見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

October 2010


せっかくハロウィン用にと一週間限定のブログデザインにしたのに、なかなか筆が進まず、、、ハーフターム(学期週間休み)の日々は忙しく過ぎて行く

いつもならもう先週あたりから花火の音がし始めてもいい季節なのに、今年はなんだか静かだ。寒いからだろうか?今日だってハロウィン前の金曜日なのだから、もう夜中まであっちこっちでバババ〜〜ン!!というのを覚悟していたのに、なにも起こらない・・・?これこそむしろ気味悪いわ〜〜(spooky)

042583_dab6cb20気味が悪いといえば、昨夜ちょっとアクシデントで夜中の3時半に病院に行くハメになった。夜の病院っていうのはホントに気味悪いね。中に入れば人もいるし明るいけれど、建物の外がいけない、、、特に近所のこの病院は、大きな敷地内に築120年のクロックタワーと呼ばれる建物を中心に、いくつものレンガ建ての病棟が立ち並んでいる。暗闇で見上げるだけでもちょっと薄気味悪い。そう、むか〜しの楳図 かずお氏の恐怖漫画に出て来るようなカンジなのだ。今でこそいないけれど、あの建物内にシスターの格好のなにやらミステリアスな院長でもいたら完璧だ


耳の怪我は大した事はなかったのだけれど、2日間は耳を圧迫包帯して、月曜日にもう一度来るようにと言われた。運が悪いと、よくボクサーや柔道の人が耳の怪我が元でなるような、カリフラワー耳になる恐れがあるとかで・・・
ええ〜〜、、そんなのいや!と思いつつも、耳を押さえた状態で包帯を頭にぐるぐる巻かれた! かっこ悪いのなんのって、これじゃ仕事に行けないじゃない、、、なんとか髪の毛を包帯の間から浮かしてボリュームが出るようにブラシしてみる、、前髪を包帯の上に垂らすと案外包帯が気にならない、そう、白いバンダナよ!!

ロジャー・フェデラーか、岡ひろみか、、ってなカンジにちょっとスポーティーを気取ってみる。職場では、ボスも新しいレセプションT嬢も最初はビックリしたけれど、最後には「そのバンダナのカンジも若く見えていいよ」なんて言ってくれた。ものは考えようだ。包帯だと思うから気分も沈んでよけいに痛いような気がしてくるけれど、バンダナだと思うと、なんだか「さあやるぞ!」とエネルギーが出て来ちゃったりするのだ

なにせイギリスの救急病棟は3ー4時間待ちが普通。それでも昨日は2時間半程で帰れたのだから運が良い。帰宅したのが6時半で9時半から仕事なんだから当然寝ていません!! バンダナでも巻いて気合いを入れない事にはおばさんに徹夜はきついのよ・・・幸いさっきチェックしてみたらカリフラワーになる兆候は無い、、と思う、、? 腫れてるからよくわからないけど、先生の説明やネットで観た写真なんかと比べると大丈夫だと思う。とりあえず月曜日まで様子を見てみるか・・・「もし腫れて耳が大きくなってたり、血腫のぶよぶよしたカンジがあったら月曜を待たずにすぐ来なさい」と言われたので、鏡をみるのがちょっと怖かったのだけど

明日はハロウィン、そして今年は夏時間からグリニッチ時に戻るのも明日の夜だ。いつもより長いハロウィンの夜、何か起こる、、わけないか?。それにしてもひとつも花火の音がしないのが気になるわ、、ひょっとして明日の晩に一気にくるかな?

明日は久しぶりの芝居。エレナ・ロジャー(Elena roger)主演,ジェイミー・ロイド(Jamie Lloyd)演出でStephen Sondheimの「Passion」ソーンダイムのミュージカルとしてはマイナーな作品だけれど、レヴューはどれも凄く良い。エヴィータ、ピアフと素晴らしかった彼女、今度はどんな凄さを見せてくれるのか・・・場所も大劇場じゃなくて倉庫内のDonmar Warehouseだから好い雰囲気が期待できそう!


