見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

March 2009

出現!・・・ロンドンバスの不思議

さて、これは何でしょう・・・?

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そう、バス停。何のヘンテツもない、ロンドン中約200メートル置きにはあるバス停だ。でも、、、でも、、、これがちょっと違うのは、

2日前までは絶対に無かった!!

土曜の夜中から夏時間が始まったので、昨日は1時間短い日曜日。9時半頃起きたつもりが実は10時半という事で、遅れをとらないようにお昼前にタウンセンターに出かけた。家からすぐの角を曲がって少し行くと、目に入ったのが上のバス停だ。停留所の名前もちゃんと付いてる。Gordon Road。しかもコンパルソリー

コンパルソリー(compulsory)というのは、乗り降りの合図をした人がいなくても一応必ず止まる事になっている停留所。バス停の表示は白地に赤いマークだ。この逆の赤いバックに白抜きのマークで表示されているのがリクエスト・ストップで、乗る人は手を挙げて、降りる人は車内のボタンを押してドライバーに合図しないと、バスはスピードも落とさずに通過してしまう

ふ〜〜ん、、、こんな所にねえ〜〜・・・ 実はこの一つ前のバス停というのが、今の位置に落ち着くまでに2回程場所が変わった事がある。初めは我家を出たすぐ目の前の角にあった。バスの姿が見えたらちょっと小走りして乗れたので便利だったのが、しばらくして数10メートル北に移動した。どうやら道がカーヴしている後に位置していたので、後ろからくる車がカーヴを曲がってからでないとバスが止まっているのが見えないーというのが問題だったらしい

そして次に移った位置は反対側のバス停の向かいだった。これまた不都合が生じた。両方のバスが同時に止まると両車線が完全に塞がれてしまって、両方向の車が動けなくなってしまうからだ。で、ちょっとずらす為にさらに30メートル程北へ移動して今の位置に落ち着いた。これでもう何年も落ち着いていたのに、今になって新バス停の出現とは!!

うちの彼曰く、「50~60メートル移動しちゃったから、今度は次のバス停までの距離が開き過ぎちゃったんじゃないか・・・?」そうだねえ〜〜・・・ ちなみに彼は金曜日にこの新バス停の取り付けを目撃しているので、多分土曜日から使われ出したのだろう。(私は土曜日には気が付いていなかった) それにしても、普通バス停っていうのは両方向にあるものだけど、この新しいバス停はこちら側にしかない。つまりこのGordon Roadというバス停は反対方向には無いのだ。これって有りなの・・

バス停といえばもう一つ最近新しい事が・・・

暗くなっても書かれている時刻表やルートが読み易いようにという事だろうか、最近バス停にセンサー付きの電気が入って、夕方暗くなると自動的に明かりが入ってバス停が遠くからでも見えるようになった。確かに暗い中でルートや時刻の確認をするのは読み難くて不便だったから、これは気の利いたサービスと言えるのだけれど、これがまたちょっと不気味 。何しろ道の端にバス停のマークがボー〜〜っと浮かび上がって見えるので、なかなか気味が悪いのだ。そしてこの電気が付く為の明かりのセンサーがバス停の上に笠をかぶせたようにみえる。これです
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これはまだ明かりが付いていない状態なのだけれど、てっぺんの屋根がセンサーになっていてバス停に明かりがともり、さらには下の方に書かれている時刻とルートにも明かりが入って夜でも見やすくなっている。で、これを最初に見た時から私が真っ先に連想したもの、、、それは・・・

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そう、笠地蔵
ね、、、似てるよね・・・!

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きつねの嫁入り


先週あたりから急に桜が咲き始めて、「ちょっと早くないか・・?」と思っていたのだけれど、イマイチ気温が低めなのと、毎日小雨が降ったりやんだりしていて、以外と桜も長くもちそうだ。これが急に暖かくなっちゃうと、桜ってワ〜〜と咲いて短期間で散っちゃうからね・・・

雨だと桜が散っちゃうんじゃないか・・?と思うかもしれないけれど、雨といっても一日に何回か小雨が降る程度で、しかもこれがお天気雨なのだ。ここ数日、続けてお天気雨が日に何度か降っている。お天気雨といえば、別名「きつねの嫁入り 日が照っているのに雨というのがなんとなく化かされているような感じだとういうのでそう呼ばれる。子供の頃にその別名を聞いた時は、お天気雨の度に、白無垢姿の狐の姿を想像したものだ

