見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

January 2010

どこかで見た人

私は仕事柄、沢山の人に「どこかで見た人だ」あるいは「あ、あそこの人だ」と思われている事が多いと思う。以前日系の職場だった頃は、日本人が沢山集まる所に行くのは、私の顔を知ってる人に沢山会ってしまう危険(?)性がとても高かった。「○○のまやさん」と私の事を覚えていてくださった人は多いと思う。何度も会っている人は別だけれど、こちらとしては、申し訳なくもすべての人の事を覚えているわけではないので、どうしても知っているより、知られているほうが多いのだ

今の職場では、来る人達の殆どはローカルエリアの人達なので、これまた道やスーパーマーケットなんかで出くわしてしまう。特に日本人なんていないエリアだし、うちに目の検査に来る地元の人たちはほとんど家族ぐるみで来てくださるから、道で子供達にめざとく見つけられてしまったりする。こちらは覚えてなくても向こうに知られているというのはなんとなく奇妙なものだ

今日検査に来た男の子のお母さんは、バスドライバーだ。ここ2ー3年で女性のドライバーは凄く増えていると思う。女性で大型バスやトラックを運転するというのは、一昔前だと旧ソ連のような社会主義国の男勝りなおばちゃん、というイメージだったけど今は違う。若くて可愛い女の子がダブルデッカーを仕切っている

ロンドンバスのドライバーというのも、最近はなかなか危険な職業だ。無賃乗車をしようとする輩や、バス内で大きな音で音楽をかけている若者達、時に
は喧嘩も起きるし、何よりドライバーに難癖をつけて乱暴するケースも多い。女性ドライバーではナメラレる事も多いだろうから、きっといやな思いもしているのだろう。でも無賃乗車しようとした奴らにはきっぱりと乗車拒否して、「降りるまでこのバスは出しません」とエンジンを切ってしまったりすると、一乗者としては「そんな〜、早く行ってよ〜!」という気持ちと「そうだ!負けるな!」という気持ちが半々になる

彼女いわく、「向こうは気付いてないだろうけど、私は結構ローカルな人達の事はほとんど顔を知ってるわ」・・・とのこと。「どうせ誰もドライバーの事なんて見ないでしょ、でも私のほうは見てるのよ
なるほど、、そう言われればいちいち乗ったバスのドライバーの顔なんて見ない。パスを見せて通り過ぎるだけだ。「女性ドライバーが増えたな」とは思っても一人一人を覚えてるわけじゃない

彼女が私を見て笑いながら言う。
「あなたもよく乗せるわよ。タウンセンターの駅前のバス停から朝乗って来るでしょ」・・・・!
あれ〜〜、気が付いてなかったよ〜!!
彼女はさらに言う。「ローカル新聞でいろんな事件を読むと、大抵は良く知った顔ね。いろんな人の行動パターンを把握してると思うわ」

なるほど、、、乗客からは覚えられてなくても、彼女のほうからはいろんな人を毎日見ているというわけか。そういえば、「しょっちゅう同じバスや電車に乗る人」というのがいる。朝だったり夕方だったり、、、週に何度も同じバスや電車で顔を会わせる。話をするわけでもないし、名前も何も知らないのに、妙な親近感があったりする。しばらく顔を見ないと「最近見かけないなあ〜」って心配になったりね。「あ、髪型を変えたんだな」とか「新しいコートだ」とか結構無言のうちに相手を観察して遊んでいる。向こうもきっとそうなのだろう

イギリス人はあまりズカズカと友達関係になろうとはしない。あくまでも一定の距離を保って個人主義を通すのだ。これがよそのお国柄なら、いつの間にか友達になっているのだろうけど、イギリス人のこの何ともいえない距離感が絶妙なのだ。

私が何かの事件でローカル新聞に載ったら、びっくりしてくれる人達がいるのだろうか・・・私の知らない所でこっそり私を知っている人達がいてくれるのは、なんだちょっと心強い気もする

そうだよね、明日も一人一人と誠実に接しよう。誰かが何かを覚えていてくれるというのは素敵な事だ。私もいろんな人をもっとちゃんと見てみよう。短い人生で袖擦り合った人達だものね

フィギュアスケート European Championship

またしても忘れていた、、、フィギュアスケートのヨーロッパ選手権
毎年つい忘れがちで、「あれ、いつだったっけ?」と思い出す時はもう最終日だったりしてね。今回も危ないところだった

