見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

May 2010

すっごく面白い芝居を観た!
これは良かったよ〜〜!大当たりじゃない?
トーマス・ミドルトンWomen Beware Women
とにかくスタイリッシュな演出だ。舞台もワードローヴも。現代とまではいかない雰囲気で、それでいて中世宮廷の匂いをだしている。音楽もジャズ風。重厚でお洒落

余程イギリス文学や中世の演劇に通じてる人でない限りはほとんど聞いた事がないだろう、Thomas Middleton。私も実はイギリスに来てから初めて知った。シェイクスピアと同時期に活躍していた劇作家は他にもいる。クリストファー・マーロウ、ベン・ジョンソンン、ジョン・フォード、etc,,そう、シェイクスピアだけじゃないのだ

ミドルトンの芝居を初めて観たのは「The Changeling」だった。ジャコビアン悲劇の代表作という事だけど、なんだかドロドロの血みどろの凄い結末。この時代の作品、シェイクスピもそうだけどプロットとしては、恋愛(これは純愛と恋愛ゲームの2種類ある)、心変わり、裏切り、レイプ、復讐、近親相姦、権力、殺害、といったものが必ず出て来る。そして今回のWomen Beware Womenにも、これがぜ〜んぶ揃ってる

プロットの一つは実際に16世紀のトスカーナ大公の愛人になった女性がモデルになっている。(こちら身分の高い家に生まれたビアンカは平民の銀行家と恋におち、駆け落ちして結婚してしまう。夫の実家で義母と一緒に、仕事で出張に出る夫の留守を過ごす事になる。ところが夫が出張中に土地の権力者である大公にみそめられ、巧みな策におびき出されて無理矢理手込めにされてしまう。

もう一つのプロットは宮廷貴族の娘イザベラ。彼女は父親の命令で、どんな女の子でもこんな男は絶対にいや!と思うような頭の弱いおバカ青年と結婚させられる事になってしまう。自分の運命に嘆く彼女を慰める叔父のヒッポリトは、実は密かに彼女を女として想っているのだ。悲嘆に暮れる彼女を慰めるうち、とうとう胸の思いを告白してしまう。叔父の事を幼い時から慕い、心をゆるしてきたイザベラはショックで打ちのめされる。

この2つのプロットを繋ぐのが、ヒッポリトの姉で2度の結婚でどちらも夫に先立たれたリヴィア。リヴィアは無教養で不器用なビアンカの義母を巧みに自分の屋敷に呼び寄せ、密かに大公とビアンカを逢わせるべく策を講じる。手引きされてリヴィアの屋敷に連れて来られたビアンカは、リヴィアと義母がチェスに興じている間に大公に無理矢理奪われてしまう。

また弟であるヒッポリトが姪のイザベラを愛していると知ったリヴィアは、バカ息子との結婚話とヒッポリトの激白のショックで嘆くイザベラに、実は彼女は母親が不義をして生まれてしまった子で、ヒッポリトとは血のつながりはないのだと嘘をつく。そして表向きはバカ息子との結婚を承諾して、ヒッポリトを愛し合って良いのだと説得する。

無理矢理大公に囲われる事になったビアンカは、平民である夫との惨めな生活よりも大公との豪華な暮らしが自分にふさわしいと思い始める。そして次第に権力と財力のある大公を愛するようになっていく。一方父のいいつけに背く事もできなかったイザベラは、バカ息子との結婚を割り切って受け入れ、同時に叔父との禁断の関係も深まっていく。そして恋愛ゲームの糸を引いていた筈のリヴィアは、大公の元で働くようになったビアンカの夫を愛人にしてしまう。

ここまでの中での女達の描き方の見事さ。これが本によるものなのか、演出なのか・・・きっと両方のバランスが見事に噛み合っての出来なのだろう。長台詞もちっともくどくないし、ウィットに富んでいる。一場一場にユーモアがあり、それがとてもスタイリッシュな演出でセクシーだ

途中から、この芝居は今目の前にあるセットや衣装をすべて取り払ったテキストの状態で読んでみたいと思った。ラストは惨劇になる。大公の命令でビアンカの夫が殺され、その翌日は大公と彼女の結婚式となる。その宴の最中、すべての人物がそれぞれの思惑で復讐するべく相手の命を奪って行く。今回の舞台ではダンスのような振り付けで、回る舞台のそこここで殺害シーンが演じられる。これも見事な流れでドロドロ感なく見せている

どうやらかなり本を削った部分もあるらしい。ダラダラと無駄がなくリズム良く進んで行くのはそのためかもしれない。そういった削った部分も含めて素晴らしい演出だ。ハムレットより面白いわこれ!
是非台本として読みたい芝居だ。多分最期の幕は本来ならまた血みどろのドロドロになるはずなんだろうな。でもこの舞台にはこれが「お見事!」という仕上がりだった。

う〜ん、久しぶりに5つ星をあげる!
長台詞が退屈だったら寝ちゃうかも、、なん思ってた自分が嘘のよう。これは今年の作品の中でも上位にいくかも・・・


久しぶりで日本のドラマを観てる。「同窓会
これ、ラヴ・アゲイン症候群っていう副題が付いてるけど、30年振りの中学の同窓会で再開した45歳の男女が、旧友に恋心を持ってしまう→恋は人生を壊してしまうのか? という事らしい