滅多にないからこそ神秘的に感じたお天気雨も、こう何日も続くとあんまり神秘的じゃなくなってくる。「また降ってきたよ〜・・・」とため息まじりに外を見て肩をすくめる程度になってしまう。そして典型的なイギリス式会話=天気の話題が繰り返されるのだ。

それでも桜が満開でこの週末はもってくれそうだ。やっぱり少し早いよねえ〜〜  今年はイースターが遅くて4月の半ばだからそれも感覚的にちょっと狂う原因になってる。いつもの感じだと、イースターが3月後半にあって、その頃が黄色い水仙の時期、それから3月末に夏時間が始まって、桜が咲き始める。今年は水仙が咲いたかなと思ったら数日暖かい日があって桜が一気に咲き始め、今週末に夏時間が始まるけれど、イースターはまだ2週間先だ。なんだか調子が狂うなあ・・・

・・・とここまで書いた所で、フィギュアスケートの世界選手権だという事に気付く なんだあ、また男子を見逃しちゃったじゃないの・・・今年は高橋大輔選手が出ていないのがとても残念だけど、そうかあ、小塚選手と織田選手で来年のオリンピックの出場枠を3つ確保したのね。これは素晴らしい事だよね。トリノの時は世界選手権で本田武史選手が棄権しちゃって、高橋君がフリーで崩れちゃって・・・日本選手が3枠を取ったのは初めての事だよね。素晴らしいよ

ちょっと中断して女子のショートを観てきました、、、ライヴでやってたもので

浅田真央ちゃんのスケーティングは本当に天性のものを感じる、音楽との融合性が他のどの選手とも違うものがあって素晴らしい。けど、何故かトリプルがダブルになっちゃったのは残念だったけど・・・? 滑り始める前の様子が何となく不安感を与えていた。これは説明できるものじゃないのだけれど、滑り始める時の気合いっていうか、オーラっていうか、そういう雰囲気でなんとなく良い演技になるかどうかって予感がするんだよね。今日の浅田選手はなんだか戦うオーラが出ていなかった

 コメンテーターが、無理に3回まわって転倒した場合の点数と、ダブルに落として得た点数をはじき出していた。「フル回転した後に転倒したとして、奇麗に降りたダブルとじゃあまり点には変わりがないから、転倒を避けてプレゼンの点数を確保したのは賢明だ」という結論、、、それでも点数は悪く無かったよね。

でもその後のキム選手のプログラムはもう別世界のようだった。演技に入る時から、気合いのオーラがビシビシ出ていた。これは真央ちゃんの演技前と全く違っていて、なんとなく滑り出す前から、「これはいけるな」と予感がした。案の定全く迷いのない演技で素晴らしかったよね。この時点で2位に8点? 浅田真央ちゃんとは10点差! すごい貯金だよね。これはフリーでもなかなか手が届かないかもしれないね。どうなる事やら・・・

明日がフィギュア女子のフリーで、日曜日からはいよいよF1シースンの開幕。やっと暗い冬から抜け出して活気が戻ってくるような気配・・・

そういえば、日本行きまであと1ヶ月を切った。いつもならあれやこれやと、情報集めやいろんなプランを立てるので忙しくしている時期なのだけど、う〜ん、今年はイマイチ気が重い・・・ 本当は日本行きはキャンセルしようかとも思ったけれど、とりあえずは私にとって貴重な2週間なので行く事にした。行くからには思いっきり有意義に楽しく過ごさないとね。うん、そろそろ計画を立てなくては・・・


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日本三昧??


先週あたりから、BBC4がやたらと日本に関する番組を立て続けに放映している
これがなかなか面白い
毎日のようにやっているので一度に全部は説明できないけれど、番組制作が日本人ではないから思いつく内容で、私が見てもとても興味深い

プレゼンターは当然イギリス人(アイリッシュの人もいたけど)で、日本についてのある一点に興味を絞って探索する。先週観た番組では、彼は日本の「侘び寂び」を探して旅をする。「侘び寂び」とは何か、を知ろうとして彼はいろんな人に聞き、博物館を巡り、俳句を学び、茶の湯をたしなむ。最期には山奥の禅寺を訪れて、「侘び寂び」を感じる修行に参加する

