見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

April 2009

三文オペラー2−おまけ考

 

里帰りホリデーもあっとういう間に半分が過ぎてしまった・・・! この時期になるといつも焦るのよね、、今回は前半がスローペースだったから余計に・・・

とはいっても友人達とも順調に会えてるし、「三文オペラ」も2回目に行かれたし。もう一度観たかったのは、前回の時にひとつ納得できないものがあったから・・・ それは舞台じゃなくて観客のほうだった。まあ、「三文オペラ」自体が日本人の感性にぴったりくるっていう本じゃないし、(むしろ逆?)ユーモアのセンスが備わってない国民だから難しいのは分かるけど。

エンターテイメントの部類として、英米では大きな部分を占めるのに日本には無いもの、、、それはStand-up comedyと呼ばれるコメディアンだ。舞台に一人でマイクをもって立ち、ウィットに飛んだショートストーリーや最後にパンチラインの効いたジョーク等を観客に向かって語り続ける、モノローグ形式の喋り屋だ。一番近いところでいうと落語のようなものだけど、ちょっと性質が違う。

まず落語は座って話すけど、こちらはStand-upという通り、立って舞台を歩きながらしゃべる。内容は小噺というよりも、時事を扱った痛烈な皮肉だったりちょっと下品なジョークだったりで、たとえ女王様はじめロイヤルファミリーの前であろうと放送禁止用語がバンバン飛び出すことも多々ある。人によってスタイルがあるので、もちろん聴衆の好き嫌いは分かれたりするけれど、スタンドアップ・コメディーはいつもポピュラーで、観客はドギツイジョークに手を叩いて大笑いする。その観客の反応で瞬時にアドリヴでやり取りをしたりする

日本でお笑い番組やバラエティーを観ていても、なんだか内輪受けみたいな物が多くて主張が全くない。それはきっと主張すると嫌われるという傾向があるからだ。たまに日本に来て「ちょっとくだらない番組でも観て笑いたいなあ」と思っても可笑しくもなんともない・・・・ まあ、テンポのよさ(ボケとツッコミ)とか掛け合いの可笑しさなんかで笑わせてくれる芸人さん達ももちろんいるけれど、「それって、何が言いたいの?」ということになると主張はまったく無い。観客との受け答えがないから、勝手にやってるように感じてしまって、こちらが聞いていてもいなくても変わらないんじゃないだろうかって思ってしまう

つまり何が言いたいかというと、「三文オペラ」を観たときに、客席の反応のほうに戸惑った。客席にリラックスした空気があんまり感じられない事のほうに。開演前からして場内が静かだし・・・いつもなら(ロンドンでは)劇場に入ったときからすごくリラックスしてわくわくして、場内はいろんなおしゃべりの声でざわついていて、それが開幕と同時にス〜っと静かになって舞台と一体化していくあの感じがすごく楽しくて好きなんだけどね〜

2度目に観た28日は客席の空気がよかった。もしかしたら楽日に近かったからリピーターの人も多かったのかもしれないね。こういう時は舞台のテンションも変わってくる。もちろん演じているほうは毎回同じように必死でやっているはずだ。でもやっぱり劇場内の空気っていうのは、舞台と客席と両方で創っていくものなんだよね。

そういえばこの日は一幕でフィルチが最前列のお客さんにビッグ・イシューを突きつけたとき、その人が本当にお金を払うという展開になった。「これはあげな〜い、あとで受付でもらって」と返していたっけ。私だったら、「金城武さんが表紙のやつ」って言いたいところだけど・・・・

三文オペラだからね〜。日本では3文、原作地ドイツで3グロッシェン、イギリスで3ペンスで観られるっていう代物ですから、そんなにおしゃれな気分で見なくたって・・・って思うのよ。でも、もう一度観ることができてよかった。この上演台本や歌詞は残らないのかな、、、残念だね。三上さんの歌詞はうまくはまってたから日本語ヴァージョンとしてもっと聞きたいのに。

余談ですが、この芝居の英語題は「The Threepenny Opera」。ペニー(penny)は単数で2以上だと普通はペンス(pence)=3 penceになるのに、どうしてTreepennyなのかというと、これは3ペンスの価値があるthreepenny硬貨一枚ということ。発音も、ロンドン風に言うとスリー・ペニーと2音ではなくて、あえてカタカナで書くとするならスルペニーと1語で発音する。3ペンス硬貨=Threepenyはちょっと変わった形で可愛い。うちの彼がとっておいた昔のコイン箱で見つけた。

3penny-23penny-1

裏の上と下でThree, penceと書いてある。1966年のコインでエリザベス女王が若い・・・もちろん今はありません。

東京が終わって来週からは大阪公演。むしろ関西の人のほうが、良いも悪くも反応があるかもね。面白かったら笑って手をたたいて、面白くなかったらブーイングしてもいいんじゃない? ・・・・私は立ち上がって拍手してきたけど

日本の若者達、胸はって歩け!

