見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

January 2009


今は彼が仕事探しの真っ最中なので、ネットしたりCVを送ったりでコンピューターを使ってる。ちゃんと決まるまでブログのペースが落ちるかもしれません
イギリスの大不況は1930年以来とか・・・今回はちょっと厳しいかも

さて、少し日が長くなってきて5時頃まで薄明るい。なのにあしたから数日間は厳冬になるらしい。ヨーロッパからの寒波がやってきてるそうで、週末は日中の最高気温0度って出てるんですけど・・!!?? また道行く人が総出でニット帽になるんだろうなあ〜〜。でも日中で0度っていうのはなかなか最近無かったよ、、、っていうかここ数年暖冬で、たまに寒い日があっても我慢できない程じゃなかったからね。ああ、考えるのやだなあ〜

彼がMacを使ってる間、久しぶりにテレビなんぞ観てみる。我家のテレビはデジタルだからチャンネル数は160以上あるのだけれど、その中で観るのなんてたかが知れている。結局はリピートとかがすごく多いし、いつもつける度にCMばっかりだったりする。一番良くつけてるのは、フードチャンネルかヒストリー、ナショナル・ジオグラフィック、アニマル・プラネットといった類いの自然科学チャンネルだ。

最近始まった新しいチャンネル、Edenで、アッテンボロー卿(Sir David Attenborough)の番組を観る。自然、動物、植物、気候、いろんな角度から地球を捉えた彼の番組はやっぱり素晴らしい。日本でもNHKとかで放映されているはず・・・何といってもカメラワークが本当に凄い。自然のドラマは人間の作った架空のストーリーなど太刀打ちできないものがある。音楽が重なり、アッテンボロー氏のナレーションが入ると、完全に一つの映画になる。彼の語りは耳に心地よく、何度もソファーでうつらうつらしそうになってしまう。

小学生の頃、フランスのダイバー、ジャック・クストーの海底世界シリーズが好きだったけど、やっぱり最近のドキュメンタリー物はカメラの性能もすごく進歩してるし、編集もCGを足したりしてものすごく高度になってるよね。実際にはかなり遠くから望遠で撮ってるんだろうけど、ホントに貴重なショットが観られるようになった。画面もデジタルになってから本当に鮮明だし。

ペンギンはなんであんな厳冬の吹雪の中で、みんなでぎっちり並んで立ったまま卵を足で暖めるんだろう、、、? オーストラリアのカンガルーは、日中の気温が70度になる中で少しでも体温を下げるために、自分の身体を唾液でなめ、土を掘って低温の地面に身体を付けるなんて事をどうして知ってるのだろう? アフリカのトカゲは、地面に止まらないで空中で飛び交っている羽虫の集団に、なんであんなに巧くジャンプして1匹ずつ食べられるんだろう・・?下手なドラマよりもずっと面白い。

テレビでも本でもイギリスに来てからはフィクションものよりノンフィクション=ドキュメンタリー物が圧倒的に多い。それだけ質の高いものが多いからだ。 英語で読む本はほとんどがノンフィクションものだ。小説は、ハリー・ポッター以外では数冊しか読んでないなあ〜。日本で買ってくる文庫本は小説ばっかりだけど、、、なんでだろ? たまにすごく良い単発ドラマとかもあるんだけどね。年に1−2本・・・??でもやっぱりテレビはフードチャンネルかドキュメンタリーものばっかりだ。

ロッタリーがもし当たったら、即仕事は辞めて世界中旅して回りたい。見て、触れて、感じられるものに沢山出会いたい。彼の仕事なんか見つけなくていいから、もうこのままぜ〜んぶ放り出して旅に出ちゃおうよって言いたいんだけどね、ホントは。でも彼は旅じゃなくて、きっとどっか海沿いの街でのんびり暮らしたいっていうだろうなあ。私は旅じゃなければ、暮らすのは都会でないとダメだからそうなったら別々の道を行くしかないか・・・???