侘び寂びとは何か、、って外国人に聞かれて一言で答えられる日本人はきっといない というか、侘び寂びの定義っていうものはとても感覚的なもので、聞かれたらまず「う〜〜ん、、、」と5秒くらい唸ってしまうのが普通だろう。そして次に出る言葉は、「説明できないよねえ〜〜」だ。このプレゼンターのマルセルは、事前に英語での定義として、「不完全なものを美しいと思う心」という風に理解していたようだ。そして、その不完全な美しさを求めて日本を旅するうち、侘び寂びというのは定義ではなく、心として感じるものなのではないかという事に気づき始める

今週のプログラムは、日本人にとってのを追求するというもの。古来から漁業国である日本は、西洋の人からみると「生で魚を食べる」事で一昔前は賛否両論だったのが、今ではその日本式の魚料理もヘルシー志向の外国人に人気がある。この日本における魚にこだわって旅をしていくのだ。築地の市場で水揚げされた巨大なマグロ、生きた魚を店内で釣った後、それを料理してもらうスタイルの魚専門レストラン、長良川の鵜飼、素潜りで貝を採る志摩の海女達、毒があるのに最高に美味しいと言われるフグ、クジラと共に生活のある町(太地)、、、、

日本が魚にこだわってるなんてあまり考えてなかったなあ〜 と、観ていて思ってしまう。外国人にしてみたら、この日本人の魚へのこだわりっていうのは、やっぱり独特のものなんだろうか。まあ、生で魚を食べるっていうのが普通の私達とそうじゃない習慣の人達とではやっぱり違うよね

魚と言えば活け造りがやっぱり新鮮で、観ていて私も思わず「美味しそう〜!」と声を上げてしまったけれど、プレセンターのお兄さんは、刺身になってまだピクピクと動いてる魚の頭を見てたじろいでいる・・・ でもね、牛だって豚だって鶏だって、食べるために育ててそれを殺してさばいてるんだから変わらないはずでしょ。「やっぱりちょっと残酷だよ」という彼に,旅に同行した日本人のパートナーが一言、「考えるからややこしいんだ、食べて、新鮮な味を楽しむのさ」

昨日やっていた番組は、日本の象徴、に焦点を当てていた。本当に美しい鶴達の舞う姿・・・ 昔から屏風に、着物に、絵札に、航空機の尾翼に描かれ、幸せと長寿の象徴として親しまれてきた鶴だけど、実際に映像でその生態を観る機会なんて殆ど無かった。こういう番組は是非逆輸入で日本でも放映してくれると嬉しいね

その他には日本の映画もやっている。「菊次郎の夏」「ピンポン」「御法度」、、、どうやらシリーズは4月半ばまで続くらしい。今までにありがちだった、最新テクノロジーや、カラオケ、オタクといった日本の紹介の仕方でなく、もっと日本人の本質を支えているものに突っ込むような番組を創ってくれたようで楽しみだ。日本といえば侍や着物にハイテクと言われるのは、もうそろそろ終わりにしてもらいたい。番組宛のメッセージでもとても興味深く見てくれている人達が多いようで日本人としては嬉しい限り

いいぞ! BBC4!


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春なのに・・・


やっと春・・・!
ここのところ良いお天気で気持ちが良い、、、
なのに、なのに、、、

風邪だ〜〜!!

喉が痛いのが数日続いてとうとう咳が出始めた。
こうなると私はあっという間に気管支炎になってしまう。子供の頃から風邪をひいたらもう咳が止まらない日々がやってくるのだ・・・

夜中に自分の咳で何度も起きるのはつらいよねえ〜〜
仕事は休めないけど、子供達が沢山来る土曜日はこまったな、、、 咳がまんするのでしゃべれなくなりそうだ。

というわけでちょっと今週は更新怠ってます。
いらしてくださってる皆様、すみません・・・


どうせ盗むなら・・・


春になってくると、こういう奴らもやってくるのよね、、、
人々が浮かれた気分で街に繰り出すのを狙って、スリ泥棒が増えてくるのだ

お昼にスタバでビスコッティをコーヒーに浸しながら食べていると、私の視線前方のテーブルに黒人のカップルがやってきた。その隣のテーブルでは若い女の子が2人で仕事の打ち合わせを熱心にしている。テーブル一杯に書類を広げ、一人の子が大きなショルダーバックを椅子の背にかけていた。黒人カップルがいやに私の方をチラチラと見る。いや、チラチラというより、すごく気にするように見るのだ。私じゃなくて、私の後ろのミルクやお砂糖が置いてあるカウンターを見てるのかと思ったけれど、やっぱり違うみたいだし、私のすぐ前のテーブルの女性を見ているのでも無さそうだ・・・