時差ボケから回復したとたんに鼻風邪、、、
もう頭はボ〜!っとするし、鼻の奥は痛いし、鼻かみすぎてティッシュでこすれてヒリヒリしてるし、なんだか喉に接近してきてるから、咳が出始めたらまずいなあ〜〜・・・
今週はハーフターム(学期の中間休み)だから子供達がわんさかと検査に来るのだよ、、咳が止まらないなんて状態だと悪いしねえ〜〜 今日は早く寝よ!

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この数日、イギリスとはとても思えないようなお天気
抜けるような青空に雲が浮かんで、カラッと良く晴れた日ほどピリっと寒い・・・気温も10度あるかないかで、まるで日本の冬のよう。私は実は嫌いじゃない。寒くてもカラッとしてれば元気が出る。風邪はいやだけど・・・せっかくだから郊外の散歩に行ってみる。うちはロンドンの端っこなので、家から歩いて15分程でちょっとした森の散歩ができる。よく行くEpping Forestみたいに大きくないけれど、まあ地元の散歩にはもってこいだ。


BlogPaintうちの彼は森で火を焚いてピザを食べようと言い出し、近くのコンビニのようなお店でピザを買ってはみたものの、なかなか焚き火に火がつかない。イギリスはやっぱり小雨が多いし森の中はジメジメしていて陽が当たらない所はいつまでも湿気があるからね。焚き火用に小枝や葉っぱを拾って集めても今一つ火がつかないのだ

結局ピザは諦めて散歩に専念。途中でこんな馬にも遭遇。そういえばこの辺に乗馬クラブがあったはず。車でこの辺りをドライヴすると、よく馬に乗った人達に出くわしてあわててスピードを落とす事がよくあったっけ。すごく人なつこい馬で、最初は脇目も振らずに草をバカバカ食べていたのに、私達に気が付くとスリスリと顔を寄せて来た

なあんだ、こんな近場でも結構な森歩きができるのに、なんで日本に行くとわざわざ電車で2時間以上かけても山歩きをしに行くのだろう・・? でも山って言うのも空気が違うしスケールが違う。ここはしょせんは地元の公園だからね。ぐるっと歩いても1時間もかからない。それでも道無き道を歩いてみたり、倒れた木に座ってちょっと休憩してみたり、、、


DSC00550最後は築300年の古〜いパブで一息。ここは日曜のランチには本格的なサンデーロースト(ローストビーフにヨークシャープディングと茹で野菜を添えたイギリスのディナー)をやっている。でも今日はドリンクだけ。だってさっきのピザを家に帰ってから食べなくちゃ・・・!

というわけで、くつろぎの一日。なかなか頭にキレが戻らないなあ〜・・・今週は彼が遅番仕事なので、夜の時間を有意義に過ごせそう。まずは日本でのドラマとかチェックしてるのだけれど、、、月9の「流れ星」が見つからない・・?久しぶりに竹野内さんを観ようと思ってるのに、、?
今季は日本にいる間に第一回を観た「Face Maker」や「小田切響子の嘘」が面白かった。石原さとみさん、巧くなったなあ〜〜・・・彼女みたいな昭和顔の女優って最近の若い人にはあまりいないよね。

火曜日にはネイルを整えてもらう。ホントは2週間のホリデー限定のはずだったけど、結構評判が良くていろんな人に誉めてもらったのと、これくらいなら全く仕事にも支障無しと(勝手に)判断して、やっぱりこのまま続ける事にした。長さだけはやっぱりちゃんと節度をもって、あくまでもエレガントに・・・ボスもな〜〜んにも言わないし。とりあえずデザインはもう少しこのままでもいいかな。、、、っていうか、デザインごと変えると高いんですもの、、、今は金欠なもので。

芝居の予定も、土曜日のチケットがあるだけでそれ以降は未定の状態だ。まるで私らしくもない。冬の間を乗り切るのに元気をくれそうな芝居を選ばなくては・・・来年の1月末にはまたパリへ行く事になりそう。というのも、両親がパリのマドレーヌ寺院で歌うのだそうだ。両親の年齢を考えればヨーローパまで来るなんてこれが最後になるかもしれないし、、、??厳冬のパリっていう予感もするけれど、まあ2泊くらいで行ってくればいいかな。

さっさと風邪を治してエンジン再始動だ!!