脚本の井上由美子さん、私が今まで観た彼女のドラマは結構面白かった。だけどやっぱり「パンドラ」程の勢いが今ひとつないのは何でだろう? やっぱりパンドラはスポンサーというしがらみが無かったせいなのかな。でもただの中年不倫ものというよりは見る人が共感し易いように作られてる。

45歳で恋っていうと「やめろよ〜!」っていう声が聞こえてしまうのは日本だからじゃないのかな。50や60になっても男と女であるという事が、日本は気持ち悪いとか考えてはいけない事のように扱われるのはどうしてだろう? 恋=不倫と捉えられがちなのも極端だ。

イギリス生活で最初の頃に素敵だなと思ったのが、お年寄りにでもちょっとした会話の中にDarlingとかloveという呼びかけをよく使う事。知らない人同士でちょっと声を掛け合う時、例えばマーケットで野菜を買ったり、ニュースエージェントで新聞を買ったり、ポスティーが手紙を届けてくれたり、あるいはバスに乗る順番を譲ってあげる時・・・・

All right、 love
Thank you. Darling


とてもチャーミングに聞こえた。仕事で取引してるレップ(営業マン)だってそうだ。男と女を常に意識して会話を進める。それは決して性的な意味ではなくて、自然とヨーロッパ文化の中に根付いているLadies &GentlemanのDNAなのだろう (ちなみに今時の男性がみんなジェントルマンかといえと、それは思いっきり間違いだけど)

このあいだ検査に来た男性、60歳のスコッツ(スコットランドの人)でとてもエレガントな人だった。ソフトなスコティッシュ訛りがとてもチャーミングで今でも充分ハンサムなので、若い頃にはきっとモテた事間違いない。ロマンスグレー(白髪)の髪に相応の顔の皺が、年齢と経験から得た思慮深さをたたえている

実際話しをしている時にも「素敵な人だな」と思っていた。こういうお客様にはことさら丁寧に説明してあげちゃうし、彼も私の真摯な対応を喜んでくれたようだ。そして返り際、しっかりと私に向き直ってThank you very much と言って手を差し出して来た。

ありがとう、と軽く握手をするのはしょっちゅうある事なので、私もニッコリ笑って普通に握手したら、この人はなんと、、そのまま私の手を取ってキスをしたまあ〜!貴公子みたいだわ・・・! イマドキこういう事する人もいるんだなあ〜と、ちょっとドキドキ・・・

ま、こういう事をごく自然にスマートに出来る男性っていうのはさすがに滅多にいないけど、軽くウィンクしていったり、投げキスしたりする人はたまにいる。年取ったご夫婦だって、手を握り合っているし、見つめ合ってキスし合うのは普通の事

話しを戻しましょう、ドラマ「同窓会」。つまり45歳に出来る恋愛は、どこまでが恋でどこまでが不倫なのか? 「恋が私を壊して行く」というフレーズが付いているこのドラマだけど、普通壊れ始めるのは、恋が不倫に変わった時

実際、特にインターネットが普及してから不倫が激増したらしい。チャットとかインスタントメッセージとかね。今さら手放せないものがどんどん増えてしまった年代にとって、家庭崩壊につながる恋愛は危険だ。突っ走ってどんどん深入りした関係になってしまう

すみません、ドラマのストーリー等はここでは省いてますので、観ていない方はきっと解らないかも・・・ここからスルーしていただくか、公式サイトをご参照ください。

ドラマはまだ中盤で、少なくとも5話までのストーリーでは、朋美と杉山君の関係は不倫ではない。恋心はあっても今のうちは不倫とは呼ばない。あの時点であんなに回りから責められるのはどうかとも思うのよ

それに杉山の家族への言い方もおかしくない?「ただの同級生」なんて言わないで、「久しぶりに同窓会で会ってとても懐かしくなった。ちょっと嬉しかったんだ」くらい、ちゃんと説明してもいいんじゃない?

まあいいや、私はとりあえず三上博史さんの大久保が観たいわけで・・・キャラクターとして一番降り幅のある役だね。本心を見せない仮面の大久保と、時折見せる自然体の顔。本が最終話まで出来上がってるのかどうか解らないけど、あの役は先が解ってないと役者として演じるのはすごく難しいと思う

ちなみに、陽子と大久保も不倫とは違う。確かに陽子は既婚者で、大久保も法律上はまだ妻がいるわけだけれど、一時的なその場限りに近い肉体関係は不倫とはいわないよね。つまり、5話までの時点では、だれも不倫をしていないのだ。そんなにギャーギャー言わないでよ・・・

う〜ん、本はどこへ向かっていくんだろうね。大久保には病気が付いてるし、陽子は離婚するのかしないのか・・・? 第一、事の発端になった福島とマリちゃんはいったいどうなってるの? ここまで引っ張っといて何の伏線も無かったらがっかりなんですけど。大久保の奥さんも、もうちょっと見せ場あるかな、と期待。

高橋克典さんはカッコ良いけど、どうして顔の表情が全く変わらないんだろ? わざと?・・・まさかね。でも恋をしているようには、、、見えません。一応黒木さんと高橋さんが主線になってるんだけど、三上さんや吹越さんのような役者がすぐ隣にいると、食われちゃうよね、、、インパクト強いもの。