実は終わっていたのだった、、、 いつもはEurosportsでライヴの競技が中継されるのだけれど、今回はライヴは見逃し、今日BBCが総集編の形で放映していたのが観られた。ライヴの面白い所はメダルに関係なくほぼすべての選手が観られること。でもメダリスト及びトップ選手達だけで良い時は、この総集編のほうが無駄が無い。

女子は、、、アジア勢(日本選手/キム選手)のほうが上かな、やっぱり。上位3人は確かに良い選手達だけれど、プログラムのレベルをみるとオリンピックで日本人選手達が勝てる確率はかなり高い。もちろん不必要なミスがなければだけど。

イタリアのカロリーナ(コストナー)はいつもトップにくるんだけど、いまひとつ華に欠ける選手だ。特徴が無いっていえばいいのかな。私的には、今回3位になったグルジアのゲヴァニシヴィリ選手なんかは、小柄で肉感的な個性があって楽しみだ。4年前のトリノの時より色気倍増で、失敗しなければジャンプにもパワーがある

男子は、、、あらあら大変、、、五輪は大混戦になりそうな予感
なんといっても怪物プルシェンコの復活だ。それにスイスのランビエールもカムバックしてる。この2人の復帰は他のヨーロッパ/アメリカ、そして日本の選手達にとって最大の壁かもしれない

プルシェンコ選手がもう超人的に正確/パワフル/ダイナミックなのはいうまでもない。でもどうしてだろ、、4年振りにこうやって見ていると、「4年前と同じ=ちょっと古い」感じがするのだ。彼のスケートは正確だ。まさにテキストブック通り、という感じでこれは彼を指導してきたミーシンコーチのスケートなのだけれど、なんだか旧ソ連をまだ引きずってる感じでちょっと時代遅れでないかい・・・? 凄いよ、確かに凄いんだけど、面白く無いんだなあ、、、ダイナミックだけど色気ない

カムバックを決めた理由というのもちょっとねえ、、、「ロシアにメダルをもたらすため」って、、、旧体制でのエリート教育で訓練された最期の世代とでもいうのか、コーチを変えたほうが良いような気がするけどねえ〜〜

一方のステファン・ランビエール、彼も基本的にテキスト通りの正確なスケートから入っている。出発点は同じなのだけれど、私は断然ランビエールのスケートのほうが好きだ。もっと観ていたくなる。ジャンプが安定しないのがこの人の場合昔からの欠点だけど、エレガントな滑りは美しいし、やっぱりなんといってもスピンの軸が微動だにしないのは凄いね。年齢と共にどんどんハンサムになってくるし・・基本通りの技術だけでなく、ヨーロッパの香りがする優雅さを持っている

心中面白くないだろう第一位が、今まで一押しだったのにこの2人に3位に追いやられたブライアン・ジュベール。日本の高橋大輔選手や織田選手達がこのジュベールあたりと互角に競っていた事を考えると、怪物の復帰は脅威だ。少しのミスが3つ/4つの順位を変えてしまう争いになるだろう。ノーミスで滑り切った者だけがポディアムに立てる、という事か。

ペアは特にひいき目で観ている人達はいないので、ヨーロッパに中国やカナダの選手達が入って来て盛り上がるのを純粋に楽しんで観られそうだ。アイスダンスはやっぱりヨーロッパ勢の争いになるだろうね

ダンスで優勝したロシアのドムニナ/シャバリン組のオリジナルダンスが話題になっている。オーストラリア先住民族であるアボリジニの伝統的なダンスをモチーフに振り付けられ、衣装も派手派手。観客には受けたし点数も良かったこの演技が、現地のアボリジニ達から「冒涜だ」との非難を浴びてしまった。

ダンスのオリジナル性を求める為に、世界各地からのあらゆるダンスを探してくるのは当然なのだ。別に勝手に盗んでちゃちなものに仕上げようという魂胆があるわけでは全くなく、ただ、モチーフにして創造性を広げるという意味で使ったにすぎない。「古来からの伝統をたったの2分半でお粗末なパフォーマンスにするとは・・!」という怒りの声に、いったいどう対処しろというのか、、、でもちょっと衣装は派手すぎたかも、、にばかり目がいってステップをちゃんと追いにくかったよね。オリンピックまでに少し修正するのだろうか、、?