気が付いたらもう1月も終わり近いなんてね・・!びっくりだあ〜〜

さて、、、やっぱり本気で出費を引き締めないとかなりやばい。なんと今日チェックした旅行用の両替レートは1ポンドが118円!! 私が日本に行くのは4月末だから少しは違うと期待したいけど、今までみたいにワインの勢いにまかせてクリック!、、なんてもうできない。

ネットって本当に怖いくらい便利だから、つい買っちゃう事が多いのだ。私は英語と日本語しか解らないから、買い物をするのはイギリス、日本、アメリカのサイトにほぼ限られてはいるけれど、寝酒のワインを飲む夜の12時から1時の間が危険ゾーン! 最近ちょっと芝居にお金使ってるし、日本へ行くならやっぱりちょっと我慢しないとね。三上博史さんの「三文オペラ」は観られる時期なんだけど、12000円って事は、下手すりゃ100ポンドでしょ、、、うわあ〜〜!そんなお高い芝居は今まで観た事ございません!! 面白く無かったら慰謝料請求するかも。

でもこういう時期に限って出費が重なる。いつも飲んでるサプリが切れちゃったり、私の仕事は一応医療の範囲なので、資格を保持するためには登録料を毎年払わなくちゃならない。このプロフェッショナル・フィーっていうのがなんでこんない高いのか!なんで?仕事をするためには必要な資格なのに、それを保持するためにお金払わなきゃならないのかなあ〜〜?? 

しかもこの資格保持のためには、さらにcontinuous educationといって最新の専門知識を常にアップデートする為のポイントというのが必要だ。このポイントを得るには専門雑誌に付いてくる簡単なテストのようなものを受けたり、時折催される講義に出席したりしなくちゃいけない。これにかかるお金も要るのよ・・・!専門職なんていうと聞こえはいいけど、それに見合った報酬をもらってるとはあんまり思えないのよね〜〜・・・! 役者でお金にならない仕事をしてた頃はそれでも幸せだったけど・・・・「仕事だ」と思ってる事にお金払わなきゃならないってどうもねえ・・・???

いやいや、愚痴ってばかりいても仕方ない。とりあえず日本に行くまではこれ以上は芝居のチケットは買わないようにしよう。今のところ2−4月は4つの芝居のチケットがあるので、これでストップ。日本行ったら丁度「レッドクリフ」のパート2が公開の時期みたいだし、また温泉や山登りにも行きたいしね。でも実はフライトを取ってしまった事はまだ彼には言ってないのだ、、、、大不況のあおりを食って先週仕事を失ってしまった彼に、いつ言おう・・・??? 早く次の仕事が決まってくれますように。まあサバイバルにかけては強い人なのであんまり心配はしてないけど・・・

今年もあっという間に見逃してしまったフィギュアスケートのヨーロピアン選手権。気が付いたら今日のGALAだった・・・男子はブライアン・ジュベールが勝ったのかあ〜〜。確かに良い選手だけど、私の好きなタイプの選手じゃないんだよなあ〜〜・・・ 世界選手権がどうなるのか楽しみだ。今年の結果で来年のオリンピックの出場枠が決まるしね。

スポーツといえば、テニスのオーストラリア・オープンの真っ最中。期待のイギリス選手、アンディー・マリーがあした4回戦に出る。久々に期待されてる選手なので、ここはひとつ見守りたい。スポーツには波っていうものがあるからね。乗ってる時にいけるだけいって欲しいものです。不況でお天気も雨続きなこの時期、明るい話題はなんでも大歓迎だよ〜〜!



ううう、、、使ってしまった・・・とうとう、、、!!
でも使うために貯めたんだから、こういう時に使わなきゃね。

何の話かというと、フライトで貯めたマイレッジ。航空会社のフライングクラブとかのメンバーになると、飛ぶ度にマイルを貯められるっていうあれです。私はもうずっとVirgin Atlanticのフライングクラブメンバーで、こつこつとマイレッジを貯めてきた

今のうちに、と決めた今年の里帰り。今年はイースターが4月半ばにぶつかってしまって、学期休みの間はホリデーが取れない。これは仕事上どうしても仕方がない。という事は・・・やっぱり「ムサシ」は諦めなくちゃいけない・・・ 藤原竜也君と小栗旬君、そのほかベテランと若手が競っての蜷川+井上舞台の新作だから是非観たかったけど、、、しかも、学期休みの終わる週末が楽日じゃない!なんて事・・・ というわけで、里帰りは20日以降という事になった。