 

今回特に気になっていること、、、日本に着いた日からず〜っと気になっている事、、、それは、なんかカッコよくない・・・

回りを見渡せば、最近の若者達はスタイルも良いしおしゃれだ。女の子は髪の毛やネイルに至るまでかわいいし、今の男の子達は背も高くてスーツもスマートに着ている。でもなんか、、、どうしてもカッコよくないのよ・・・で、わかった事は、

歩き方が下手すぎる!!

女の子は膝が曲がって内股、男の子は足をひきずってO脚!体重が下へ下へと落ちていて、歩く姿のカッコ悪い事・・・これじゃあせっかくのおしゃれが台無しというものじゃない?

ヒールのある靴をはいても膝をピンと伸ばすには、もっと体重を上へ引き上げて下腹部でしっかり支えないとおっかなびっくりでバランスを取る為に足を引きずることになっちゃうのよ・・・ サッサと歩けないから不格好に見えてしまう

これは、意識していないと本当はうまくいかないのだ。モデルさん達の歩きがカッコイイのは、訓練しているからで、楽をして綺麗には歩けない。まずは腹筋。腹筋が弱いと体の中心をしっかり支えられないよね。それと、普通の感覚だとほとんどの人は上体が後ろに反ってしまっているはずだ。これも意識してお腹をギュウっと絞めてみると自然と上体がまっすぐになるのが解るはず。

後ろ脚はしっかり蹴るようにして一歩一歩押し出すと、体重が前にスッと乗るから歩き易いしスピードも出る。肩は落として胸を広げてみると気分だって違う。疲れているからと、重心を下に落としてしまうと足はもっと疲れる・・・ちょっと頑張って上体を引き上げていたほうが結果的に疲れないで歩けるのよね

バレエをやろうとかモデルになれなんて言わないけど、もうちょっと綺麗に歩いてみません?消費カロリーもちがってくるからダイエットにもメタボにも良いと思うけどな〜、それにさっさと歩くと通勤・通学時間だって短縮できるしね

おばさんがウザイ事言ってるとお思いでしょうが、、、やっぱり私自身が背も小さいし、おばさんになってくるほどにカッコ良くサッサと歩きたいと常に思っているわけで、日本に着いてからというもの、ずっと目にあまるっていうか気になるっていうか余計なお世話っていうか・・・・・

可愛い女の子イケメンの男の子がわんさかいる今の日本なのに、東京の雑踏を見回しても、カッコ良い女美しい男がいないなあ〜〜・・・・ 大人の色気が無い、なんて言っていいのかな、、?でも、 男の子/女の子から一気に飛んでおじさん/おばさんになっちゃうのよね

男と女が見当たらない・・・・? 

至福のひと時

 

話には聞いていて、一度受けてみたかったロミロミ・ハワインマッサージ

ロンドンでもやってくれる所を探したのだけれど、イギリスではまだあまり知られていなくてうんと敷居の高いセレブなスパでないとやっていなかった・・・・

リラックスマッサージを受ける時はやっぱり自宅の近くが良いよね。実はまだ向こうにいる間にいくつか探して調べていたのだ、、、幸い実家の近くにはマッサージやネイルサロンのようなところは山ほどあって、うちから歩いてわすか30秒の所にある「kokopelli」に予約をいれておいた。11時間のフライトで時差ボケがまだ残っている翌日に劇場で3時間座っていたので、体はまさに我慢の限界にきてたのよ、、、友人とランチした後ちょっとわくわくしながらサロンへ

マンションは完全個室で、エレベーターで上がるとドアを開けて待っていてくださった。とってもリラックスした空間。渡された紙製のショーツとバスローヴに着替え、フットバスにつかりながら簡単なカウンセリング。フレンドリーにお話ができてくつろげる。初めて行く時は施術してくださる人によるので、ちょっと緊張感もあるのだけれど、心地よい香りの中でフットバスをしながらお話ししていたらスルッとリラックスできた

2時間半かけて、全身ロミロミとリフレクソロジーを合わせたコースをお願いした。マッサージの間も要所に置かれたホットストーンが何気にいい感じ・・・アイマスクがあったかいのもすごく気持ちよかった〜〜 途中で何度が寝てしまいそうになってしまった。ウトウト、、としかけるとツボを押されて痛気持ちよい感覚でまた引き戻される、、の繰り返しし・あ・わ・せ!!