さてと、、今Eurosportsでエキシビションを観た。ゲヴァニシヴィリのマリリン・モンロー良いわ〜〜!肉体派・・・
ランビエールが素敵、素敵!! それまでソファでうたた寝していたうちの彼、私が「うわ〜〜、ランビエールだ、素敵〜〜」と声を出していると、ちゃっかり薄目をあけてチェックしている、、そして、最期には彼までもが「奴は素晴らしい、、」と呟いたのだった。ふふふ、君の負けだよ

超人プルシェンコだって素晴らしい演技だった。けど、圧倒するパワーがあるのに、感動を生まないのは何故・・?それにしてもエキシビションでトリプルアクセルを2回も跳ばなくても・・・・
やっぱりエキシビションはルールに関係なく演技が観られて面白い。

気付いたらオリンピックまであと1ヶ月を切ったんだね。カナダという事は、、どういう中継時間になるんだ?? ライヴではほとんど観られない時間帯だなあ〜〜。録画が出来ない状態だから、BBCやEurosportsの番組をチェックし忘れないようにしなくては・・・!

レンタルリスト

あれよあれよという間にもう一月も終盤、、、!! 日が照らない日が多いと、なんの記憶も残らないままに1ヶ月が過ぎてしまう。あ、、記憶あるよ、、雪降ったね〜!! (これだけ、、?)

クリスマス前から借りっ放しだったDVDをやっと返したら、早速次が送られて来た。私の利用しているオンラインレンタルは、£7-96でDVD4枚まで借りられる。(一度に1枚)このクレジットは3ヶ月有効で、4枚分使った時点で、あるいは全然借りてなくても3ヶ月でまた同じ値段が更新される。まあ3ヶ月で4枚というのは他のどのレンタルサイトよりもゆったりしていて無理がない。他は最低でも1ヶ月に2枚とかだったり、安く借りようとすると月に8枚くらい借りないといけなかったりで、私はそれほどヒマではない・・・!

で、今回送られて来たのが「Love And Honour」というタイトル・・・覚えが無い、、!! DVDは本体だけが送られてくるのでパッケージがない。借りたいリストに載せたのをちゃんと覚えていないというのはよくある。で、セットしてみると、、、「武士の一分」だった。あれ〜〜、、、ホントに覚えてないよ〜リストに載せたの・・・

木村拓哉さんが主演で結構日本では評判になった山田洋次監督の映画だ。これがこっちでLove and HonourなんてタイトルでDVDになってた事も知らなかったのに、、、?? でも多分以前にレンタルサイトでリストを再チェックした時にたまたま見つけて載せておいたのだろう。

このレンタルのリストっていうのも、自分がその時に何に目がいっているかのバロメーターになる。何かでちょっと気になった俳優とか監督を見つけると、とにかく観たくなってリストに載せる。でも時が経つうちに今度は他のものに目がいって、そっちが観たくなる、、、で、リストを一掃するのだ

以前「バベル」を映画館で観て、ブラッド・ピットが観たくなって何本かリストに載せた。そのうちある時急にイザベル・アジャーニを観たくなり、そういえば、、とルキノ・ヴィスコンティ監督の作品が無償に観たくなったり、フランス映画ばっかり並べたり、、、、 たまに「日本の映画はどんなのがあるんだろう?」と検索してみたりして、「ピストル・オペラ」とか「不夜城」も観たなあ〜。「武士の一分」も日本映画を検索していてリストに入れたんだと思う

DVDは1つ返却すると,すぐに次のがリストからピックアップされて送られてくる。観たい順は完全にはつけられないけれど、3段階に分けられるので、「次に観たい」ものをに入れて他を全部にしておくとDVDが空いてる限りはその順でくる。1の中にいくつか入れておくとその中から適当に選ばれる。そういえばリストの整理を最近していなかった

ちょっとチェックしてみると、次に送られてくるのは、「The Last of England」今は亡きデレク・ジャーマン監督のもう20年以上前の作品だ。これを私はエジンバラ・フェスティバルで観た。デレク・ジャーマンティルダ・スウィントンもこれで初めて知った。ティルダの両性的/中性的な魅力に惹かれて、彼女が男/女を演じた一人芝居の舞台を観に行った。殆ど忘れかけてたこの作品、何故かまたちゃんと観たくてチェックしたんだっけ。

