見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

March 2011

ホリデーの季節


どうしてこうも時間があっという間に経ってしまうのか・・・気が付いたらもう3月も終わり、今週からはヨーロッパは既にサマータイムに突入!ここ数日は5月に取る事にしたホリデー探し。もう数日でいわゆるLate Deal=出発6週間以内の駆け込み予約という事で、激安なホリデーが見つかる可能性大なのだ

今までにもホリデー探しは何度もネットでしたけれど、これが本当に数日かかる大仕事なのね。というのもまず出発の日によってフライトが違うから、3ー4日分の出発をすべてチェック。何処へ行きたいかという事がはっきりしていないので、見当を付けていくつかのリゾート地をこれまた何十とチェック。気に入ったホテル/アパートメントがあったら、今度はそのホテルを独自に調べて、いつも頼りにしている口コミ評価のサイトで泊まった人達の声を確認。いかにcheap&cheerfulでも一応は手間をかけて厳選しないと気が済まないのよ・・・

候補は安さと手軽さでいくとカナリーかバレアレス(諸島)だけど、ここへきてうちの彼がヨーロッパ圏=ユーロ通貨の国は嫌だと言い出した。まあ今はポンドに対してユーロが強いから、必然的に物価が高く感じる。でもスペイン領のカナリーやバレアレスでもそんなに高いかなあ、、?まあホリデー(フライト+宿泊)が安くても滞在費が高くつくのはきついけど・・・

ユーロじゃないお手軽リゾート地と言えば、思い浮かぶのはトルコやモロッコあたりか・・・トルコには興味あるのよね、私は歴史的/考古学的なもがにすっごく好きだから。 モロッコの海岸は砂漠並みの白い砂浜が保証付きだけど。本当はすごく行きたいのが、旧ユーゴスラビアだった、今はクロアチアやモンテネグロの海岸だ。このあたりも内乱から今はすっかり落ち着いたから人気がある。綺麗だわあ〜〜! でも今の状態の予算としてはちょっと高い。無理な範囲じゃないけど、今回の予算案からはちょっとはみ出すので、これはまたにしようという事になった。

またしてもあれこれと探していると、何もしない彼はどこで思いついたのか、暢気に「カサブランカがいいよ」と言う・・・ええ〜〜!? か・さ・ぶ・ら・ん・か??
だって、、、モロッコのモナコだよ、、お高いのよ〜〜! 解ってないくせにあれこれ言うなら君が自分で探してくれない?・・・全く一人じゃ空港も歩けない人が何を言うか!(うちの彼は人ごみや空港のような場所が大嫌い)

Macにしがみついてばかりじゃ目にも悪いし、いつの間にか春爛漫で桜が咲いている。散歩に出るとまだちょっと肌寒いけど、歩くには気持ちが良い。でも今年はやっぱり寒過ぎない?いつもなら今頃はもう春物の薄いジャケットかカーディガンなんだけどね、、、今だに冬のコートです。それでもやっぱり桜は心が明るくなるね。

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私は右の白い山桜が好き。清楚で可愛い・・・これからぼんぼりみたいな八重桜が咲き始める、もうちょっとかな。

最近地元の大通りにタバコの吸い殻入れが沢山つけられた。イギリスは公共の建物内はすべて禁煙なので、スモーカー達は外にたたずんでタバコを吸うようになった。そのために道が吸い殻だらけで掃除する人も大変なのだけれど、道のあちこちに最近とりつけられた吸い殻入れがこちら これを見てパッと思い出したんだけど、何げに似てない?あの人に、、、

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鉄腕アトム!!

まず自分から


やっぱり海外に長く暮らしていても、自国の一大事には一喜一憂してしまう。
この10日間は日本のニュースにかじりつきだった。こちらのテレビでも丸1週間はずっとトップニュースだったから情報を比べてみたりして・・・丁度一週間経った所で、こちらのトップニュースは一斉にリビアに切り替わった

日本の自衛隊というのは、諸外国の軍隊とは根本的に質が違うという事を、今回改めて再認識した。もちろん知ってたわよ今までだって。でも毎週のように若い兵士の死がニュースになるこの国にいると、日本で大きな災害の度に人命救助に命張ってる自衛隊との違いを実感する。この国では「軍隊が出動する」というのはどこかの誰かを攻撃しに行くという事だ それはそのまま現地での戦いを意味するわけで、つまりは戦争だ。今回のリビアはどうなるのか・・・