毎年年明けのこの時期に、春のフライトのスペシャル料金が出る。1月中に決めると本当に安い。今までの長い滞在の間、ロンドンー東京間のフライト料金というのも大分変わった。本来の正規料金はエコノミーでも£1300くらいなんだけれど、正規料金なんて払う人いるんだろうか・・・?? 昔はいわゆる旅行代理店の出すチケットが£850~900で、これが700ポンド代だと格安!!っていう感じだった。今はもっと下がって通常が£750位。今出ているスペシャルオファーは£517-00。

ヴァージンのフライングクラブでは、日本までの往復をいわゆる代理店並みの格安料金で買うとエコノミーで100%のマイレッジがつく。(プレミアムや大評判のアッパークラスにも乗ってみたいけど、そこにお金使うよりは日本で使いたいからね。)1往復すると12440マイルが付く。日本までの往復エコノミーフライトと引き換えるには60000マイルが必要だ。単純に計算すれば5回往復すれば一回分のフライトがマイレッジで引き換えられる。でも現実的にはそう単純じゃないのだ。

注・これはUKでのVirgin Atlantic Airwaysのフライングクラブです。日本のヴァージンでも全く同じかどうかは解りません。

たまに出る超格安オファーというチケットには、マイレッジが付かないものもある。またヴァージンではMile+moneyというのがあって、持っているマイレッジの2000マイルを使ってそれにプラス£500ちょっと位で往復が買える。スペシャルチケットが出てない時期にはこれが便利だ。毎年里帰りしても、5年間のうちの2回くらいはマイレッジの付かない超格安チケットをゲットしたり、Mile+moneyでちょこちょことマイレッジを使ってしまったりする。12440マイルが3回付いて、2000マイルを使ってしまうと、5年間でも実際には35000マイルくらいしか貯まらない。そんなこんなで日本行き往復に引き換えられる60000マイルを貯めるのに10年もかかってしまったのだ

2年前に60000マイルを越えた時は、「やった〜〜!」と思うと同時に、これは緊急の場合に取っておこうと決めた。あんまり考えたくは無いけど、万が一緊急に日本に行かなくちゃいけない時がいつ来るか解らないし・・・だから貯めたマイレッジは60000を切らないようにしてきたのだけれど、今回解った事がある。いつでも飛びたい時にどのフライトでもマイルを使ってタダのチケットが取れる訳じゃないという事。

Virgin Atlanticのサイトで、スペシャルオファー、マイル+マネー、の料金差をチェックしていて、いっその事全部マイル交換してしまおうか・・・と調べてみると、取りたかった日の便では使えないと出てしまった。どうやら1便につき、そういったチケットで取れる座席数というのが決まってるんじゃないかと思う

前にも書いた通り、ポンドの暴落は絶望的だ。なんと今のレートは£1−00の両替レートがたったの123円!! 去年の3月に行った時は230円だったのだから、£1で100円以上も違う・・・2週間のホリデーで両替するお小遣いはいつも£500が目安なので、去年は11万ちょっとになったのが、今年は6万ちょっとにしかならないという事だ。その差5万円よ!! 日本での芝居が1本£100! Jesus Christ!!

というわけで、緊急の時に使えるかどうかわからないのにマイルをキープしてても意味ないし、こんな時だからこそ、両替できるお金は日本でのお小遣いに回したい。思い切って10年かかってチマチマと貯めたマイレッジのうち60000マイルを使ってしまった・・・!最初の予定より1日ずらすと取れた

でもね、、スペシャルオファーの料金が£518なのだけど、このうち航空運賃はなんとたったの£305なのですって! あとの£213はタックスや空港使用料、サーチャージの類い。つまり無料になるのは運賃分だけで£213は払わなくちゃいけない。感覚としては、「半額になっただけじゃん?」って気がするんですけど・・・ それにしてもね〜、正規料金は£1300位なわけでしょ、、?運賃が£307なら後の£1000っていったい、、、???

でも、貯めといてよかった。Good bye 60000miles
なーに、またすぐ貯めるさ!(10年後?)


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この人を知っていますか?
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ああ、知ってる知ってる」と言う人はまずいないかも、、、なんだあ〜?このおっさん??!って思った事でしょう。でもね、良く知られた人なのですよ。特に30歳以上の人なら名前くらいは知ってるはず。日本でも人気あったからね〜。80年代の話しだけど・・・これなら解るでしょうか・・・??