ちなみに私の中ではベルサイユのばらでオスカルを演じられるのは、彼女=ティルダ・スウィントンしかいない。中性的なだけでなく、179cmの長身で、冷たい/氷のような気高さと女としての温かい表情、上流家庭の出でありながらリベラルで奔放な生き方、なにより本当にスコットランド王の血を引くノーブルな気品はただの女優では到底出せない

その他はジョニー・デップヘルムート・バーガー(ルキノ・ヴィスコンティ)坂本龍一教授が音楽を手がけたLove is the Devil、ハリー・ポッターの4作目なんかが並んでる。私が映画を選ぶ目安にしているのは年齢指定だ。こちらでの指定で15歳以上のものが9割を占める。この映倫の指定でだいたいの見当がつくからだ。たいてい15か18のものしか観ない。ちなみに日本では問題ない映画でも暴力的なシーンがあったりするとこちらでは即18扱いになってしまう。「バトル・ロワイヤル」もそうだった

ちなみに「武士の一分」、可もなし不可もなしといったところか、、、山田監督の映画なので「たそがれ清兵衛」と似た匂いがする。地味な映画だけれど、温かい。木村拓哉さんは役者ではないので、演技的にはこれまた可も無し不可も無しだけれど、剣のシーンは身体が綺麗に決まっていた。・・と思ったらキムタクさんは剣道をやっていたのね。どうりで、、、説得力あったよ。嬉しいオドロキだったのが、緒方拳さんが出ていた事。これは知らなかったので、思わず「拳さんだ〜!」とテレビに向かってつぶやいてしまった

今年はちょっと金銭的に芝居を観に行くのも月一がやっとかなあ〜〜 映画はそれこそDVD待ちになりそう。クリスマスに公開された「Nine」が気になる。キャストもそうだし映画としても。今年に入ってまだ何も観てない。芝居のほうは今月末の「ゴドーを待ちながら」(イアン・マッケルン)が今年初のシアターだ。3月にはジェレミー・アイアンズが20年振りにRSCの作品に出るし、5月には「ムサシ」も来るし、またチケットチェックしなくては・・・

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太陽がいっぱい・・・欲しい

太陽を見たのは何日ぶりだろう・・?
やっと雪が溶けて無くなったと思ったら連日雨、雨、雨、、、
やっと今日になって日が照っていた。太陽の持つ力は本当に大きい。

日本にいた頃は気が付かなかったよね、四季に恵まれた日本では、季節によって太陽の色が変わり、暑さが変わり、その匂いでいつも季節を感じる事ができた。でもイギリスではそうはいかない。一年のうち、9ー10ヶ月は同じ服装で過ごせるようなこの国では、季節感を失ってしまう。もちろんそれなりの変化はあるのだけれど、日本ほどはっきりとしていない

よく日本のドラマなんかをビデオで見ていて思うのは、「画面が明るい」という事だ。ロケシーンの画面の明るさがこっちでの番組と全然違う。太陽が出ないというのは、よく灰色なんていうけれど、それとも違う。あえて言うなら無色だ。色が無い世界。どんな色も色として視界にはいってこない。このドヨ〜〜ンとした重苦しい空気は、言葉では説明できないものなのだ。冬場に鬱病が増えるというのも当然といえる

イタリア人やスペイン人が能天気なほど明るいのは、やっぱり太陽がいっぱいな国だからだと思う。陽気にもなるよね〜〜。そういえば、去年観に行った芝居「フェードル」で、幕が開いた時に真っ先に目に飛び込んできたのが舞台いっぱいのギリシャの太陽の光だった。白い壁に反射するエーゲ海の太陽の色。素晴らしいライティングだったっけ。

太陽に肌をかざしてみると解る。ここ(イギリス)では、たとえ夏でもジリジリする熱さというのが感じられない。明るくはあるけれど、穏やかに留まってしまっている。やっぱり地中海地方に行くと、肌にジリジリ焼き付くような太陽の熱を感じる。UV対策の化粧品だって、本当にこの10年内でやっと耳にするようになったけど、日本みたいに何でもホワイトニング、、という事は無い。必要ないからだ

今回の雪では、積もった後に数日が曇りだったから問題ないだろうけど、本来なら、雪の後の強い太陽光線は紫外線が多いので目によくないのだ。イギリスの人達はそういった事も知らない。昔スキーに行ってゴーグルそしないでいると、翌日は雪目になったっけ・・・ヒリヒリして目が痛いんだよね。そんな事が何度もあるうちに、いつの間にか白内障になるのだ・・・!

