見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

July 2014

ちょっと手料理


記録的な夏になっている、、、27−8度が連日続いて、時折びっくりするようなゲリラ豪雨(氷雨)が降ったり。みんな寝苦しさを訴えて湿度の高さに参ってる人もいるみたいだけれど、なんの、日本の夏に比べたらまだまだカラッとしていて私にしてみれば、これくらいが一番いい感じ。ただ、夜でも20度ある日はさすがに冷房も扇風機もないと寝苦しいけれど・・・

なんだかこの一ヶ月はダラダラと仕事と家の往復で過ごしてしまった。パン作りもしばらくやってなかったので、久しぶりに焼いてみたら、発行時間が冬場の3分の一であっという間に膨れてしまって大慌てでオーヴンに放り込みセーフ

昨日は新作、キャロットケーキに挑戦。彼が近くのマーケットでとても新鮮な人参を激安の値段で買ってきた。とても二人ではすぐに食べきれる量ではないので、在庫処理もかねて作ってみる事にした。レシピも色々で、あれこれ探してやっぱり材料がシンプルで簡単そうなレシピをちょっとアレンジして挑戦

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イギリスでキャロットケーキといえば、実はもっと色が黒い。どうやら黒砂糖を使うのが正解のようだけれど、これだけの為にあまり使わないお砂糖を買うのも面倒なので、普通のグラニュー糖を使った。さらに本来はケーキの上にチーズクリームやバナナ/ココナッツクリームをアイシングのように塗るのが通常だけれど、これも甘いものがあまり好きじゃない私はパス。レーズンや刻んだクルミを入れるのも無視して、シンプルなキャロットパウンドケーキにしてみた。

キャロットケーキは人参嫌いな子供に人参を食べさせるのに良いというのはよく聞いていたけれど、本当に人参の味がしない。これでもか!っという位(大きいのを2本半)入れたのに食べてみると人参の味もしないし見ただけじゃ解らない。これは本当になんでだろう・・・?? 私なりのアレンジは、ちょうどオレンジがあったのでそれをしぼったジュースを入れて、シナモンと一緒にコリアンダーパウダーを沢山入れてみた。キャロットとコリアンダーのスープというのはポピュラーだから、ケーキにも合うと思ったら大当たり

バターは使わずにベジタブルオイルを使うのが一般的なのでレシピ通りにしてみたらすごくしっとり/ズッシリした美味しいパウンドができた。でももうちょっと油控えめでもよかったかな。私にはちょっとべた付く感じ。次回はオイルと砂糖をちょっと減らしてみようと思う。

暑い夏にはなぜが辛いカレーが食べたくなる。我が家は私も彼も毎日カレーでも文句は無いくらいのカレー好き。いつもは彼がスパイスを混ぜて1から作る。こ れは結構当たり外れがあって、粉っぽくなってしまったり、スパイスをオイルで炒めてルーにするので油っぽくなってしまう事も多い。でも試行錯誤を繰り返して彼 が作った最近のカレーが大成功!

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これはラムのカレー。前日から5時間くらい煮込んだもので、スパイスが絶妙のバランスに仕上がった。我が家では彼がカレーを、私がチャパティー(平たいパン)を担当する。こちらもちょっと工夫して、こねる時間や粉の量を調節してみたら、今回は抜群の出来になった。熱々のフライパンで焼いたら風船のようにプックリと膨らんだのは大成功の証

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これも時によっては固くなっちゃったり膨らまなかったりと当たり外れがあったのだけれど、粉を色々試してみて(強力粉、薄力粉、全粒粉の割合)、結局普通のプレーンな薄力粉にベーキングパウダーを入れるのが一番口当たりも良くて伸びのあるパンになるみたいだ。やっぱり辛いカレーを汗をかきながら食べるのが一番だと実感する。