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そう、80年代のポップスター。カルチャー・クラブのボーカリスト=ボーイ・ジョージです!
良ーく見ると、確かに相変わらずのつぶらな青い目、ぷっくりした唇あたりに昔の面影がある
それにしても20年という時間は短いようで長いようで、変わらないようで大変貌のようで・・・でもこの人にとってはちょっと寂しい20年後になってしまった

最近はBoy Georgeとしてより、本名のGeorge O’Dowdとして新聞をにぎわす事が多くなってしまった。ゲイの男性エスコートを監禁/暴行した疑いで逮捕されたのが2007年の4月。裁判の結果陪審員達に有罪とされた彼は、金曜日に刑が言い渡され、15ヶ月の実刑判決を受けた。そう、刑務所行きだ・・・

80年代初め頃からは、イギリスの音楽シーンは大分音色が変わった。70年代のハードロック、プログレッシブロック、そしてパンクロックと流れてきて、80年代にはニューウェーヴなんて呼ばれるちょっとソフトでエレクトリックななポップス系の曲に、男性がメイクアップして色鮮やかなコスチュームをつけたヴィジュアル系が次々と出てきた。カルチャークラヴもそのひとつ。ボーイ・ジョージといえば、長い三つ編みとリボンの編み込みエクステンションに帽子、ダボダボした多色使いの衣装で「カマカマ、カマカマ、カマカメーレーオン・・・」と歌っていたのだ

ホモセクシャルな人達が大手を振ってカムアウトし始め、ちょっと奇麗な男の子は揃いも揃ってゲイ、なんて笑えない現実だった。ジョージもフラムボヤントなゲイで、かなり派手なパーティーを好み、お酒やドラッグで何度か捕まった事もあった。90年代に入ってからはハレ・クリシュナに入って変貌ぶりをアピール。たまに話題にのぼってはちょこちょこと顔出しをして、次第に丸く(太く)なっていく様子が取り上げられていたっけ

でもね、、、刑務所行きになるような事件っていうのはフラムボヤントじゃ済まないのよ・・! いくらドラッグでクレイジーになってたとはいってもね。ドラッグから抜ける為のリハビリにも何度も通ってたのにね。なんと愚かな・・・! 有罪が決まってさすがに今度は実刑だろうと言われていた中で、彼は12月にピカデリーにあるPigalle Clubでギグを行った。実刑になればこれが最期かもしれない、とささやかれる中で2日間行ったギグは、いくつか読んだレビューはどれも好意的だった。星4つを付けた批評家もいた

私は特に彼のファンではないのだけれど、実は私は彼はとても良いシンガーだと思っていた。カルチャークラブ時代には気にもしなかったのだけれど、何年か後に彼がバンドとしてではなく、シンガーとしてちゃんと歌を歌っているのを聞いた時、実はとても張りのあるのびる声と情緒豊かな表現力をもったシンガーだという事を発見したのだ。(ジョージ・マイケルほどではないけれど・・・)だから、チャラチャラとポップアイドルとして歌ってしまっている時の彼をとてももったいないと感じていた。「この人がもっとちゃんと歌っているのを聞きたい」と実は思っていた

派手なスター生活の裏側に付いて回るアルコールやドラッグで身を滅ぼすスターは少なく無い。酔ったあげくの事故、ドラッグのオーバードーズ、エイズ感染、そして暴行/傷害・・・20年という人生の時間の中でそんな風に変わってしまうのは寂しいね

でもアルコールやドラッグなんて決して一部の人達の事じゃないんだ・・・少しずつ、でも確実に人生をむしばんでしまう。それは最初は会社帰りの1杯から始まったのかもしれない。それが3杯になり、10杯になり、ビールがウイスキーになり、焼酎になり、週に2−3回が毎日になり、人が変わり友人を無くし、家族を無くし、仕事を無くす・・・・ 

決して特別な事じゃないんだ。本人に悪意があっての事でもないんだ。やりきれないね・・・・

何か・・・すごいんだよね、、

Piaf」観てきた。その名の通り、エディット・ピアフの話。去年映画のLa vie en roseが大好評でピアフ役のMarion Cotillardがオスカーを取ったけれど、こっちの舞台版のピアフも凄かった・・・