イギリスの1ー2月はほとんど冬眠状態と言っていい。じっと春を待つ。実際「雪だ〜〜!」なんて大騒ぎしてるうちにもう1月も半ばを過ぎたしね。やっと少しずつだけれど、日が延びて来た。2月になると日が長くなったのを実感できる。もう少し、、もう少しだ

日記/雑記/つぶやき、、、?

昨日の夜、ケーブルチャンネルでアンネ・フランクのドキュメンタリー番組をやっていた。「アンネの日記」で有名なオランダの少女。昨夜の番組は再放送で、実は数年前にも一度観たと思う。実際にフランク一家と関わった人達が生の声で思い出を語る。幼なじみ、親戚、隠れ家を支えた人達、そして収容所で知り合って生き残った人達・・・・唯一現存する、生きているアンネが映ったビデオフィルムもあった。映っているのはほとんど偶然でわずか数秒だけど。

アンネ達の隠れ家生活を命がけで助け続けた人達の中に、ミープ・ギースさんという人がいた。アンネの日記に関する事では必ず名前を聞いていたし、昨日の番組でもたどたどしいながらも一生懸命インタビュアーに英語で答えている穏やかな顔のミープさんがいた。そしたらなんと、今日彼女が亡くなったというニュースを聞いて、あまりのタイミングにビックリ!! 昨日の番組が数年前のものなのは知っていたので、私は実際の彼女はもう亡くなっていると思っていたので、今日、100歳で亡くなったと聞いて驚いた。

実は私が日記を付け始めたのもアンネの事を本で読んでからだ。たしか5年生(10歳)の時、クリスマスのプレゼント交換で鍵付き日記帳をもらったのをきっかけに書き始めたっけ。それからなんと14ー5年書いていた。ロンドンに来てからはぐっと頻度が落ちて何時の間にか途切れてしまったけれど、30代半ばになってからまた2年程思いついたら書いていたっけ

日記というのは、「記録」としての書き方をする場合と、「独白」としての意見を書く時と、「感情爆発/八つ当たり」的な目的で書く場合とある。私の場合は3番目が多い。先日読んだフェルゼン伯爵の記録的=ジャーナルとは全く違う。だから今になって読み返すと、何故自分がこの日にこんなに落ち込んでいるのか、怒っているのか訳がわからなかったりする。役者時代の私は喜怒哀楽が凄まじい、、、

アンネが日記を書き始めてかなりたってから、もう一度自分の日記をはじめから書き直したというのはよく知られている。戦争が終わった後に、日記等の記録が出版されるチャンスがあるかもしれないと聞いて、書き直し始めたのだという。だから彼女の日記は自分用=独白のものと、人に読ませるために書いたものとの2種類があるのだ。もちろんどちらもアンネ本人のものを認定されている。

フェルセンの日記にしても、日記自体は全く感情抜きの記録事項の羅列でありながら、同時に妹や父親に宛てた手紙には自身の感情を書いていて、同じ事柄でもトーンが大分違う。まあ、あの当時は手紙でさえも誰かに読まれる危険が常にあったわけだけど。

ブログで日記を書くというのも、それと同じようなものなのかもしれない。私はこのブログを日記だとは思っていないし、ここで日記を書くつもりは無い。もちろんその時によって(例えばパリ滞在の数日のように)その日の出来事を題材にするのは自然だけれど、どちらかというと、独白/エッセイ的な書き方にしている。私が今日何をどうしたかなんて、他の人にはどうでもいい事だ・・・フェルセン伯爵みたいに、残したジャーナルが歴史的に貴重な資料になるような立場にいるわけでもなし、、、

子供の時(10歳)からの日記は10年前に日本の実家からこっちへ全部持って来て屋根裏に置いてある。ロンドンに来る以前の私のものはこれだけだ。あ、あと貴重なカセットテープが数本と・・・ 一時復活したのに、いつの間にかもう日記を書くのは完全やめてしまった。どうしてだろう、、??ただ、単に手で書くという作業がもう面倒になってしまっただけなのかもしれないなあ〜〜 PCを購入してからは(1999年)もう手書きなんてできなくなっちゃった気がする。特に日本語は手がつりそうになる