4話の病院のシーンは素晴らしいね。高橋ひとみさん、三上さんとは寺山修司さんの同窓生。ほんの数分なのに、とても暖かいシーンだった。それまで見られなかった、大久保の無防備で自然な顔に、女医役の高橋さんの聖母のような穏やかさ。廊下でシェルタリング・スカイを口ずさむ大久保、屋上での朋美にすがる怯えた姿。今までの中でのベストシーンだわ

う〜ん、こんなちょっとの恋心程度であんなに家庭内が疑心暗鬼になっちゃうなんて、そっちのほうが問題あるんじゃないかしらね。20年近くも一緒にやってきて子供も育ててしっかり家族関係を築いていれば、不倫にもなってないような状態であんなにドロドロしないでしょう・・・

遊び程度の浮気の1つ2つで壊れるようなら、 家庭生活が機械的になって、夫婦が男と女である事を忘れてしまった事のほうを反省したほうが良い。もちろんこれはあくまでも浮気=不倫手前状態での話しですけれど。(浮気癖のある人達の場合は別です、あくまでも・・・)

さて、明日は久しぶりのジャコビアン(シェイクスピアの時代)、トーマス・ミドルトンのWomen beware Womenを観に行く。ミドルトンの芝居はドロドロだから、今回はどんな演出か・・・? レビューはすごく良いのでちょっと期待!


いきなり夏だ〜〜!

暑 いよねえ急に昨日から・・・ 日中は真夏(イギリ スの)並みの24度。美味しいアイスコーヒーが飲みたい!! 以前にも書いたけど、イギリスで美味しいアイスコーヒーというのは皆無に等しい。あえて言う ならスターバックスのIced Americanoくらいか・・・

DSC00487アイスはともかく、普通のアメリカーノが美味しいのでよくいく職場近くのカフェ、このカフェの今 のオーナーはエジプシャンだ。その前はキプロス出のお兄さんがインターネットカフェにしてたのだけれど、それはあまりうまくいかなかったらしい。実はこの カフェのアメリカーノはスタバより美味しい。(ダブルのエスプ レッソを使う) ここのオーナー、アメンホテプ4世=イクナートンに似ているちょっと変わった人で、開店して一週間程経っ て店内にどでかいソファーを入れた。普通のカフェ風のテーブルの合間にこんなソファーがドド〜〜ンと・・・

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最初は家具屋に来ちゃったかと思ったわ・・・ でもこれが結構 好きな人が多いみたいでいつも誰かが一人で(このデカいソファーに)、あるいはグループで座っている。私はランチが目的な ので、コーヒーテーブルだと食べられないからいつも普通のテーブル(上の写真)に座る。

それだけじゃなく、ある時「Experience Egypt」 と題してエジプト/中近東風のバーベキューメニューを追加した。でもこのメニュー、頼んでから30分かかるとの事で、私は一度も試してない。ケバブ なのだけれど、お昼時に良い匂いがして、これがEnglish Breakfast(ソーセージ、目玉焼き、ベーコンetc)やジャケットポテトの匂いとごちゃ混ぜだ。そこへ挽き たて珈琲の香りも・・・ まあバラエティー というか、変わってるというか、良いんだけどね。私はいつもいつもホットサンドイッチ(パニーニ)です。

そしてこのオーナー、さらにどん どんエスカレートして、カフェの裏のガレージを大改装してエジプト風カフェを一室造ってしまった。屋根はテント状な ので一応ここは野外、つまりタバコを吸えるエリアなのだ。今のイギリス は室内は公共の場すべてに於いて禁煙だ。これはなかなかの智慧といえる。向かいの家が見えるでしょ、テント張りのガレージ
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DSC00486タバコが吸えるという事で、アラブ式に水パイプも置いてある。昔、生まれて初 めての2週間という本格的ホリデーでチュニジアに行った時、初めてこの水パイプを体験したけど、ここにあるのはそれより一回り大きい。英語ではhubbly bubblyという。ガレージのエジプシャンルームと、表の通りに出したテーブルで甘い香りを漂わせている。(他のカフェ内のすべての匂 いと一緒に)ちなみに 見て頂くと解る通り、この水パイプのジャーにはスイカ、、、スイカの甘い香りがタバコになるってか・・・???


こ の辺りはギリシャ/トルコ/キプロスの人達の大きなコミュニティーがあるエリアなので、このエジプト風というのはちょっと珍しい。それにしてもねえ、なん だかヘンは気分だわ。仕事中 の昼休みだっていうのに、まるでホリデーリゾート地に来ちゃったようなカンジ。へんてこりんな空間でのんびり本を読んでると、仕事に戻るのが面倒になって しまう・・・

さ〜て、明日も この天気は続くらしい
嬉しいな あ〜〜!!



