見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

March 2012


前回ブログを書いたその午後から、なんだかだるくて気分が悪いと思ったら熱が出た
それでも38.4度の熱はその夜にはひいたから大丈夫だと思って翌日普通に仕事に行ったら、一日ゾクゾク寒気がしてメチャ気分が悪い・・・何より喉が異常に痛くて、その夜から高熱でダウン!!

39.6度は久しぶりだった、、、さすがに39越えると動けません。食欲も無し!
で、3日間寝たきりになってしまった。食べたのはバナナ、ヨーグルト、ブロス(スープ)を少し。
異常な喉の痛み以外は風邪らしい症状は無くて、ひたすら寝まくっていた。

最初に熱が出たのが火曜日で、金曜になってもまだ38度以上あるからさすがに医者に行く事にした。ところがこの医者に行くというごくありがちな事がイギリス生活ではとても難しいのだ
日本だったら風邪なら内科か耳鼻科へ朝行ってしばらく待っていれば診てもらえる。こちらはまず登録してあるファミリードクターにアポイントを取らなくてはいけないのだけれど、これがなんと大抵1週間先まで一杯だったりするのだ。
熱のある頭で電話をかける

お話中で繋がらない・・・再度、、、駄目、、、もう一度、、まだまだ、、、

で、結局24回目にしてやっとラインが繋がった。そこから今度は用件によって選択するのだが、この場合は普通の予約のラインではなく、「緊急メディカルアドヴァイス」を選択する。「あなたの順番は8番目です」という声がして、つまりは私の前に7人の人が電話が繋がるのを待っているわけだ。
待つ事ほぼきっかり20分で、レセプションに繋がった

今日ドクターに会える時間はありますか?と丁寧に言ってみると、案の定どんな様子かを聞かれたので、火曜日から喉の炎症と高熱がある事を告げると、まるでアポを取っちゃいけないかのような口調で言い返された

身体に抗体ができ始めるには4ー5日かかるから、今来ても何もできないかもしれないわよ
さらに「ウィルス性の炎症には抗生物質は効かないんだから、ドクターだって何も処方しないかもしれないし

おいおい、、、それはドクターが決める事で、あんた=受付嬢が決める事じゃないんだよ・・・ 抗生物質が必要かどうかなんて私にも解らないし、それをドクターに診てもらいたいんだけど、、?「4日間熱が下がらないし、早く仕事にも戻らなくちゃ行けないし、、」と言ったら
仕事になんて行っちゃ駄目でしょ!他の人に移すつもりなの! と怒られてしまった。

まあ、たいして悪くも無いのにやたらとドクターに会いたがる人というのもいるわけで、それでなくても超混雑のサージャリーとしては、意味なく来て欲しく無いというのは解らなくもないが、、、それにしてもこの対応はどうよ・・?インフルエンザの発熱だって丸2日から3日目には下がるのに今回はつらいな、と思って電話してるのに。

それでも朝10時に入れてもらって行ってみると、成る程既に待合室は一杯だ。このサージャリーには4人のドクターと検査等のアポはナースに取るので、5つの部屋はフル回転。待っている人だけで20人近くいる。本当は私が登録しているドクターがいるのだけれど、彼に会った事は一度もない。この15年間でドクターに会ったのはこれで3度目だけれど、いつも違う人だ。(その時にたまたまアポが取れた先生)受付嬢はともかく、ドクターはとっても良い人で、今回のようにいきなり喉の炎症と高熱が来た場合、バクテリアがウィルスかというのは医者にも判断がつき難いらしい。一応という事でペニシリンを処方してくれた

いつまでも休めず、土曜日にはまだ熱は37.8度あったけど仕事に行く。動くとぐるぐる回る感じで吐き気がする。ゆっくりゆっくり歩いてなんだかぼ〜っとした状態のままなんとか一日をやり過ごした

日曜日の夜になってやっと平熱に下がる。やれやれだ・・・いつまでたってもダラダラと37度ちょっとが続いていたので、体温計が壊れたのかと思い始めた所だった。まだ早く動くとグラグラするので、動作はゆっくりだけれど、食欲も戻ってきた。ところが、食欲が出てきたはいいけれど気付いた事がある。なんと、匂いがしない。味も感じない

喉から鼻の奥にかけてやられているので、ずっと鼻が詰まっていたのだけれど、2センチくらいまで近づいて思いっきり息を吸い込んで、やっとなんとなく匂いがする、という感じ。食べても味がしない。解るのはチリくらいだ。なんだかヘンな感じ。コーヒーなんて香りがしないのに喉の奥が苦くてはっきり言ってマズい!