本は元々30年前に書かれたものだけれど、今回の再演ではかなり大幅に圧縮している。10年程前にエレイン・ペイジで再演した時には、2時間半出ずっぱりというステージは彼女にとって負担が大きく、1年間の契約だったのが早めに打ち切られた。今回は休憩無しの1時間40分に凝縮されて、まさにダ〜〜!と人生を突っ走る感じでどんどん進んで行く

演出意図なのだろう、曲が終わっても観客に拍手をさせない。普通ミュージカルだと、曲の後に半秒位の間(ま)で拍手が起こり、役者も拍手の波が引き始めたタイミングで次の台詞に移る。でもこの舞台ではその一瞬の呼吸のを与えずに瞬時に場面が飛ぶ。だから観ているほうは手をたたきたい衝動を拒否されて、そのままそのエネルギーを次のシーンに乗せていくしかない

1時間40分の内に30年が詰まっているので、一瞬の場面転換で何年もの時間が経っている。これは演出的にはギリギリの所じゃないだろうか。ピアフ以外は数人の役者が何役も兼ねていて、次の場面には何年後かの話に違う人物として同じ役者が出てくるので、モタモタ観ているとついていけないだろう。観る方も舞台のスピードについていけないと、人物像が混乱するリスクギリギリで成り立ってる

エディット・ピアフの事を全く知らないとちょっと苦しいかもしれない。本当に去年の映画の成功が利いている。主演のエレナ・ロジャーがアルゼンチン出身の女優さんだとは知らなかった。彼女は2年前にEvitaの再演が決まった時に主役に抜擢され、ローレンス・オリビエ賞にノミネートされた。私はこのEvitaは観なかったので、普通にイギリス人だと思っていた

このピアフはフランス人という事で、訛りのある英語で台詞をしゃべる。それが本来彼女がネイティヴのイングリッシュじゃ無い事を効果的に利用した演出になっていて面白い。訛りはあるけれど台詞はもちろんちゃんと解る。かなり蓮っ葉で下品な物言いですが・・・そして歌はすべて言語のフランス語だ。これはもうエディット・ピアフにしか聞こえない・・!!

出ずっぱりで歌いまくり・・・すごい。観ているうちに、巧いとか面白いとか泣けるとかそういう感想を飛び越えてどんどん「すごい・・!」としか言えなくなっていく。歌詞の解らないフランス語の歌に涙が出てくる、、、そのすごい!という圧倒的な思いを観客が表す術なく走り続けた芝居の最期の曲、Non je ne rigrette rienが終わった瞬間、今度こそ間髪入れずに割れるような拍手が湧いた。この時の間(ま)が、それまで拍手を拒んで一瞬で切り替わっていた芝居の転換のと同じだった。観客が舞台と同じスピードで手を叩きたい衝動を引っ張ってきた証拠だ

ピアフは142cmしかなかったそうだけど、エレナも150ちょっとじゃないだろうか、、?小さい。その小さな身体で虚勢を張り、怯え、笑い、沢山の恋をし、嘆き、歌う・・・ 自我を捨ててエディット・ピアフを生きている、、、すごいこんな女優は日本にはいないよな〜、と思いながら観ていた

この間のサンセット・ブールヴァードといい、女優陣の凄さが光ってる。今回の公演は100回限定のこれまたlimited Seasonなのだけれど、あれでロングランしたら役者がぼろぼろになっちゃうよね
ピアフ流に言うと、まさにFucking Brilliant!!だった。


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英王室のハリー王子の発言が物議をかもしている
チャールズ皇太子の第二王子であるハリーが、3年程前にパキスタン人の士官学校仲間を侮蔑の語であるパキと呼んでしまった事で、にわかに問題にされてしまった

パキスタン人を「パキ」、あるいは日本人を「ジャップ」と呼ぶのは、その語の意味としては侮蔑的であり差別用語とされている。英陸軍においては、女王陛下の名の元そうした差別的発言や言動はいっさい禁じられており、ましてや皇室メンバーである彼が実際に口にしてしまっているビデオが放映されたとあってはしめしがつかない。タブロイド紙のNews of the worldに掲載され、ビデオが公開されるや避難の的となってしまい、王子は報道されるや迅速に謝罪の声明を送った。

確かにPakiは差別用語だ。その言葉を使ってしまった事は軽卒であったとしか言いようが無いし、ましてやフィルムに残ってしまっているのだから言い訳のしようがない。これはもう謝罪するしかないというのは当然なのだけれど、私にはちょっと矛先が違うんじゃないかという気がしてならない

