見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

December 2009


久しぶりで彼の故郷Coventry(コベントリー)に行ってきた。お義母さんがいた頃は他の兄弟達もCoventryにいたから、お義母さんの家に集まってクリスマスディナーを囲んだものだけれど、今はみんなバラバラで集まる場所もなくなってしまった・・・・お義母さんの住んでいた家には今もパートナーだった人(まあ、彼には義理の父のようなもの)がいるので、本当に久しぶりで訪ねた。

せっかく車があるので、今回は高速道路は使わずに田舎道を走りながら行こう、という事になった。お義母さんの家で1泊するので、Cotswoldsエリアを通ってみようかと地図を眺める。コッツウォルズは数年前に夏の良い時期に3泊で回った事がある。コッツウォルズというのは地名ではなく、あくまでもカバーするエリアの名称で、オックスフォードから西、北はギリギリでストラトフォード、西のチェルトナム/グロスターから南はぎりぎりバースあたりまでのエリアを言う

DSC00333これぞイングランド!」といった丘陵地帯にちっちゃな村が点在していて、主に石造りの家、特にこの地方ではLomestone(薄黄色の石で、日が当たるととても明るく光る)を使った家が多く、茅葺き屋根の家や、白黒のチューダー式の傾いた家なんかが本当に絵のようで可愛い。地面にくっつくような低い空がいかにもイギリス。この日はお天気は悪くなかったけどとにかく寒くて、先週の雪がやっとなくなったと思ったらあちこちで氷が張っている。

行きはカントリードライヴを楽しみ、ストラトフォードに着いたらもう3時だった。ストラトフォードは大きな観光地だからちょっとコマーシャライズされ過ぎてるけどやっぱり可愛いねえ〜〜。イギリスの冬は日が短い。3時をすぎると途端に暗くなって、観光らしい事はあまりできない。
DSC00343RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)の本拠地、ロイヤルシェイクスピアシアターの目の前にはエイヴォン川が流れている。劇場横の橋から撮った風景。正面のシルエットはシェイクスピアの眠るHoly trinity church。

この後コヴェントリーに行くまでにウォリック(Warwick)やレミントン(Lemington Spa)にも寄りたかったけど、なんせもう真っ暗なので立ち寄るのはあきらめて車で通過 まあ、以前に行った事はあるし、またの機会にね、、、という事で。それにしてもコヴェントリーは寒い寒い!! やっぱりロンドンより気温3度位低いかなあ・・・

やっぱり久しぶりの再会とあって、彼とパートナー氏との話しは尽きず、私は3時前に屋根裏部屋のベッドに引き上げたものの、彼等は朝の5時過ぎまでしゃべっていた、、、 酔っぱらいの声は大きい。どうして私一人眠れようか!!? 目を閉じたまま結局彼等がソファーにクラッシュするまで、彼等の話し声を聞いていた・・・・彼等が寝入ったのを見届けて(聞きとどけて)やっと1時間半程ウトウトする。(これって、結局私が一番寝不足じゃないの!)パートナー氏は仕事があるから7時半には家を出ると言っていたので、私は7時にアラームをかけていたのだけれど、さすがに彼は一旦唸り声をあげて起きようとはしたものの、再びベッドにクラッシュした!

結局8時半に頭フラフラ状態で床から抜け出し、キッチンでお茶を入れる。まだお酒が抜けてないはずのパートナー氏、それでも「仕事に行こう」という姿勢は流石です!会社勤めじゃなくて個人での仕事だから、時間に融通がきくのは良いね。

DSC00356最期にまだ半分酔いの残った状態でフラフラと起きてきたうちの彼、「俺たちが昔やったやり方で特別のトーストを作ってやる」というので、何をするかと思ったら、食パンにナイフを突き刺して、リビングのストーヴの前にぶら下げた。
あのね〜〜、キッチンにはちゃんとトースターがあるんだよ〜〜・・まだ酔っぱらってんのね・・・でも焼けてみればまあ同じ。こんなバカな事をやりながら、家族との時間を取り戻す

コヴェントリーからはちょっと遠回りして、西のMalvernへ。ここはウスターソースで御馴染みのWorcesterの南、ウェールズとの境になるMalvern Hillsはその名の通り連続した小高い山を歩く事が出来る。日本の山のように高くはないので、ちょうど家族での山歩きに最適だ。もちろんの間の話しだけれど・・・ ここへ来たのは私達には特別な理由からで、山歩きがしたかったわけじゃない。でも驚いた事に、結構家族連れがこの厳冬の森の中をけっこう歩いているのだ!! 気温は1度もあるかないか、、だよ〜〜〜