今日は何故かうちの彼も休み、思わぬ時に休みがかち合うと、なんかうまくいかないもので、結局お昼前に喧嘩になった。まあ喧嘩はいつもの事だけど、今日はせっかくの休みなんだからぶち壊しにされたくない・・・
すったもんだの言い合いの挙げ句彼が決め手のF◯◯k offを口にしてくれたので、「そうですか、わかりましたよ!」という事でホントにそうする事に。

売り言葉に買い言葉で家を出たものの、さてどうしようか、、、これが夜なら家の近郊を歩き回ったりカフェでお茶一杯してせいぜい1ー2時間が限度だけど、今日はちょっと暖かいし、まだ12時過ぎだしね

という事でいつもはあまり行かないシティーエリアに向かった。家から電車1本で金融街のLiverpool Streetまで30分程。このメインステーションのザワザワした空気が私は好きだ

ここからRoyal Exchage周辺の街並みは建物の間の道がとても狭く、ドライバー泣かせではあるけれど、そのかわり足で歩くと、こんなところに!と思う抜け道があったりして、古き良きヨーロッパの匂いを残している。それでいて超近代的なガラス張りの銃弾型ビル(Gerkin)がすぐ後ろにそびえてるのがユニーク

ところで、今ロンドンでは街のあちこちにカラフルな赤ちゃんゾウの彫刻が出没している。これはインド象の保護を訴えるチャリティー企画で、既にヨーロッパのいくつかの都市で一定期間置かれ、ロンドンの後はニューヨークへ行くそうだ。街角のそこかしこでいろんな色模様のベイビーエレファントに遭遇する。全部で260体あるそうだ。どこでどんな子ゾウに出会うかはお楽しみ。
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お昼に何故かラーメンが食べたくなって日本のお店へ。前にきたのはもう1年前かなあ〜。バスでウェストエンドへ出たけれど、このあたりはいつもの事なので、普段は行かないセントポール周辺まで戻る事にした。考えてみたら寺院からまっすぐにテムズを渡るようにかけられたミレニアムブリッジをまだ見ていなかった。お昼の後、セントポールへ戻ってちょっと歩く。

今日はちょっと暖かくていいカンジ。さすがにセントポール寺院の回りはツーリストばっかりですわ。まっすぐ歩いてミレニアムブリッジへ。

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この橋、最初に2000年を記念して造ったのはいいけど、揺れ過ぎて気分が悪くなる人が続出し、一時閉鎖して補強し直したというもの。橋自体は特に綺麗でもデザインが凄い、というほどでもない。歩行者専用だし。向こう岸はTate Modern。私はアート、特にモダンアートはさほど興味があるわけではないので、橋だけ渡ってまた戻る。この橋からはタワーブリッジが綺麗に見える

いつも行くサウスバンクの橋からだと、テムズ川は大きく湾曲しているので、セントポール寺院まではギリギリ見えるけれどタワーブリッジは見えない。ミレニアムブリッジの上から眺めていると、なんと丁度タワーブリッジが開く時間だった。
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何とラッキー!これはやっぱり真横から見ないとね!こんな位置から見たのは初めてだったわ。

というわけで、喧嘩も怪我の巧妙?いや、、災い転じて福となす、、とまではいかないか?? たまにはこんな風に観光気分で歩いてみるのもいいものだ。ロンドンだって捨てたもんじゃないわね。シティー近辺は交差点から放射線状に延びる道が結構あってちょっとパリを思い出した。せま〜い道をはさんだ古い建物の中に小さなお店やカフェが無数にあって、みんな外でもありとあらゆるスペースに座ってお昼を食べてる。好きだなあ〜私

いつも用事がある時はウエストエンドばっかりだけど、最近はピカデリー周辺も面白く無いし汚いし・・・次の休みはシティーに出よう。うちからは電車で1本だし。独りでブラブラするのは楽しい。やっぱり私って一人旅向き人間なんだなあ〜〜・・・

一言ご挨拶を・・・

私がちゃんとチェックしていなくて気付かなかったのですが、「拍手」の欄から一言コメントをくださった方が何人もいらしたのですね。メール欄やコメントに入ったものは通知がくるのですぐチェックするのですが、拍手は数だけは目に入ってもコメントは自分でチェックしないと気付かないもので、失礼しました

ここからいただいたコメントにはお返事のしようが無いので、ここでまとめてご挨拶という形にさせていただきます。小さな応援はとても嬉しいです。「私もそう思った」なんて事がもしあれば、どうぞコメントしてくださいませ。もちろん「その意見には反対だ」でもかまいません。

君の意見には反対だ、でも君がそれを主張する権利はどこまでも守ろう(ヴォルテール)

そう、若き日のフェルゼン伯は亡命していたヴォルテールに会ってるんですよね〜〜・・・って、しつこいよね私、フェルセン病か・・・?
ホントにねえ、タイムマシンがあったら是非とも彼に逢ってお友達になりたいワ、、、 200年前に亡くなってる人なのに、これってと似たものかもしれない、、??っていうより、私ってストーカー?! →(こちら)

ちょっと久しぶりに日本のドラマを観始めた。
同窓会ーラヴ アゲイン症候群」だって・・!
第一の理由は三上博史さんが久しぶりの連ドラに出てるから。主役4人の中では三上&斉藤組がやっぱり気になる。

高橋克典さんも黒木瞳さんも私は好きだし、
(高橋さんは私と出身 校が同じ同窓生だし)力のある俳優さんなのだけれど、役も芝居もだいたい解っちゃうので、私にとっては面白いと思う役者ではないのよ・・

やっぱり三上さん好きだなあ、4話の病院の屋上のシーンなんて胸が痛くなる。今までにも何度も思ったけれど、痛みを沢山知っている人なのかな、ああいう芝居ができるのは。

井上由美子さんの本はしっかりしてる。おじさん&おばさんのみっともない不倫劇だったらやってられないけど、かなり現実味あるんじゃない?