やれやれ、参ったわ・・・まあ後はゆっくり回復という事なんだろうけど、歳と共に発熱が辛くなる。昔は38度位の熱でも舞台で踊ってたけどねえ〜〜 さすがにそれはもう無理か、、身体が老いるというのはこういう事なのか・・・!数日ほとんど食べてなかったからちょっとは痩せたかと思っても、実際には髪と肌ががさがさで、肌がしぼんで張りが無くなったにすぎなかったりして、、、なんか悲しくなるね。

寝ていた間にすっかり春爛漫 桜も種類によっては満開だし、気温はここ数日20度近い日が続く。夏時間も始まって、8時近くまで薄明るくなった。
お花見の季節だなあ〜〜 今年は日本にいけるのかなあ〜〜






グログのアクセスに関しては月に2−3度チェックする程度なのですが、この2日間のアクセスに、「フェルセン」の検索数が跳ね上がっていてビックリ・・!!

どうした、、何かあったのかフェルセン伯、、 と思ったら、どうやら日本のテレビ「世界ふしぎ発見」で、フランス王妃マリー・アントワネットの為の時計の話題が出たらしい。完成したのが王妃の処刑から数年も経ってからで、しかも依頼主が解らないという事でオクラ入りになってしまった有名な超高級懐中時計。そのからみでフェルセン伯爵の事も出てきたのだと納得した。

フェルセンの研究本を手に入れたのが2年前で、実際に残された資料だけをみると、王妃との不倫関係については確証はないというのが正確な答えだけれど、フェルセンが命をかけて王妃および国王一家を救う為に奔走したのは事実。妹や親友にあてた数々の手紙や自身の日記からも、彼が王妃アントワネットを愛していたというのは間違いない。けれど疑問は逆のほうにある王妃アントワネットのほうはどれほどだったのか?

マリー・アントワネットの悲劇は14歳で王太子妃として嫁いでから子供に恵まれるまでの8年間の間に、いわれのないゴシップや悪意ある噂の為にすっかり国民から嫌われてしまった事だ。贅沢な浪費家で遊び歩いているというイメージに加えて、義弟との不倫を噂されたりポリニャック一族にあまりに肩入れしたために、ポリニャック夫人とのレズビアン関係がゴシップとしてバラまかれたりしてしまった。フェルセンはアントワネットがプチ・トリアノンに出入りを許した一番近しい友人の輪の一人だった事も確かで、王妃のお気に入りとして、やっかみとからかいの目で見ていた人達が居た事も事実のようだ。けれど、実際のアントワネットはお気に入りの外国人貴族と不倫に走るタイプだったかというと、かなり違うと思う

ルイ16世は歴代国王の中でもめずらしく寵妃を持たなかった。国王夫妻は2人とも敬虔なカソリックで、アントワネットはオーストリア女帝、マリア・テレジアの娘でもある。アントワネットが14歳でフランスに嫁いでからマリア・テレジアが亡くなるまでの11年間に渡って母娘がやり取りした手紙が残っている。この2人の手紙集と、当時マリア・テレジアがフランス宮廷での娘の様子を逐一報告するようにと、半ばスパイのような役目を命じていたオーストリア大使のメルシー伯爵の女帝への手紙を集めた本が出版されていたので読んだ

