見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

August 2015


我が家のテレビ、電話、インターネット、WiFiは全て一社で統一している。パッケージになっていて、チャンネル数やインターネットの速度に応じて数段階のパッケージがあるのだけれど、いつの間にか順次アップグレードされてどうやら今のパッケージは一番上=一番高いものになってしまった、、、

テレビが200チャンネル以上あるとはいっても実際に見るチャンネルはほぼ決まっていて、「今、何をやっているのか」と検索するときに全部チェックするのは面倒だから「お気に入りチャンネル」に20くらいを入れているのだけれど、そのうちのひとつがNHK World。これが結構面白い

むしろ私よりうちの彼のほうがよく観ているみたいで、私が仕事で彼が家にいる時間に何か面白い番組があるとよく録画しておいてくれる
あらかじめ国際放映用に作られているものや、元々日本で放映されたと思われる番組に英語字幕や吹き替えをのせたものがあって、NHK制作のドキュメンタリーものは、BBCにもひけを取らないクオリティーの番組も結構ある。

何となくトーンが違うんだよね。ゆったりというか、まったりというか、全体的に癒し系なのだ。ニュースは皆さんバイリンガルキャスターで、完全に「日本人の顔してアメリカンイングリッシュ」だ。イギリス人のうちの彼はアメリカンアクセントが嫌いなのだけれど、何故かNHKではとやかく言わない。私が変な英語を言ってしまうと機嫌が悪いときはギャーギャー言うくせに、ナレーションがかなりの日本語イングリッシュでも文句も言わずに見ている・・・

80年代に矢野顕子さんと組んで深夜にラジオ番組をやっていた懐かしいピーター・バラカンさんもこんな所で目にするとは、、!

スタジオに日本在住のいろんな国の人たちを集めて日本を検証する番組なんかは、お国毎の様々な意見が出てなかなか面白い。それにしても、思うのは日本に住んでいる外国人の人たちって、やっぱりグレードが高いと思う。これは里帰りの時にも思うのだけれど、中国の人なんて、日本に住んでいる中国人とイギリスにいる中国人ではかなりの違いを感じる。うちの彼曰く、「中国人のエリートは日本に住んで、Shit-holeはイギリスに来るんじゃないか、、、・・・・

いえいえ、あながち冗談ではありません。まさにそんな印象です。外国人(特に半違法の移民達)の乱入で、古き良きイギリスの生活習慣やイギリスらしさがほとんど破壊されているロンドンに住んでいると、本当にそう感じる。

実はこのテレビチャンネルのパケージがいつの間にかとても高くなってしまったので、チャンネル数を減らしたいのだけれど、一つ下のパッケージにしてしまうと、私の好きなチャンネル=History やNational Geographicなんかが含まれなくなってしまう。NHK Worldもしかり。自分の好きなチャンネルを数だけ選んでパッケージにしてくれればいいのに、ちょっと意地悪だわVirgin Media・・・・

日本のテレビのようで日本のテレビじゃないというか、ちょっと他のチャンネルとは違った雰囲気のNHK Worldは、彼いわく、「見ながらうたた寝するのに一番いい」チャンネルなのだそうだ。確かに、ウトウトするにはなんとなく心地よいトーンだ。

西洋人のDNAにはHunterの要素が、日本人のDNAにはFarmerの要素が組み込まれているなんて聞いた事があるけれど、こんな所にも日本独特ののどかさがあるようで、なんだか不思議だ。(良いのか悪いのかは別として)

地続きのヨーロッパが、「平和は戦って勝ち取るもの」としてきたのに対して、「平和は皆で守るもの」という今の日本のあり方は、過去の戦争の有無とは別に根本的に違うものがあるんだよね。平和すぎておめでたい日本にちょっと腹が立つ時もあるけれど、やっぱりそこが日本の良さでもあるのかな。

テレビのチャンネルでこんな事を考えるのも変だけれど、本当に他と比べるととっても癒し系のチャンネルです、NHK World



あっという間にもう8月になっている、、そういえば、今月は芝居のチケットが無い。9月にカンバーバッチ氏のハムレットまで予定無しだわ、、、、

9月の里帰りを決めて、今回初めてBA=British airwaysでの里帰り。まだピンと来ないけど、まあ仕方がないさ。それにしてもヴァージンで貯めていたマイレージを凍り付かせるのもナンだから、何かで使おうと検討する

ヴァージンはANA(全日空)と提携しているので、日本国内線でマイレージを使う事ができる。里帰りの日数は限られているので、会いたい人たちに一通り会うだけでも2週間は目一杯だ。でも1泊くらいなら、一人でのんびりと初めての場所をブラブラ歩くのもいいかな

要するにまたしても「一人でフラッと病」が出てしまったのだ

1泊で、車が無くても簡単に回れる街で、空港からも便利で、行ってみたい所、という条件を一番満たしているのが「函館
実は北海道には札幌に知り合いが数人いるのではじめは札幌とも思ったのだけれど、一日で街を満喫するにはあまり大きな都市でないほうが良い。観光スポットをあちこち見に行くというよりは、街を歩く事そのものが観光気分になれる場所、という事で函館をチェックしてみる。
空港から市内まではバスで20分程だし、箱館山から海辺の辺りと五稜郭で1泊あれば十分街歩きができそうだ

羽田から函館までのANAの航空券はヴァージンに直接電話してマイレージを使わないと取れない。国内便でもANA便とコードシェア便があるようで、行きを午後に出る便にして、そのかわり帰りを夕方までゆっくり時間を使える便にした。ちなみにこのチケットに関する変更、質問等はすべてヴァージンに直接電話しなくちゃいけないそうで、今はもう日本のオフィスは無くなってしまったので、万が一日本から連絡する必要がある場合は「イギリスまで電話するよりはお安いと思いますよ」と、なんと香港オフィスの電話番号を教えてくれた・・・

いや〜〜、初めてだわ北海道。実は去年妹とうちの彼と3人で弘前へ桜を見に行ったのが、「国内旅行最北」だったのだけれど、やっと初めて北海道に足を踏み入れる。そもそも日本で旅行ってした事がほとんどなかったからね〜〜

飛行機代は無料だし、泊まるのはお安いビジネスホテルで十分だから5000円弱だし、日本のこの手のホテルには部屋に冷蔵庫があるから飲食はコンビニ弁当でもいいんだし。函館といえばやっぱり朝市をはじめ、海鮮が絶品なのは承知しているのだけれど、いかんせん、私は苦手なのだ

ご当地ものでお土産気分に食べてみたいのは、塩ラーメンか噂に聞いてる「ラッキーピエロ」というバーガーチェーン店か・・・1泊一日半ならそれで済んじゃうよね。

それにしても国内線の飛行機に乗るのは初めてだ。正確に言うと劇団時代に博多で公演した事があって、あれが人生最初の飛行機だった。でも飛行機のチケットやホテルは制作さんがすべて手配してくれたから私は皆と付いて行っただけ。

どうやら国際線と違って、2時間前に空港に行く必要は無いらしい。30分前くらいに羽田に行くなら楽勝だ〜〜。そうか、、今までイギリスからも国際線には30回くらい乗ってるけれど、国内線って初めてだよ・・・人生そんなもんかね。

日本での一人旅、函館、楽しみだ〜〜

↑このページのトップヘ