このMalvernは(正確にはGreat Malvern)ちっちゃな街だけれど、劇場がある。私は以前は全然知らなかったのだけれど、春/夏には小劇場作品のフェスティバルがあって、結構ここでデビューした脚本家というのも多いらしい。以前藤原竜也くんがイギリス滞在中に、ここで初日を開けた舞台「Kean」を観に来ていたと聞いた時、「なんであんな田舎町に、、?」と思ったのだけれど、芝居だけでなくArts Festivalなるものがあって、この地方ではお決まりの行事だそうだ。いつかちゃんと街を観に訪れてみようかな、、、でもうちの彼は楽しむ為にここに来る事はできないと思うから、一人で来るならオートマの車を借りなくちゃ・・・山だから急勾配の坂ばっかりでマニュアルじゃあとてもとても・・・・ クラッチ焼いちゃうよ〜〜!!

Gloucesterに着いたらやっぱりもう3時半で、暗くなりかけてた、、、ここのカテドラルは見事だ!!タウンセンターには車は乗り入れできないので、そのぶん可愛らしい町並みが映画のようだ。年末〜元日は彼の兄とブリストルで落ち合うので、その時にまた昼間来ようと相談

暗くなってからの田舎道ドライブは昼間とはうってかわって神経を使う。まさにPitch-Black!! やっぱりドライブは夏にかぎるわ、、、でも途中休憩に寄った小さな街も、まだクリスマスのデコレーションが残る夜の街が美しくて、ホントに時間が遡ったみたい。数百年前からの古いパブに燃え盛る暖炉の火、大きなクリスマスツリー。「立ち寄る」には最適だ。冬の夜のコッツウォルズも、一味違うイギリスの魅力がある

さてと、、今日は新しいプリンターを取りに行く。結局レーザーはやめてHPのプリンターにしたけど、£35だからまあどんなもんでもいいや。ちゃんと印刷できればね。






BlogPaint
Waltham Abbey Church : Essex)

寝正月ならぬ、寝クリスマスになっちまっただ・・・!!

というのも、昨夜喧嘩になって超不機嫌なまま、いつものワインも飲まずに鬱状態でさっさとベッドに入ってしまったのだけれど、なかなか眠れず、あげくにいくつものヘンな夢を見てしまった。イギリスだったり日本だったり、今だったり過去だったり、、、昨日からレンタカーを借りてきたのでそれも夢に出てきた、、、車は日産のNote。昨日は彼しか運転しなかったけれど、夢の中ではなんと私の左足がクラッチに届かない!! と四苦八苦しているのだ・・・(こちらでは車はほとんどまだマニュアル)

きっと、Noteに乗った時、スペースがあって広いねえ〜なんて言っていたので、それが何となく=大きいという印象になって夢に出てきたのかも。運転しながらシートを前にずらしたり高さを調節しようとしてみたりするのだけれど、足がクラッチにつま先しか届かない、、、というヘンな夢

さすがに私が珍しく超不機嫌で、お休みも言わずクリスマスプレゼントを暖炉の前に置く事もせずに寝てしまったのに遠慮してか、彼は起こすのをためらったらしい。(いつもはクリスマスカードとプレゼントを24日の夜に暖炉の前に置いて、25日の朝に開ける)なんと起きたら12時半だったという悲しいクリスマス

それでも気を取り直してちょこっとドライブに出かけた。家から10分もいけばもうカントリードライブが楽しめる。さすがに今日は道路もガラガラでゴーストタウンのよう。どこへともなくあちこち回って、Eppingの森を走る。もう日が暮れて暗くなってしまったので、道に迷う前に戻る事にした。明日は私が運転するぞ〜〜!!

結局クリスマスディナーも作らず、普通のステーキ&マッシュルームパイにマッシュポテトと温野菜というサンデーディナーと同じになってしまった。まあ、特に家族が揃うわけでもないとこんなもんかな

そういえばスケートの全日本が始まってる。明日が男子のフリーと女子のショートかあ、、、ドキドキしちゃうな

今日のロンドンはドカ雪でございます!!

