ホリデーから仕事に戻った最初の数日はやっぱり辛いわ〜〜、もう疲れるし眠いし・・・ 私はお昼寝やうたた寝というものを基本的にしないのだけれど、この4日間は仕事〜帰宅/食事〜うたた寝〜グラスワイン〜就寝で、過ぎてしまった。休み中にきていたメールの返信も、電話のメッセージも、ブログの更新も全く手が付かず・・・
普段は写真が少ない私のブログ。でも思っていたよりずっとずっと綺麗だったトルコなので、今回はちょっと写真を載せる事にした。もっと砂っぽくて乾燥して殺伐としたイメージだったのだけれど、どうしてどうして、アップマーケットに整備されたリゾート地は今までのどこよりも綺麗だった。
出発前から、「トルコの空港で入国ビザにキャッシュで£10-00が必要」と念を押されていたのでそのつもりでいたら、空港でおばさんが何やらファイルをチェックして「FREE, フリー!」と言いながらお金を返して来た。どうやら日本のパスポートを持っている私はビザが無料らしい。一緒にいた彼はきっちりお金を払って写真のような紙スタンプのビザを貼ってもらった。ちなみに私のパスポートには、赤インクの丸いスタンプだけが押されて、紙のは無し。ふむ、、これが10ポンドの差か、、、!でも、これだけで、着いたとたんにトルコが好きになってしまった!
今回滞在したのはトルコ南岸のうちで、エーゲ海と地中海の堺になるあたり、DalamanというエリアのIcmeler(イチメラーと読む)。空港からは約2時間。空港を出てすぐに感じたのが、遠くに山並みが見える風景というのがとても懐かしい。これはやっぱり私が日本人だからだね。東京からちょっと郊外に出ただけで、すぐに山の景色が目に入って来る。山に囲まれた海岸線というのもなんだかすごく懐かしい風景で、日本にいるような気がしてきた。
Icmelerのビーチは3方を山に囲まれた小さな湾
なんといっても街が綺麗なのでビックリ!! ここは90年代後半から本格的にリゾート地として整備されたので、まだすべてが新しい。車で15分程のお隣のリゾート、Marmaris(マルマリス)はここの3ー4倍大きなリゾート地だけれど、イチメラーはこじんまりとしていてアットホームな雰囲気だ。それでも山側へ15分程歩くと昔ながらのオールドヴィレッジが残っている。村の人々は鶏や山羊を飼い、ツーリストとは無関係な日常を送っている。
それにしても、海も山も、なんと景色の美しい事!!あの海の青をなんと表現したものか・・・一般にはコバルトブルーと呼ばれているけれど、ホントに綺麗。山の緑も濃淡とりどりで、ボートトリップで付近の海岸を回ったけれど本当に心洗われる美しさだった。
それにしても、、やっぱり日本と似てるよね〜〜。去年行った南紀もなんだかこんな感じだったよ・・・? 今までヨーロッパ各地へホリデーに行ったけれど、ここは一番日本に近い印象で、ホリデーの間ずう〜っと居心地が良かった。
行った時期も良かったのだと思う。これが7ー8月だとむしろ辛いくらいに暑くなって、乾燥して埃っぽくなるそうだ。でも何と行っても花咲き乱れる五月 という事で、道ばたにも赤や黄色の小さな花が散りばめたように咲いていて可愛かった。アパートや民家の庭も綺麗に手入れされている。
トルコは今でもEU(欧州連合)への加盟を許されていない。今だに政治的/人権的問題を抱えていて、経済的にもEU基準に満たないと判断されてしまっている。東欧圏のルーマニアやブルガリア、お隣のギリシャやキプロスもすでにEUに加盟しているが、前回の時も申請は認められず加盟は見送られている。これからどうなるか・・?
一応イスラム教の国だけれど、アラブ諸国のような宗教色は見られない。みんなモダンだし、女性達もスカーフをしている人はむしろ少ない。ただどんな小さな山間の村にも必ずモスク(イスラム教の寺院)はある。このIcmelerにもオールドヴィレッジとリゾート地側の2カ所にモスクがあって、1日に5回、祈祷の時間になるとモスクからプレーヤー(祈り)がスピーカーで流される。これが街のどこにいても必ず聞こえるけっこうな音量で約4分間続く。
1日の第一回目は朝の5時だ。これには着いた翌朝ビックリしたわ!!
突然朝の5時に
でも慣れというのは恐ろしいもので、3日もするともう目も覚めなくなったけどね。夜の海辺に、午後の山間に、1日5回聞こえて来るこのプレーヤーは、モダンな海辺のリゾート地がイスラム教の国である事を思い出させる。このコントラストがちょっと独特の雰囲気で、慣れると不思議に心地よくなってくるのだ。
お隣のリゾート地Marmaris、オールドタウンのマリーナ