嫁いだ頃はまだ半分子供のようで、王太子妃時代には母の知らぬ所でこっそり言いつけに背いてはちょっと嘘の手紙を書くという事もあったアントワネット。異国の母には知られないだろうと思った事が実はメルシー伯から筒抜けになっていて(アントワネットはそうとは知らない)、いきなり母から叱責の手紙を受け取って仰天する・・・ マリア・テレジアは常に冷静に娘の行動をフランス国内、さらにはヨーロッパ圏内でどんな評判になっているかを気遣い、娘を指導し、時に叱責し、良き女王にと導こうとする。そんな母から常に教えを諭されていたアントワネットが、愛妾を持たずに質素な生活をしている国王を出し抜いて不倫に走るとは考え難い

実際、子供達が生まれてからの王妃はなによりも家族を大切にしていた。折しもその頃には既にフランスは財政危機に瀕していて、1785-6年以降は革命に向けてかなり不穏な空気になっていた。国王夫妻が生後数カ月の娘と王太子だったルイ・ジョセフを亡くしてからは2人は益々信仰深くなり、絆を強めていった。恋愛結婚ではなかったにせよ、国王/王妃としての義務と責任はこの立場にある人達にとっては何よりも守らねばならないものだったのだ。オーストリア皇女として14歳でフランス王太子に嫁いだ彼女は当然それを当たり前の事として受け入れていたはずだ。

気持ちではフェルセンという人物を心から信頼して愛していた事は間違いない。けれど国王の目を盗んで不倫の関係を結んでいたとは考え難い。ましてや一部の小説家がいうように「国王は2人の関係を知っていて見ぬ振りをしていた」というのもあまりにも無責任だ。カソリックの王家で王妃が不倫というのは国王と国に対する反逆罪だ。それだけでもギロチンに値する

親友として取り立てていたポリニャック夫人はじめその一族がどんどん権力を膨らませていって、そのおねだりにはアントワネットも次第に頭を悩ませるようになる。王妃がプチ・トリアノンに外国のお気に入り貴族、フェルセンやエステルハージを取り立てる事に忠告を申し立てた者がいた。「フランス貴族を閉め出して外国人を取り巻きに入れるのは宮廷貴族達の反感を買います」と言われてアントワネットはため息まじりに答えている。「そうかもしれませんね、でも彼等(フェルセン達)は地位や役職をねだったりしないのですもの(ポリニャック一族のように)」誰が本当に信頼できる人達かという事を王妃は解っていたのだ

革命が始まってからの国王一家は誓いをたてていた。何があっても決して家族が離ればなれにはならないと・・・ベルサイユからパリへ追い立てられてから、それは守られ続けた。ヴァレンヌ逃亡に失敗した翌年、命がけで再びパリに戻って新たな逃亡計画を薦めたフェルセンに国王はきっぱりと計画を断る。テュイルリー襲撃の際にもアントワネットは「死ぬ時は国王の足元で私も死にます」と言いきっている。フランス女王としての尊厳に命をかけたアントワネットに不倫関係の入り込む隙など無かった筈だ

フェルセンが思い続けていた程アントワネットが彼を恋していたか、、、こっちのほうが疑問だ。それどころじゃなかったんじゃない?

フランス革命から数年後、ヴェルサイユ宮殿にあった調度品がオークションで売却された際にフェルセンが王妃のベッドスプレッドを購入した。「世界ふしぎ発見」ではこれが布団という事になっていたようだけれど、Bedspreadというのはベッド全体をカバーとして覆うもので、実際に身体をくるませる毛布や布団とは違う。窓のカーテンのようなものだ。寝具というよりは調度品といって良い。

スウェーデンのロブスタッド城には是非一度行きたい。フェルセンが15歳から亡くなる2年前まで書き続けていた手記もすべてが翻訳されていないのが残念だ。もっとも1783年から1792年までの部分はヴァレンヌ逃亡の際に預けた友人の手で焼却されてしまっているし、残されている手記もかなりインクで消去された部分も多いらしい。フェルセン自身によるものか、後に手記を出版したフェルセンの姉の子孫クリンコウストローム男爵の手によるものかは解らない。アントワネットとやり取りされた手紙のすべては、2重暗号かあぶり出しの無色インクで書かれている。新聞やパンフレットの余白や、表に全く関係のない人宛のような手紙文を書いて行間に透明インクで暗号にして書いてあったり・・・それほど危険なやり取りだったのだ