時間も忘れてすっかりリラックス。終わってからハーヴティーを頂いて出るともう薄暗くなってた。帰る前にもう一回お願いしようかな、、、もし時間とお金の都合がついたら・・・・

今朝は妹が「六本木ヒルズで朝ごはん食べよう」と言うので朝早く散歩がてら出ることに。家からは歩いて6-7分。なんと雨じゃないかあ〜〜! なにやら丈夫な袋を持ってる妹、、「お母さんがお野菜買ってきてっていうからさ〜」と???なことを言う。何かと思ったら、ヒルズのレジデンスの側で、朝にマーケットが出るらしい。野菜や果物が新鮮で産地から売りにくるそうな。まだ7時半だというのにけっこう人がいて、新鮮な野菜/果物が安い!

へえ〜〜ヒルズでねえ・・・と思うでしょうが、そもそも今六本木ヒルズになっているあたりは元は日が窪町といって、日が窪住宅というのがあった。ヒルズができるにあたって、交渉の末によそへ移った人たちもいたけれど、けっこうまとまった数の人達がそのままヒルズ住民として残ったので、今でも町会がコミュニティーとして続いている。朝のラジオ体操とか、昔からの地元の結束を存続させてるのだそうだ。雨の土曜日の早朝のヒルズは、連休の午後に賑わうヒルズとは違う姿をしている・・・・・

六本木ヒルズができてもう7年、、、昔、六本木通り側にあったWAVEが大好きだった。WAVEができると同時にあそこが私の遊び場の拠点になった。文化/情報発信の拠点のようなもので、珍しい世界中の音楽やアートに触れ、無印良品のファンになり、チケットぴあが斬新だった。待ち合わせも「WAVEの2階にいるね」っていう感じで、そこから元の防衛庁あたりや西麻布のカフェバーやライヴスペースに繰り出した。う〜〜ん、、懐かしいね〜

ちょっと時間が早すぎて、まだヒルズ内でも朝食を食べる時間にはお店が開いていない。せっかく新鮮なお野菜も買った事だし、予定を変更してブルディガラでパンを買って、家でオムレツをつくろうという事にした。今日は一日雨みたいだし、TsutayaでDVDを借りて帰る。さて、今日はDVD鑑賞で過ごそうか・・・・

三文オペラ!−1

 

ホリデー2日目は事実上の行動開始初日

友人とランチした後、「三文オペラ」を観にBunkamuraへ。 ちょっと時間があったから、いつも行くお気に入りのBook Firstによって時間を潰そうと思ったら・・・・無い!! 無くなってるよ〜〜〜  現在工事中のビルはH&Mになるらしい、、、残念!

さて、「三文オペラ」。今回のヴァージョンでは何が出てくるかと思ったのだけれど、とっても日本の三文オペラになっていた。 舞台や映像で何種類か観た英語版やドイツ語版とも、昔に日本で観たヴァージョンとも違う、いまどきの日本っぽく創られた作品。

特に安倍なつみさんのポリーが、いかにもイマドキの日本で地下鉄とかにいそうなイマドキの若い子っていう感じをよく表現していてとても良かった。歌唱力もあって、歌詞も聞き易い。アイドルとしての彼女のことはほとんど知らなかったのだけれど、一幕は特に光っていた。 ブリブリっぷりがホントに可愛い!!それでいて馬鹿じゃないポリーのキャラクターをちゃんと表現していて輝いてた。

結構カットした設定もあったなあ〜〜。でもそういう削り取った部分も含めて、宮本亜門さんの創ろうとしたイマドキの日本だからこその三文オペラになっていた。日本語だとどうしても字数制限されてしまう歌詞もうまく乗せていた。これは三上さん、すごく苦労したことだろう。歌詞がきわどいとか聞いていたのでもっと猥雑な空気かと思ったけど、全然大したことなかった。(私には、、) 英語版なんてもっとお下品ですから・・・ っていうか、日本人って下品なジョークに笑えないんだね。向こうでは、放送禁止用語とか出てくるとみんな手を叩いて大笑いするんだけど、、、、

