見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

July 2013

20年近く振りのアフタヌーンティー


役者時代の仲間の娘さんが来ているので、日曜日は一日使って本当に盛り沢山の日だった
午後は観光という事で計画していたのに、なんと!この日曜日は地下鉄のノーザンラインが動いてなくて大変な事に・・・・やっとの事でビッグベンに辿り着いたらもう4時過ぎてたよ〜〜!

日曜日のウェストミンスターはすんごい人、人、人・・・・それも本当に観光客ばっかり!!(当たり前か)丁度学校が夏休みになったばかりの日曜日だったので、外国からのツーリストのみならずイギリス地方組の観光客もわんさか!(要するにお登りさんだ)道が塞がるくらいの人の数なのに、まっすぐにさっさと歩いてる人がいない・・・これは苦しい!

さて、この日の予定に「アフタヌーンティー」があった。なにせ彼女は18歳!初めてのイギリスでほとんど時間が無い中、とりあえず行きたい所、したい事を聞いてみたらビッグベン、ロンドン塔、アフタヌーンティーとの事,、、地下鉄のつまづきがなかったら足でロンドン半分網羅する予定だったのだけれど、2時間のロスは大きい。行きたかったティールームが閉まってしまう前に行かなくちゃ!という事でここは電車ではしょる

アフタヌーンティーといえばやっぱりどこぞのホテルのティールームが人気で、それこそリッツやブラウンズ、フォートナム&メイスン等、高級ガイド張りの所は有名だけれど、それって本来のイギリスらしいティーじゃないのよね。
イギリスで本当に伝統的なアフタヌーンティーをしたかったら、まず田舎に行く事だ

小さな街のティールームで手づくりのケーキやスコーンを、古くから使ってるようなティーポットで出て来るお茶と一緒に頂く。テーブルには布のクロスに刺繍があって、ちいさなお花が飾ってあるようなお店。お店の人は親切で暖かく、のんびりと午後の時間をくつろげる・・・それがイギリスのアフタヌーンティーの醍醐味だ。気取ったホテルの座り慣れないソファで、イギリス人でもないボーイのにわか仕込みの給仕で食べるのはいくら観光でもちょっとね〜〜、、、第一なに?あのお値段?!いくらなんでも法外だわよ・・・

という事で、ここはロンドンの真ん中でありながら秘密のティールームとして(それなりに)知る人の間で知られる場所。こんな場所をあえて紹介しちゃうメディアはやっぱりちょっと品がないね〜、、、と思いつつもそのおかげで知る事になるわけだからどっちもどっちか

入り口は勝手には入って行けなくて、ティールームに行きたい旨を告げて、さらにスタッフが人数、予約の有無、お茶か食事かを確認してから階段へと通してもらえる。上がって行くと回りのウェストエンドの喧騒からはちょっと想像つかない空間だ。
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各テーブルの椅子がまずバラバラなのが良い。もっと言うと、カップ、ソーサー、プレートと重ねてあるのだけれどそれさえもバラバラなものを組み合わせてる。ティーポットの色や形も違うものが棚にずらりと並んでいて、どれが自分に来るかはお楽しみ。私はお昼もどきを3時過ぎに食べたばかりなのでお茶だけにして、若い彼女はアフタムーンティーセットを頼む
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スコーンはプレーンで、もちろんクロッテッドクリーム。一緒に着いて来たジャムは始め何かわからなくて、でもさっぱりして甘過ぎないヤバい美味しさ 薄緑色をしていて、多分ライムだと思う。このジャムとスコーンはすっごく美味しい。そして下のスポンジケーキ。ビクトリアンスポンジを呼ばれるケーキにイチゴが乗っている。これも一見パサパサしてるみたいなのに食べるとしっとりしてる。この日は閉店ギリギリ駆け込みだったから、まあ残り物だったんだと思うけどそれでも乾いた感じはしなかった。私のお茶はロイヤルブレンド。やっぱり葉っぱで入れると美味しいわ〜〜