前回日本に里帰りした時だったか、たまたまテレビで自衛隊の人命救助の為の特別訓練のドキュメンタリーをやっていた。始めから見ていたわけではなかったけれど、それはそれは過酷なプログラムをこなして訓練して行く様子は凄まじかった。昔見た、士官学校を舞台にしたリチャード・ギアの映画、An officer and a Gentleman(日本語タイトルが、愛となんとかの、、なんだっけ?)よりも凄い。

体力と気力の限界まで追い込んでの厳しい訓練。必死に耐えながらも、今にも力の限界で潰れそうになる隊員の耳元で上官が叫ぶ。「今お前が潰れたら、死ぬんだよ!お前も目の前の人間もみんな死ぬんだ!死ぬんだぞ!!」 気力を振り絞って食らいついて来る若い隊員の顔は、汗と泥と涙でまみれていた。鍛えられて、鍛えられて、身体も心も強くなって初めて人を助ける事ができる、という事だ。

私は自己を犠牲にして誰かを助けるという行為にはいつも違和感を感じている。自分の持っていた最期の浮き輪を誰かに投げてあげて人を助け、自分は犠牲になる、、、それはとても私にはできない素晴らしい精神で、敬意を払うし感動的だと思う。そんな心を持った人には心から頭を下げる。でもやっぱりそれではちゃんと人を助けた事にはならないと思ってしまう。助かった人間が右から左に移っただけだ。2人とも助からなければ本当に助けた事にはならない。

人を助ける為には、自分が強くなくてはいけない。人に手を差し出すのは自分の足場をしっかりと硬めてからだ。エアラインの緊急時のデモンストレーションでも言っているよね、「酸素マスクはまず自分に付けてから他の人を手伝ってください」って

例えば一億円を持っている人がいるとする。チャリティーに一度にその一億円を使ってしまったら残りはゼロだ。でもまず半分だけ寄付してそれをできるだけ長くもたせれば、それが無くなるまでには残りの金額に利子がついて、また新たに寄付する金額ができる

被災地から遠い場所にいて何ができるかなんて、本当に何も無い。いくらかの義援金に協力する事と、せいぜい日本の友人達にこまめにメールする事くらいだ。苛立たしいほど本当に無力なものだ。それでも節電で暗い部屋に夜一人でいる友人は「毎日のメールが励みになる」と言ってくれる。だから元気なメールを送りたい。毎日続く余震で眠れない人に「心配でたまりません」なんて言っても意味がない。心配なんていくらしても役にはたたない。「頑張って」と言われるよりも、「こっちも頑張ってるよ」という誰かの元気な声のほうが励みになったりするのだ。これは私も経験がある。誰かが元気で頑張っているというのは勇気を与えてくれる

自衛隊の人達程強くはなれないけれど、まずは自分が元気で頑張っていなくちゃね。自分にできる事を明日も頑張る。YMOの「以心電信」にもあったっけ。
 
See how the world goes round
You've got to help yourself
See how the world goes round
Then you'll help someone else


無力、、、

     

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(3月13日付 Independent紙の一面です)

ただ呆然と日本のテレビを見続けて3日間、、、、
ここにいて日本のオンエア番組が同時に観られるのだから、本当に凄い世の中になったものです。

こちらのテレビでも一日中繰り返された津波の破壊力に只呆然。流れて行く家の中に人がいるかもしれないと思う見ているのが辛くなり、それでも目が離せませんでした。

これから救助作業がすすむにつれて死者/負傷者の数はもっともっと増えていくことでしょう。最初はまるで映画のCG場面のようだと思った惨事が、これからどんどん現実になって行く、それを思うと本当に胸が痛みます。

原子力発電所の実態も油断できないようですし、万が一放射能漏れという事になれば、向こう何年もの大問題です。地震で命拾いされた付近の方々は、まだまだ先の見えない不安に包まれている事でしょう。

震源地付近のみならず、関東一帯でもこれから計画停電が実施されるにあたって、かなりの混乱があるのではと心配です。春とはいえ、まだまだ寒いのに・・・

直接の家族や友人でなくても、このブログをのぞいて下さった方の中にも被災された人がいるかもしれない、、、?インターネットの広さの分だけ、世界の向こうの出来事が他人事では無くなっていくんですね。

長い長い時間がかかりそうな事態ですが、どうぞ健康維持には充分留意して、少しでも希望を見出して頑張ってください。

世界中が日本を応援しています。こちらのテレビ報道でも、日本人の災害に際しての落ち着いた行動と協力的な人と人との助け合いに称賛の声があがっています。

頑張れ日本!!



「嘘つき」は役者のはじまり・・?