ドイツに6年いた妹によると、ドイツ語というのも1つの単語が長かったりして歌詞の字数は少ないらしい。妹曰く、「英語の歌詞のほうが遊びを入れる余裕があると思うよ」とのこと・・・ そうか、じゃあとりあえずは原語(ドイツ語)の大意は何とか日本語歌詞で詰め込んであったのかな。 

嬉しかったのは、私の好きなナンバーがどれもよかった事。「大砲ソング」「ジゴロのバラード」「墓穴からの叫び」そして各幕のフィナーレ。メッキとブラウンの関係もすごく納得がいく。これは良かったね〜! 2幕ではやっぱり秋山奈津子さんのジェニーが良い。一幕はポリーのブリブリが光ってるので、ジェニーが出てきてからはぐっと大人っぽい空気に変わる。 ソロモン・ソングの演出は効果的だったね。デーモン小暮閣下も、私は聖飢魔II自体はほとんど知らないのだけれど、このピーチャムも良かった。貧乏くさくないところがかえって日本っぽい。歌だけでなくセリフの声も深くて、車椅子っていうのがナイスな発想

メッキ役の三上博史さんは絶品! この「三文オペラ」のメッキこそ、まさにハマり役っていう感じ。三上さんの身体は美しい。・・・って、別に脱いだりする訳じゃないんだけど、舞台上での三上さんの体は観ていてとても綺麗だ。その昔、寺山修司さんに「お前の体は舞台向きじゃない」と言われて舞台は敬遠していたと話していたっけ。確かに小柄で華奢なんだけど、逆に今まで映像の世界でずっと仕事をしてきたからこそ、絵としての自分の見せ方を知っているのだと思う。プロだなあ、、と感じた。演技的には三上さんと秋山さんがダントツで引っ張っている。

三上さんの持つ妖しい魅力は、男も女も引き付ける何かがあるんだよね。それは、ゲイやバイセクシャルな人にありがちなキャンプな感じとはちょっと違って、、何ていうんだろ、、、男でも女でもあるアンドロギュヌスのような魅力だ。 一幕でのブリブリのポリーには、夫というより兄のような甘い顔を見せ、ジェニーとみつめ合う(睨み合う)時には大人の男の顔、そしてタイガー・ブラウンにキスされてる時のメッキは無防備な少女のようだ。 本当に稀有な妖しい色気を持っている。 それにしても細いよ〜〜、(うちの彼といい勝負)

米良美一さんはカウンターテナーと聞いていたのに、むしろトークの面白さで頑張っていて、あんな役回りは予想していなかった。でも最後の女王のシーンでは本領を発揮。毎日アドリブで時事ネタをしゃべっているという。昨日は平日マチネに来ている客に突っ込みを入れ、明らかに某大物タレントのアレと思われる事件のことも「いろいろあって言えない事もありますしね〜」と表現。う〜ん、わかりますわ、、きっと昨日の楽屋はその話でもちきりだった事でしょうけど

バンドの曲のアレンジも私は好きだ。 途中でアコーデオンを持って出てきたエミ・エレオノーラさんが、お人形のように可愛くて見とれてしまった。エミさん、あのお年なのに安倍さんのポリーにも負けてないぞ、、、エミさんの足に目が釘付けになってしまったのでした・・・ 2回休憩の3時間20分だったけど、「こんなにあったんだっけ?」っていう感じであっという間。そうそう、ポリーとルーシーの「ジェラシー・ソング」は演出としては面白いけど、動き回ってマイクからマイクへとタイミングを計ることに気を回すより、もっとじっくり歌詞を聞かせるシーンにしたほうが良かったんじゃないかなあ〜?あそこは2人の女の醜い罵り合いをしっかり聞かせたほうが笑えるんだけど・・・・

このヴァージョンでは、メッキは結局誰のことも愛してないんじゃないかな、、、いろんな人の感情がメッキに対して矢印が向いてるのに、メッキのほうからは矢印が出て行ってないような気がした。メッキを愛してる人達、メッキを憎んでる人達、そしてメッキを愛して/慕っていたのに、裏切って/見限ってしまう人達、彼らの気持ちがメッキのほうに向っているのに対して、メッキの気持ちはどこにも向いていない

ラストで白塗りを落として素顔になったメッキの三上さん、、、都合よく終わった物語の世界=キティちゃん達とは対照的に、現実の世界を生き抜いていかなくちゃいけないこれからの人生を象徴しているようで、泣き叫び出しそうな三上さんの表情が印象的だった

さーて、今日はロミロミ(ハワイアン)マッサージをしてもらう。もう体はギタギタだあ〜〜、、、リフレクソロジーも一緒に2時間半程、ゆっくりほぐしてもらおうっと!

