見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

July 2012

はじまり、はじまり!


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遂に幕を開けたロンドンオリンピック。金曜日の開会式はどんな感じになるのか気になっていたのだけれど、さすがはダニ・ボイル氏、すっごく良い仕事してくれましたよ!

とにかく「イギリスらしい」が一杯詰まったセレモニーだった。あれだけのひろいスタジアムを巨大な劇場の舞台にして、ウィリアム・ブレイクのエルサレムに歌われるgreen and pleasent landで始まった舞台は、本物の牛や羊が草を食み、田園風景の中での古き時代の英国生活を繰り広げる。そこから産業革命に象徴されるエンジニアリングの発展の様子へと舞台はがらりと変わるのだけれど、この10分くらいかけての転換は素晴らしかった

19世紀産業革命の立役者、ブルネル(Ismbard Brunel)に扮したケネス・ブラナーがシェイクスピアのテンペストからの台詞を引用してこのイギリスという島にやってきたすべての人を歓迎する。ここからはもう巨大なステージ一杯に島の発展を支えて来た庶民達の姿があちこちに溢れている。鉄産業の発展は来る日も来る日も汗と泥にまみれて働く労働者達あってのものだったのだ。やがて旧英連邦から多くの移民達が新しいイギリス人として加わり、女達は政治に参加する権利を求めて行動し、まさに人々の労働の賜物として、高く聳えた煙突から生まれた5つの金色に輝く輪がやがてひとつになってオリンピックの五輪を形成するあたり、実に地に足がついた演出だ。絵としての舞台も素晴らしい

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そして(今や地に落ちた感じもするけど)イギリスの誇った国民健康保険=NHS、子供達がらみのイギリス文学=アリス、ピーターパン、チキチキ・バンバン、ハリー・ポッター、そして最期は空から大勢のメアリー・ポピンズが降って来る。この子供専門病院(Great Ormond Street Hospital)のシーンはちょっと長かったかなあ、、丁度中だるみし易いタイミングだったからかな?

その後はイギリスが世界に誇って来た音楽の数々。このメドレーはもう年代に関係なく、すべての人を喜ばせたに違いない。ジャイヴ、ロックンロール、ビートルズ、ハードロック、グラムロック、パンクロック、ニューウェイヴ、ポップス、ラップ、まさにあれもこれもと盛り沢山。舞台はインターネットからスマートフォンの時代となり、ライティングやプロジェクターを使ってカラフルな演出。 

何と行っても目玉はエリザベス女王のフィルムデビューか!

実際の007映画では今まで無かったジェイムス・ボンドと女王のシーンが登場、しかも女王の愛犬達まで準主役扱いで・・・女王がヘリコプターからパラシュートで飛び降りた、、?!というシーンから実際の女王が貴賓席に登場という演出。イギリスのユーモアとはこの事なのです。日本で天皇陛下をこんな風に使う事など考えられるだろうか、、?!いや、日本だけじゃない、世界中の王室を見回したってこんな事をやってしまうのはイギリスだけなんじゃなかと思う。 

もうひとつのイギリスらしいユーモアは「炎のランナー」。ここは真面目にオーケストラ演奏、、と思ったらちゃっかりMr Beanが紛れ込んでいる。本来ならぶち壊しの設定をうまく融合させて笑いを誘うのがイギリス式。自身をジョークにできない人をイギリス人はユーモアのセンスが無いと言う。お高くとまっているだけじゃ輪に入れないのだ