日本で懐かしい人達と何人も再会して人生語りをする中で、何人かと同じような話題になった。
私達が若者と呼ばれた時代はとうに過ぎたわけだけれど、今の若者達の話になると、一様に「コミュニケーションをしたがらない」というのだ。

それは決して付き合わないという事でもないらしい。でも人と話す事に興味を示さないのだという。私達の時代には、もちろん携帯もPCもなく、もっぱら飲み会やらディスコ/クラブやらで遊びに行って初めて人との出会いがあった。出会って、しゃべって知り合って、そして友達になった。そこから輪が広がっていって友好関係が広がっていく、というのが友達作りの図式だった。でも今の人達は会話を交わしたがらないのだという。

そういえば、前に日本の番組でやっていた。合コンという事で男女5人のグループがカラオケボックスに集まっているのだけれど、なんと、誰かが歌っている間中皆下を向いて黙っている。みると全員が(歌っている人以外)携帯で一心不乱にメールしているのだ。会話らしいものは殆ど無く、「次誰が歌うの?」とか「飲み物追加する人?」といった事以外は盛り上がる雰囲気は全く無い・・・と思いきや、合コンの後には皆楽しそうな表情で「いや〜〜、超盛り上がったよね〜!」「○○と今度会う約束したよ〜」等と言ってワイワイとはしゃいでいるのだ。これって、、メールでないと会話できないと言う事か・・??!みんなでテーブル囲んでその場にいたんだよ?!

私が日本で使っている携帯はプリペイド式だ。新しい携帯には3000円分をチャージしておいた。いつもだいたいこれを2週間で使い切る。それが今回からはなんと月300円でメールし放題にできるというので登録する。そうしたら、日本に着いてから4日経っても5日経っても残高が減らないのだ!!だってみんなメールでしか連絡してこないし、私も面白いからずっとメールで返していたし・・・とうとう1週間が経っても残高が相変わらず2700円なので、さすがにこれはもったいないと思い始める。いる間に使わないと、帰った後で期限がきたらチャラになってしまうのだもの。

仕方がないから携帯からロンドンのうちの彼に電話した。6ー7分だったけど、これで一気に1000円使ったわ、、、(極端じゃない?と友達には笑われたけど)滞在後半は待ち合わせの最終段階で「今どこ?」なんていう会話は電話でするようにして、なんとか残高を1000円切るまで使った・・・

日本にいる間中断していたカサノバの自伝をまた読んでいると、あの時代(18世紀後半)の社会において、人との関わりが人生を決めると言っても過言ではないのだと良く解る。友人の知り合いだったり、旅の間に馬車を乗り合わせたり、同じ宿で一晩だけ一緒になったり、具合が悪くて倒れた人をたまたま助けたり(カサノバはこれで素晴らしく幸運な出会いをする)ゲストとして滞在した家でも主人や家族のみならず使用人に至るまで、まさに人との繋がりはどこからくるか解らない。もちろん嫌な奴もいる。始めは仲良くつきあっていたのに後になって疎遠になってしまったり、紹介されて変な奴だと思っていた人と生涯の友達になったり・・・でもそれが本来の人と人とのコミュニケーションなのだ。それを大切に繋いだからこそ人生で1000人の女性と関係できたわけで、、?