実は先週のは大した事なくて、ほとんど支障はなかったのだけれど、今日の3時過ぎに降り始めた雨があっという間にドカ雪となって夕方のラッシュアワーを襲った!! バスが坂を上れなくて乗り捨てられていたり、雪の歩道の上にくっきりと湾曲して乗り上げた輪達の跡があったり・・・・道という道はどこもノロノロの大渋滞。明日の朝にはこれが全部凍るだろうから、どうなる事やら、、へへへ、、私は明日は休みだもんね〜〜

さてと本題に、、、もう笑うしかない!!
毎週日曜日に集計されるUKミュージックチャート。昨日付けの順位が、正式に今年のクリスマスがある週のチャートという事になる。イギリスのミュージックシーンでは、毎年クリスマスNo.1というのは特別なものだ。一年間のその週にしか記録されない記念すべきトップチャート。11月末〜12月初めにかけてリリースしてくるシングルは皆これを狙っている

そして、、、今年のUK Christmas No1は・・・
予想を見事に覆して・・・
LAの、Rage Against The Machineというメタル/ラップバンドの「Killing In the Name」、、、??!!

事の起こりは先週のX-Factorのファイナルから。すっかり毎年のオーディション番組として定着したX-Factor。12月半ばに優勝者のデビューソングが発売されるとあって、この4年間は続けて番組優勝者がクリスマスNo.1を取ってきた。そして、、この定着し始めたX-Factor=Chiristmas No1に少々飽き飽きしている人々がいたのだ。

確かに毎年「今年のクリスマスNo.1は何かな?」と思いながらお気に入りの曲をチェックするのが楽しいのに、このままX-factorばかりが版で押したように毎年1位になってしまうのは面白く無い

すると、Facebookのコミュニティーに「X-factorの優勝曲をクリスマスNo.1にさせない運動」というのができた。単純にJoe McElderryの「The Climb」が一位になるのを阻止する為に、みんなでこの曲を買ってくれ!という事で選ばれたのがRATMの「Killing In The Name」という事なのだ

それにしても、、、何で、、この曲かね・・・???! 他にもいくらでもそれらしくクリスマスNo.1になりそうな曲はあるんだし、そう、Lady GaGaあたりをもうちょっとプッシュすれば簡単なのに・・・でもそこが面白い所!わざわざ反体制的な、アメリカ/LAのバンドの1992年の曲で再リリースもの。歌詞の85%は同じフレーズの繰り返しで、しかも終盤には放送禁止用語のF○○k You! が17回も繰り返して入っているというハチャメチャな曲だ。(いや〜、これが歌か、、?とも思うけどね)

でもだからこそ話題になり、ニュースで取り上げられ、何とこのFacebookのコミュにはメンバーが殺到し、あという間に100万人近いメンバー数になった。以来、killing in the Nameのダウンロード売り上げがモーレツな勢いでうなぎ登りとなり、ある人は反・X-Factor(及びプロデューサーのサイモン・カウウェルに反発)として、多くの人は面白半分に、ある人は賭けの為に、そしてモノポリーを崩すために、このチャート合戦に参加した

Joe VS RATMのクリスマスレースに乗った人々は予想をはるかに上回り、日々抜きつ抜かれつのデッドヒートになった。ジョーのCDの売り上げが伸びたと思うとRATMのダウンロード数が上がり・・・というわけで、週末にはジョーの僅かなリードは予断を許さないものだった。そして最終段階にきて、「まだ双方に可能性はある」という事が強調されるとさらにダウンロード合戦が白熱し、とうとう最終集計で、Rage Against The MachineがJoe McElderryに勝ってしまった!!

もう笑っちゃうよね、、ホントにこういう事が起きるのがイギリスなんだ。この曲こそが2009年のUK Official Christmas No1です!!



いや〜〜、、、聴くにつけてもアタマ痛いわ・・・ 歌詞のせいでラジオじゃ全部かけられないし。これが、クリスマスの家族団欒のディナーの席でラジオからガンガンかかってきたら、もう手を叩いて大笑いだよね。 RATMは今回の快挙に感謝の意として、UKでフリーコンサートをやると約束している。でもねえ、当て馬みたいなもんだからねえ、、実際にどれだけのファンがいるのかは疑問、、、?