ダニー・ボイル氏は映画監督として有名になり、スラムドッグ・ミリオネアではアカデミーを受賞した人だけれど、元々が舞台演出家だから、今回のステージも演劇の演出に近い。そして彼は心理的にダークな部分を魅せるのがとても巧い人だと思う。初期の映画、「Trainspotting」や「Shallow Grave」は内面をえぐるような強烈な印象だった。スラムドッグにしてもデカプリオのThe Beachにしても内面のの部分をとても効果的に出していた。今回のセレモニーでも、民衆の汗と泥、悪夢に怯える子供等、骨太で必ずしも美しくない部分をしっかりと見せる事で説得力を持たせていた。そして動と静の使い方も見事。総勢8000といわれるキャスト達がうごめく中、時折ピタっと静止するシーンを効果的に使っていた。会場に居る人達から集めた「今日このセレモニーの日を一緒に迎えられなかった人達」への黙祷の時間も、イギリスらしい配慮だった。このショウが絶賛されたのは見栄を張らなかったからだと言って良いと思う。見栄や見せかけでなく、しっかりと地に足がついたものを見せてくれた

オリンピック開会式でいつも最期まで秘密にされるのが聖火の最終点火ランナーだ。いつだって、その国を代表する、オリンピックに大きく貢献した人がその役割を担って来た。今回言われなくても容易に想像できたのは、やっぱり5会のオリンピック出場ですべての大会で金メダルを受賞したスティーヴ・レドグレイヴ氏だった。それは確かにその通りだったのだけれど、今回はまだその続きがあった。英国を代表するアスリート7人が各々次代を担うであろう期待の若手アスリートを推薦し、今はまだ無名の若手7人の手によって点火された。次代へと続くオリンピック、これはロンドンが開催地として立候補した時からのプレゼンのテーマでもあった。これはとっても新鮮で素敵な演出だった。これからのオリンピックでもこうした新しい姿勢が見られるといい。

オリンピックで何が見たいかというと、特にこれというものがあるわけではない。イギリスか日本がメダルを穫れそうなもの、という事になる。どのゲームが何時なのかも把握していないので、たまたまテレビをつけた時にやっているものを見る事になりそうだ・・・
頑張れイギリス! 頑張れニッポン!!

遂に夏!やっとオリンピック!


突然夏になったイギリスです!
先週はずっと最高気温が18℃くらいだったのが週末に20℃を越え始め昨日からはあっという間に夏になったよ。今日も快晴で30℃になるらしい

オリンピックの聖火リレーもイギリス全土を回っていよいよロンドンにやってきた。ロンドン中を5日間かけて回ったらいよいよ金曜日の夜には開会式。ここにきてやっとオリンピックムードが盛り上がって来たかんじ。明日(水曜日)には私の職場近辺も聖火リレールートになっている。あとは開会式を待つのみ、、、といいたいところだけれどそこはやっぱりイギリスで、いろいろと問題があるのだ・・・

オリンピック会場のセキュリティーを引き受けていたプライベートの会社が、予定していた警備員数のトレーニングが全然間に合っていないと認めたのが2週間程前。オリンピックの為に大勢の人を雇って荷物の点検や会場の見回り等、トレーニングをしていたものの、最終的に満足出来るレベルに到達出来た人達が極端に少ない為、急遽警察や軍隊から大量に助っ人が入る事になった。普段はアフガニスタンに駐屯していて、2週間のホリデーの予定だった兵士達が急遽ホリデー返上でオリンピックの警備に当たらなくてはならない・・・もちろん彼等が入ってくれれば心強いけれど、それにしてもオリンピック会場を大勢の迷彩服にベレー帽の兵士達がいるのもなんだかものものしい・・・でも背に腹は変えられないよね、何かあったら大変な事になるし。ミュンヘンの時のような事は絶対にあっちゃいけない

いきなり暑くなったのは嬉しいけれど、地下鉄や特にバスの車内の暑さはやっぱりかなりのもので、これは世界中から苦情がい〜〜っぱい出そうだわ、、、昨日の夜は開会式のリハーサルがあったのだけれど、その帰りの時間、ストラトフォードを通る地下鉄線がトラブルで動いていなかったそうな。オリンピック競技のチケットも世界中からの予約チケットの郵送が間に合わず、ロンドンに来てから受け取る事になった人達が5時間も並んでるとか、ヒースロー空港で入国審査の係員を増員したはいいけど彼等がストライキを遂行するかもしれないとか、本当にこういうのっていかにもイギリスなんだよね・・・

そうそう、ロンドン入りしたIOC会長さん、良い事言ってたよ。最終準備段階のオリンピック会場/施設を回った後、レポーターの「ここまでの準備段階において、ロンドンは他の時(北京やシドニー)と比べてどうでしょうか」という質問に、「準備段階は問題じゃない。大切なのはすべての競技を予定通り遂行して、無事に閉会式を終える事です」と。いやまさにその通りです!!