しっかりしてよ、好い所見せてよ、でないと私、、、
他の男に走るかも・・・

って、思った事ない妻はいないと思うよ。中盤でちょっとドロドロしてきたけど、どうなるのかな〜 とりあえず毎週追ってみますかね。
三上博史さんと高橋ひとみさんのシーンは寺山修司組同窓会・・・一度劇団にいらした事があったけど、背の大きい人だった。

さーて、相変わらず寒いような、そろそろあったかくなりそうな、、何を着ればいいのか解らなくて困るわ〜




ゴードン・ブラウン氏が辞任して、先週の選挙結果で第一党になった保守党のデイヴィット・キャメロン氏が首相に就任した。第三党の自由民主党との連立を目指した保守/労働両党だけど、こちらのほうは完全に労働党の負けで、自民党と保守党との連立に向けての話し合いが延々と続いていた中での就任だった

昨日の敵は今日の友」とは良く言ったもんだ・・・ つい先週まではお互いをケチョンケチョンにこき下ろして、「こんな奴にまかせたらこの国はメチャメチャになるぞ!」みたいな事をお互いに演説ぶってたのに、ここへきて一緒に連立政府を作るっていうんだから・・・かなりの妥協が必要だよねえ〜お互いに。 敵を見直して尊敬して改めて友になるっていうんじゃなくて、これ以外に方法がないのでとにかく無理矢理お友達になりましょうって事だもの

それにしてもLib-Dems(自民党)にとってはまさに棚からぼた餅だ。党首のニック・クレッグ氏が副首相、ほかにも内閣入りが決まった議員が4人で、合わせてせて5人が大臣職に就く事になった。これが2週間前には予測できただろうか・・!!?? 連立政権を立てるにあたって、保守党との話し合いではかなりのプッシュをしただろう事は想像できる

私は棚からぼた餅という言葉が大好きだ!! 私の座右の銘にしている。
座右の銘になるような言葉じゃないよね、、、と思った人が多いかもしれませんが、どうしてどうして、これがとっても奥が深いと思いません?

棚からぼた餅」ってつぶやいてみると、これがとっても語呂が良いのよね。いかにもボタッって音がしてお餅が落ちてくる感じがする。目の前にいきなり幸運が舞い込んで来るという事だけれど、まず、棚から予期せずしてぼた餅が落ちてくるという事が、本当に幸運をもたらすかどうかはすべてその後にかかっているという事

最悪の場合→落ちて来たぼた餅の下敷きになって潰されてしまう。これは不運以外のなんでもない。そして、自分がボケ〜〜っとしていて落ちた餅に全く気が付かなかったら、、?まさに宝の持ち腐れ。

運良く目の前に落ちてきたぼた餅にありついたとして、その使い道が大問題だ。降って沸いたぼた餅をどうするか!?
煮て食うか焼いて食うか? 皆で一度に食べるか、小分けにして冷凍しておくか? はたまた高く売りつけるか?恵まれない者に譲ってあげるか?

棚ぼたをどうするかで、その人となり生き方が決まると言って良い。一番愚かなのは、どうしていいか解らずにオロオロしているうちに、カビが生えて腐ってしまうのを見ている事だ

棚ぼたを最大限の幸運にするには、常日頃からいつ落ちて来ても良いように心構えをして、その使い道をちゃんと考えておかなくてはいけない。 これが私の座右の銘だ

それって捕らぬ狸の皮算用っていうんじゃ・・・?っていう声も聞こえますが、そう、まさにその通り! 楽しいじゃありませんか皮算用! 大いに考えるだけ考えたいね〜!究極のDay Dream!!

宝くじでミリオンという額を当てて不幸になった人達が何人もいる。数年で使い果たしてしまって逆に借金地獄になった人や、人間関係が崩壊して人間不信/鬱病になった人、、、 お金が人を不幸にするのはその使い道を間違えた時。運を手にしてそれが幸運になるか不運になるかは、あなた次第というわけだ

で、私はミリオンくらいのお金はもうしっかり使い道を決めてあります。あとは当たるのを待つばかり・・・落ちてこい〜!ぼた餅〜〜!!

あれ、、?政権の話だったのよ・・・?だから、つまり、万年第3党で、いくら人気が上がって来たと言っても与党にはなれない、という位置にいたLib-Demsが、内閣入りしてどんなお手並みを見せてくれるか、と言いたかったのよ。大舞台という場では、保守党のほうがもまれている。抱き込まれてしまうのか、しのぎを削ったエネルギー溢れる政治が本当にできるのか

新首相&副首相共に43歳。ブレアーさんの時よりさらも数カ月若い。まあ、クレッグ氏には棚ぼた、キャメロン氏には彼等が「目の上のたんこぶ」になるかも・・・!
どこまで仲良くやっていけるのかねえ〜〜昨日の敵が・・・??