でもね、日記って不思議なもので、自分だけの秘密のつもりで書いていても、実は密かにその内容を誰かに聞いて欲しいと思っていたりするんじゃないのかな。思春期の頃、親友に「誰にも言わないでね」と好きな男の子の事を打ち明けて、実はひそかに彼の耳に入る事を期待しているみたいな・・・


ブログでの日記っていうのもまた一つ違った意味がある。「私は元気でこうしてますよ〜」と一度に皆に伝える手段だ。知り合い達にブログを通じて近況報告をするというパターン。手紙の代用という意味での日記だ。コミュニティー形式の日記はこの典型だろう。ただ、誰の目にもとまるネット上での文章というのは、自分で責任を持たなくてはいけない

日記は自分が今ここに存在しているという証。残したいか残したくないかは二の次なのだ。残すとなるとちょっとヤバいんだよね・・・・でも存在している今はそこまでまだ考えられない。もし私が明日突然死んだとしたら、屋根裏の私の過去の日記はどうなる事やら、、、うちの彼には読めないし〜〜

e-mailもいいけど、たまには手書きの手紙も悪く無いかもね。クリスマスを期に、しばらく連絡の途絶えていた古い友人の何人かと連絡がついた。学生時代に毎日のように手紙の交換をした、懐かしい友からの懐かしい字の手紙・・・ 手紙って素敵な伝達方法だったよね。便箋だけでなく、ペン/インクの色なんかにも気を使って、一時は香り付きのペンなんてものを使ったりもしたっけ(赤いペンはストロベリーの匂い、紫はグレープ、、)便箋の折り方までちょっと変えてみたりして。

日記とブログは違う。e-mailと手紙も別物だ。たまにはPCを離れて、もう一度自分の手でペンを握ってみるのも良いかもしれない、、、手がつりそうになるまでは・・・・

雪の後

たしかにロンドンには滅多にないドカ雪だったわよ、、、
おまけに降った後もこんなに寒い日が続くなんて事、今までに一度だって無かった、、、、でも、3日たっても今だに学校が休みだったりするのはなんだかちょっとヘンだなあ〜??と思わずにいられなくなってきた。

火曜日の夜から降り出した雪は水曜日も一日夜までドカ雪として降り続いて、ロンドンでも10センチくらいは積もった。去年の2月の悪夢が思い出されて、「仕事に行かれるか!??」と思ったけれど、今回はかなり前もって言われていたので、バスが通るメイン通りは夜中のうちからグリット(岩石と塩を混ぜた凍結防止剤)が撒かれたようだ。バスが走っているなら問題ない

出かけてみると、メイン通りはグリットが効いていて車の通行は支障ないようだ。でも舗道や通りから一つ曲がった住宅街の道は真っ白に凍っている。街が静かなのは学校が閉鎖になったからだろう。我が家の周辺には5ー6校の学校があるので、ガキ共 子供達の通らない日は静かなのですぐ解る。

実は去年の2月の事があった後、5月に日本に行った時に自由が丘のお店でゴムのレインブーツを買ったのだ。DSC00422なんと嬉しい2700円!!こっちでショートブーツのウェリントン(ラバーブーツ=ゴム長靴)を探してたのだけれど、なかなかショートなのが見つからず、たまに見かけても可愛くないか、逆に子供っぽ過ぎるかのどちらかだった。ショートで、ゴムで、派手じゃ無く、仕事にもはいて行けそうな柄、しかも私のサイズ、というのはなかなか・・・だからこれを自由が丘で見かけた時は、即買ってしまった。だってこのお値段ですもの・・!!
家から駅まではこれじゃないと歩けない。でも職場近辺はもうすっかり雪もなく綺麗になってるので、しかたないからこのブーツで家を出て、仕事用の靴を持っていってる。

学校が休みになると、昼間からあちこちにガキ共子供/若者達がはびこって、マクドナルドもスターバックスも何故かいつも人がいっぱい。うちにもアポなしで「時間ができたから」と検査に飛び込んでくる人が何人も続く。でも子供の学校が休みになるという事は、親が仕事に行かれなくなるという事だ。11歳以下の子供だけで家にいる/出かける事は法律で禁じられている。つまり、親も休まなくてはならない。これは結構やっかいな事だ