「オリンピックなんて興味ないよ〜〜、、」と言いつつも中継してるとチラチラ観ちゃったりするのがオリンピック。日本の皆さんは時差があるのでなかなか大変か・・・でもこっちだって昼間は仕事してるんだから、観られるのはせいぜい夕方からの競技と後はダイジェスト盤ですわ。今までのオリンピックでは普通にBritsとかGreat Britainと言っていたのに今回はTeam GBという名称が定着している。これまでも一応Team GBだったんだけど、ニュースやオリンピック番組ではほとんど使ってなかったと思う。それが今回はいやに耳につく、これもメディア協定か・・?

少し前にこのブログにも書いた、5月から雨風にさらされてボロボロに色あせた街を飾る英国旗たち、どうやらオリンピック直前に新調されるようで、職場近辺は付け替えられてた。聖火リレーも通るのだし、景気よくしなくちゃね。我が家も金欠の丸一年から脱皮してようやく陽射しが見えて来た事だし、やっと遅い夏がやってきたかな。今のこの真夏日もいつまで続くのかは解らないけど少なくとも今週一杯は持つらしい。オリンピックの為に人生を捧げて来た沢山のアスリート達/家族達にとって最高のオリンピックになりますように


来年の話に鬼が笑う?再来年は?


個人的に、ちょっと浮き浮きしております。金銭苦だったこの丸一年!いつまで続くかと思っていたら、急展開が訪れてどうやら脱出できる運びに・・・・よく言うよね、「長くて暗いトンネルの出口が全くみえない・・・」でもトンネルはまっすぐとは限らないのだ。暗くて見えなくてもそのトンネルは大きく湾曲していて、曲がったとたんに出口が目の前にあるのかもしれない。今が最期の曲がり角かもしれないのだ。またひとつ人生を学んだ気がする。

で、メドが立った途端に早速買ってしまったのが芝居のチケット、それも来年と再来年の分。最近のロンドンの芝居は昔のようにロングランというのがなかなか成立しなくなって来ている。ミュージカルなんかは相変わらず観光客に人気だからヒット作は続いていくけれど、普通の芝居は3〜4ヶ月限定のような形がほとんどになってきている。シーズンという事で向こう半年から1年のプログラムが随時発表されていく

その中で、今年の冬から来年の冬までのシーズン演目が発表になったMichael Grandage Company。彼はこの10年間倉庫を改造したスタジオ型の劇場、Donmar Warehouseの芸術監督だった人だ。客席わずか180程のDonmarから次々と良い作品を送り出し、数年前から年間を通じての公演をシリーズとして発表してチケットを発売するスタイルをとっていた。こんな小さなスタジオ劇場にイギリスを代表する実力派のベテラン俳優達が次々と出演するものだから、ロンドンでもチケット取りがかなり難しくなってきたものだ。今年からDonmarの監督は変わったけれど、自身の演出作品をシリーズとして打ち出す姿勢は変えていない。

2012年12月から2014年2月までの演目も、すべて観たいもの揃い。ベテラン俳優サイモン・ラッセル・ビール、ジュディー・デンチとベン・ウィッショウの競演、ハリー・ポッターから脱皮して大人の俳優へと目指すダニエル・ラットクリフ、大好きな「Little Britain」のデヴィッド・ウォーリアムがボトムを演じる「夏の夜の夢」そしてシーズン最期がジュード・ロウのヘンリー5世。う〜〜ん、全部観たい!!けれどここはやっぱり厳選しなくては、、、という事で、取ったのはJudi Dench+Ben Wishawの「Peter and Alice」とジュード・ロウの「Henry V」なんとチケットは来年の3月とヘンリー5世のほうは2014年の1月ですわ!!

