今年もクリスマスの気配がやってきた

この時期になると、クリスマスNO1を意識するいろんな曲がリリースされるのだけれど、今年はちょっと早めにチャリティーがらみの目玉ソングが相次いでリリースされている


毎年11月の戦没者記念と近い頃に行われるのがBBC主催の「Children in Need」というチャリティーで、これはその言葉通り、様々な障害があったり、不遇な環境にいる子供達を救う活動をしているいろんな団体をサポートするもの。特別番組の放映以外にもその時期を通じてあちこちでChidren in Needを支援する募金活動がおこなわれている

今回、このチャリティーの目玉としてリリースされたのがセレブ達による合唱で、指導・指揮は「Choir」シリーズでおなじみのカリスマクワイヤーマスター=ギャレス・マローンだ


それにしても今回選出されたセレブ達はみんな基本的に「歌った事がない



そして今週頭に発売されたもうひとつのチャリティーソング、30年後の新しい「Do They Know It's Christmas」。
1984年にブームタウンラッツ(なんて今の若い人は知らないだろうね)のボブ・ゲルドフ氏が発起人となってアフリカ救済の為に当時のトップアイドルミュージシャン達を結集させてレコーディングしたこの曲はその年のクリスマスNo1となり、その半年後、共感して同じような形でアメリカのミュージシャン達が結集した「We Are The World」と共にロンドンとフィラデルフィアでリレーコンサートを行ったLIVE AIDは伝説となっている

個々のバンドには詳しくなくても、音楽好きの人ならLive aidの伝説は聞いているだろうしビデオやDVDで観た人も多いはずだ。その当時のミュージシャン達はもう50~60代になっているけれど、ボブは今度は新しい人たちを集めてBand Aid 30を結成。大人気のOne Directionほか、オリジナルに参加したベテランも交えて新しいヴァージョンをレコーディングした。歌詞も一部ちょっと変わってるかな。
これも間違いなくNo1を目指してのリリースで、多分だからこそリリースをChildren in Needと1週ずらしたのだと思う。昨日の発売からロケット並みのスピードでダウンロードされているというから、今週末のNo1はこれかな

英国人のチャリティーに対する関心と協力は本当にいつも感服する


80年代のミュージシャン達を知らない世代でもBand Aid は知っている、Do they know It's Christmasは毎年この時期になるとクラシックなクリスマスソングと共に町中に響く