なんで何日も学校が閉鎖になるのかねえ〜〜、、確かに北のエリアでは雪の量もすごくて車での送り迎えが困難かもしれない。歩いて登校する子達は道が凍結して危険だとも言える。でも、凍った校庭で怪我でもしたら親が学校を訴えるだろうから、校内の安全が確認できるまで登校させられないっていうのは、どうかしらねえ〜〜・・?? なんだかちょっとズレテルような気がするのは私だけ

明日の夜から日曜にかけてまた雪が降るらしい。3日前の雪がすっかり凍り固まって根雪状態になってるから、この上また積もって今みたいな気温が続いたら当分溶けないでしょ、、、、? いつまで続くのか、この厳冬騒ぎ

おかしいのが車。みんなウィンドウや目に入る部分は雪を払ってるのに、何故か車の屋根に積もった雪を払い落とさないでいる人が多いのだ。もう3日目なのに、5〜10センチ程溶けずに固まった雪を屋根に乗せたままで走っている車のなんと多い事!どうして、、、?同僚のA嬢いわく、「皆慣れてないから気が付かないんじゃない?私も運転する視界に入る部分は綺麗にしたけど、屋根の事まで考えなかった」・・・・成る程

それにしても寒いよね〜〜、、、スキーに行くとこんな感じだったよね。子供の頃は毎年家族でお正月はスキー場だった。なつかしいな、このピリリとした感じ。私は嫌じゃないよ、グレーで雨ビチャビチャの冬よりはずっといい。

道行く人達のファッションはもう「どうでもいい」の一言
滑らなければなんでも良い靴/ブーツ、あったかければどうでも良い服、、、髪型なんて何でも良いからニット帽やフッドで包んで、ホントに皆いきなり北国の山男/山女のよう。実際、かまってられない。私もこの2700円のブーツのおかげでホントに助かった。まだもう少し重宝しそうだワ・・・・

ミートローフの謎・・・

休み明け早々、2日が仕事、3日は休み(日曜)、昨日は仕事で今日は休み、、、となんだかエンジンのかかりにくい年明け
でもせっかくの新年だし、初めての事をやってみようと思いたって、突然ですがミートローフを作ってみた。コヴェントリーに行った時に、パートナー氏がミートローフを作っていたのだ

ミートローフという食べ物、もちろんず〜っと昔から知ってはいたけれど、どうも私にはピンとくるものじゃなかったのよね・・・作るはおろか、きっと食べた事すらあったかどうか・・?? ミートローフという観念がイマイチ掴み難かったと言って良い。グリルでもローストでもなく、パンやケーキを焼くのと同類に肉を焼く、、っていう感じがどうも、、、、

でもパートナー氏曰く「簡単だよ、混ぜてオーヴンに放り込んどくだけだから。」そう言われたらなんだかやってみたくなってくる。材料は?と聞くと、「ソーセージとベーコン、それにパン粉でいいんだ」との事だけど、ミートローフって、そんなにポークばっかりだったっけ・・・?

早速ネットでレシピ検索してみた。基本の分量(肉とパン粉の割合)を調べてみようとしたけれど、、、これがどのページもそれなりに違っていて(全く違ってたりする)どれが基本なのかが見当つかない。でもほとんどビーフとポークを混ぜて使ってる。

こっちのソーセージは日本にあるドイツ式の加工肉ではなくて、挽肉は生肉だ。ソーセージといえば、豚の挽肉に塩やハーヴや香辛料があらかじめまざっていて腸詰めされている。だから皮から出してミートボールのように練り直すのに便利だし味もついている。ベーコンは無しにして、ビーフとソーセージ肉で作ることにした。

分量はどのレシピもバラバラで結局わからないので、勝手にやってみる事にした。要はハンバーグだと思えばよさそうだと気付く。ハンバーグを作る要領でちょっと味つけしてみれば良さそう。色を出すためにグリーンピースとスウィートコーンを使い、ベイビーサイズの人参を中に埋め込んでおいた。切り分けた時に人参の色が真ん中に来るはず

我が家のオーヴンは実はイカレている。大分前に気付いた事で、温度の調整がうまくいっていない。ガスマークを5にしても6でも7でも殆ど変わらないのだ。あっという間にてっぺんが焦げてしまうので、なんでもホイルをかぶせておかないと大変な事になる。ここは時間とのにらめっこ。ほとんど変化が無いのは承知の上で、一応ガスマークを指定通り4にする。10分経ったらしっかりアルミホイルをかぶせてガスマークを2まで下げる。これで1時間

焼き時間も調べたらまちまちで、これは肉の分量に比例するんだろうけど、50分から2時間近いものまで様々だ。とりあえず1時間と思っていたらなんとあっという間に1時間15分経ってしまった

DSC00418できたよできたよ〜〜!