言い出しっぺのFacebookの人達だって、本当にこうなるとは全く思ってなかったと言っている。ただ、モノポリーが嫌いなイギリス人としては、お決まりのパターンで毎年のクリスマスNo.1がこれから先もX-Factorに定着するのが嫌だーという事だったのだ。もちろん何ヶ月もの激戦を勝ち抜いてプロデビューを飾った18歳のジョーに恨みがあるわけでもなければ、彼のキャリアを邪魔するつもりでもなく・・・

ホントにジョーには同情するけれど、でも私の好きなイギリスがまだこんな風に残っていた事がちょっと嬉しい。「みんな一緒」が嫌いなイギリス、面白ければ何でもありのイギリス、認められるべきものには惜しみない拍手を送る反面、「ちょっとまった」と反論を忘れないイギリス、、、、

ちなみに私が次に楽しみなのは、晴れて今週1位になったこの曲が、来週付けではどこまで落ちるかーーという事。もう用は果たしたわけだし・・・

なんだか久しぶりに日本のドラマを観てみた
Jin-仁」が面白いという噂をあちこちで耳にしたのでもう終わったのかと思って観てみたら、まだ最終回は明日だって・・・

このタイトルって単にでいいのか、jin-仁と繰り返さなくちゃいけないのかしら・・・と素朴な疑問。でもみんな単純にって呼んでるみたいなので、それでいいのかな。まあ主人公の名前だし。元がマンガでまだ終了していないという事もやっと知った。

これ面白いわ!! タイムスリップして現在と過去が・・・っていう設定は今までにもあったけど、過去に戻ってしまった人間が何をするべきか、しないべきか、が焦点になっている。その選択の要として現在寝たきりの植物人間になってしまった恋人という存在があり、その彼女の運命を左右するのが、医者としての選択なのか、人として/男としての感情での選択なのか、、、観ているほうにもわからないミステリーを残したまま話が進む。このあたりが巧い!

それにしても素敵なキャスティングだわ。まず私は中谷美紀さんが大好きなもので・・・龍馬役の内野聖陽さんが太い太い!! あんなに骨太でデカイ演技をすぐ横でやられている大沢たかおさんの小振りな感じがますます生きるというもの・・・! 今までも内野さんは観ていたけれど、こんなにデカイのは初めて観た、、、大河を観てなかったもので。お見事というか、無骨な中にも微妙な演技をしていて流石です!カメラのフレームからパワーがはみ出しそうな龍馬だね

六平直政さんの優しいおやじさん役というのもちょっと嬉しい。六平さんはいつも悪役か大声の変な奴みたいな役が多くて、こんなにおだやかな六平さんは初めて観た。「野風、、」って呼びかける声がすごく優しくて、こういうのも良いじゃない、、! 相島一之さんの一見悪そうで、でも誇り高く叫ぶ姿も迫力あった。私はいつか、にこやかに笑う爽やかな相島さんも観てみたいと常々思っているのですけれどね〜・・・

中村敦夫さんの火消し親分はさすがに時代劇ベテランの風格充分。綾瀬はるかさんの武家のおひいさんも嫌みがないし、麻生祐未さんのお母さんもとしていて素敵だし、恭太郎さんも佐分利さんも自然で良い感じ。武田鉄矢さんのシーンも穏やかだからこそジーンとくるものがあったし・・・

そしてそんな濃い共演者達の真ん中に、素朴に自然に無防備に立っているのが大沢たかおさんの南方仁だ。正直なところ、大沢たかおさんという役者は私にとっては「面白い役者」ではない。特に好きというわけでもない。でもけっして嫌いじゃないのだ。そしてそう思っているのはきっと私だけでは無いはず。そして「嫌われていない」という事はすごい事なのではないだろうかと思う

彼はまさに南方仁と同じ役割を負っているのではないか、、、決して派手ではなく、特にイケメンでクールというわけでもなく、でももちろん役者としての魅力は備えていて、地味なようでしっかりと忠実に役を演じている。「大きな器ではないけれど、誠実で地道で一生懸命な姿が美しく、それゆえに回りに沢山の人が集まってきて皆で大きなものを作る事ができる」まさに仁のような存在でこのドラマの中心にいる。とても素敵だ

このドラマ、出て来る人達がみんなそれぞれに誇りを持って生きているのが素敵だ。本当に嫌な奴がいない。男達もそうだけど、特に女性陣が魅力的だ。野風と咲の正反対でいてどちらも共感できる女の描き方、咲の母親や遊女達、、、皆が各々魅力的に描かれていて嫌みがない