 

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着いた、、、

 

やっと着いた、、、暑いぜ東京!!

フライトは結構空いてたので、窓側2席を使わせていただいた。ほんとは中央の4人掛けを独占できると体を横にして眠れるんだけどね、さすがに気が引けて・・・(これができたのはイラク戦争中の時だった)

時間ぴったりにキャブが迎えに来てくれて、お留守番の彼としばしのお別れ。彼は空港まで来たそうだったけど、来たってほとんど時間もないしヒースローからまた戻るなんてロンドン横断で時間の無駄だよということで、来てもらわなかった

いつものM25(高速道路)がどうやら事故で動けなくなってるらしく、高速を使わずに行ってくれた。このあたりはドライバーのおじさんはあらかじめチェックしていたようで、それでもほとんど時間的には変わらずに空港まで行ってくれた。ただ、発信・停止の繰り返しは私にはちょっときつくて途中で「車酔い」の気配が・・・ この感じって、「来る来る、、」っていうのが解るのよね。私の車酔いはもう子供の時からだから慣れている。後どれくらいもつかとか、これは今止めてもらわないとダメだとか、、、、とりあえずカーディガンを脱ぎ窓を開けて風にあたる。気持ち悪くなったときは体を冷やしたほうが良い。

どうにか我慢のぎりぎりで空港に着いた。気持ち悪くて貧血気味なので、ゆっくりスーツケースを引きずってヴァージンのカウンターへ。もうチェックインはオンラインでしてあったので荷物を預けるのに並びながら、フラフラするのでちょっとしゃがんでいようかと思っていると・・・・ お仕事中のブログのお仲間、たまねこさんに遭遇!! いやあ〜〜!どーして〜!?」と年甲斐もなくはしゃぐ私達。でもおかげで気持ち悪いのはどこへやら。一気に治っちゃったのでした

機内での映画は2本、今回はケイト・ウィンズレット2本立てになってしまった。うちの彼はあまり好きじゃないと言うけど、私は彼女を観るのが好きで、出てるとたいてい観てしまう。彼女が出てる作品も私は好きだし。The ReaderRevolutionary Road。どちらも良かった。The Readerは後半泣けた、、、Revolutionary Roadのほうは、、すごくリアルで痛かったし、、、どっちもとても良い作品。

さーて、明日は「三文オペラ」。これを楽しみにして来たのでうれしいね〜〜 日本語で観るのはもう20年以上ぶりだよ・・・どんなセリフ/歌詞になってるやら。今夜はのんびりしてゆっくり寝よう・・・・

「Madame De Sade-ーサド公爵夫人」


これをほめてもらうのは大変だ・・・!

ウェストエンドでの上演は初めてという三島由紀夫の「サド公爵夫人」。私はこの戯曲は読んだ事も観る機会もなかった。女優6人だけの台詞劇だ。各々が数ページにわたる長台詞で語るシーンが随所にあり、日常的な台詞の掛け合いは最小限という、役者にとってはすごく困るスタイルだ

三島氏は古典劇作家のラシーヌが好きだったそうなので、ラシーヌの作品のような台詞で語る芝居を創りたかったのかもしれない。大がかりな舞台転換も、音響/音楽もない。役者達が入れ変わり立ち代わり舞台に出て来るわけでもないし、喜怒哀楽な感情をぶつけ合うようなドラマチックな展開でもない。全編通して本を読んでいるようなものだ

確かに幕が開いた時のレビューがイマイチで気になっていた。実力派ベテランのジュディ・デンチが、ここ数十年間に受けた最小評価だという人もいたくらいだ
確かにとてもリスキーだ。膨大な台詞を語る事で、観客の頭の中にしっかりと映像が出来上がっていかないと、ついてこられなくなってしまう。女優達の、観客を引きつけておく集中力が途切れたらそれで終わりだ。観ているほうはすぐに退屈してしまう。そんな「面白い」と「退屈だ」の綱引きをしているような舞台は、役者達だけでなくその日の観客によっても大きな差が出るだろうし・・・