実はちょっとドライだった。焼時間が長過ぎたか・・・?!少し固めに仕上がったのはパン粉が多過ぎたかな〜。それと塩っからい!!
そうだ、、、ソーセージ肉はかなり塩気がきいてるのを甘くみていた。パン粉も黒こしょう入りのパン粉だったし、塩/胡椒はしなくて良かったな・・・ナツメグとカイエンペッパーは程よく良いかんじ。焼いた後の肉汁でソースを作ろうと思ったのに、汁は全くなし、、やっぱり焼き過ぎたのかな

まあ初めてなんてこんなもの・・? でもやっぱりちょっとかなり塩っぽい。後で帰ってきたら、うちの彼はきっと文句言うだろうなあ〜  次回は塩加減に気をつけて、ちがうソーセージ肉を使っても良いし、、、少し赤ワインとミルクを混ぜてみようかしら、、少しフワッとなるかな?

次回はもっとジューシーなミートローフを目指すぞ!!

新年!!

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明けましておめでとうございます!

年末は彼の兄貴のところに行って来た。考えてみたら会うのは4年半振りだった・・・信じられない、もうそんなに経ったなんて。この兄貴は実はこの夏に結婚して、15歳年下のチェコ人の可愛い彼女をついに妻にした。とても結婚なんてするタマじゃあないと思っていたのに、年をとるというのはいろいろ思う所もあるという事か・・・!

今回も車で走り回った24日に借りて来て、走行距離は1200マイルとちょっとになった・・・(約2000キロ)まあ、ちょっと道を間違えて一時間程余計に走るハメになったりもしたのですが、、、、

兄貴がいるのはDevon州のExmouthという街。この街は小さいから知らない人のほうが多いと思うけれど、一番近い所で言うとExeterの近く。ここから西は、コーンウォールと呼ばれるイングランドで一番美しい海岸線のエリア。実は31日は一日コーンウォールをドライヴするつもりでいたのだけれど、さすがに30日に一日走ってExmouthまで行ったら彼もクタクタで、翌日はこの小さな海辺の街でのんびりと大晦日を過ごす事にした

所変われば、、、というけれど、このExmouthでは、New Yearはみんな仮装パーティーで迎えるのだそうだ。これが本当に冗談抜きで、街中が大真面目に大仮装大会!!。夜の8時も過ぎた頃になると、通りのあちこちに人があふれて、その誰もがものの見事に変装している。なかなか凝った衣装の人も多くて、兄貴いわく、みんな秋口から衣装を注文するのだそうだ。歴史上の人物を真似てる人、チャップリンやロビンフッド、バットマンにスーパーマンなんてのはごく普通の部類。原始人やゴリラ、恐竜、王様に魔女、ありとあらゆる生き物が夜の街を徘徊している様は「お見事!」という感じ

ちなみにこの街、クリスマスには街中みんなで海に飛び込むのが慣例なのだそう。聞いた事なかったけどこれも大真面目に本当の話で、皆してクリスマスに泳ぐのだそうだ。兄貴が見せてくれたローカル新聞に写真があった。

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ロンドンを離れるとユーモアのある本当のイギリス人が沢山いるんだよね。ロンドンがいかに「イギリスじゃない」かを再認識した気がする。それにしてもこの街の人達、やっぱりちょっとクレイジー・・・??

新年の12時は4人で静かに迎えた。とはいえ、家の前の通りは相変わらず千差万別の生き物達が行き交い、新年と共にビーチで大きな花火が打ち上げられて街の空気は賑やか。かなりシビアに寒い夜だったけど、遠くまで来て良かった・・・・

それにしても今年の年明けは寒いねえ〜〜 まあカラッとしてピリッと寒い冬は嫌いじゃないけれど・・・

今年ももう一歩進めますように。とりあえずは健康第一。
Let's turn over a new leaf!

いつも寄ってくださる皆様、ありがとうございます。今年もまた気が向いた時にはふらりとお立寄りください。おもてなしもできませんが、パーツにある肉まんをながめて、暖まったつもりになってくださいませ

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