この時点では、「もしかしたらこのテーブルに座りたいのかもしれない」と思った。というのは、スターバックスはWiFiのホットスポットになっている為、よくラップトップを持ち込んでる人がいる。私が今日座ったテーブルの脇には電源ソケットがあるので、よくラップトップを使う人が座っているのだ。でもこの2人、それらしくは全く見えない・・・?? それどころか、むしろ挙動不審=かなり怪しい感じだ。

変だなーと思っていると、カップルの女の子のほうがが私のほうにやってきた。何を頼むのかと思ったら、「Is that nice,,?
私は思わず???・・・
Is WHAT nice? と聞き返すと、なんだかしどろもどろに「ここの食べ物は美味しい?」とか言っている・・・この時私の視界の向こうで、男のほうが椅子にかけたコートを広げて手をのばし、隣の女の子の椅子にかけてある彼女のバッグにさわっているのが見えた。

なあ〜るほどね、、私の位置から真っ正面だから、彼女に話しかけさせて注意をそらそうとしただけなのだ・・・ あのね、目は合ってなくても視野ってけっこう広いのよ こんなアホっぽい事で私の目から見えなくなると思う方がバカなんじゃないかしら・・・ 次の瞬間、彼のほうをまっすぐに見た私に気づいて男は腕を引っ込めた。 すると彼女のバッグは大きく開いてる。お財布を取ったかどうかまでは見なかったけれど、取ろうとした行為ははっきりと見た。

被害にあってる女の子は全く気づいてないみたいで、回りの誰も気配を感じた様子は無い。なんだかバカらしくて、そのまま座っていられなくなってしまった。私は自分のバッグを持って気づいていない彼女の所に行った。(どんな時でも席を立つ時はバッグを置いていってはいけない)すぐ隣の泥棒は無視して彼女に「バッグから無くなった物はない?」と話しかける。びっくりしたように振り返った彼女は大きく開いたバッグと私とすぐ後ろの黒人男を見比べている。

こういう時は泥棒を攻撃しない方が良い。そのまま男を無視して、「今、この人があなたのバッグに触ってたから、大丈夫かと思って」と続けると、今度は男が飛び上がるようにして立ち上がり、私にガミガミとわめき始めた
What a fuck are you talking about!  I didn't touch anything and you didn't see anything!  Mind your fucking own business!
私の顔10センチ程にまで詰め寄ってわめいている。でもあきらかに動転してるのがモロ解りで、暴力を振るわれる恐れは無さそうだと瞬時に判断できたので、私は逆に落ち着いてしまった。こうなると目の前で何をわめかれてもこっちは動じない。「私は彼女が大丈夫かと思っただけなんだけど」と言うと、頭に血が昇ったらしくさらに悪口雑言をまくしたてている

女の子は素早く自分のバッグを点検して、中程にあったお財布が一番上に乗っかっている以外は被害は無い事を確認していた。どうやら私が見ていたと気づいた時点で諦めて取るのをやめたか、一度取ったものをあわててバッグに戻したか、だろう。彼女と打ち合わせをしていた女性が「警察を呼んでもらうわね」と言うと、男はあわてて、後ろで間抜けのようにオロオロしていた連れの女と一緒に出て行った

まったく情けないったらありゃしない!! まあここはロンドンの北側だけど、スリもレベルが低い事・・・ウェストエンドあたりの泥棒達はプロだから、人のバッグからお財布取るのももっとスマートにやるけどね。店に入って来た時からすでに思いっきり挙動不審じゃ、注目してくださいって言ってるようなものでしょうが・・・ 実際、私の前のテーブルにいた女性も、自分のほう(私のほう)を見ている黒人2人を気味悪がっていたのだ。「私もあの2人は変だと思ったのよ」と言って、私が男に詰め寄られた時も味方するべく後ろに居てくれた

まあ私は仕事柄泥棒には慣れている。うちはクリニックでもあるし店舗でもあるわけだから、特に春から夏にかけて毎年泥棒が急増する。ウエストエンドで働いてた時なんて、店頭にセキュリティーがいても盗みに来る奴らはやってきた。都心の物取り達は、南米から出稼ぎにきたプロの組織になってたりして、警察も目をつけてたし・・・