耳を傾けてナレーションのように語られる台詞の世界に観客がついてきてくれる日は、小さな劇場全体に妖しい空気がみなぎって、女達の語る禁断の世界を垣間みる事が出来る。でもテンポの良いエンターテイメントを求める客達が多いと、きっと皆次々に飽きてしまってあちこちでいびきが聞こえて来る事になってしまうかも・・・ このWyndham’s Theatreはそういう空間をもった劇場だ。小振りで劇場全体がコミュニティーのように感じられるサイズ。

幸いにして、私達が観た日の場内は本当に良い空気だった。随所で笑いを生み、満席の場内は女優達の語るサド公爵をイメージし、禁断の世界の匂いを嗅ぐ・・・この日の舞台は成功だった!そう、とっても面白かった。実力派揃いの女優達が語る芝居の上手い事、、!!これはねえ〜、本当に聴かせる/語る技術がしっかりないと演じられない。聞いているうちにサド公爵本人がいつ出て来るか、、と思ったら最期まで出て来ない。

こういう読み聞かせみたいな舞台は最近殆ど無いからね、、、批評家達も簡単に観ちゃったんじゃないのかなあ。休憩無しの1時間45分はまさにギリギリの所。「2時間近くが拷問だった」なんて書いた批評家もいたけど、そんな風には全く思わなかったよ、あっという間だった。なんといってもうちの彼が「面白かった」って言ったからびっくり。こういう台詞劇はきっと芝居を見慣れていない彼には退屈で、大丈夫かな、、と途中で心配になったのは私のほうだ。彼は面白く無ければ途中で出ちゃう人だからね〜・・・ でも身を乗り出すように聞き入って観てたのには驚いた。日本に行ったら戯曲で(日本語で)読んでみようかな。

さーて、2時間後には空港へのキャブが迎えに来る、、、次の更新は日本でになりま〜す!

希望の光?で、すごいことに・・!


おばさんがすごい事になっている、、、!!

http://www.youtube.com/watch?v=1t8m7CkpIK0

先日のブログで紹介したBritain's Got TalentのおばさんことSusan Boyleさんが、あっという間に時のスターだ。この番組はアメリカでもリメイクというか、USヴァージョンがあって(America's got talent)ジャッジ達もアメリカで良く知られている。先週のスーザンのクリップがYou Tubeにアップされると、アメリカのテレビがニュースでこの話題を広めたそうで、USからのアクセスが跳ね上がって凄い事に・・・! 木曜日までにはYou Tubeに数種類アップされた彼女のクリップはトータルで2000万ヒットを突破し、わずか1週間で5000万ヒットにまで跳ね上がった。

既にアメリカのテレビ番組からインタヴューの依頼も来ているというスーザン・ボイルさん。まだ1週目だよ〜〜? 勝ち抜いたわけでもないのにこの騒ぎはいったいどういう事だろう・・・??2年前に優勝したポール・ポッツ氏も似たようなパターンだったけど、少なくともこれほどの大騒ぎにはならなかったよね。やっぱり全国不況なのかな

皆、希望を欲しがってるっていう事なのだろうか。大勢の人に共通して言える事、それは、彼女の動画クリップは何度観ても笑顔になれるという事。人々にSmileをもたらすーー鍵はここだ。さらには、「見かけで人を判断するな」「普通の人にだって才能はあるぞ」といった共通の思いが、この不況/失業にあえぐ今の時期に、人々に希望を与えているのだ

スーザン自身はいたってクールで、この騒ぎに浮き足立つような人ではなさそうだ。というか、元々歌う事については自分の力量を信じていたのだから、今更回りが騒ぎ立てた所で動じない、といった感じ。結婚もせず、ずっと両親の面倒をみてきたという。看病していた母親が2年前に亡くなってからは、ネコと暮らしていると話していた。地道に生活して、年老いた両親の世話という苦労もして、どこにでもいる普通の40代のおばさんが、天使が羽根で包み込むような声で歌う、、、まさに今だからこそすべての人に共感と感動を与えてしまったのだ

今日はオーディション番組の2週目。サキソフォンの男性や、14歳の少年、、と、まだまだ尽きない隠れたタレント。「そうだよね、頑張ろうよ!」と思わせてくれるパフォーマンスは涙が出そうなくらい嬉しいよね。
そういえば、フギュアスケートの国別対抗戦で、浅田真央選手が大活躍だったみたいだね。世界選手権では初めて表彰台を逃すという屈辱をなめた彼女が、しっかりと次を見据えて立ち上がってきたのはやっぱり凄い。これも充分に人々に希望と勇気をくれるよね。ありがとう!