謎が残る最終回、どんな風に終わるんだろうか、、、消えた龍馬の行方は?仁は現代に戻れるのか?恋人の未来は?野風と未来の関係は?そしてなによりも、謎の胎児の腫瘍は・・・?? 早く最終回が観たい! どうなるんだろう最終回、、、ネットに上がるのは1ー2日後かなあ〜〜続編とか映画化とかっていう噂も出てるらしいけど・・・ここまで引っ張ったんだから納得できる結末であって欲しい。 久しぶりにワクワクする・・・・

雪が来る・・・!
実は昨日の昼間もちょっと降ったのだけれど。もう数日前から「木曜〜金曜は雪になる〜〜!」って予報されてて、私達の脳裏にはあの今年2月の悪夢が蘇ってきたのです。(こちらをどうぞ)

でも予報では今日、つまり木曜日の午後から降り始めて夜の間に積もる、みたいに言ってたのに、まだここでは降ってないよ・・・?(今は夜の8時)でも明日の朝の出勤/登校は難関とされる模様だから、これから期待していいのかしら?

それにしても寒い。空気自体が氷のような冷たさ。明日の最高気温は1度ですと!! 朝起きて様子をチェックしますかね。またバスも電車もなかったら仕事行けないし・・・

寒いし、面倒だから今日はチャイニーズのテイアウェイにしてしまおうと、いつものテイクアウェイに行こうとして、銀行のキャッシュ/デビットカードがないことに気付いた!! あれ、、どうしたっけ?っと考えて思い出した。今朝仕事を始める前にキャッシュを出そうとし銀行のキャッシュマシンに行ったら「現在キャッシュはありません」と表示がでたのだ。最初からそういってくれれば別の所に行ったのに、カードを入れて暗証番号も入れて、レシートも頂戴ねっとボタンを押した所で表示が出た。

もう!またこれだよ〜〜!」と一瞬腹が立って思わずそのまま(急いでたし)踵を返して歩き去ってしまったのだ。カードを取らないままで、、、、しかも夜になるまで思い出さなかったんだから、どうかしてるぞ私! 幸いお昼のカフェ代はなんとかお財布にあったので、カードを取らずに来てしまったことなど考えてもいなかったのだ。

やれやれ、、、クリスマス前だっていうのにカードが無いのは不便だなあ〜〜。さっそく滅多に使わないカード登録会社に電話をする。ここには手持ちのクレジット/デビットカードやパスポート、免許証等の詳細をすべて登録してあって、紛失したり盗難にあったりした時は電話一本ですべて処理してくれるようになっている。年間費を払ってるわりにはほとんど使う事はないけど、こういう時にはやっぱり便利だ。

対応してくれたのはイアン。(こっちではこういう事務的な事でも担当者は自分の名前を名乗り、会話の中でも名前を呼ぶ)2度同じ事を言う必要がないサービスというのは有り難い。てきぱきと身元確認をして無くした状況を聞いて来る。「思わず怒りにまかせてその場からカードを取らずに帰っちゃったのよ」というと、「解ります、よくありますよね」とフォローも忘れない

新しいカードがくるまで3〜10日という事で、これはやっぱりクリスマスには間に合わないか(3working daysというのは営業日数なので土日や祝日は数えない)やれやれだなあ〜〜 まあお金はあるんだけど、キャッシュを引き出せないって不便だわ、、、最近はチェックもめっきり使わなくなったしね。ここはクレジットカードでカバーして後でカードの支払いに付けておくか・・・ ネットでチェックすると、とりあえず不正に使われてはいないようだし。ただ面倒なのが、あちこちのインターネットサイトの支払いに登録してあるカードナンバーを、また全部変更しなくちゃならない、、、

と、ここまで書いてちょっと外を見ると、、
来たわ来たわ〜〜! 雪が降ってる〜〜!
今の時間で車の通りもぐっと少なくなってから降り始めると、あっという間に積もってしまう。これはやっぱり予報どおり明日の朝はChaosかも・・・それにしてもいきなり降り始めたわ。もうすでに地面も車も真っ白。どうか仕事に行かれますように〜〜

昨日〜今日はX-factorのファイナル、見ごたえがあった!
今年の優勝は私のfavouriteだった18歳のJoe McElderry.