自分のアイデンティティーが簡単に脅かされる今の時代、知り合ったばかりの人と次の再会や連絡先を教えるという事自体ができなくなってしまっている、これは悲しい事だよね。それでも以前は電話番号の交換とかって、もっと気楽にやっていたような気がするけれど・・・今だったら後で替えられるメールアドレスといったところか、、、
でもそれ以前に、今の若者達は「また会って話したい」という相手に対する興味が無いらしい。人に対する興味が沸かないから、別に自分と関わり合って欲しいとも思わないのだろう。人と話すのは他の何よりも発見が多いのにね。自分は一度しか生きられないけれど、沢山の人からいろんな話しを聴くだけで、自分が経験できない人生を知る事ができる。こんなに欲張りな事ってないじゃない?

今の時代に、電車で隣に座った人と友達になるなんて事はまず無い。旅の供、、という事はあってもあくまでもその時だけの事で、その後も交流するに至る事はほとんど無いだろう。実際、満席だった飛行機の隣に座った人とだって、12時間の間全く口もきかなかった、、、 今回は行きも帰りも隣は日本人女性だった。イギリス人と隣になるとずっとじゃないけど、飛ぶ前と降りる前くらいには少し話すんだけどねえ〜〜・・・

人に対して興味を持つということから人生の幅が広がる。「みんな何を考えてるんだろう?」という素朴な好奇心で良いのだ。人との1時間の対話は本を5−6冊読むに等しい。それを「うっとおしい」と思ってしまう事自体がとっても淋しい事だと思う。素敵な人達がいて、嫌な奴がいて、喜んだり頭にきたりさせられて人生が彩られていくんだよね。もちろん両極端だと疲れちゃうけど、、?! メールもいいけど、(私はメールは大好きです、誤解のなきよう)やっぱり実際の声のトーンで対話するのが楽しいよね。

以前は国際電話がバカ高くて日本にも電話なんて滅多にできなかったけれど、今ではSkypeなんて便利な物がある。でも実際には私の回りで使っている人が殆どいない。Skypeを入れようかなと何度も思って、でもまだ入れていないのはそれが理由だ。便利なのにねえ〜〜・・・もっと話しをしようよ!いろんな話を聴かせてよ 一緒に笑って泣いて話しをするのは人生の宝だよ

折しも、4年間一緒に仕事したレセプション嬢が先週で辞めてしまって、昨日から新しい同僚がスタートした。新しい人との出会いはいつも嬉しい。仲良くやっていけそうだと思うと余計に。彼女も芝居が好きだと言っているから、これから楽しくやって行けますように






12時間は長い
でも慣れてしまうとそれほどにも感じない時間なのだ。
インターネットに夢中になっているとついつい3ー4時間すぐに経ってしまうというのは誰でも知っている。ダラダラとテレビを観ていたって4ー5時間はつぶれる。長電話だって1ー2時間過ぎてしまう。だから12時間という時間も、長いけれど使い方に慣れていればあっという間だ

そして12時間のフライトを終えてまたこの地球の反対側に降り立てば、今までの向こうでの時間が夢であったかのごとく感じられるのだから恐ろしい、、、 確かに昨日は日本にいたはずなのに、戻って来るとこの2週間が無かったみたいだ。

今回は行きも帰りも飛行機は満席だった。帰りはどこかの中学校の生徒達が100人以上、修学旅行でヨーロッパなんて時代が違うわ。いつもだと飛行時間の後半はぐったり寝てる人が多いのに、後部座席の生徒さん達はほとんどがゲームしたりしていて、機内に活気があった。各席のスクリーンが付いてるとそれだけで機内がなんとなく明るい。決して大声で騒いだりはしていないけれど、そこかしこでぼそぼそと話し声がしてざわついているのは、いつもと違う若い空気

帰りに観た映画は2本、ディカプリオの「Shutter Island」とエマ・トムプソンの「NannyMcPhee」。Shutter Islandは面白かった!2時間18分と長いのだけれど、飽きずに観る事ができて貴重な時間をうまく潰せた。心理学ミステリーというのは、観ていてどちらとも取れる結末のうちどっちになるのか、を期待しながら観るのが楽しい。でも実は結構結末を暗示するカットがあったので、そんなにはビックリしなかった。それでもどういう事情でこうなったのか、は最後まで観ないと解明されないので、解っちゃったから面白く無いという事もない。