さーて、明日は久しぶりの舞台。三島由紀夫の「サド公爵夫人」をジュディ・デンチの主演で観て来る。今回はめずらしく彼も一緒。(Judi Denchを是非一度舞台で観たいというので)明日はゆっくり彼と過ごしたら、月曜日は仕事の後でネイルをやってもらう。私は普段は仕事上爪は伸ばせない。でもせっかくの2週間だからカルジェルネイルをやってみたかった。最初は日本で、、と思ったのだけれど、今の両替レートで考えると軽く100ポンドしてしまう計算になる・・!! それなら,行く前にこっちでやってもらおうと思い立って予約した。ちょっとわくわく・・・

いまだに職探し中の彼には本当に後ろ髪ひかれるけど、やっぱり日本行きは私の源泉なので、思いっきり楽しんで来なくちゃね

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寺山修司演劇論集


彼が探し物をすると言ってアティック(屋根裏)に上った。1年半近く前に家のひび割れ修理の後に片付けて以来だ。久しぶりに、しまい込んだ箱を覗いてみる。結婚した時に日本から送った自分の記録。テープや本、台本や進行表、普段は読まないと思ってしまい込んだ芝居関係の本・・・その中に寺山修司さんの演劇論集を見つけた

あれ・・・?これって読んだっけ、、??・・・っていうか、これ私の本??
記憶を辿るけど覚えが無い!! 、、、あれ?誰かが貸してくれたような気がする。借りてろくに読まないまま返さなかったってか・・? 誰に??

寺山さんは一度劇団にいらした事がある。急遽、没になった公演の代わりに小スペースで寺山さんの本を上演する話が持ち上がって、私も本読みに呼び出された。寺山さんもいらしてお話をしてくださったのだけれど、その企画も確かそのまま流れて公演は無かったーーと記憶してる。今思うとあの頃はもう亡くなる数ヶ月前くらいじゃなかったのかなあ〜〜・・・?

私は「アングラ」と呼ばれた種類の演劇はいくつか観たけれど、芝居として面白いと思ったわけじゃなかった。演じている側の自己満足を打ち破って、観客を巻き込んでいく域に達しているとは思えなかった。感じとれるのは匂いや空気等で、それ以上の「演劇の面白さ」を発見できるまでの芝居には当たらなかったという事なのだろう。残念ながら「天井桟敷」の芝居は一度も観る機会は無かった。あと数年早く生まれてたらよかったのかな。劇団・天井桟敷はうちから歩いて5分の所にあったんだけどね

この演劇論集は寺山修司さんが演劇としてやりたかった事がとても解り易く寺山さんの言葉で説明されている。「なるほどね、そういうアプローチか!」と読んで行くにつれて面白い。これは私が思っていたアングラとはちょっと種類が違うなあ〜・・・そもそも「アングラ」という言葉自体、「よくわからないけど、ちょっとマイナーでカッコ良い」っていう程度の事で総称されてしまったんじゃないだろうか?

この本は劇場論、戯曲論、俳優論、観客論を述べたところで、この4つの関係についての寺山さんの試みるドラマツルギーを説いている。これが無ければ演劇が成り立たないはずの4つの要素を取り除いてしまう、、、そこから生まれる関係。まだ途中だけど、なんでこれを読んで無かったのかと自分でも不思議なくらい。

・ 俳優達は「観られる」のでも「見せる」のでもなく、巻き起こし、引きずり込むのである。
・ 演出家は展示する人間ではなく、たくらむ人間だと思っている。
・ 俳優は行為の一つ一つを限りなく記憶してゆくのではなく、限りなく忘却してゆくのである。ありとあらゆる新しさとは、忘却されたものとの再会にほかならない。
・ 劇が生まれた時、はじめて劇場が出現したと言うべきだ。建物としての劇場は演劇にとっての牢獄である。
演劇は社会科学を挑発する。

寺山さんは、もっともっと挑発したかったに違いない・・・

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今年もタレント合戦


今年で3年目になるBritain's Got Talentの新シリーズが始まった
誰でも何でも応募可能。今すぐプロ!っていう人から、おとといおいで! という人まで、笑いと涙とため息と罵倒の全国オーディションだ。優勝者は賞金の他に年末のRoyal Variety Performanceで、その年のトップエンターテイナー達と肩を並べてエリザベス女王の前で演技する事になる

2年前の第一回では冴えない携帯電話会社勤めのポール・ポッツ氏がオペラを歌って優勝、去年は14歳の再挑戦者、ストリートダンサーのジョージ・サンプソンがロイヤルファミリーの前で演技する栄光を手にした。もちろんプロデビューも

