いつまでたってもちっとも春にならない、、、相変わらず気温は1〜2度が続いている。来週末には夏時間が始まるんだからもう笑っちゃうね、、、で、待っててもしょうがないからブログのテンプレートを数年前に日本に言った時に訪れた慈雲寺の枝垂れ桜にしてみました。実はこの写真は銀行のオリジナルデザインのデビットカードにも使ってます。
さてさて、、今回の発見は地元近くに隠れていたチャイニーズの卸しスーパー。大分前にエリアの反対側にチャイニーズのスーパーがあるんだ、という事を耳にしたけれど、どこなのかは知らなかった。実はシュウマイを作りたいと思ったのだが、それだけの為にわざわざ都心まで出るのは時間もお金もかかる・・・そこで思いついて探してみた。家からバスで15分程の所、外からじゃあ見ても全然解らない感じで、まさに業務用という造りの建物だ。
Hoo HingというこのCash&Carryのストアーは、お店というよりむしろレストランやテイクアウェイのビジネス向けの大型卸売りという事らしい。でもビジネスだけじゃなくて一般の人もいつでも行って買う事ができる。これってすごく親切じゃない? でも知らなければ解らない、チャイニーズの人達の秘密の場所、という感じ。お値段はもちろん卸し価格だから、ウェストエンドの店よりずっと安い。
まあ私の場合は日本食を家で作る事は殆ど無くて、それでも買っておきたいものといえばまず醤油、みりん(これは最近はシャオシンワインを使う)、餃子の皮、ブルドックの中濃ソース、お米、たまに海苔、たまにふりかけ、、、といったところか。でも此れ等は実は最近は現地のスーパーでも買えるのだ。この中で買えないのは餃子の皮とブルドックソースくらいかな。お気に入りスーパーWaitroseにはお米からお醤油から梅肉やわさびだって売っている。ただし、、、お値段は法外よ!これらの品を日本の店/現地のスーパーよりもずっと安く買えるチャイニーズ系のお店の、
さらにその卸し屋さんとなればもう天国。
だいたいお醤油だって、別にキッコーマンじゃなくても良いわけです。もちろんキッコーマンのほうが美味しいような気もするけれど、(社長の息子が同級生だったし)中国にだってお醤油やお酒の良いメーカーはあるわけです。ちなみに値段は軽く3分の1くらいで・・・韓国産の立派な海苔や丸々とした干し椎茸が大袋に入ってびっくりするような安い値段で売られている。
中に入ってまずその広さと空間、そして明るさと整然さに驚いた。綺麗なのだ。そしてまず大きな水槽に泳ぐ鯉や生きたロブスター。これは本当に新鮮だよ〜〜!お野菜もどれもすごくフレッシュ。やっぱりレストランやテイクアウェイ用に卸すにはこれくらいの新鮮な食材でなくちゃね。果物も綺麗だ。日本でも滅多に見ないような太さのごぼうやフレッシュなハーヴの数々に思わず興奮してしまう・・・ 乾物類、麺類の豊富な事。カップラーメン類の他にも日本のおそばの横に茶蕎麦や抹茶蕎麦なんてものある。どれも大入りの袋に沢山入って笑っちゃうお値段。奥には調理用具(中華鍋や竹のせいろ)もあるし、スパイスやソース類の数が半端じゃない。
海苔や味噌も日本のものだけじゃなくいろんなメーカーのものがある。(日本のものはやっぱり他よりも高い)
そして何列も並んだ冷凍庫にはありとあらゆる点心が・・・餃子やシュウマイ、春巻きの類いはもう沢山種類があって、どれがどう違うのかわからない・・?お目当てのシュウマイの皮も、シュウマイ、餃子、ワンタン、春卷きの皮が生もの、冷凍物といくつもあって迷う。
結局たっぷり1時間も店内にいた。でも誰も何も言わない。スタッフはみんなそれぞれ仕事をしながら、それでも雰囲気はとてもリラックスしていて、音楽も丁度良いボリュームでかかってる。業務用の所だと、一般人として行くとちょっと居心地悪いかな、、と思ってたら大間違い。ちなみにスタッフ/顧客用のトイレもあって、すごく明るくて綺麗だ。
このHoo Hingはロンドンに6店舗、ロンドン以外にも主要都市にいくつかあるみたいだ。でもこういうCash &Carry式の店は普通交通の便がとても悪くて車でないと行かれない所が多い。実際ロンドンの他の店舗はどれも駅からはかなり遠い。なのにこのNorth London店は駅から歩いて3分程。うちからだとバスが2本通っている。しかも駅前にはマクドナルド他数件のカフェもあるので、休みの日にじっくり買い物してちょっとお茶するにもぴったりだ。
いつもの日本の店で買ったら合計で£25-00位かな、と思った今回の買い物で、金額は£16-70。これは発見でした!!灯台もと暗し、とはこの事だわ。最近行くようになった地元のチャイニーズクリニックの先生達に教えてあげよう!
さ〜て、シュウマイを沢山作って冷凍するかな。