閉店近くなのに急がせるでもなく、それでもお姉さんは他のテーブルを回っては明日用にセットしていく。テーブルクロスを替え、プレートやカップを並べて、少しも動きを止めずに仕事してる。

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3段トレーはお二人様用だ。テーブルを綺麗に整えて一日の仕事を終えるっていいね。ここのケーキも日替わりでいろいろあるみたいだし、食事のメニューもあるようなので、次は違う時間に来たいな。アフタヌーンティーなんて何年ぶりだったか、、?前に日本からきた友人につき合ったのは20年近く前かも。あの時はホテルだったけど、このティールームのほうがずっと好きだ。今度友達とまた来よう

やっぱりGeorgeか〜・・・


初産は遅れがちとよく言うけれど、キャサリン妃の出産も「そういえば7月っていってたのにまだ〜?」みたいな感じだった。やっと生まれたのは待望の男の子! やっぱりね、王位継承者の妃になったからには男の子を生むというのは最大の義務なのだ。とはいっても英国では女性にだって即位権はあるのでこれが王女だったところで別にとりたてて問題では無いけれどね。実際性別に関係なく生まれた赤ちゃんは王位継承権3位になる事は決まっていたのだから・・・

賭け事大好きなイギリス人、もちろん赤ちゃんが男か女か、そして名前に至るまでみなさん賭けていましたよ〜〜。実は一番人気は王女でAlexandraだったそうだけど、男の子が生まれたと発表されると一気にGeorge(ジョージ)やJames(ジェイムス)に人気が殺到したそうだ。私としてはジョージよりジェイムスかな〜?と思っていたのだけれど、フタを開けたらGeorge Alexander Louisとなったそうな。

今回は3つだけ?っという気もする。ウィリアムもチャールズ皇太子も確か名前は4つあったよね。ところで階級社会のイギリスでは名前を聞いただけである程度家柄が解ってしまったりするのだ。アッパークラスの名前といえばロイヤルファミリーにしょっちゅう出て来る名前。たとえば、

William(ウィリアム)Charles(チャールズ)James(ジェームス)Phillip(フィリップ)Auther(アーサー)Albert(アルバート)
女性ならCatherine(キャサリン)Matilda(マチルダ)Elizabeth(エリザベス)Anne(アン)Charlotte(シャーロット)Alice(アリス)
etc.....

典型的な貧乏ワーキングクラスなのに子供達の名前が上記のように並んでいたら「けっ!カッコ付けやがって!」と鼻で笑われたりするのだ。逆にまた、Kevin(ケヴィン)とかTracey(トレーシー)なんて名前は絶対に貴族にはつけられない。(まあ絶対かどうかは解らないけど)

ダイアナ妃の実家は18世紀から続く伯爵家だったけれど、ケイトさんは貴族ではない。大体彼女がウィリアム王子と大学時代からの付き合いでずっとメディアから目を付けられていた頃は普通にKate Middletonで通っていたのに正式に婚約した途端、愛称のケイトではなく正しくキャサリンと呼ばれるべきだとなってしまったあたりも可笑しいよね。まあ今では無難にキャサリン妃と書かれるけれど、今でも私達はケイトさんと呼んだりもする。

でも彼女の実家は貴族ではないけれどそれなりに成功したビジネスマン家庭でいわゆるアッパーミドルクラスのお嬢さんだ。彼女の名前はキャサリン・エリザベス、妹のピッパさんは正式にはフィリッパ・シャーロット、弟さんはジェイムス・ウィリアムだ。こういう名前をつける事で家柄を維持している、ともいえるのだ

日本では最近はキラキラネームと呼ばれる良く解らない名前が流行っているらしい。こちらでもある。いつも家族で検査に来る家の3人娘は上からクリスタル、ルビー、ダイアモンドだ・・・ファーストメームがその名もHappinessさんが来た日には本当に冗談かと思ったわよ・・・親御さんの願いなのか? この前の男性は予約時に名字は?名前は?と聞いた所、もういつもの事なのだろう、「Well,,,Thanks to my parents...」と前置きして名字も名前もAli(アリ)だと言う・・・アリ・アリだよ、、、