フランス革命後はスウェーデンでいつも微妙な位置に立たされていたフェルセン。革命後はいつの間にかフランスの亡命貴族と同じように思われてしまったり、長く母国にいなかったせいもあって居心地が良く無かったようだ。ウプサラ大学の学長になったもののほとんど名前だけで、やった事といえばジャコバン思想が学内にはびこるのをひどく牽制していて、その規制には厳しかったようだ。新しい19世紀へ向けてのヨーロッパで、良くも悪くも保守的な高官貴族の彼は次第に時代から取り残されていった感がある。でも彼をよく理解して味方でいてくれた友人達/元恋人達もいた。カール13世の妃だったヘドウィグ・エリザベートもそうだ。彼女の尽力で無惨に殺されたフェルセンの無実がみとめられ、数カ月後に国葬で葬ってもらえたのだから

ロマンチックなんてあり得ない。現実には全くかけ離れていたはずだ


格安クーポンというのはどこの国でもあるものだ。日本で友人達とレストランや居酒屋に行く時は、誰かが何かしらのクーポンをプリントして持って来る、というのは何度も経験していた。アメリカからの大手クーポンGrouponはこちらでもどんどん登録者を増やしているし、日本にもある

しょっちゅうというわけではないけれど、私も何度かGrouponは利用している。いつも常用しているサプリと同じタイプのものとか、トレーニング用のHotpantsとか、ランチの割引とかね。ビューティー関係ではボディートリートメントやマッサージ、フェイシャルなんかがほとんど2日に1度はオファーに入っているけれど、当たり外れがあるようなので慎重になっている。何度か通う必要のあるトリートメントコースは基本的に取らない。だってどんな所か解らないうちにコース分を支払うなんて嫌だから。一度行って本当に良かったらこっちから続けて通うわよね

今回は家の近くのサロンで60分の指圧マッサージというのがあったので購入してみた。マッサージや鍼はいつもの先生がいるんだけれど、休みの日に都心へ出るのは半日がかりだし交通費もかかる。他に用事がないのに貴重な休みを潰してしまうのは悔しい・・・。だから、近くで良い所があったらたまにはそっちに行くのもいいなと密かに思っていたので、これを機会に試してみる事にした

近所からバスで10分ちょっと。バス停から歩く時間を入れても30分かからない。パスがあるので交通費はゼロだ。同じ街でも東のエリアは来てみるとやっぱりちょっと空気が違う。私達の住んでいる西側/タウンセンター付近は結構都会だし賑やかだし人々もそれなりの感じだけれど、東側はちょっと寂れて移民も多い。同じ区でもこんなに違うのか、、、

サロンに着くと他にお客さんらしき人はいなくてスタッフとその友人達がいた。入り口側はヘアサロンになっていて、散髪用の椅子に女の子達がカップを持って座っていてお茶を飲んでる。カウンターでバウチャーを渡すと、ビューティシャンらしき女の子がすぐに私の前に立って「こっちへどうぞ」という。どっちかっていうと、「そちらにお掛けになってお待ちください」みたいな対応を想定していたので、すぐに案内されたのは椅子が女の子達で塞がっていたからか、、? 
廊下を通る際にちらっと見えたキッチンに、食べ残しのランチのお皿が無造作においてあるのが見えた。もちろんスタッフルームでお昼は食べるだろうけど、普通こういう場所はお客の目には触れさせないもんじゃないのか〜〜?とりあえず、たまたまドアが開いていたのだという事にして目をつぶる。

案内された部屋に入るなり、彼女が「あ、、!」と振り向き「ちょっと待ってくださいね」と言う。見ると狭い施術室のベッドの横にベビー用のバギーがあって、中で子供が眠っている ビューティシャンはバギーを引っ張って部屋を出ながら私に「ちょっとまだ入らないでくださいね、キャンドルに火をいれなくちゃいけないので、」と言うのだ。
キャンドル、、、?と思って部屋を観ると、奥の棚の上にアロマキャンドルが並んでいる。普通、こういう事ってお客を案内する前に整えておくものじゃない?しかも子供がバギーで寝てるなんて問題外!!