ディカプリオ氏はだんだん童顔と中年体型がミスマッチになってきたように思うのは私だけではないはず、、、 髭も似合ってないんですけど、、演技力のある役者だけに、これから演じるキャラクターの選択は難しいだろうなあ。彼もいつかはアカデミーを取る役者だとは思っているけれど。現実と幻想と、どちらが本当で正しいのか、、、もう一回ひっくり返るかな・・・とさえ思いながら観られるので映画としては成功なのかな。2度は観なくていいけれど面白かった。

Nanny McPhee」は続編だ。こちらはやっぱり第一作のほうが面白かった。もちろんこれも面白くはできているけれど、最初に観たコリン・ファース演じる葬儀屋とその子供達との話しのほうが心底笑える子供達に何を教えるか、人として成長するためには何が大切な事なのか。イマドキの礼儀知らずな若者達も含めて観て欲しいよね〜〜。さりげなく脇役でレイフ・ファインズ氏とマギー・スミスがいい味出してる。脇のレベル高過ぎ!世界中の子供達に観てもらいたい映画だ。

その他にテレビ番組やゲームなんかで時間を使い、2時間程ウトウトしているうちに12時間は結構潰れる。まあいつも乗っている便だから、食事や軽食の時間のタイミングなんかも解っているしね。12時間が終る頃には、向こうの私からこっちの私に戻る準備が出来ている訳だ。今回はパスポート・コントロールもほとんど待たず、スーツケースも早々と出て来た。

明日からはまたいつものように仕事再開。行きたくなあ〜〜い!!
でもこれが現実だよね。また頑張って働かなくては。次ぎは来年1月にパリ行きが目標。両親がとうとうパリまで歌いに来るそうで、楽しみだ。高齢の両親にしてみれば、ヨーロッパまで来られるのもこれが最後かもしれないし・・?? これからが寒くて暗いイギリスですが、また頑張りますわ〜〜


ブログの記事投稿欄が最近新しくなって、みなさんの作った絵文字なんかが増えている・・・
こんな感じや、こんなのや、踊る蛸も、、あんまりチカチカするのは使いたくないけれど、こやって増えていくのを見てると楽しいわね

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日本滞在も今日を入れて事実上2日。
いつもの事。この時期になるととても焦ってしまう。時間がない!!・・・・でも今回はずっと会っていなかった人たちに何人も会えた。再会は新しい出会いと同じくらい嬉しい。時を経てもまた元気で会えたことが、新たな出発点になるような気がして

毎日新聞にびっくりする量の広告が挟まってくる。紙の値段がとても高いイギリスでは考えられない日本の当たり前。どれもこれも安いよねえ〜〜。日本は食べ物(外食)がとても安い。得にランチ!!ここ5年以上お昼は3種類ほどのホットサンドを交互に食べている身としては本当に天国のよう。あとはユニクロはじめ手頃なお値段のカジュアル服

いつもなら服や小物や食料品を沢山買い込んで帰るのだけれど、今回は無理だわ、、だって£1-00が130円、ツーリストレートだとなんとたったの118円!!これじゃあとてもとてもクレジットカードは使えないわ、、、!手元の現金をなんとか残すしかない・・・という事で、毎日夜になるとごうつくばあさんよろしく手持ちのお金を畳の上に並べて、残りの日数で一日いくら使えるかを数える日々。それでも今回は何も買い物もしてないし友達とご飯を食べたりお茶したりするくらいしか使ってないから、いつの間にか2週間の間に少しずつ残っている。お札を畳に並べて数えるのは結構楽しいわ