最終に残った3人は本当に誰が優勝しても良いと思える歌唱力で、これまた3人3様にタイプが違うから比べられない・・・個人的にはJoeを押していたけど、最終決定戦に残ったOlly も3位に終わったStacyも素晴らしかった

ファイナルという事でサプライズゲストのおまけ付き。昨日は3人が3曲歌う中、一つはオリジナル歌手とのデュエットという事で、オリーにはロビー・ウィリアムス、そしてジョーにはジョージ・マイケルが介添えという豪華企画。ロビー・ウィリアムスは別に特に好きってわけじゃなかったけど、ああやって並んで歌うとやっぱりそこはプロ、声量が違う 。ジョージ・マイケルは言うに及ばず!!

今日のファイナル最終はジョーとオリーの一騎打ちで、オリーも素晴らしかったけど、決定戦曲がジョーに有利だったね。Ollyはエンターテイナー、そしてJoeはレコーディングアーティストとしてのクオリティーを持っている。X-Factorの常として、最終決定戦では2人が同じ曲を歌い、同時にそれがライヴでレコーディイングされる。そして優勝したほうのヴァージョンが即CD化されて水曜日には店頭に出される。まだ決まらないうちからダウンロード予約も出来る仕組みになっている

この優勝者にとっての初シングルとなる曲が今年はThe Climbeだった。この曲はどうしてもジョーのタイプで、オリーの得意とする類の曲じゃなかったのが決定的な勝敗の分かれ目になった。でも次点の彼にもきっとなんらかの道が開けると思う。去年の次点だったJLSだって先月シングル1位になってるしね。今日はまたジョージ・マイケル氏とさらにポール・マッカートニー卿までがゲストでやってきて、今年は今までで一番豪華版だったかも

まだ18歳だからね〜、Joeは次のジョージ・マイケルになれるかも。(2人のデュエットはこちら)声と喉の微妙な使い方/コントロールの仕方が、訓練じゃなくて自然に出来てるあたりにジョージ・マイケルと同様の天性の歌唱力を感じる。奢らない素直な性格や大きな緑の目のルックスもポップスターの素質充分だし・・・明日からはラジオで一日に何度も彼のThe Climbeがかかるだろう。クリスマスNO1になるかな・・・・

X-Factorの番組が終わったと思ったら、続いてITVでは「I Dreamed a Dream =Susan Boyle Story」をやっていた。今年のBritain's Got Talentで世界的な有名人になってしまったスーザン・ボイルさん。彼女の初CDは発売2週間にして400万枚が売れた!! イギリス、アメリカ両国でチャートのNO1になっている。一時は神経症で入院したりして心配されたけれど、今ではすっかり綺麗に変身して貫禄がついた。それでもちょっとinsecureでナーバスな彼女は変わっていない

この番組では、最初のオーディションで歌ったI Dreamed a Dreamをロンドンの「レ・ミゼラブル」キャスト達と一緒に披露し、さらにはなんと彼女の目標でもあったエレイン・ペイジとI know him so wellを競演。彼女がオーディションで「エレイン・ペイジくらい有名になりたいわ」と言った時にはだれもが冷笑したものだ・・・・(エレイン・ペイジ=ロイド・ウェバー氏のミュージカル、「キャッツ」でメモリーを歌ってヨーロッパ中で大ヒット、さらにオリジナルの「エヴィータ」のエヴァ・ペロン、「サンセット・ヴールヴァード」「ピアフ」等イギリスを代表するミュージカル女優/歌手)

不況にあえぐ一年で、夢を捨てない事の本当の意義を見せてくれた人達、、、だからこそ暖かく受け入れられている。明日からラジオでジョーの歌声を聴くのが楽しみだ

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雨ばっかりでいい加減も極致かと思っていたけれど、やっと晴れたね、カラっと寒い冬の日は嫌いじゃない

クリスマスカードもやっと出したし、あと2週間弱で休みだ〜〜!

ああ、久しぶりで藤原竜也君ニュースが・・・来年の「ムサシ」の再演では小次郎役は勝地涼君がやるって!!
なんだかまた当たっちゃったような気がする私。前にも書いた事があるけれど、私は彼の事もずっと前から応援していて、っていうか、彼はもっと出てきていい役者なんじゃないかって思ってた。「亡国のイージス」の如月は良かったよ、原作ファンとしても。最近のドラマとかでも「もっとこの人をちゃんと観たいな」と思ってたので、ロンドン公演に来てくれるのはとても嬉しい

もちろん小栗旬/藤原竜也の舞台は楽しみにしていたけど、勝地涼君ならそれでまた期待してます。、、そっか、、じゃあ、小栗小次郎はDVDで観るかな。ロンドン公演まではDVDは観ないつもりだったけど・・・

