捨て猫じゃありません、猫捨てが大騒ぎに・・・
恥ずかしながらうちの彼の出身地Coventryで起きた事件。事件というのも変なのだけれど、これがYoutubeにあがっちゃったものだから世界中で話題にされてしまった。
問題のネコ捨てとは、、、
通りがかったおばさんが猫を撫でていたかと思うと急に当たりを見回し、ゴミ箱に放り込んで立ち去ったというもの・・・
実はこのゴミ箱、カウンセルから支給されるWheelie Binと呼ばれるもので、高さは1メートル以上ある。つまり放り込まれた猫ちゃんがプラスチックの容器を這い上がってくる事は不可能だ。見てのとおり、フタをされてしまったら脱出は不可能。という事で、このかわいそうな猫ちゃん=ローラは15時間もこのゴミ箱に閉じ込められてしまった。
飼い主いわく、ローラは夜になってお腹がすくとやってくる通い猫で、まさかゴミ箱に15時間も入っていたとは思わなかったそう。鳴き声に気付いてローラを救出し、家の前に取り付けてあったセキュリティー用のCCTVをチェックしていて事の次第を知ったというもの。
このCCTVの映像がYoutubeで流れるや、世界中から非難のコメントが・・・イギリスのみならず、オーストラリア、ニュージーランド、中国、フィンランド、ドイツ、デンマーク、フランス等でも新聞のメインニュースに取り上げられ、警察はこのおばさんの身柄を警護する事態になった。動物愛護団体からの非難は避けようも無く、猫を愛する人達からは彼女に対して殺人予告まで送りつけられたそうだ。
始めは「どうしてそんなに大騒ぎするのよ、たかが猫じゃない、、」とコメントしていたこのおばさんも、さすがに世界中から非難され、殺人予告を送りつけられて警察に警護される事態になって、事の重大さに気付いた様子。「どうしてあんな事をしたのか自分でも解らない、記憶が飛んでしまっている、、、」と態度を一変。
今になって謝罪しても、ごくごく自然にポイっとビンに捨てちゃうあたり、一瞬何が起こったのか目を凝らしてしまうこの映像・・・Moment of Madnessだったのか・・・??
それにしても、このCCTVというのはもの凄い威力を発揮する。街中監視されていない場所なんてあるんだろうか、、っていう位CCTVだらけだ。ジョージ・オーウェルの「1984」並みです。普段はあまり考えないけど、いざとなったら自分の行動がどれだけ監視/把握されているものなのかを思い知らされてゾッとする・・・
Big Brother is watching you!!