それにしてもね〜、もうちょっとうまくやれないの??って思ってしまうのだ。あれじゃバレバレだし、自分達が恥かいただけで収穫無しじゃバカみたいじゃない? まあ、あれがナイフでも持ってるような連中だったらちょっと話しは別だけどね。後からお店のマネージャーが出てきて話しを聞いた後、「お客さんに何かあったら店としても責任があるので、今度から怪しいと思ったり何か見たりしたら、まず店に言ってください」と言ってたし。まあ確かに今回は、狙われた女の子も無事何も取られずに済んだからよかったんだけどね。

私もイギリスに来たばかりの頃は不用心だったっけ・・・日本の感覚でバッグを隣の椅子に置いちゃったりしてね。最初の3年間に何度かお財布をすられたりバッグを取られたりして学んだ訳です。用心しててもやられたしね〜〜。今は日本に行くと逆に不用心な人が多くて心配になっちゃったりする

家を一歩出たら誰も信用しちゃいけない。悲しいかな、これが現実なのだ


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死に方の選択


私が覚えている頃は、癌患者には告知はしない時代だった。せいぜい身内のごく限られた人だけに伝えられて、それを皆で当人に知られないようにするのがどれだけ大変か・・・という事がよく取り上げられていた

今では癌の治癒率も昔よりはずっと上がった。それでも早期発見が絶対の条件で、発見/治療が遅れると手遅れになってしまう事実は変わらない。でも癌という病気との向き合い方はかなり変わってきている。

まず当人への告知、そして治療法の選択、そしてどうしても手遅れになってしまった場合にはホスピスを選ぶという人もかなり増えた。うちの彼のお父さんが再婚した相手の人も、癌で最期はホスピスで亡くなった。彼女は看護婦さんだったので、自分の病気も飲んでいる薬の事もよく解っていて、亡くなる3週間前まで体調の良い時は勤務についていた。

先週、英国人の夫婦がスイスの安楽死を承認するクリニックで、一緒に命を絶ったというニュースが話題になった。80歳と70歳のご夫婦。二人とも既に末期の癌で、クリスマス頃からは夫人のほうが特に弱り始めたそうだ。イギリスは安楽死を認めていない。自殺の手助けをした場合も罪になる。この夫婦のケースが投げかけた問題は、スイスのクリニックに行くための手配を助けた事が、犯罪なのかどうかと言う事だ

彼等は自殺(=死を選んだ)したのではない。死ぬ事はもう決まってしまっていたのだ。彼等が選んだのは死ぬという事ではなく、何処でどんな最期を迎えたいかを選択したのだ。長い人生を一緒に過ごしてきた二人が共に末期の癌であるとわかって、年老いた彼等が選んだ人生の終え方・・・

私は自殺は考えられない。自分で健康な命を絶つというのは、私の中では理解できない心理だ。私の回りにも自ら命を絶ってしまった友人が居た。本人にしか解らない苦しみがあったのだろうとは思う。でもどうしても、「やっぱり違うよ、絶対ダメだよ!」と思わずにいられないのだ。自殺してしまうというのは、それまで生きてきた人生のすべてを否定してしまう事だと思うから・・・人生には、否定しちゃいけない小さな幸せが沢山あるはずだと思うから。

でもこの二人の場合はどうだろう・・・?どちらかが先に亡くなったら、残されたほうは相手の死を間の当たりにして、悲しみを乗り越える時間もなく自分も死んでいかなくちゃならないのだ。家族にしてみても、悲しみとお葬式は立て続けにやってくる・・・だとしたら、このお二人のように、最期の旅行でスイスのクリニックに行き、二人一緒に安楽死で人生を閉じるという選択は、罪になるのだろうか

娘さんの声明では、「スイスのクリニックで二人一緒に人生を閉じました」とだけ発表された。こういう場合、死亡証明書の「死因」はどうなるんだろうか・・・?
安楽死が認められていないイギリスから、スイスの安楽死クリニックまで旅をした高齢のお二人。その手続きを助けた人達は罪を犯したといえるだろうか??

イギリスのバラエティー番組で知られていたタレントの女性が、末期の癌でおそらくあと2週間もない人生を終えようとしている。残り少ない時間の中で、先月結婚した。彼女はタブロイド紙に一部始終の報道を託し、残される二人の息子達の為に少しでもお金を残してあげたいという。彼女の結婚が正しい選択だったかどうかは今の時点では解らないけれど、母親が幼い二人の息子を残して逝かなければならないというのは、どれだけ悔しい事だろう・・・

それでも、自分の死期を知るというのは、選べる予知があるぶんだけ幸せな事なのかもしれない。いや、、、幸せとは絶対に言えないね、でも突然予期せぬ時に命を奪われてしまう事に比べれば、「人生の終わりを自分で決められる」というのは誰にでも与えられる事じゃないもうすぐ死ぬという現実に直面して苦しまなければならなくなった人達の、唯一の特権だ。誰も罪に問われるいわれは無いはずなのだ。

桜の木・毒殺、、??


