の意見で其々にキャンペーンを展開する事になっているので、キャメロン首相としては官僚間での意見を統一したいところだろうけれど、これは100%まとまるという事はなさそうだ。 

「ゆりかごから墓場まで」 といわれた古き良きイギリスはもう過去の話。いまだにこの神話を信じてイギリスに密入国しようとする人達は、今すぐ考えを変えた方が良い。

それでも「残留」となった場合、今回EUに同意された改革がどこまで実行され、効果があるのか、後になってまた「やっぱり変えよう」という自体になるのではないか、、、?脱退派の官僚達の 突いている点はそこだ。残っても相変わらずなら今抜けよう、という。

逆に国民投票で「脱退」となった場合、これからのイギリスがどうなるのか、、、?まずスコットランドは再度「イギリス抜け」を検討することだろう。去年の投票ではイギリスに残ると決まったスコットランドだけれど、EUに残りたいという声は半数以上を占めている。スコットランドが独立して独自でEUに加盟したいという方向に向かう事は十分予測できる。これまたEU脱退同様に頭の痛い問題だ。首相としてはなんとか抑えたいところ。

どうなるのか、イギリス、、?? EUは広がり過ぎたんだね。加盟するにあたっての基準をもっとつり上げて明確にしたほうが良いよ。外国に暮らすなら、その国の基準に従っての生活基盤をもつべきだ。「郷に入っては郷に従え」っていうでしょ? EU残留・離脱の国民投票は純粋にイギリスの国籍を持つ人達に限られている。という事は、ロンドンに住んでいると言われる人達の8割は投票できないんだよ!これも面白いよ、、?(普通の選挙ではEU国籍の人達にも投票権がある)

生粋のイギリス人がどちらの判断を下すのか?投票権の無い私は見守るしかないけれど、本当にどうなるんだろうね、、、この国に住んでて面白いのは、政治が直接私たちの生活に影響してくる事。まあ、キャメロンさんはよく飛び回ってくれてるよ、、、やっぱり首相は40代くらいでないと、世界を飛び回れないよね。ブレアー首相もそうだったけど、賛否はどうあれいつも走り回ってる感じがある

本当にどうなっていくことやら、、、、、