まあ今度の王子は3つの名前でGeorge Alexander Louisというのは良い組み合わせなんじゃないかな。フランス語読みのルイという名前も最近はポピュラーだなあ〜。Lewis(ルイス)じゃなくてLouis(ルイ)。キャサリンもCじゃなくてKだったりとかね。そのうち王室にもキラキラ張りの名前が使われるようにはなるんだろうか???

ジョージという名前に賭けた人は勝ち率は低かっただろうけど、まさか全部3つ当てた人なんているんだろうか?いたとしたらいったいいくらの勝ちだったのかなあ〜〜?

体験型演劇=The Drawned Man


もう何年も前からずっと観たかったPunchdrunkというプロダクションチーム
彼等はいわゆるImmersive Theatre(イマーシヴ・シアター)と呼ばれる体験型の演劇を提供しているグループで、そのレベルの高さは定評があり、いつもチケットは即日完売状態で私も過去数回に渡って行きたくても行かれなかった。その演目もなかなか好奇心をそそる物ばかりで、私が最初に彼等の事を知って行きそびれた公演が「ファウスト」(ゲーテ)、その他にも「マルフィ公爵夫人」(ジョン・ウェブスター)「赤死病の仮面」(エドガー・アラン ポー)等、ちょっとソソラレル題材を持って来る。

体験型演劇は、いわゆる市街劇プロムナード劇と呼ばれるもので、劇場という舞台空間ではなくもっとオープンなスペース=役者と観客の仕切りラインの無い場所でおこなわれる演劇だ。パンチドランクのプロダクションは市街ではなく、いつもあるスペース/建物を使ってのプロムナード劇だ。昔のドックランドの造船所の倉庫とか、取り壊し予定のビルとか・・・今回使われたのはパディントン駅の隣にある元ロイヤルメールの集配所だった建物で、ここをなんと、ハリウッドの映画スタジオに変身させた。その名も「Temple Studio」。このロケーションはチケット購入時には明かされておらず、最近になって発表された。

毎公演の入場は10分ずらしで一時間かけて全員が入り、入場時間はチケットを取る時に自分で選ぶ事ができる。この日は日曜で5時からの一回公演。入場時間は最終が6時になっていた。私は初めてだし時間をかけて体験しないとコツがつかめないかもしれないと思ったのもあって最初の5時入場のチケットを取っていた。

観劇の前日にメールがきて、歩き回り易い靴で来る事、足場には留意しているものの、暗がりやスモーク等の効果演出もあり充分注意するようにとの注意書き、バッグ等の荷物は一切持って入れないので入り口でクロークに預ける事、観客は全員仮面を付ける事になるのでできればメガネよりコンタクトレンズが便利な事,、、等の注意事項が送られて来た。期待度一気に上昇

時間にベニューに着くと言われた通りまずバッグを預ける。普通の劇場のように開演前にバーが開いてるという事はなくて、そのかわり中にキャッシュバーがあるというのでとりあえず£10札を一枚ポケットに押し込んで列に並ぶ。簡単なプロットが書かれた紙切れとチケット以外は手ぶら。そして全員に仮面が渡される。この仮面、かなり不気味。でも目の部分は大きく開いていて、鼻の上部までなので息もできるし口も自由だ。30度級の暑い日だったので中にはペットボトルの水を持って入ってる人もいた。(これはOK)

仮面を付けた私達はabsolute silence(徹底した沈黙)を命じられる。そしていよいよ「ハリウッド、テンプルスタジオ」に送り込まれるのだが、この時点でゾロゾロとエレベーターを降りるうちに不意にドアが閉まってしまい、最初に降りた半分の人達は地下へ、そして私達は再び2階まで連れて行かれて解放された。この時連れと離ればなれにされてしまった人達もいて、ここからは本当に完全に個人での体験という事になる。