キャロットケーキの前にはブルーベリーとレモンのパウンドも作ってみたのだが、これはまだ試作中。
ちなみにキャロットケーキの材料は
薄力粉 150g、 砂糖100g、 ベジタブルオイル120cc、卵(大)2個、人参2本半、オレンジのジュース1個分、シナモン小さじ2、コリアンダーパウダー小さじ2、ナツメグ少々。

これを次はお砂糖を80gくらいとオイルも90ccくらいにしてみようかと思う。それで多分いい線いくんじゃないかな

ラムのカレーに続いて彼がまたも自慢げに作ったのがビーフカレー。煮込み時間はラムの時ほどじゃなかったけれどこの色、この艶、またしても絶品のカレーでした

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スコットランドのグラスゴーで開催中のコモンウェルスゲーム(英連邦諸国による競技会)を観ながらカレーやケーキをビールで流し込む毎日、、、これじゃあまた太っちゃうよなあ〜〜

懐かしの、、、ガッチャマン!!、、II


週末の間、ちょっとYoutubeにはまっていた。何せ前のMacではまともに動画が観られなかったので、Youtubeを徘徊したのは本当に久しぶり。出てくる出てくる、、、あれもこれも、、さすらいの旅に出てしまいそう

思い切り懐かしくみつけたのが「科学忍者隊ガッチャマンII」だ
私はリアルタイムのガッチャマン世代。私の成長期にガッチャマンベルサイユのばらは欠かせない。この二つが私の小・中学時代になかったら、私はもしかしたらもう少し違う人間になっていたかもしれないと思うくらいだ。

私にとってガッチャマンはあくまでも最初のシリーズで、それでもIIまでは許せる、そしてガッチャマンファイターに至ってはちょっと???っというのが正直な所だ。でもIIだって丸1年続いたんだね、、、

最初のシリーズは再放送や、こっちに来てから英語吹き替えバージョンやアメリカのリメイクヴァージョン等で何度か見返す機会があったけれど、ガッチャマンIIはあの時代に観てから一度も見直した事がなかった。全体的には記憶に残っていても、忘れていた事も多い。

パンドラ博士は最初のほうからずっといたように思っていたけれど、実は26話からの登場だったんだね〜〜・・・半分以上過ぎてからだったんだ。そして本当にすっかり忘れていて今回びっくりしたのがニューゴッドフェニックス

あんな顔だったか??!あんな派手な色だったか〜〜??
おいおい、翼がへの字に曲がってるよ、、、ビシッと羽をのばせよ〜!!


オリジナルの青いゴッドフェニックスのほうがずっとそれらしい。でも一度ダブルゴッドフェニックスが出てくる回もあったんだね〜〜、これも忘れてた。南部博士の別荘に格納されていたのね。ちなみにガッチャマンファイターでのゴッドフェニックス、、いやこちらの名称はガッチャスパルタンだったか、こっちほうが青いゴッドフェニックスに近い形で、三白眼の大目玉の鳥の顔をしたニュードッゴフェニックスよりはずっと良かったね

2作目でもストーリー的には好評だった前作の持つヒューマンドラマ性をなるべく保とうとしていたのは解る。ベルク・カッツエに代わったゲルサドラには数々のユーモラスな名言があって、しゃべりも芝居がかった言い回しであんな台詞を不自然無く言いこなしていた池田勝さんが素晴らしい。この2作目はなんでも総監督が当時のタツノコプロが制作していたもう一つの番組、コメディータッチの「タイムボカン」と掛け持ちされていたとの事で、ゲルサドラの台詞にはタイムボカンのギャグセンスも入っている

おの〜〜れ、おのれアホウドリ!」や「なんとしてからに!」「なんともかともさってもしっても」って、、、今時の若い子はこんな日本語知ってるのかい??っていう気もする。

竜巻ファイターも変わっていた。組み立て体操スタイルから円陣になっていて、これはちょっと迫力不足だよね〜。まあ、いろいろと一人で突っ込みを入れながら週末の間立て続けに観てしまいましたよ・・・