だんだん春らしくなってきましたよね。日も長くなり、まだちょっと寒い日もあるけれど陽射しは確実に春。木の枝には芽が吹き始め、クロッカスや水仙が顔を出し始めてます。うちの前の桜の木ももうすぐ芽吹いてくるのかしら・・・

・・・なんて優雅な事を書いてる場合じゃないのよ!! あ〜、、なんてこと・・・家の前に桜の木があるって事がこんなにも悩みの種になるとは、この家を買う時には深く考えなかった・・・ でもそういえば確かに聞かれたっけ、コントラクトにサインする時に弁護士さんに「家の前に木がある事は承知してますね」って。でもその時には、この桜の木の幹もずっと細くて高さも2階の窓より低かった。

数年前の夏は、記録的な猛暑と乾燥で、あちこちで地盤の沈下が起きた。元々ロンドン一帯の地盤は粘土質で、古い家だとあちこちで沈下の跡が見られるのだけれど、あの年も各地で地盤の沈下による家のひび割れが相次ぎ、保険会社はクレームに追われる事になった。我家とお隣さんも例外ではなく、両家の家の前にある桜の木の根がありったけの水分を吸ってしまった為に、地面が沈んで家にひび割れが起きてしまった。うちよりお隣さんのほうがひどかったみたい。

家の地盤が沈下した場合、すぐには修理しない方が良いというアドバイスを受けた。その後の降水量によってコンディションが変わってくるので、1−2年様子をみてからにした方が良いと言われ、しばらく待っていた。そうこうするうち、2−3年後にもまた猛暑を記録してひび割れはますますひどくなり、我家は数年に渡ってちょっと惨めな様子だったのだ。それをやっと直してもらったのが一昨年の冬。詳細はこちらに この時は2階奥の1部屋とバスルーム&キッチンしか使えず、ほとんど工事現場のような家に2週間住む事になったのはかなりのストレスだったっけ

その修理の際に、ビルダーのお兄さんが忠告してくれたのが雨どいだった。ベッドルームのワードローヴを取り除いたら壁にかなりの湿気があり、明らかに雨水が壁に入り込んでいるという。多分屋根沿いの雨どいがつまってるか、ひび割れてるかだと思うので早いうちに調べてもらった方が良いというのだ。その時にはとりあえず家の修理が終わるという事で、他の事まですぐには手を付ける気にはなれなかったのだけど、1年近く経って急に電話が通じなくなってしまった

雨が降る度に表の壁伝いに雨が降り落ちて、丁度電話線のソケットのあるあたりが直接雨水を被っていた。電話が繋がらなくなったのは、ソケットに水が入り込んでしまった為だという可能性が大だった。ちょうど位置的にお隣さんとのボーダーだったので、協力して屋根の雨どいを調べてもらったら、樹の葉(明らかに家の前の桜の木から落ちた葉)が山盛りに詰まっていて、お隣さんは煙突から雨漏りがするまでになっていたそうだ。やれやれ、この桜の木のおかげで電話が不通になって早数ヶ月・・・その間も電話線の基本料金払ってたんですからね・・・!

そしてさらに、頭の痛い事態が・・・!!
つい数日前からの事、、、毎日夜中に目が醒めてしまう。理由は・・・鳥の鳴き声!
朝の3時半から4時にかけて、鳥のさえずりが始まるのだ。それこそ「ピーチクパーチク、ピチュピチュピチュ、ピーピーピー!!」とありがたくも心和む爽やかな声でしてね〜、、、それはもう幸せそうにほざいて、、いえ、さえずっているんですわ、、まだ暗いのよ、、朝の4時にもなってないのよ、、
うるさいのよ〜〜〜!!

この数日は完全に睡眠不足。おまけに隣で寝てる彼がキレちゃって、ベッドから飛び出すや外に出て(素っ裸にはだけた浴衣をまとったまま)小石を木に投げつける有様 ちょっと、、石なんか投げて、もし停めてある車に当たったらどうすんのよ〜〜? 彼がチェックした所、上の方に巣を作りかけてるとの事、、、ということは、これからず〜っと毎朝鳥のさえずりに悩まされるって事なの??