イギリスの議会がHung Parlament=宙づり状態になっている・・!
全国選挙の行われたのが木曜日。この結果が珍しく、どの党も過半数に満たないという事態になってしまった

こういう場合、現首相がまず先にマイノリティー政府を結成すべく他の野党と
手を組めるかどうかの検討に入る権利がある。でも今回は獲得数で完全に負けているので、ブラウン首相は話し合いの優先権を保守党に譲り、現在は保守党と自民党の討議が続いている。これが決裂すると、今度は労働党が自民党と協議する事になるのだろうけど、あの結果では労働党主体の連立は国民が受け入れないのは明らかだ

日本にいた頃はまったく政治になんて興味なかった。若かったせいもあるし、あの当時は自民党の独占時代だったから、何が変わるという事も期待できなかったしね。政治なんておじいさん(おじさん)達がどこか別の世界で行っていて、自分の生活に身近に感じる事がなかった

イギリスに来て驚いたのが、毎日の新聞、テレビ等で政治の事が常に身近に語られている事だった首相がああ言った、こんな反対意見が出た、、、そしてそれに対して的確な解説と分析、そして意見が出されている。これが観ていると結構面白くて、私はイギリスに来て初めて政治的ニュースをちゃんと見るようになった

これが解り易くて面白いのは、イギリスの議会では2大政党(与党と第一野党)が常にしのぎを削ってにらみ合い、そこに第2野党が「どっちもダメだ〜!」とわめいていて、政治が常に討論状態なのだ。イギリスでは過去ずっと保守党と労働党が抜きつ抜かれつ交代で政権を執って来た。

選挙による議会議員の選出方法が、イギリスではFirst-past-the-post(小選挙区制)と呼ばれる方式で決まる。全国を議席数と同じ650区に分けて選挙が行われ、各区で最多数の票を集めた候補者が議員として当選する。この方式だと、強力な政党が議席の過半数を獲得し易く、そのため強力な1党が政権を取る。ただし、各区の当選者を単純に最多数で決めるため、その差が少なかった場合には見捨てられる票が多くなってしまうという欠点がある

今回の選挙を前に、初めて3大党首による討論会が3回行われ、テレビの生中継に国民が張り付いた事で、有権者の選択はよりシビアになった。特に自由民主党の党首は株をあげ、まあ彼等が与党になる可能性は無いにしても、保守/労働党の票割れに影響しそうだった。直接ぶつけられた質問に対する党首達の反応振りは観ていて面白かったよ。実際に討論を目の当たりに観た事で、今回は今までより有権者の票割れを誘ったのだろう。

イギリスは、議会政治及び立憲君主制発祥の国だ。ヨーロッパがまだ絶対王政が多かった頃から「国王は君臨すれども統治せず」を始めた。政権が連立になるとどうしてもお互いに妥協し合わなくてはならなくなるので決断力が弱くなってしまう。弱いリーダーはどんな場合でも良い方向にはいかない。これからの話し合いでどんな形になるのか・・・

おそらく保守+自民での連立になるんだろうけど、自民党の政策はどちらかというと労働党と被る部分が多い。この辺を保守党がどう妥協するか、いやするのかしないのか・・・?もし保守党との話し合いが決裂したら、労働党とやって行けるのか・・・? 自民党としては政権に食い込む絶好のチャンス。うまくすれば官僚ポストの可能性だって否めない。美味しい話をどこまで自分達に有利にもっていけるか、だね

とりあえず次の段階が決まって、本人が辞任するまではブラウン氏は首相でいる事になる。でもこちらも時間の問題だから、ゴードンにとってもまさにHangingな状態だ。新聞には「ゴードン(ブラウン)、さっさとNO10(ダウニング街の首相官邸)から出て行け!」とか「いつまで居座るスクワッター(違法居住者)!?」なんて書かれちゃってる・・・連立の交渉も先に保守党のキャメロン氏に譲っちゃったしね、、、

さてさてどうなる事やら・・・?


バービカンでの「ムサシ」を観に行って来た
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(写真はThe Guardian紙より)

水曜日から土曜日までの限定公演という事で、金曜と楽日の土曜日を避けた。ちなみに初日のプレスナイトでのレビューは主立った新聞では揃って星4つ。蜷川さんの舞台では星4つというのは結構定番なので、今回も成功だ。(追記→The Independent紙は星5付けてる!

ちなみにこっちでのレビューの星数というのは、期待はずれが1つ、もう一息欲しいというあたりで2つ、評価として良ければ3つ、高い評価でお薦め級が星4つ。5つというのはもう文句無しの大絶賛で、ソールドアウト=ロングラン間違い無しという感じだ。だから星4つというのはかなり良いレビューなのだ。でもいつもの蜷川さんのカラフルで見栄えのする舞台とはちょっと違って派手さのない、悪く言えば地味な作り。前の「天保十二年のシェイクスピア」があまりに奇抜で華やかだったせだろうか。

実は去年の「ムサシ」のDVDを送ってもらっていたのだけれど、この舞台までわざと観ないでいた。だから全く余計な知識も先入観も無い状態で観られた。ちなみに私は宮本武蔵の事なんて知らない。かろうじて知っているのは、巌流島(船島)での佐々木小次郎との決闘にわざと遅れて行き、小次郎が「遅いぞ武蔵!」と言って刀の鞘を投げ捨てたのを見て、武蔵は「小次郎、破れたり!」というなりそのまま決闘に勝ってしまった、という事。それだけしか知らない。(恥ずかしながら・・・)