先週観て来た「One Man, Tow Guvnors」はもう笑い転げた スラップスティックコメディーっていうのも随分観ていなかったなあ〜。去年のNTでの初演から絶賛されていたので観たかったけれど、金欠対策で我慢していた作品。それがこの夏に再演されて特別オファーの料金で凄く良い席が取れた。英語の題名を聞いた時はピンと来なかったのだけれど、この戯曲には原作があって、それが「The Servant of Tow Masters」と聞いた時、なんとなく記憶の底から浮かんできたのが二人の主人を一度に持つとという芝居の題名とアルレッキーノという名前。もう遠いむか〜〜しにあった気がする

幕間にプログラムを見てみると、原作者のカルロ・ドルゴー二は18世紀後半のベニス生まれの人。当時は俳優達が鍛えられた身体をフルに使ってドタバタと転げたり走り回ったりして見せ場を作るコメディーが流行していて、フランス宮廷(ルイ15世)にも召し抱えられていたそうだ。あれ、、?丁度カサノバの世代だわ。芝居やオペラ大好きで毎日のように劇場に行ってたカサノバもきっとドルゴー二の喜劇を観たに違いない それにしてもこの芝居の題名と役名が記憶にあるという事は、私昔にこの舞台を観たんだろうか、、、?観たような気もするけれどちょっと覚えてないなあ〜〜

このOne man, Two Guvnorsは舞台を60年代のイギリス、南のシーサイドリゾート=ブライトンに移してストーリー設定は原作と同じで書き直された一応新しい芝居だ。台詞のユーモアもイギリス風になっている。お金欲しさに2人の主人に使える事にしたものの、二人の主人が同じ宿に泊まってしまい、あっちにもこっちにも・・・というドタバタの立ち回り。シチュエーションだけでなく、実際の役者の身体の動きがものを言う。最初からず〜っと笑いっぱなし。途中で客席から観客を舞台に上げてシーンに参加させて笑いを誘う場面もあって、場内盛り上がった。笑うというのは本当に素敵なストレス解消だ

今年は無理だと思っていたけれど、うまくすれば秋には日本に行かれるかもしれない・・・そう思ってチェックしてみたら、そうか大竹しのぶさんと藤原竜也さんの「日の裏姫物語」が11月からだ。う〜ん、これは実はとてもとても観たい。15年前に藤原竜也君が出て来た当時、「この子は大竹しのぶさん以来の天才だ」と思ったものだ。なんと今年で30になったのだから本当に早い・・・おばさん年取るはずだわ。11月ねえ〜〜、行かれるかなあ? 日本で遊べるだけのお金を今から調達するのはなかなか苦しい。現在の貯金ゼロですもの。でもここから脱出できるだけでも有り難い。

再来年のチケットなんか取っちゃって、それまでに何があるかも解らないのにね。来年の事を言うと鬼が笑うというのはどんな理由だったか、じゃあ再来年はどうよ


英国旗=Union Flagが大活躍?

何だか今年はずっと街で国旗(ユニオンジャック)がはためいている
事の初めはエリザベス女王の戴冠60周年記念。これを祝う為に5月の中頃から街の大通りやショッピングセンター等に英国旗が飾られ、いきなり愛国心溢れる街並になったのだ。
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ロンドン郊外のわが街でさえ、ショッピングセンターはこんな感じ。中心地のオックスフォードサーカスやピカデリーもユニオンフラッグが翻っていた。最初は祝典が終ったら取る外されるのだと思っていたのに、いっこうに片付ける気配がない。そうこうするうちにサッカーのヨーロッパ杯が始まった。

2ヶ月前まで監督もキャプテンも不在という状態でほとんど期待されていなかったイングランドチーム。予選グループが発表になっても皆決勝リーグは無理だろうと言っていた。それがなんとグループ1位で通過し、イタリアにはPKで破れるという思った以上の出来だったため結構盛り上がってしまったのだ。ここでも街の英国旗が気分を後押しした。それでもさらに旗が片付けられる気配はない。

さてはこのままオリンピックまで使い回しか!!