キャンドルって、リラックスする雰囲気を出すためのものだのだから、部屋に入った瞬間に明かりが目に入って「ああ、落ち着くなあ」って思えないと意味が無いのよね。今から火を付けた所で、どうせこっちはすぐベッドにうつぶせになるんだから、キャンドルなんてあったって無くたってどうでも良いのよ。この時点で既に私の中ではこのサロンに不合格点を出していた

マッサージが始まると、彼女は私の足にオイルを塗った。オイル、指圧マッサージにオイルっていうのは聞いた事無いよね。思わず「これって、指圧マッサージじゃないの?」と聞くと「これはディープティシュー(Deep Tissue)マッサージです。グルーポンが間違えたんです」と即答。でも、最初に渡したバウチャーにちゃんと60分の指圧マッサージって書いてあるのよ。それなら施術前に説明するべきじゃないの〜〜?
それにしてもそれ以上の説明もしようとしないし、面倒臭そうな対応の彼女を見て、言うだけ無駄だという事はすぐに解った。彼女のマッサージはまあ、一応ぐりぐりと深い所までそれなりにほぐしてくれてはいるものの、私にいわせれば、うちの彼のマッサージのほうが10倍は効くわ・・・

左足の裏側、右足裏側、左背中、右背中、ときて、「これで半分くらいだから、あとは両腕と肩/首、それから仰向けで前腿かな、、」なんて思っていたら不意に、「はい、マッサージはここまでになります。表に出ていますからどうぞ着替えてください」という彼女の声。
ええ〜〜、、、まだ30分しか経ってないじゃない!!?・・と言う間もなく彼女は部屋から出て行ってしまった!!

信じられる、、?信じられる、、?信じられます〜〜??

起き上がろうとして私の両足も背中もオイルでベトベトなのに気付いた。見渡してもティッシュの箱もない。仕方がないのでベッドに掛けてあった紙シーツで身体を拭って服を着た。この時点では私はすっかりあきれてしまっていて、いったいなんでこんな店がグルーポンにオファーを出すのか、その事に腹を立てていた。

どうせこんなローカルな店じゃなかなかお客も来ないんでしょ、だったらグルーポンを利用して一度足を運んでくれた人が固定客になってくれるようにプロのサービスをするべきじゃない?実際私はもしここが良かったら、これからも時々来ようという心づもりでいたのだ。でもこれじゃあね、、二度とお断りだわ!!

オーナーらしき女性は南米系っぽい人で、英語のアクセントが滅茶苦茶強くて何言ってるか解らない、、そういえばアポイントメントの電話の時も何度も聞き返さなくちゃならなかったっけ。帰り際にその彼女が「フェイシャルの予約をしますか?」と言ってきたので、きっぱりと断って出て来た なんなんだ、あれは、、、?今までで一番酷かった。

不況/金欠の世の中で格安クーポンは庶民の味方。それで普段は閑古鳥のお店も活気づくならお互いに利益があろうというもの。だけど、双方利用の仕方を間違えたらとんだ損になる。お店のほうではオファーによってはクーポンの購入が殺到してしまって予約をさばききれない事も多いらしい。予約の電話が繋がらず、繋がっても期限内に時間が取れなくて結局返金、、、なんてトラブルが実は多いそうだ

今回はほんと、大ハズレだったけど、実は次回はチャイニーズのクリニックで鍼とリフレクソロジーのバウチャーを購入してあるのだ。これも正規料金の3分の1のお値段。懲りない私はさておいて、次なる店はどんなもんでしょうか・・・?