そいえばここしばらく日本の事に疎くなってたけど、「Anjin」は今日が初日だった、、のかな、、?「ムサシ」もだけど、個人的にはこっちの舞台のほうが気になるなあ〜。回りに出てる英国人俳優たちは一応みんなシェイクスピアをいくつも演じてる人達だし、17世紀初めの日本での外国人っていう題材をドーラン氏がどう演出するのか興味ある。「Shogun」より面白い事を祈ります

あとは、、そうかスケートがそろそろバンクーバーに向けて全日本選手権が今月末か。安藤美姫さんと織田信成くんがGPファイナルで代表一番乗りを決めた。頑張れニッポン! そういえばプルシェンコはGPシリーズは1戦しか出なかったの?セーブしてるのかしら?相変わらず正確な機会仕掛けのような完璧なスケート。素晴らしいけれど、これからはこういうスケートは少なくなっていくんじゃないかな。ソビエト時代の、国をあげてのエリート教育で選手を育てていた時代はもう終わってるからねえ〜

クリスマスカードを出すためにアドレスブックを整理していて、ホントに久しぶりでスイスの友達とメールができた。もうずっとずっと会っていないけれど、また訪ねてみようかしら、、、ドイツ語圏のスイスだから普段は使っていないはずなのに、私より綺麗な英語でのメール、さすが彼女だ。

今年一度も会わなかった人でも、年に一度のクリスマスカードを書きながら「どうしているかしら」とひと時想う。年に一度では語れない事が沢山あったはず。皆元気で頑張ってくれていればいい・・・生きていればきっとまた逢える


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プ、、、プリンターが・・・!!

ダメだこりゃ! とうとう来たか、、、という感じ。
以前からちょっとDodgyだったのよ。でも私の場合は自分の控えにする為にちょっとプリントアウトする程度で、多少色が出てなくてもかすれててもあまり気にしていなかった。最期に印刷したのはベルサイユ宮殿のチケットをウェブで買ってプリントした時。この時もほとんど水色でバーコードがちゃんと出てなかった・・・

多分本体じゃなくて積もり積もった目詰まりだという事は想像がつく。うちのプリンターははっきり言って週に1度も使わないし、いつも使う度にヘッドクリーニングを3−4回しないとちゃんとプリントできないのが悩みの種だった。彼が仕事探し中は毎日のように使ってたからモノクロの印刷はそれほど気にならなかったけど、カラーはホントにちゃんと色が出た事のほうが少なかった

まあこのプリンターもMacと一緒に買ったからもう7年前かあ〜〜。今更ヘッドを交換するより、この際レーザープリンターのほうが私の場合無駄が少ないんじゃないか・・・と検索してみる。レーザーは高いと思ったけど、なんとコンパクトなものだと£100以下である! 余計な機能は必要ないので、小さくて印刷の度に綺麗にできれば充分だ。

もちろんこのインクジェットも最初の頃はいろいろと使った。デジカメの写真でクリスマスカードを作ったり、カレンダーを作ったりね。でもそれもはじめのうちで、最近は音楽や動画にいっちゃってるから、プリンターの使用頻度がどんどん減ってきていたのだった。で、必要な時に上手くプリントできなくて、ヘッドクリーニングに時間がかかる、というのはとても面倒だ。はっきりいって、印刷よりもクリーニングでインクを使っちゃってたんじゃないかって思う位・・・

コンパクトなカラーレーザーがフリーデリバリーで£94かあ、、唯一ひっかかるのが、今の機器はみんなUSB2.0になってるけど、このMacは1.1なんだよね。一応チェックしてみたら作動は問題ないようだけど、、、そろそろこのMac本体を替えないと追いつかなくなってきたなあ〜。、、と、去年OSをアップデートした時にも言ってたのですが、、、今のスペックがこのMacでできる最高の状態なので、これ以上にするには買い替えないといけない。あと1年はいけるかと思ってるんだけど、、、いやせめて来年の夏くらいまで。でもこの白いフラットパネルのiMacが可愛くて可愛くて・・・ 一度も問題なかったし、スピーカーの音がすごく気に入ってるんだよね。(まあこれは他にも繋げるけど)