軍隊というちょっと特殊な集団の中では、一般とは違う、ハードな男達といったような言動を取る事はよくある事だという。今回のビデオもあくまでもプライベートなものだ。ビデオを通して観てみると解る。士官候補生だった彼等が演習の為にキプロスに移動する道中での事。空港で飛行機待ちの間にハリー王子自ら軍友とカメラを回して撮影しているものだ。その中で、毛布に包まって仮眠をとっている仲間を映し、「our little paki friend」と呼んでいる。でもその呼び方に侮蔑の意図は感じられない。使ってしまった言葉は間違いだけれど、けっして友人を貶めるような意味合いで発せられた語ではないのは明らかだ

軍隊に近い人達の意見でも、軍隊内では独特のニックネームのようなものがあり、一般にはかなり無礼に聞こえるようでも、仲間内ではあだ名として受け入れられている呼び方というのがあるものだという。ハリー王子自身も赤毛の事でジョークにされたりニックネームにされたりという事もあったという。ましてやこのフィルムは3年前のものだ

3年位前のハリー王子はこの他にも軽卒な言動でひんしゅくをかった事があった。パーティーにナチスの服装と腕章で出かけてしまって非難囂々浴びたりもした。けれどここ2−3年での彼の成長振りは多くの人々に好意的に受け止められてきた。9歳で両親が離婚、11歳で母を亡くしたこの王子は10代の頃は不安定な時期を過ごした。失語症になったり、未成年での飲酒やドラッグ等、父であるチャールズ皇太子や回りをやきもきさせた事件もいくつかあった。

けれどここ2−3年での彼の成長振りは顕著だ。今では亡きダイアナ妃の息子として、「容貌はウィリアム、性格はハリーに受け継がれている」との声が高い。去年のダイアナ妃の追悼10周年礼拝での彼のスピーチはそれをしっかりと示していた。3年前の時点では確かに軽卒だったかもしれないけれど、悪意があったかどうかという点では、ピントがずれている

今回公開されてしまったこのフィルムは明らかにプライベートなものだ。移動の途中で、空き時間に身近な仲間と一緒にフィルムを回して撮ったものだ。何故3年も経って、このフィルムがよりによって低俗タブロイド紙のNews Of The Worldになんか渡ってしまったのか、、、? 明らかに誰かが、それも王子に近い人物がビデオを売ったのだ。その事のほうが余程卑劣な行為ではないのか? 生死を共に、と一緒に軍隊生活を送った仲間の誰かがお金と引き換えに友情を裏切ったのだ。何故その事を誰も問わないのか・・・?!

迅速に謝罪する以外に彼に何ができただろう・・・もちろん軽卒な行為は反省しているだろうし、事の重大さを今さらながら実感しているはずだ。でも言葉の意図するものをちゃんと考えてみれば、悪意や侮蔑の意味が無かったのは明らかだ。実際、パキと呼ばれた当の兵士も、それがニックネームとして使われた事は承知しているし、王子とは良い友人関係だったという。わめいているのは当人達のもっと回りの政治団体だ。

この件で傷ついたのは誰よりもハリー王子自身じゃないだろうか。身近な誰かが彼を低俗新聞紙に売ったのだ。それでも国際的な避難を受け、謝罪しなくちゃいけない立場の彼にこれ以上何ができるだろう・・・? 陸軍では事の重大さは無視できず、軍の規定にそって調査が行われるという。規則は規則だからね

でもなんだかすごく気分が悪い。ちゃんと、ちゃんと見てみろよ!って叫びたい気分だ。


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今年に入ってから凍り付くような寒い日が続くイギリス・・・・
夜には霧が出るし、朝は湿った地面がそのまま凍ってるから滑るし、バスを待つ間は耳が切れそう・・!この1週間で急に目に付くようになったのが、ニット帽をかぶった人々だ。

今までイギリスでは、っていうかロンドンでは冬でもニット帽をかぶって歩いてる人は殆どいなかった。街角でスタンダード(新聞)を売ってるおじさんとか、サッカーの試合を観に行く観客とか、外で仕事するビルダーの人達くらいで、そうなるとどうしてもニット帽=労働者のイメージだった。