全体はかなり暗いので、注意してのろのろと進むうちにもう少し先が見える、、といった感じでこのスリルがなんとも言えない。どっちへ行くか、、、誰かに付いて行くも良し、一人で皆と違うほうへ行くも良し。そして薄暗い先に見えるドア・・・全体が映画スタジオになっているので、林の中に俳優達の休憩するキャラバンがあったり、ドアを空けると次のスタジオだったり、誰かの楽屋、宿泊部屋、衣装やカツラ、縫製室やスタッフの事務室・・・ありとあらゆる映画関係の小部屋が至る所にあり、とにかく目についたドアを開けてみないと何にでくわすか解らない

ほとんどの部屋は無人でこれもとっても不気味なのだけれど、時々仮面をつけていない俳優達があちこちでシーンを演じている。観客は仮面をつけているのでこの区別はすぐに付く。各シーンは5分程で、その場に居合わせた観客が見守る中、台詞はなく、ダンスでシーンを演じている。シーンの後、役者を追っかけていけば次があるのかというとそうでもなく、続きがある場合もあれば、いつのまにか鍵のかかるドアの向こうに逃げられてしまってまた取り残されたりする

目につく限りのドアを開けては、役者に出くわしたら付いて行く・・・を繰り返すうち、かるく1時間以上経過してしまった。全部で3フロアーだという事もこの頃には解って、非常階段に出ると階を移動してみる。するとまた別のスタジオという事で、本筋とは関係ない「映画の撮影中」のシーンが展開していたりする。最初はカップルやグループも多かったのに、気が付くと殆どの人は一人で歩き回っていた。おそるおそるドアを開けて反対側に仮面を被った人がたっていた時には思わずぎょっとしてしまう
そろそろ歩き疲れた頃、こわごわと開けたドアの向こうに丸いテーブルが並んでステージらしきものが目に入った時、不意に横から声がして、「どうぞ、ここがバーです。ここでは仮面を取ってくつろいでください」といわれた。運良くキャッシュバーに出くわしたらしい

テーブルで冷たいミネラルをウォーターを飲んでいると、ステージでは手品をやったりクラブ風のバンドとシンガーが演奏したりしてこれもまた50年代風のハリウッドスタイル。ここで離ればなれになっていた連れと再会している人達も・・・始めは少なかったけれど、しばらくすると次々にバーに辿り着いた人達がやってきて結構な賑わいに

最終シーンは最期の15分くらいと最初に聞かされていた。どうやって、どこで行われるのか解らないけれど、最期の1時間をまた歩き回る。役者を見つけてついていくと、さっき観たのと同じシーンだったりして・・・
そしてしばらくすると、開かないドアにぶつかる事が増えて来る。あるいは黒いマスクのスタッフがさりげなく無言のまま手招きで「こっちはダメ」と合図する、、、そして開いてるドアを抜けて進んで行くと、いつの間にか沢山の人が集まっている林の中に出て、中央の舞台でメインストーリーのダンスシーンが繰り広げられていた。最終シーンだ。さりげなくこの場所に誘導されてきた観客達がほぼ全員集まった頃、クライマックスのシーンが演じられ、そのまま前キャストも登場してフィナーレとなる

劇団プロデューサーのインタビューによると、「おそらく殆どの観客は全体の約3分の1位を観る事になるでしょう」との事だった。確かにフィナーレに出てた役者のうち、半分は「こんな人いたっけ??」だった・・・・観客全員が違う3分の1を観て、成立する芝居。それで良しとするか、「もったいない!!」と思ってしまうかなのだが、それで成功している所が凄い。私は手当たり次第にドアを開ける事に夢中になって、ちょっと役者を追っかける(遭遇する)時間が少なかったかもしれないな〜〜。でもバーで休んだ時間以外、2時間半を歩き回った結果なのだから、あれが私の観た芝居だったのだ