舗道に植えられたこの桜の木は行政区の管轄だ。家にひび割れが起きた時は、うちとお隣さんの保険会社がクレームしてくれたおかげで、木の枝をかなり削ってくれた(Trim down)けど、鳥の巣を取ってくれるとは思えない・・・ せめてまた枝の上部を落としてくれれば助かるんだけど、、、、よく見てみると幹も最初の頃よりかなり太くなって、去年削ってくれた割には枝は二階の窓より高くなっている。

私は桜の木は大好きですよ、、、でもね〜 たった一本の桜の木がこんなにも面倒な事になるとは思わなかったわよ・・・ やれやれ、、明日も4時前に目覚めなくちゃいけないんだろうか・・・せめて睡眠不足で少しは痩せられるかも??

ちなみにうちの彼が、ひび割れの修理をしてもらってる頃に職場の同僚に桜の木で被害を被ってる話をした所、フィリピン人のこの同僚が一言アドバイスをくれたそうだ。「Poison it•••
成る程、区の所有物である木を勝手に切り倒す事は犯罪だ。これはやっぱりできない かといって、屋根裏にできたスズメバチの巣は即座に駆除してくれる彼等も、舗道に植えた桜の木にできた鳥の巣を取ってくれるとは思えない。それが理由で木を切り倒してくれることもなさそうだ。とすれば、残された道は、、密かに毒殺・・・?

桜の木毒殺計画です。どなたかごく自然に桜の木を枯れさせる方法をご存知でしたら是非ともご一報くださいませ


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ひな祭りと誕生日


誕生日だった・・・

今年はなあ〜んにもしない、何にもない誕生日。まあ、夫の失業中に喜べる心境じゃありませんわ・・・なのに彼はのんきに「プレゼント何がいい?」とか「バースデーディナーは何を作って欲しい?」とか聞いてくる。なんにもいらないから早く仕事見つけてえ〜〜! というのが本音なのよ。それでもあんまりしつこく聞いてくるから、「夕食はコテージパイがいい」と言ったら本当にイギリス家庭料理らしいコテージパイを作ってくれた。

日本では、私の誕生日前日は雛祭り。娘3人の我家では昔から母が2月の末には2階の床の間に雛壇を飾ってくれた。何段だったかな、、、思い出せないけど、三人官女や五人囃子がいて、左大臣に右大臣。ぼんぼりには明かりもついて菱餅や雛あられ・・・毎年ひな祭りと私の誕生日は合同で祝われたのだった

お雛
これは今年姉が送ってくれたミニお雛。お盆ごと手の平に乗るサイズ

あの雛壇って、赤い布を敷くのよね。それでもって、日本人形の顔って白くて目が切れ長で、ちょっとコワイ・・・おまけにぼんぼりに明かりがついてると、床の間全体が白〜く浮かび上がってそこだけ別世界のような空間だった。夜の雛壇は子供だった私にとって結構不気味だったのだ

ある時父が言った。「お雛様は夜中に皆が寝静まると起き出すんだよ。五人囃子が演奏して官女達が踊るんだ。それをお内裏様とお雛様がにこにこして見てるんだよ。まや達は寝てて知らないだろうけど、パパは夜中に起きてみた事があるんだ」ーーーお父様ったら、子供に向かってなんて作り話を・・!! これを聞いて私はとてつもなく怖くなってしまった。だって、夜中に人形が動き出して「ピ〜〜ヒョロロ・・・」なんて怖すぎる!!

寝ようとしても床の間から衣擦れの音がしてくるような気がして、反対を向いていても気が気じゃない。「動いたか・・?」と思って闇に目を凝らしてみると、人形達の顔は白いままで、かすかに笑っているような感じがする。こうなるともう私にとってはホラー以外の何ものでもなかった。おまけに私は子供の頃よくコワイ夢を見た。しょっちゅう怖い夢をみては夜中に目を覚まし、母に「またコワイ夢見たよ〜〜」と泣きついたものだ。実は中には予知夢もあったりして、ちょっと霊感入ってたのかもしれない。10-11歳くらいで止まったけど・・・

ある夜、母が寝る前に私達をチェックしに部屋を覗いてみたら、いつもとちょっと様子が違っていた。「何かが違う、、」はじめは暗くてよく解らなかったそうだけど、ちゃんと見回してみて気が付いた。なんと、

お雛様達が全員後ろを向いていたのだ。

はじめはびっくりして何が起こったのかといぶかった母。でもすぐに、父の話に怖くなった私が人形を全部後ろ向きにしてしまったのだと気づいて、二人で大笑いしたそうだ笑ってんじゃないわよ、全く!! こっちは薄気味悪くてしょうがなかったのよ!!