3作目の頃はさすがにもう自分の事で忙しかったから、全話観たかどうかも覚えてないけれど、やっぱり私の中では2作目までだなあ〜〜。ファイターは全体的に低年齢化してるような印象だし、1作目のなんていうか、インテリジェンスが無くなっちゃってるんだよね。でもどんなもんだったか、ちょっと観てみようかな。

やっぱり最初のシリーズが一番だけど、ガッチャマンIIでもよくできた回もあって、私個人としてはゲルサドラもカッツエと同じ位好きだよ〜。ちょっとおつむが弱いのは3歳児が急激に体だけ大きくなってしまった事を思えば、仕方が無いのかも。(そういえば、どこかではSammyは6歳って言ってたと思ったら3歳になってて、最終的には3歳だったってことに落ち着いていた)

やっぱりガッチャマンはあの当時のアニメの中では高いクオリティーを持っていたと思う。ガッチャマンが私の少女期にあった事はやっぱり今になっても嬉しいね
さすがはYoutube、懐かしいものが沢山見つかる・・・

変わる英国


なんだか最近は青い空にモコモコの白い雲が多くなったイギリスの夏
夏とはいっても、相変わらず気温は21−2度止まり。たまに26度くらいになった日もあるのだけれど、長くは続かずに1−2日でまた涼しげな空気に戻ってしまう。「」って感じがしないよね〜〜、、、

でもモコモコの入道雲なんて以前のイギリスでは見られなかった。夏でもうっすらと霞むような太陽で、(Hazy sunshineという)紫外線の心配もほぼ必要なかったし、青い空にハイジの雲っていうのはここ数年のように思う。

やっぱり気候が変わってきている証拠なのだろう。80年代後半から言われ始めたGlobal Warmingがこの10年で一気に顕著になってきた。蚊がいないのが何より嬉しいイギリスなのに、最近は夏になると蚊らしきものに喰われたりする。洪水や大雨が増えているのもそうだしね。お天気が良くても午後に「夕立ち」みたいな雨が降ったりする事も多いし、このままだと数年後には台風がやってくるんじゃないかしら・・・・

私が長くこの国に住んでいる間に変わった事は本当に多い。なんでも現在英国で2番目に話されている言語は、なんとポーランド語なのだそうだ。EUの拡大に伴ってヨーロッパ(特に東欧圏)からの移民が激増したからだけれど、それにしてもポーランド語というのは驚いたわ、、一昔前のヨーロッパ社交界での共通語はフランス語だったのに、今のイギリス人は、第二言語を話す人はある程度の教養者を除いて極端に少ない。ホリデーに行った先でも英語で通用してしまうからだけれど、ちょっとそれに甘え過ぎてる傾向にある。うちの彼だって、私という妻がいても日本語話せないしね。(むか〜〜し、ちょっと習いに通ってたけど、三ヶ月ほどで挫折してた

もう一つ、イギリスらしさの代表とも言える紅茶も、今や全国で飲まれている量はコーヒーに抜かれたという記事も読んだ。もちろん家庭ではまだ紅茶を飲む人が多いとは思うけれど、カフェやレストランでの注文量はコーヒーのほうが上なのだそうだ。まあ、コーヒーの場合はバリエーションが多いからね。イタリア系、フランス系、アメリカ系のカフェの他、アラブ・エジプトスタイルのカフェやギリシャ・トルコ系のコーヒーもちょっと違う。いろんな人種の人たちがいろんな形で飲む事を考えると今や紅茶よりも多く飲まれているとしても不思議じゃない。それだけイギリスはイギリスじゃなくなりつつあるのだ。しかも、これはロンドンだけでなく、全国的にそうなってきているという。

前から私は何度も言ってきたけれど、外国人が増えてしまうと国のアイデンティティーが消滅していくのは避けられない。昔はバス停ではみんな1列に長い列を作って(Queueという)先に来た人から順番に乗ったものだけれど、今は皆てんでにバス停の周りに立っていて、後から走ってきた人が真っ先に乗り込む姿もしょっちゅうだ。特にお年を召した人たちはいつもちょっと嫌な顔をしている。

イギリスが好きで、とうとうこんなに長く住む事になってしまった私の人生だけれど、最近強く思うのが、「ここでは死にたくない!!」という事・・・

絶対いやだよ〜〜!!