帰る前にマッサージか整体を受けていきたいけれど、アロマ、タイ古式、整体、どれにするかが迷うところ。
アロママッサージはどちらかというとイギリスからこっちに来た時にうけると気持ち良い。飛行機疲れがとれて、これからゆっくり2週間の休み、、、というホリデーの初めにぴったり。でもこれからまた毎日のリズムに戻るにあたって、一度体を整えて、、という事になると、リラックス系よりもメンテナンス系のほうが良い。

みんなが「痛いよ〜」と口を揃えたタイ古式マッサージ、「ヌア・ボーラン」に心惹かれている。去年はロミロミに感激したけれど、あれもリラックス系なので、ホリデー初め向き。それとも整体で矯正してもらおうか、、?
まあいづれにしても一回だけっていうのは気休めに過ぎないとも言えるのだけれど

あ〜あ、いつもこの時期になると思う。

かえりたくなあ〜〜〜い!!



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両親と母の郷里へ行ってきた

南紀州へ行くには子供のころは夜行寝台列車に乗っていったっけ。今はなきブルートレイン。真夜中の名古屋で大阪方面と南紀方面に車両の切り離しがあって、その時のガッタンという振動で必ず目が覚めた。朝目が覚める頃はもうすっかり山に囲まれていて、起きて顔を洗って、8時半頃に着いた。(と記憶している、、)

今はブルートレインはない。でもそのかわり窓の外を眺めながらの旅だ。名古屋までは新幹線で早いけれど、やっぱり南紀へ下るにはそこからさらに4時間近く、、、長旅だあ〜〜

とはいっても今回の目的はお墓参り。母は8人兄弟の末っ子だけれど、この3年間でバタバタと伯父/伯母達が亡くなりとうとう一人になってしまった。イギリスに行った私の事もいつも気にしてくれていた伯父さん達のお墓参りをしてあげて欲しいという母の気持ちと、私ももう20年近く行っていないし是非、、、と思って出かけた。(もっとも今回の私は思いっきり金欠!ここはお父様・お母様が連れて行ってくれることに、、、

山の色が違う。肌にまといつく空気が違う。関東近辺で出掛けるのとはやっぱり違う。山の色の深い事!雨が降った後という事でちょっとムシムシしていたけれど、あの暑さはやっぱり南の空気だ。お墓ではなんと巨大なが群れで襲ってきて、ふと足を見ると黒い点が一度に4−5個、、あわてて振り払い、叩き潰して応戦するも、ものの数分のうちになんと16か所も刺されてしまった・・・!! 恐るべし!

田舎の人はとても親切で話し好きだ。タクシーの運ちゃんも、お店の人も一つ聞いたら10の答えが返ってくる。20年ぶりにあった伯母さんは、いつものように三つ指をついて頭を畳に何度も付けながら「本当に遠いところをようこそ・・・」と繰り返す。本当に久しぶりの私は記憶をたどる。「この道、もっと広くなかったっけ?」「この塀はもっと高かった、、」私の記憶は子供目線のままだ。祖父の家に集まって従兄達と遊んだ夏休み。思い出が蘇る

泊まりは勝浦まで出て、温泉旅館。一度泊まりたかったんだ、温泉旅館でお部屋食、、、私には夢のよう! 泊まったのは紀伊勝浦の中の島。その名のとおり小島にホテルを建てたもの。このホテルしかない島なので、小舟で島へ渡るととっても静か。大風呂、2つの露天風呂、目の前は海、、、幸せ〜〜

本来なら2泊はしたいところ。でも2週間のホリデーで3日使ってしまうのは私にはきついので、駆け足の1泊旅行になった。でも温泉にも夜と朝2回入って、そのあとホテルから島を散歩。てっぺんまで行くと素晴らしい眺めで、途中に足湯もある。小さな島にこのホテルだけ、というのも贅沢な気分だ。今はシーズンオフなので、泊まり客も少ない。早朝の露天風呂は私一人だった。

旅館をチェックアウトしてから電車までの時間つぶしに、島めぐりの船に乗った。外海へ出て観る景色も素晴らしい。1時間ほど海風に吹かれての絶景めぐり。両親と3人のこんな時間はもう2度とないかもしれないと思うと、1分も一秒も貴重な時間。

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帰りは名古屋までほとんど寝ていたのであっという間だった。
今度はうちの彼も連れて行ってあげたい。次に一緒に日本に来た時には一緒に行こうね、、、って、、、いったいいくらかかるの〜〜?!