昨日から始まった今季の全国オーディションでも、さっそく話題の人が誕生した。これから決勝までの数ヶ月の道のりは長く、まだまだ第一回目では先が見えないけれど、審査員と観客、テレビ視聴者の口をあんぐりさせたのがこのおばさん。Susan Boyle(スーザン・ボイル) 失業中の47歳。もう一夜にして話題の人になってしまった

最初は私も失笑した。どこの牧場のおかみさんか・・・といった感じのおばさんは、スコットランドのグラスゴーでのオーディションに参加していた。もうすぐ48だというこのおばさん、コテコテのスコットランド訛りで、「今までは私の歌を披露する機会がなかったのよ」と自信有り気。「エレイン・ペイジ(=エヴィータ、キャッツ、サンセット・ブールバード、ピアフ等の舞台で主役を演じたイギリスのトップミュージカル女優)くらい有名になりたいわ」と言った時にはジャッジも会場の観客も大失笑。ところが・・・だったのだ・・・!!

曲は「レ・ミゼラブル」からI dreamed a dream。最初の一節でジャッジ達の目が見開き、会場からは驚きの拍手が。2節目を歌った時点では客達がさざ波のように立ち上がり始める・・・後はこちらを

http://www.youtube.com/watch?v=1t8m7CkpIK0


まだまだ最初の1週目、これからが長い道のりだ。今年も夏まで楽しめそう

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2週間ないよ、、


いつの間にか日本行きまで2週間を切っている・・・・ 今回ほど後ろ髪ひかれる里帰りは初めてだけど、「絶対に楽しんでこい!」という彼のほぼ命令に押されてそろそろ計画を立てますか。

ムサシ」はもう後半戦のよう。来年こっちにくるという事なのでこれはジッと待ちましょう。「三文オペラ」も幕が開いてる。ちらほらと聞いた感想では、出演者は白塗りで舞台も取っ払ってるとか。舞台写真みたけど、私の好きな舞台かも。三上博史さんのメッキ(マック)が、パンクで良いね〜! 安倍なつみさんは、大分前に野島伸司さんのドラマに出ていたのを観ただけで(子犬のワルツ)、モー娘とやらも私は全く知らない・・・ あのドラマの頃はまだアイドルしていて、でも「可愛いけれど、天使にも悪魔にも見えるかも・・」という野島さんの狙いにはハマってたかも。もうすっかり大人の女優さんという感じに見えるけど、ポリーはとにかく歌えなくちゃ話しにならないからね。メッキの三上さんが小柄だから、安倍さんとの釣り合いは良さそう。秋山奈津子さんのジェニーもすごく楽しみ

この作品が世界中で愛されてるのは、どんな国でも、どんな時代でもそれなり変化させて使えるという所にあるんじゃないだろうか。オリジナルでブレヒトが意図したものを越えて、そのつど新しい風刺劇にする事ができる。今までに見た舞台/映像あわせて6作品、どれも違ったものだった。10年前にこっちで観たヴァージョンも、湾岸戦争やコソボでの紛争にイギリス軍が参加した背景を「大砲ソング」に入れたり、最期の戴冠式が女王じゃなくてウィリアム国王になってたしね。自分で自分をこき下ろす、というイギリス独特のユーモアを交えた新訳だった。良いとか上手いとかじゃなくて、面白いか好きか、が三文オペラの舞台だ

ちょうど4月からのテレビ番組もチェックしてみようかと思って、WOWOWの「空飛ぶタイヤ」を観た。まだ2話までだけど、去年の「パンドラ」同様スポンサーがらみのない質の高いドラマを期待してる。熱血で人情熱い仲村トオルさんは良いなあ〜。なんかいつもちょっと影があったり、冷たい感じだったりする役ばかり観てたから・・・金城武さんのやった「K−20」も出てたはずだから、これは日本に行ったら是非観たい!、、、あれ?DVDはまだなのかな?

どん底だった両替レートが少しだけ戻ってきていて、今1ポンドが140円くらいになった。それでもなあ〜〜・・・・日本は丁度ゴールデンウィークになるから、友達とも遊びに行きたいけど、余裕あるかしら?? でも温泉と山歩きは外せない!

ヨーロッパはイースター。クリスマス以来の連休だ。でも次の週には日本行き。やっぱりこの3ヶ月はちょっと精神的に疲れてるよね・・・・リフレッシュだ!!

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