あ〜、早くリタイアして日本に戻りたいわ・・・・とつくづく毎日のように思う今日この頃。これが年を取るということなのかしらね。先が思いやられるなあ〜〜〜

やっぱりちょっと重かった・・・


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劇評がすごく良くて、観たいなと思ってはいたのだけれど、金銭的に厳選してちょっと躊躇したのと、観たいと思った時にはチケットが取れなくなっていたのとでパスした芝居が、またまた映画館でのライヴ上映という形で観られる事になった
イプセンの「幽霊=Ghosts」主演のLesley Manvilleの演技が各紙で5つ星評価だったのでこの機会を逃す手はなかった。

イプセンはノルウェーの劇作家。どうしてもロシアとか北欧のちょっと一昔前の劇はイマイチ暗いっていうか、辛気くさいっていうか、私にはあまりピンと来ないので普段はちょっと避けている。もちろん作品として評価されるに値するものが多いのだけれど、どうも「重い」んだよね・・・

この「幽霊」はイプセンの代表作、「人形の家」の続編的な意味合いを持つと言われている。19世紀の女性たちは、まだまだ自由を謳歌したり自分の意見を主張したりという事は疎んじられていた。従順で貞淑な妻、良き母でありさえすれば可愛がってもらえる、という社会から少しずつ女性の自己主張が芽生え始めはしたものの、社会的にまだそれが受け入れられない葛藤に苦しんでいた女性たちがどれほどいたことだろう・・・?

酒癖と女癖が悪い夫をそれでも世間的には見栄え良く取り繕って家を守ってきたアーヴィング夫人。自分が守ってきたと思っていたものが実は虚構であり、最愛の息子にそのしわ寄せがのしかかってしまった現実を目の当たりのした時に彼女が選んだ最後の選択は、息子を苦悩から救ってやるというものだった

自由思想を持ち、自分なりに正しい道を選んできたと思っていた彼女が最後に気づいたのは、自分の言動が自由気ままに生きていた夫を少なからず縛り付け、その反動で夫は酒と女性関係に身を持ち崩し、さらには息子に先天性梅毒を遺伝させてしまうという悲劇を生んでしまったという事だった。父を尊敬し、自分はいつも誠実に生きてきた息子ーオスワルドが、身に覚えのない梅毒に犯されて末期の症状に怯えおののく様は本当に悲劇としか言いようが無い。

重いんだよ〜〜、やっぱりちょっと辛気くさい、でもその重さがやけに現実的で身につまされる思いがする。だから余計に観ているのがつらい。アーヴィング夫人役のLesley Manvilleと息子役のJack Lowdenの演技がピカイチだ。さすがは5スター評だけの事はある。特にスクリーンでは表情がアップで観られるので微妙な心理の演じ分けが際立っている。

19世紀半ばの文学作品で女性が意見を主張したり自分の生き方を見いだしていく、といったテーマは数多い。ジェーン・オースティンやシャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」はその代表作、D.H.ローレンスの作品における女性たちもそうだ。まだまだ社会に縛られていた女性たちが求めた自由思想や自己主張は今の時代でこそ当たり前であっても、当時にあっては大きな社会的変換の要素だったのだ。

私の好きなタイプの芝居ではないのだけれど、演劇作品としてはやはり価値がある。今回の演出はリチャード・エアー氏によるもの。シンプルで無駄が無く、役者の演技力を最大限の武器にした作品になっている。心を鷲掴みにされるような演技はやはり芝居を観る最大の冥利だ。1時間半の芝居なのに、見終わってぐったりしてしまう・・・
演劇」というのはこういうものなのか、、と久しぶりで演劇の原点をみたような気がした
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