冗談ではなくホントにこのままオリンピックまでもっていくつもりらしい。ユーロの後はウィンブルドンが始まった。ウィンブルドンで旗っていうのはあまりなかったように思うけれど、今年はちょっと様子が違って来た。期待のアンディー・マリーがイギリス人男子で74年振りに決勝進出とあって、にわかに国を挙げての応援が盛り上がって来たのだ。マリーはこの3年間連続で準決勝負けしている。ベスト4からベスト2への壁の厚さに泣いて来た。それが今年は悲願の決勝戦進出とあって地元のスコットランドはもちろんイギリス中が期待した

今日の決勝戦の相手はオールタイム・ベストと言っても良いロジャー・フェデラー。歯が立たないかというと、実は彼等のこれまでの対戦成績は8−7でマリーのほうが勝っているという。ところが問題は、そのうちの準決勝/決勝でのマッチはすべてフェデラーが勝っているという事。前にブログでも書いたけれど、ベスト10になれる選手は素晴らしい。その中で常にベスト5でいられるという選手は本物の一流だ。でも何度もチャンピオンになれる、常にNO1でいられる選手というのは実は何年に一人しか出て来ない。世界チャンピオンに3回以上なれる選手がどれだけ少ないか・・・

フェデラーのテニスは本当にジーニアス=天性の才能を感じる。パワーや技だけじゃない、必要な時に必要なボールを決める事ができるのは精神力と才能と実力と運のすべてが必要だ。今日の決勝戦でもフェデラーのテニスにはwork of geniusを感じた。ただ、彼ももう30歳。ピークは過ぎたのかもしれない。目を見張るような素晴らしいテニスの合間に数年前には見せなかったようなミスも多く出していた。ウィンブルドンの優勝は今回で7回目、ピート・サンプラスの持つ最多記録に並んだ。当然次にはそれを越えるのを目標にしたい所だろう。でもそれが今まで以上に難しくなるだろう事はきっと彼自身が一番解っている。これからのフェデラーはおそらく100%の力で戦わないと今までのようには勝てなくなっていくだろう。ナダール、ジョコヴィッチに次いでマリーももっと強くなって来たら仕方が無い

この夏はそんなわけでずっとユニオンフラッグと共に過ごす事になりそうだ。ただねえ、、街に飾られた旗達、この夏は気温もほとんと20℃以下で雨続き。雨風にさらされていい加減ボロボロになってきてるんですけど・・・このままオリンピックに持ち回すのも、なんだかしょぼくれて応援にならないような気がするのよね。
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ところでUnion Flagと呼ばれるこの英国旗、裏と表があるのを知ってますか?イギリスの旗は左右対称じゃないんです。ウェールズのマークがこの旗のデザインに入ってないのも最近言われはじめている。イングランドに統合されていたため独立王国じゃなかったウェールズはKingdomとして認められなかったので連合王国の旗には入っていない。これが最近になって「ウェールズのドラゴンもユニオンフラッグに入れろ」という意見が出て来ている。検討される事になるらしいけど、さてユニオンジャックの模様は近い将来に変わるのか・・・?


やっぱりカステラはあまかった!!


7度目の挑戦を試みたカステラ作り。(ことのはじめはこちらです)
今回はちょっと違う。というのも、先日友人が日本からカステラを貰ったと聞いたので食感の程をきいてみたところ、親切に試食用にカステラを送ってくれた。(決して「ねえねえ、一口味見してみたいんだけど」とおねだりしたわけではありません!あくまでも彼女の好意で研究用に送ってくださったのです!)