こういう芝居はあくまでも参加型なので、自分の足で見つけて行かないとお金を払った分が観られない。イマーシヴ演劇が日本ではイマイチなのは国民性なのかもしれないね。教室で黒板に向って机に座り、先生の話を聞くように躾けられた日本人は、どうしても自主参加精神に欠ける。でも与えられたものに対する受け手になるだけじゃなくて、何が得られるのか探るという楽しみこそが醍醐味なのだ

いつもは数週間の公演でチケットが取れずにいたPumchdrunkの公演、今回はNTとの共同企画だからか、12月まで決定しているようだ。(最初はもっと短かったと思ったから、伸びたのかな)なんだかもう一度行って違う角度から観てみたくなる。パンチドランクの公演を見慣れている人達は、多分コツが解っているのだろう。私も次回は役者を見たら走って追いかけるか・・・入場時間を遅らせて途中休憩を短くしてもいいし。う〜〜ん、考えちゃうな、しばらく開けてから秋頃にまた行ってみようか・・・・暗闇とスモーキーなパウダーの匂いと、役者を取り巻く仮面の観客達、、、すごく怪しい別世界の空気に魅せられてしまう・・・・アブナいわ〜〜〜




コワイお話・・・「震える牛」


最近はちょっと日本のドラマから離れていた。それでも「あまちゃん」は始まってからずっと観てるけど・・・
それというのも私のMacがいよいよ古くて、もういろんなアプリケーションもアップデートできない状態になってきてしまっている。メインブラウザーとして使ってるFirefoxもこのHDが古過ぎてこれ以上アップデートできなくて、セキュリティーが危ないらしい。(という警告が度々出る)日本のドラマをネットで観ようとすると、もう遅くて遅くてまともに動画が観られないよ〜〜!!

という訳で動画は結構観づらくなってしまっているのだが、WOWOWドラマでまた三上博史さんが出るというので「震える牛」を観ている。WOWOWのドラマはいつもとても見ごたえがある。社会問題を扱うドラマは、内容的にスポンサーがらみで作り難いものだが、有料チャンネルの特権で、スポンサーや視聴率を気にせずにかなり切り込んだドラマをいつも提供してくれる

10年程前だったか、里帰りした時の事。一人で銀座をブラブラと歩いていた時(銀ブラでございます〜!)数寄屋橋の交差点の所に献血車が出ていた。日本では昔からよく見かける光景だが、私は一度も献血をした事がない。別に嫌だったわけでもないし、それなりに興味はあったのだけれど、日本に居た頃はとにかく忙しくてそんな事まで自分の時間を裂く余裕が無かったというのが本音だ。元気の良い若者に「献血にご協力頂いておりま〜す、いかがですか?と声をかけられた。一度もした事ない、と答えると「ではこの機会に是非!」と目を輝かせて誘われる。私は日本での保険が無いし、そのあたりがどうなのと思って「海外在住なので保険とか無いんですよね」と言うと、まあそこは話の流れで「海外はどちらですか?」となる・・・

「イギリスです」と答えると、一瞬「えッ、、」と引いた感じで、今度はちょっと慎重に尋ねられた。「○○年から××年まで(詳しくは忘れた)の間に英国にいらっしゃいましたか?」
私はもう10年以上(その当時)ずっとイギリス生活だと答えると、今度はとてもすまなそうに「申し訳ございません、その期間に英国に滞在された方は献血いただけないんですよね」と言う。今度はこっちがビックリだ何で?何でイギリスに居た人間が日本で献血出来ないんだ

実はこれは90年代にイギリスを中心にヨーロッパで問題になった狂牛病(BSE)の為だという。流石は日本!!こういう事に対する過剰防衛は素早く行き届いてるよね。(数年前の鳥インフル騒ぎもそうだったよ)確かにイギリスで一時期狂牛病は大問題になった。あちこちで発症例がみられ、結果的に4百万頭以上の家畜が処分/焼却された。殺された牛達が中世の魔女よろしく火にかけられて焼かれている無惨な写真が新聞の一面に出たのを見た衝撃は忘れない