リリアン・ヘルマンという人の戯曲「子供の時間」の事は役者をやっていた頃に知っていた。けれど上演されたものは舞台も映画も観た事がなかった。2人の女性教師が経営する寄宿制女子校が舞台で、子供の嘘によって大人達の人生が崩壊していくという怖〜〜い話なのだ、、という事が頭に残っていた

今年の初芝居はこのリリアン・ヘルマンの「The Children's Hour」を楽しみにしていた。2人の女性教師はキーラ・ナイトリー(Kiera Knightley)とエリザベス・モス(Elizabeth Moss) この2人の名前と顔が宣伝用にはもっぱら使われているけれど、影の主役はこの2人を崩壊させる病的な嘘つき少女だ。

カレン(キーラ・ナイトリー)とマーサ(エリザベス・モス)は2人でプライベートな寄宿女学校を開き、学校の経営も軌道にのってきた所。学校では少女達を寄宿制で預かり、勉学と作法を教えている。カレンには長年の婚約者で医者の=ジョーがいて、彼の仕事も軌道に乗って来たのでいよいよ結婚という所まで話が煮詰まっている

少女達というのはなんだろう、、時々とても残酷で胸が悪くなるくらいbitchyな所がある。私は男女共学校の出身だけれど、どうしても女の子達のグループというのが嫌いで、いつも男子達と一緒にいた。この芝居の序盤でも、少女達のイノセントな好奇心と同時に、相手を探っては弱みを突くというすごく「いやらしい」特性が見事に芝居に現れていて、見ていて気分が悪くなりそうだった。私は共学校に行った事を本当に感謝している。女の子同士という事で考えれば、誰にでも思い出があるような、「そうそう、女の子ってこうだよね」とうなづいてしまう自然なノリであり、空気であり、、、それは私にもとても納得できるものだし、だからこそ笑える部分も多いのだけれど、私は好きじゃない空気なのだ。でもこの序盤がすごく生きていて、この中で、友情という仮面の下にある、計算や支配欲や駆け引きが見事に表現されている

病的な嘘つき娘、メアリーを演じているのはBryony Hannahという女優さんで、この人がもうゾッとする程巧い!! SICKなのだ。大人達にはすぐに嘘だと解る事を必死になってまくしたてる。嘘だといわれても絶対に屈しない。全身全霊で嘘をつき、それを自分にとっての真実にしてしまう・・・ 見ていると、ひっぱたいてやりたくなるのだけれど、それが本当に病的で凄いものがある。女優さん自身の年齢がわからないカンジだ。他の生徒役の人達はやっぱり20歳そこそこといったところか、、、でも彼女は、10代にもみえるし、そうかと思うと30代かもしれない、、、とも思える。実際は26歳だそうで、プログラムを見てみるとRADA出身の人だ。やっぱりね、、、巧いよ。キーラとエリザベスがハリウッド映画やアメリカのTVドラマで文字通り「スター」なのに対して、この全く無名のブリオニーは、なんと6年前まで地元のパブでバーメイドをしていたのだそうだ

立ち姿からして病的なカンジだ。屈折している。身体も表情も言う事も・・・
それでいて大好きなお祖母様には甘え上手。必死で嘘を訴える一途さと、友人を脅して口裏を合わさせる悪魔的な強引さ。美しく化粧していかにもスター的な2人の教師役とは全く逆の、地を這うような演技力だ。公演のポスターの2人がマネキンなら、このメアリーは泥人形といったところか・・・ところが、1幕ではほとんど舞台をさらっている。この病的な嘘の演技があるからこそ、2幕の、すべてを失ってしまった大人達の空虚さが浮き出て来る。

私も子供の頃は結構嘘をついた。親にはすぐ見破られているのに、それでも自分ではそれが真実だと真剣に思いながら「神様に誓って」嘘をついた。(おお、、今思えばなんと畏れ知らずな、、、神よ、お許しを!)これは本当に大人達をイライラさせたみたいで、それをどこか醒めた自分が見計らいながら彼等の反応を伺って、逃げ切る道を探しているのだ。だからああいう必死の嘘つきのする事はよくわかる。自分の心と身体が「これは本当だ」と信じて本気でぶつける嘘。それでいて醒めた目で計算している、、って、これぞ演技の原点なのだ。嘘つきは役者の始まり

少女がついた究極の悪意ある嘘は、学校を経営する2人の女教師が同性愛の関係にあるというスキャンダルだった。時代背景は1930年代。アメリカの地方にある小さなブライベートの寄宿女子学校。なんといっても学校の評判がものをいう。今とは違ってレズピアンなんてもってのほか、、しかも教育者が!! 2人がやっと築いた学校は閉鎖に追い込まれ、カレンとジョーの関係も、、、