大きくなってもよく両親に言われた「子供時代の私」のエピソードの一つだ。あのお雛様は今も実家にあると思うけど、さすがにもう飾ってはいないだろうなあ〜〜。もう古くなってるよね。でもお雛様も官女達も歳を取らず、か。

え??歳とってたら本気で怖いよ〜〜〜!

クイズ番組お国柄


クイズ番組って結構好きだ。見ていて、この問題と答えを全部きちんと覚えたら、すごい博識になるよなあ〜と思いながらいつも観るのだけれど、番組が終わるとそんな知識は忘れてしまうのが悲しい

なんといってもWho wants to be a millionaireはイギリスが生んだ大ヒットクイズ番組だ。世界各国でリメイクされ、日本でも「クイズ・ミリオネア」として番組が制作された。本家のイギリスではすっかりシリーズ化されていて、司会は変わらずChris Tarrant氏が担当し、新バージョンでは賞金レベルが少し変わって全12問になった。旧バージョンでは£1000に達するまでの最初の5問がほとんど冗談みたいな(=バカでも答えられる)ものだった。コンテスタントをリラックスさせて場を盛り上げるのが狙いだったのだろう。新バージョンでは最初から£500で2問目で既に£1000。その後の金額の増え方も前は1問で倍になったのが、もっと細かい段階に分かれた

この番組では答えに詰まった時のライフラインが3つあって、「スタジオの観客に聞く」というのがその一つ。アメリカ、アジア、ヨーロッパ、、、まさに世界各国でリメイクされているこの番組だけれど、このオーディエンスのライフラインの結果が国によっていろいろだという記事を目にした

イギリスでは、オーディエンスが投票したトップアンサーが70%以上だったらまず正解と信じて間違いない。40~50%くらいでバラケてしまうとアブナいけれど、大抵はトップアンサーに同意すれば先へ進める。私としては、それって普通だと思っていたのだけれど、国によってはスタジオの人達が回答者を「勝たせまい」としてわざと間違った答に投票する傾向があるのだそうだ

他人に幸運が訪れて大金持ちになるのを喜んで助けるか、妬んで叩き落とそうとするか、はたまたゲームショウとしてはどっちが面白くなるのか・・・???

成る程ね。「わざと間違いに導く」っていうのは考えなかったなあ〜、、っていうか、私がその場(スタジオ)にいたら、自分も正解できるんだぞって参加してる気分になると思うし、自分の選んだ答えが正解だったらうれしいけどねー。全く違った見解でショウに参加する人達もいるんだね。勝たせないようにするなんて、「そんなの悲しいよ、心が貧しいじゃないか、、!」ともちょっと思うんだけどね。でも混乱させてゲームを面白くする、という意図だとまたちょっと違うけど・・・
でもそれじゃライフラインにならないじゃない? 「オーディエンスに聞く」を最初にライフラインとして作ったイギリス人ってもしかしてお人好しなの?でもアメリカやカナダでもオーディエンスの正解率はとても高いそうだし、、

昨日観ていた「Family Fortune」っていう番組、これは日本では「クイズ100人に聞きました」としてリメイクされた。100人に聞いたアンケート回答のうちのトップアンサーを当てるゲームで、これは別に博識でなくても常識的に考えればかなりの確率で答えられるのが人気だ

その中の質問に「シャワーの中ですること(身体を洗う以外)」というのがあった。トップ4の答えを当てるもので、トッップアンサーはSing=歌う。これはまあきっと世界共通かもね。で、2位の答えがMake Love、3位は歯を磨く、だったかな?で、4位がPee(小用を足す)というもの。これは笑えたよ〜! 答えそのものも笑えるけど、何より皆が正直にそう答えたっていう所が嬉しくて笑える
「セックスもおっこも皆やってるだろ!?」っていうこのストレートな回答結果

イギリス人ってユーモアのセンスを重要視するけど、同時に彼等のNo-nonsenseな部分も私は好きだ。ストレートで飾らない。気取った回りくどさが無いから率直で可笑しいのだ。これが日本でだったら、果たしてトップ4になる回答はなんだろうか?1位は同じだと思うけどね・・・
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