なんてうたい文句のドラマ「最高の人生の終り方」を観てる
今クールはこれと「聖なる怪物たち」に絞ってるのだけれど、このドラマ、前回の「家政婦のミタ」とは違った意味でなんとなく毎週観てしまうのだ

街の葬儀屋っていうのは確かにドラマになると思う。地域密着型で地元警察御用達の葬儀屋にドラマが無いわけがないのだから。ちょっと下町空気でいい感じなのが観始めたきっかけだ。

山下智久さんはもっと若い時に「ドラゴン桜」や「プロポーズ大作戦」を観たけれど、今回はちょっとギョっとした、、、だって一昔前の木村拓哉さんとそっくりの芝居の仕方をするんですもの・・・・芝居というより、造り方が同じなのだ。なんでこうなっちゃったの??と思いつつ、それでも一所懸命やってるのは解るけれど。「プロポーズ・・」の時のほうが伸び伸びとぶつかってる感じがしたんだけどなあ〜〜 ちょっと気持ち悪いくらいやり方が似ちゃってるのが気になって仕方がない。どうしてカッコ良くなくちゃいけないのかなあ〜〜? 

「家政婦のミタ」の時は、主演のミタは抑えて抑えている中で回りの子役達が大爆発な演技で面白かったけど、今回は回りの兄弟達が皆さん良い意味で巧く無いのが面白い。(いや、やっぱりプロとして演技する以上は下手じじゃ困るんだけど)なんか皆巧くはないんだけど頑張ってるのが伝わってきて、それが不器用な街の葬儀屋にピッタリで、思わず応援したくなってまた観てしまうのだ。ストーリーのプロットは面白いしね。山崎努さんあたりががっちり引っ張ってくれるといいんだけど、なにせ岩田さんの出番は少な過ぎるし皆とも絡まないし・・・・おまけに幽霊だし、、??

都会育ちで学校も地元じゃなくて通ってたから、私にはどうも地元密着感というのもが子供の頃から無かった。ロンドンでもずっとそうだった。でも数年前に今の職場に移ってからはまさに地域密着という感じで、最初は本当に緊張したものだ 道で知った顔に挨拶されるのがもう居心地悪くてたまらなかった。でもだんだん慣れて来ると、地元の人達に溶け込んで仕事する毎日が安心できるようになった。そんな空気が解るようになったからだろうか、このドラマ、なんとなくホッとするのは。

葬儀屋ミステリーでホッとするっていうのも変だけれど、そんな空気のあるドラマだと思う。ヘンにミステリー臭く無くて、謎解きは御愛嬌レベルなのも緩くて良いね。家族の絆が軸になってるし、これから終盤はそこにも焦点がいくのかな。兄弟って無関心だったりおせっかいだったり喧嘩してり、、、っていうあたりが「そうなんだよね」とうなづける。それにしてもあんな女刑事は絶対に居ないと思うけどね。まあこれも一種のマンガチックなドラマかな。和気あいあいな感じのドラマ。最期はやっぱり健兄のお葬式って事になるんだろうか?

もうひとつの「聖なる怪物たち」のほうはストーリー的にも役者達もぶつかり合ってて刺激的だ。演技に定評のある役者達が揃ってるからね。それにしてもどっちも視聴率は良く無いらしい。どうして視聴率で作品の善し悪しが決まるのか今だに理解できない。日本のドラマって人気で作ってきちゃったから駄目になったんだろうな〜。プロの役者でなくても人気のある人が主役やって視聴率が良くて、それが良い作品って事になっちゃうと観る方の目が肥えないでしょ。質の高い作品を創るには、その作品/役に一番適した実力のある人をもってこないとね。誰を選ぶかが、プロデューサーの腕の見せ所というもの。最近BBCが創った50年代のロンドン下町が舞台の助産婦/看護婦達のドラマ(Call the midwife)、素晴らしく見ごたえのある作品で、早くも来年の続編が決まった。こういうドラマがどうして日本に無いんだろう??と思いつつ観てた。今年のBAFTAのテレビ部門では何か穫るかな・・?

なんだかんだいっても昔はドラマ観るのはいつも1ー2ヶ月遅れ、その後はアジア産の格安VCDを購入していたのに、今は放映された翌日にはネットで観られるのですから、ホント楽しい海外生活です。今日の分を週末に観て、大河を火曜日の休みに観て、、というのが定着してしまった。
、、、と思ったら来月から新クールだよ・・・・良い作品みたいよ〜〜



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