う〜ん、クリスマス直前だというのに、、今買い替えるか否か・・・修理に出すよりは買っちゃえ! と思ってるんだけどね。自分へのクリスマスプレゼントにするかなあ〜。

さてさて、いよいよX-Factorがファイナルまで辿り着いた。う〜ん、私としては男3人がファイナルかなあっと思ったけど、まあStaceyも歌唱力は捨て難いからね。私の中での勝者はやっぱりJoeかな。歌唱力、ルックス、パーソナリティー、商品価値、すべて合わせてみるとやっぱり彼なんじゃないだろうか。来週で決まる。Staceyはバーバラ・ストライサンドみたいな感じの歌唱力があるんだけど、「この人にインタビューはしたくないなあ〜」と思ってしまう。しゃべるとちょっと、、、あんまり、、インテリジェンスが感じられない、、、んだけど・・・???

という事で今年の一押し、18歳のJoe McElderry君のマイケル・ジャクソン・セミファイナルより





教授(坂本龍一氏)のコンサートに行ってきたRyuichi Sakamoto Playing The Piano 2009。今年の春から日本ではツアーを初めて、やっとやっとロンドンに辿り着いたという感じかな。今回のホールはスローン・スクエアーのCadogan Hall、Royal Festivalのような大きな会場ではない分、ピアノ演奏には丁度良い小屋。Wigmore Hallみたいな感じだ

とってもとってもデリケートな音の数々・・・坂本さんの曲は彼本人が弾いて初めて美しいんじゃないだろうか。もちろん作曲家として創った曲を提供するというのは仕事の一部ではあるだろうけれど、今回のピアノ曲を聞いて、一つ一つの音をどんなに細心の注意で奏でているかが伝わってきた

実は出だしはちょっと眠くなった。仕事が終わって南のスローン・スクエアーまで出るには時間ギリギリだった上に、バスを15分待ち、乗り替えの通路が遠回りになり、ナイツブリッジから歩いたのだけれど、出口を反対側に出てしまってさらに時間をロス、、、 電車内以外はまさに走り通して駆け込んだのだった・・・・もちろん何を食べるヒマも水を飲む間もなく。だから、ゆっくりゆっくりと静かなノイズで始まったコンサートの序盤はちょっとだるくなってしまった、、、 教授、ごめんなさい

全体の構成で思ったのは、、まず序盤ではピアノの音が出て来ない。「Playing the piano」とはよく言った!ピアノを弾くのではなくピアノでノイズを出す=play。そのかすかなノイズがバックの水音と重なって音階の無い音楽になっている。そして「ピアノの音が聞きたいよ〜〜!」と思い始めた頃にやっと教授が普通にピアノの前に座って鍵盤に指を置く。

やっと聴けたピアノの音にほっとして数曲を聞く。そしてまた気付く。これらの曲は和音なのだ。和音の連続でできている曲、その繰り返し、そのバリエーション・・・そうして数曲聞いているうちに、たまらなくメロディーが恋しくなる。そして、「お願い!ピアノでメロディーが聴きたいの、、、」と思い始めた頃に静かなメロディーの曲を弾き始めた

BTTBからの数曲をゆっくりと静かに、、、、一音一音がのようで、その形、膨らみ、強さ、跳ね具合、響き、、、、デリケートに一粒ずつ紡いでいく。同じ曲をCDでも以前のコンサートでも何度も聴いているのに、ピアノでしか出せない美しさだ。ピアノの音ってこんなに美しいんだ・・・ 坂本龍一という人は、こんなにも一粒のを愛してこだわっている音楽家なんだなあ〜と思いながら聴いていた。そしてそうするうちに、次の段階が恋しくなる、テンポだ。とてもゆっくりと美しく奏でているので、そろそろもう少しノリの良いテンポが欲しくなる

これってやっぱりそれを狙った構成だったんだろうか、、、まさにその通りに終盤から音とメロディーに今度はテンポが加わって盛り上げて行く。曲構成が抜群! 何度聴いても「Forbidden Colours」と「ラスト・エンペラーのテーマ」は名曲だね、、、終盤にはBehind the MaskLa Femme Chinoise、さらには千のナイフも披露してくれた〜!! 序盤に比べると、後半にいくにつれて観客の拍手の音がどんどん大きくなっていく

ノイズが音になり、和音になり、メロディーになって壮大な音楽になる・・・ピアノという楽器ひとつでできてしまう音楽の魔法だ。だから私はピアノが好きなのかもしれない。とてもとても美しいものを聴いた。

やっぱり私は教授のが大好きだ・・・


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