やっぱり試食というのは一番役に立つ。どんなサイトをみて文字であれこれと微妙な違いが書かれていても、自分で口に入れた舌触りや味や重さというものは解らない。ましてや私自身がカステラを食べたのなんてもうとっくに10年以上は前の事だ。頭の中での記憶というものはやっぱり自分の中で変わってしまっているのだという事を痛感した。こんな感じでいろんな事を実は間違って覚えているんだろうか・・・?とちょっと不安になる。

大きな問題は2つ。キメの細かさが全然違う事と、思っていたのより5倍は甘い!という事だった

生地の滑らかさは気泡と粉の量によるらしい。そしてやっぱり泡立てた卵の気泡を維持するにはお砂糖はある程度必要だと書かれていた。甘いのは嫌いだからと、さっくりと最初から量を半分にしても巧くいかなかったのは当たり前か・・・ 仕方がない、ここは清水の舞台から飛び降りるつもりで砂糖をレシピ通りの分量にしてみる。そして泡立ても高速ばかりだと大きな気泡になりがちだというので、低速と高速を使いながらじっくり10分泡立てるとかなりフワフワな5ー6倍の量に膨れた。粉の量が少ない方がフワフワになるそうなので、ここも少なめにする。

最期の難関はオーヴンだ。うちの彼が真剣に温度を計ってくれたところ、ガスマークの2から9まで全く温度が変わらない事が判明。それも290~300℃ これじゃあケーキは無理でしょう・・・という温度。今までよくいろんな物オーヴンで焼いてきたなあ〜〜、私って凄い、、、とヘンな自慢をしそうになるのを我慢して、馬鹿オーヴンをあれこれいじってみると、スロークッキングモードだとなんとか220℃くらいで、そこから下、もうこれより1ミリ下げたら消えちゃうかも・・・という位だと170℃くらいまで下がる。これで限界だ。でもこの温度ならどうにか出来そうだ。だって今まで300℃で料理もパンもやってきたんだもの。

慎重に作ったカステラ生地をオーブンの一番下に入れてギリギリの所にダイヤルをキープする。焼く事15分で焼き色がついてきたのでアルミをかぶせてさらに20分。焼き過ぎが怖くてここで出してみる。串をさしても生地がつかないのでOKにしたけれど、なんと!!プルプル揺れるくらいにふっかふか。一晩ラップに包んで今朝開けてみると

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開けたばかりでまだ切りそろえてないけれど、前回のと比べるとフワフワなのがよくわかる。焼き色としては高熱で焼いた前回のほうが見た目がカステラっぽいけれど、水無しじゃ苦しくて食べられなかった。今回のは洋菓子のスポンジみたいだ。実は切りそろえたいんだけど、包丁がスルッと入らないくらいフカフカしてるのよ・・・でもしっとり感と味は私が最初に目指したカステラができた

それにしても甘過ぎる〜〜!!

う〜〜、、、私にはちょっと辛いくらい甘いのよ!!エスプレッソコーヒーと一緒に一切れが限界。(って、そんなにいくつも普通食べないか。)やっぱりもうちょっと焼いてもよかったかな。上の焼き色がもっと濃くなって下ももうちょっとしっかりするまで。粉が少な過ぎたかなあ〜?もうちょっとお砂糖減らして、小麦粉を少し足してやってみたらうまくいきそうな感じだ。オーヴンはなんとかなるだろう。

というわけで、やっぱり甘かったカステラ。こんなに甘いんだったらやっぱりもう作らないかも・・・でももう一度試して満足のいくカステラが出来たら、お土産やプレゼントにしてもいいかな。同僚に「バターもオイルも使わない日本のスポンジケーキ」と説明したら、「一度食べてみたい」と言っていたので、完成したら持っていってあげようか。
でもやっぱり私としてはお菓子よりもパンだね。パン作りをもっといろいろやってみよう


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