耳にしていた「復讐の連鎖を断ち切る」というメッセージは実はあまり響いて来なかった。それよりも「生きていてこそ」「命ある今を」という声のほうが届いて来た。そうだよね、井上さん自身、やり残した事を悔いながら亡くなったに違いないのだから・・・

そもそも9/11事件以降のテロに関しての「復讐の連鎖」という感覚は、なんだか日本だけで空回りしているような気がする。自分達の主張のためには戦うという事を第一に考える諸外国の人達に、「復讐を忘れて平和を、、」という日本独特の考えは通じない。いや、日本ではなくてこれは仏教的考えか

井上ひさしさんが最期まで病床で台本の手直しをされていたという。そのせいだろうか、思っていたよりシンプルで暖かいものを感じた。一場からの舞台転換は素晴らしい! 今回は転換は最初と最期にしかなかったからここは視覚的な見せ場。初演版から30分削ったという事だったけれど、これからDVDを見てみますかね。

圧倒的に台詞の多い勝地涼君は頑張っていた。彼もキャリア的にはベテランなんだよね。実は幕が開いて最初の彼の台詞がちゃんと聞き取れなくて「えっっ!!?」という出だしだったからおばさんは心配したのだけれど、緊張してたのかな、後は声も通ってたし。藤原竜也君はやっぱり舞台での立ち姿にオーラがある。台詞がなくても無言で殺気を出せるのは演技力じゃないんだよね。ただ、彼の持つ輝きが無かった感が否めない。オーラもちょっとくすみがちというか、、、 後で友人と電話で話していて「風邪ひいてるんじゃない?」の一言、う〜ん、そうかも・・・?

そうだなあ〜、、、竜也君は声がもっと響くといいんだけどな〜。ちゃんと聞こえるし、潰してるわけじゃないんだろうけど、低い声になると声が鳴らない。共鳴腔の使い方かな〜。いろんな声がもっと身体内で響く音だと台詞にメリハリと太さが出るだろうな、、、

鈴木杏ちゃんがとっても舞台向きの役者になったなあ〜とちょっと見ほれる。良い意味で小顔じゃないし、目も大きいから表情がとても豊かだ。声も艶のある通る声で綺麗に聞こえた。 ベテラン勢はもう安心してお任せしておける。チームとしてとても良いカンパニーだ。皆が個性的でそれでいて無駄もなくしっかり繋がってる。

きっと日本だともっと笑うんだろうね。でも英語字幕が台詞の約3分の一くらいしか入らないから仕方ないか。「タコ」の場面で私は爆笑したかったんだけど、回りが笑っていいのかためらってる空気だった。白石さんを観てるともう吹き出す寸前なのに、「この一生懸命やってる場面で笑っていいのだろうか」というどっちだろう?の戸惑い・・・そのせいか(なかなか笑いが来なかったせいか)、あの場面はどんどんエスカレートしてしまって、ちょっとヤリ過ぎな感じもした

でも井上さんの本だから当然笑って良いのだ五人六脚以降はさすがに笑いが止まず、それからはちょっとした台詞にも笑いが起きた。英字幕も短い中にもツボは押さえていて、なかなか巧く伝えている。最期の展開は予想外だった。ああいうオチになるとは・・・

カーテンコールではスタディングオベーションだったね。芝居そのものとしては立ち上がるほどの衝動は起きなかったけれど、でも観終わってなんだか不思議と暖かい気持ちを送りたくなった。これは不思議な感覚。称賛するというより、こちらの気持ちを拍手で送りたくなった。全員がとても丁寧に大切に演じているのが伝わったきたから。

DSC00462スタンディングになったのは日本のお客さんが多かったせいもあるかも・・・(日本の観客はスタンディングするのが好きらしい)多かったよねえ〜日本人のお客さん、って当たり前か。でも2度目のカーテンコールでは蜷川さんも竜也君に引っ張られて拍手を受けていた。私も今回は井上ひさしさんとこのカンパニーに敬意を表して立って拍手してきた。そうそう、今回のプログラム(英語版)が充実していて嬉しかった。

休みもあと今日一日。あっという間だねえ〜〜。昨日の帰りは、本来ならバービカンから2つ目の駅Liverpool Streetからうちまで電車1本で簡単なのに、なんと!夜10時半以降はエンジニアワークということで、バスの代行運送になっていた。延々とバスに揺られて家に着いたら12時15分。やれやれでしたわ・・・

またしてもアイルランドとスコットランドで飛行規制がかかった
相変わらず噴火を続けるアイスランドのえっと、、長い名前の火山、、覚えらんないのよ、 とにかくまた噴出物の分析が航空機の安全レベルを越えてしまったという事で、北の空港は閉まってしまった
これが南に来ないで欲しい・・・

先月の騒ぎは「過剰反応だったんじゃないか」という声もある。現在は火山灰の質と量、そして航空機のエンジンがどれだけのレベルまで耐久性があるかを検討して判断されるようになった。今だ威力衰えずに噴火を続けているのだから、いつまたあの悪夢が繰り返されてもおかしくない。

おまけにアイスランド大統領のグリムソン氏がもう一つのカトラという火山の大爆発を警告している。歴史上の記録によると、今噴火している長い名前の火山が噴火すると、かならず近くのカトラという火山も続いて噴火しているのだそうで、こちらのほうが威力倍増らしい。(2つの火山は地底で繋がっている)