あ〜あ、、帰ったらまた働いて次の里帰り費用を貯めなくちゃ・・・・


大好きな居酒屋!

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ホントに日本は美味しいものだらけ。
あれこれ選べる幸せはずっと住んでいると気がつかない。
メニューを見ているだけでわくわくしちゃうね!

私は実はお酒はあまり(ほとんど)飲まない。飲むのは寝酒のワイン1杯だけ。でも居酒屋が大好きなのは豊富なメニューとなんといっても大好きな友人たちとのおしゃべり。年齢と共に増えていく痛み、喜び。
年に一度しか会わないけれど、それでも付き合いは長い友人たちと久しぶりに語り合いながら、一緒に泣いて、一緒に大笑いする時間のなんと貴重な事か! 元気でまた会えた喜び、一緒に分かちあう人生話、、、宝物の時間。数時間の居酒屋座りで足がむくんでも背中がバリバリになっても、この幸せには代えられない

ランチ、午後、夜 の3スケジュールが2日続いたので今日はちょっとスローペースで。朝テレビでやってる「スターの恋人」なる韓流ドラマを観てみる。ふむふむ、、成程こういうのにみんなハマっていたのね。なんてことはないけれど、結構観ちゃうかも、、、それにしても吹き替えが全然違うのが気になって気持ち悪い・・・ちょっと家でDVDでもと思って妹に「Tsutayaのカード貸して」と聞くと、「ごめ〜ん、期限切れてる」との返事。ええ〜、、、あてにしてたのに・・・

バラエティーものも観てみるけれど、なんだかうるさくて耐えられない、、、音量じゃなくて、なんだかみんなが内輪でキャーキャーとわめいていて、恐ろしく興ざめしてしまう。どうしてあんなに金切り声でしゃべらなくちゃいけないんだろう?? それと、すごく気になるのが、ペタペタと話す人がとても多い。これはテレビに限らず全体を見回してみて思ったこと。普通にスラスラと話すんじゃなくて、3-4歳の子供がペッタぺっタとしゃべっているようだ。これって何?今は国語の教科書で文章を朗読したりしないんだろうか、、?Speach impedimentか・・?!

日本のテレビには同じ俳優/タレント/芸人が沢山の番組に出ている。あっちのドラマ、こっちのバラエティー、、、これもなんだか閉鎖的というか内輪受けの印象を強くしてしまう。これはイギリスではありえない。テレビドラマで同じ役者を観るなんて年に2回あれば多いほうだ。(シリーズものは別だけど) 今はちょうどクールの変わり目だから何か単発でクオリティーの高い番組をやっていないかな、ドキュメンタリーものとか・・・ ドラマものはほとんど始まるのが来週か再来週からの様子

来て5-6日経つと時差ぼけがほぼ無くなって、それと同時に初めは気になっていた向こうの様子もだんだんどうでも良くなってくる。初めの数日は英語に反応したり、置いてきた彼がちゃんと食べているかとか、私のホリデーと入れ違いで辞めてしまう同僚に何かしてあげようか、とか色々考えているのだけれど、だんだん旅疲れが薄れるのに平行して頭から薄れていく。これが10日を過ぎるころには、「もうこのままず〜っと帰らなくてもいいや」と思ってしまうのだから、順応性の良い人間ってコワイ・・・・

さて、今日は父とランチデート。父と2人でなんて今までにも1-2回しかなかったよね。
「私とデートなんてもうこれで最期かも知れないよ、パパ〜、、」という事でたかってしまおう!

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