そして100%嘘だった筈なのに、ここにきて、マーサはカレンへの今まで隠し続けてきた同性愛の感情を告白する、、、2人の関係は全くなかったとはいえ、マーサの告白に動揺しながらも受け入れられないカレン。とうとうマーサは自ら命を絶ってしまう。その後になって、孫のついた嘘を信じて学校を告発したメアリーの祖母が、あれは嘘だったという事を知り、2人を訪ねて来るが既にマーサは自殺してしまった後の事。一人で取り残されたカレンは今までの怒りとやり切れなさを爆発させるが・・・

ポスターのスター女優2人が目当ててこの芝居に来た人が大半だろう中で、メアリー役のブリオニーはもちろん、その祖母役のEllen Burstynだって、アメリカではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、舞台でトニー賞とすべて取っているベテランだ。(なんと〜〜!あのオリジナル「エクソシスト」のお母さんではないですか!!)他の共演者達も強力だ。役者達は英国、アメリカ、オーストラリアの役者さんもいて、本はとってもアメリカっぽいのだけれどそのミックス感が良い。

見ごたえあった、、!
本としては好きな芝居ではないけれど、これは強力なチームですよ、、、

朝日の「あ」、Appleの「アイ、、?」


英語を結構勉強してからでも、イギリスでの生活にかなり慣れてからも、最期までちょっとドキドキしたものだったのが、「電話で話す」という事だった。顔の表情がわからない、完全に耳だけが頼り、電話での声は回線によって聴きづらい、、、 電話での緊張感が無くなったのは、やっぱり仕事を始めて大分経ってからだったろうか、、、

毎日の仕事でもお客さんの名前を聞き取ったり、注文の際に処方箋の数字を正確に言わなくてはならないので、もちろん今でも気をつけて話している。得に人の名前は。もはやイギリスではSmithJonesなんてロンドン周辺では少ないくらいだ。うちは特にギリシャ系、トルコ系のコミュニティーがあるエリアなので、その手の名前や、アラブ系、アフリカ系の名前も多い。名前は必ず名字をスペルしてもらうようにしている。

英語で聴き間違い易いといえば、
SとF、PとT、BとV、MとN あたりが典型的だ。日本語での「朝日の」のように、スペルする時に区別する例というのがある。人によって少しずつ違う場合もあるけれど、私がよく使う(パッと思い浮かぶ)のは、

S for Sugar,   F for Freddie
P for Peter, T for Tommy
B for Baby,   V for Victor
M for Mother,   N for November

ところが、今日の人はなかなか笑えた。スペルしてもらって「アイ」というので、私が「iですね」と言うと、「違う!i じゃなくてアイだ」という・・・ もう一度私が「i=ai」と繰り返すと「違う!アイだ、、ai for APPLEという・・?! 内心ええ〜〜?と思いつつもそこはクールに「ああ、A=エイですね」と返すと「そうだ、アイだ」と・・・

ちなみにこの人、その後も「E for Eye=アイ」と言ったのだ。これは「オプティシャンに対する洒落か」、とも思えるけれど、Eの表現にEyeはあんまり使わないんじゃない、、?あくまでも、聞こえる音がアルファペット読みと同じであるか、誰にとっても解り易い単語例にするかが基本だ。E なら普通だったら、E for England とかE for Edwardとかさ〜〜。

例えば、こんな風に言われたら困るっていうのは、
K for Knight、P for Psycho みたいに、音と関係ない語を言われる事だ。まあ実際には殆どないけれど。Way をワイ、Eightをアイト Isn't it?をインニ? と発音するのは東ロンドンのコックニー(Cockney)と呼ばれる訛り

前に電話会社のカスタマーサービスがインドにあるっていう事をちょっと書いたけれど、彼等の発音を聞き取るのもなかなか大変。アラブ系の人やアフリカ系の名前はもはや私達にとっては意味をなさないから、スペルしてもらわない事には全く解らない。Kalikali sarapongさんなんて人もいたくらいだし(こちら)インド系の人で名字も下の名前も25文字なんて人もいるしね。そうそう、アラブ系の「フセイン」という名前はホントに何種類ものスペルがあるのだ。

Husein,  Hussein, Husain,  Hussain, Huseyn,  Husayn,  Hussayn, Husseyn, 

毎日カルテをファイルしてるL嬢は実は大変なのだ・・・



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