テレビでのグリムソン大統領は、自信たっぷりにヨーロッパ各国は今から覚悟しなくてはいけない」みたいに言っている。1783年の噴火の時はイギリスに黒い雨が降り、その後数年に渡ってヨーロッパ中で冬の冷え込みが激しく凶作となり、穀物に与えた悪影響はフランス革命の引き金になったとも言われている。どうなる事やら・・・

明日は総選挙。ここ1ヶ月に3党首ライヴ討論が3回行われ、スタジオで一般人からの生の質問に対して3人の党首がケンケンガクガクの言い争いを展開した。テレビでも生放送されたこの3回のディベイトは直接世論の反映する。Labour(労働党)とTory(保守党)がこんなに接戦なのも久しぶりだし、今回の生討論会で一気に人気を上げたLiberal Democtats(自由民主党)の上昇が前者2党にどう影響するか・・・

私には投票権がないのが残念だねえ〜・・・
と言っても今回は本当にどこに入れても勝ち負けの天秤が微妙だ。何かに対して聞こえが良くても、他に必ずしわ寄せがくるわけで、それが自分達の生活状況にとってどっちが得になるかって考えると、どれを取っても負けのほうが強い気もする。これからの私達は老後も視野にいれないとねえ〜〜・・・マジで。

特に大きな予定もない6日休みなんてアッという間に終わっちゃいそう。明日は「ムサシ」を観に行く。私も意地悪だねえ〜〜、、今回は2日目にしたのよ。丁度初日のレビューが出て、誉められるか叩かれるかでやる方の気分も変わりがちな日に観てやろうって・・・?
日本の楽日にありがちな、客席が味方ばかりの中での芝居が良くなるのは当たり前。綱渡りの日にこそ良い芝居をして欲しい




昨日から6連休ホリデーという程じゃないけど、とりあえず小ブレイクを取った。日本もゴールデンウィークかあ〜。ここ4年間は毎年今頃の季節(4月か5月)には日本に行っていた

日本に行くと、帰って来る前の日に近くのスーパーでちょっとしたものを買って、スーツケースに詰めて持って帰る。なんてことない物ばかり・・・

本やDVDの他にいつも買ってくるのがキッチンのスポンジや布巾。もちろんそれくらいこっちにだってある。でも日本にあるものってすごく良いのよね、、、 重宝してるのがこれ↓

imagesちょっと水につけてこするだけで茶渋や焦げも綺麗に落ちる! もったいないので、ちょっとずつ小さく切って使っている。これは必殺技なので毎日は使わないけど、登場する時は威力抜群だ。あんまり強くこするとボロボロになっちゃうので使う量が決め手。イギリスの水は石灰が多くてステンレスのシンクの回りは何となく白っぽくなりがちだけど、それもこれで擦ればピカピカになる
実は最近になってテレビの通販チャンネルとかにこの手のスポンジが登場している。でもまだまだ一般には知られてなくて、日本からのお土産にあげた時もビックリされた

images-1もうひとつ、麻の混ざったテーフルふきんも重宝している。雑巾は毎回絞るのでけっこうすぐクタクタになっちゃうけれど、麻入りのはコシが強いので、ちょっと破れかかってからも長くつかえる。吸水威力も抜群で、水跡を残さないので気に入ってる。

去年買って来たこれらの小物がそろそろもうダメになってきて、いつもならここでまた日本に行って買って来るのだけれど、今年は秋までおあずけだ
仕方がないのでネットで探す。

うちの彼のスリッパももうボロボロになってる
images彼はイグサのスリッパが大のお気に入りで、何年か前に姉が初めて買ってくれてから、毎年私が日本に行く度に「買って来て〜!」とせがむのだ。これもついでにネットで探す。


以前はこんなちょっとしたものが手に入らなくて、日本で買って来た物はホントに重宝したけれど、今のネット社会は本当に嬉しいね! あれこれ見ていると、ついつい要らないものまで欲しくなってしまう。「こっちにだってあるよ!」と自分を戒めてオーダーはあくまで最小限に
うっかりすると、モンカフェとかまで買いたくなっちゃうからね。もちろんコーヒーなら今はこっちにも美味しいドリップタイプのものが出て来てるので、もう次回からはモンカフェは買わないかも、、、でもカップのサイズに関わらずにひっかけられるのがすご〜く便利なのよ・・・

ちょっと里帰りの時期をずらしただけで、定番品に事欠いてしまう事に気付いた。あれ、、私の健康サンダル、もう一足買ってあったと思ったんだけど、、、どこにしまったっけ・・・??? こっちでも似たようなのがあるけど、あのボチボチの付き具合が日本のものとちょっと違うのよね。朝起きて履いた時のあの痛さがたまらない・・・・

送料分だけちょっと今回は我慢だなあ。また秋に買いだめして来るまでの辛抱だ〜〜。

さて休みの間に「ムサシ」が来る。井上ひさしさんが亡くなってしまって、きっと今回のロンドンとニューヨーク公演の事も気にされていたに違いない心中を思うと、本当に残念。何かをやりかけて、途中で力尽きてしまうのはどんなにか心残りな事だろう・・・藤原竜也君と勝地涼君の顔合わせは楽しみだし、鈴木杏ちゃんも大人になっている事だろう。もちろんベテラン勢は安心して観ていられる人達だから、良い公演になりますように

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