それにしてもこの一定期間中にイギリスに滞在した人は献血ダメというのは、今でもそうらしい。ただ、以前は数日の旅行でもダメだったのが今は「1ヶ月以上滞在した人」に緩和されたらしい・・・(それを緩和とあえて言うならば)

今回のドラマ「震える牛」はタイトルからして「ああ狂牛病の事だな」と解る。原作は私は読んでいないけれど、本格社会派ミステリーという事で高い評価を得たようだ。事の発端は5年前の殺人事件の見直しという事が食品偽装と絡まって、おそらくはこれからもっと中核の震える牛の事実に繋がっていくのだろう。実は奇妙な事にこの題材はまたしても今のイギリスにタイムリーにヒットしている

というのも、つい2ヶ月程前にイギリスの各地で、ビーフ100%と表示された冷凍/調理済み食品(ハンバーグやラザニア等)の肉から馬のDNAが検出されて大騒ぎになった。ひとつが見つかると後から後から発覚して、1ー2週間の間に名のあるスーパーのほとんどが巻き込まれた。出荷元は東欧のどこぞの牧場らしいというあたりまでは報道されたが、それ以降どうなったのかトンと聞かない。報道された限りでは出て来たのは馬のDNAだけであくまでもビーフ100%という事なのに商品表示を偽ったという事で問題になったのだが、このドラマ「震える牛」を観ていると本当にそれだけだったのか、、、と疑問が沸いて来る

馬肉は食べられるのだから表示偽装だけならまだ許せるとして、ドラマのミートボックスみたいに腐りかけの肉やネズミの肉なんか入ってたら・・・と思うとゾッとする 一時期は毎日新聞に何らかのニュースになっていたのに、今ではもう誰も何も言わない、、、どこからの肉だったのか、どのメーカーの食品に入っていたのか、それらの商品は今はどうなってるのか・・・???どこかで田川刑事や鶴田記者のように今でも執拗に追ってる人はいるのだろうか??(疑わしいなあ〜〜〜)

賞味期限にしても、こっちで日本食のスーパーに行くと袋に英語解説のラベルが上から貼られていたりする。Best Beforeの日付もシールをはがすと違っていたり、、、という事もあった。どこまでが本当に「大丈夫」な範囲なのかは私達には知る由もない。

このドラマは全5回という事なので既に後半に入っている。う〜ん、私の推測ではなんだか味方のような顔をした佐野史郎さん演じる捜査一課長がなんだか怪しいなあ〜〜〜。「情報は俺にだけ報告すればいい」なんて言ってるけど、逆にいえば一手に集めた情報を一握りで潰す事もできるわけで・・・

三上博史という役者を観たい場合、まっすぐで等身大な役というのは実はそれほど面白くはないのだけれど、下町ロケットの社長役も実直でよかったし、今回の三上さんもドラマの中心にちゃんと座ってる。実は小林薫さんも私は結構好きなのだ。初めて小林さんを観たのは昔々、今の都庁のある新宿西口がまだ空き地で状況劇場の赤テントでだった。その後メジャーな仕事をするようになったけれど、やっぱり良い味だしてるなあ、と新ためて思う。三上さんとは役者としてタイプが違うけれど、まっすぐな田川の視線と裏のある滝沢の陰のある演技のミスマッチが巧く生きてる。

原作は読まずにドラマだけで観ているので、ストーリーがどれだけ原作通りなのかは解らないけれど、最期にどこまでもっていくのだろう??真実は暴かれるのか、知らないほうが良い世の中に巻かれるのか
これを観てると出来合いの食品は買いたくなくなる・・・やっぱり食材は自分で買って一から料理するのが一番だよね。

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