それが今年は、あの人もこの人もニット帽を被って歩いている・・・バス停で待ってる人の半分以上が・・・いきなりどーしたんだ!?どこかで大安売りでもしてるのか??と思うくらい。確かに体を暖かくして外に出ると何が寒いって頭が凍りそうだから、帽子っていうのはすごく大事な防寒具だ。ロシアとか北欧の人達は帽子無しに冬場に外には出られないっていうし。私もロンドンに来た最初の冬、ヨーローパ中が寒波に見舞われた年で、脳が凍りそうで頭がぼ〜っとする位寒くて、たまらずにカムデンマーケットで買った帽子を被って過ごしたっけ。

小雨の多いイギリスではフッド付きのジャケットやコートを着る人は多い。一寸くらいの雨ならフッドを被って傘はささないのだ。それとは別にフッド付きのジャージのジャケットにスニーカーは、mobと呼ばれるちょっとワルな若者達のファッションだ。実際この格好の男の子のグループが向こうから歩いてきたらちょっと怖い・・・(余談ですが、何で日本語だとフードって言うんだろう??フード付きって言うよね、、でもフッドです!それなのにロビン・フッドの事は誰もロビン・フードとは言わないよね、同じ語なのに変だよ〜〜

フッドとちょっと違って、ニット帽の場合、顔の回りをすっぽり覆ってしまうと顔がイマイチ識別し難くなる。道で知った顔に会っても無視しちゃったりするのよね、そんなつもりじゃないのに。だから有名になってしまった人達はよくお忍びでニット帽とサングラスを付けるのね・・・ 別の言い方をすると何だか皆似たり寄ったりに見えてしまう。体つきが似てたりするともう解らない。あんまりスマートとは言えないんだけど寒いんだし流行っちゃってるみたいだし、仕方ないか・・・

そういえば昔、家族で毎年年末にスキーに行っていた頃、母が姉と私に色違いの帽子を編んでくれて、スキーの時は毎年それを被っていた。(といっても子供時代の数年だけど)姉は赤で私のは黄色・・・てっぺんにボンボンが付いてた。でも私は黄色があまり好きじゃないので、いつも「赤いほうを被りたいな〜〜」と密かに思っていたのだった・・・・ 滑っているうちに距離が空いちゃった時に見つけられるようにという、親からすれば目印の役割もしていたんだろうなきっと。

それにしてもねえ〜、なんかダサイんですけど、、、 皆いきなり揃ってジャガイモ顔に見えてしまうのは何故だろう・・・。まあ、うちの彼は絶対に被らないだろうからいいか、、、いきなり流行り出したニット帽、本当にこんなに沢山の人が被り出すなんてね〜〜 今まで無かったよ。大ブレイクじゃない?

予報では週末にかけてあったかくなるっていってたのに、嘘ばっかり!
ずっと寒いじゃないか!!どーゆーこと!?


今日は違う事を書くつもりでいたのだけど、目にした新聞の劇評を読んで思わず唸ってしまった・・・・

日本でも放送されてるだろうか、、Doctor Whoというイギリスの長寿SF番組がある。最初に始まったのは60年代で、主役のドクターは地球にやってきた宇宙人という設定で、ドクター役は007のように今まで何度も変わっている。まあ番組についてははしょるとして、ここ数年10代目のドクター役を演じていたDavid Tennantという役者がが去年、RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)のストラトフォードでハムレットを演じた。彼は元々RSCのメンバーで、舞台でのキャリアも多い。

今回ロンドンでの12月から1月10日までの限定公演が決まって、プレビュー(初日直前の2週間程、通し舞台稽古を安い料金で見せる)も好評だった。ところが、劇評家達を一同に招待してのプレスナイト事実上の初日前日に、持病の椎間板が悪化して手術が必要な為降板すると発表された

ドクター・フーで人気だったのだから、当然デヴィッド・テナント目当てでチケットを買った観客は大勢いたわけで、事実チケットはソールドアウト状態。ところがRSC側のアナウンスは「明日からは代役で公演を続行しますので、チケットの払い戻し等は致しません」と強気なものだった。演出のグレゴリー・ドーラン氏(市村正親さんや藤原竜也君の出ていたヴェニスの商人を演出した人)が発表した翌日からの配役は・・・・

「現レアティーズがハムレットを、レアティーズはギルデンスターンが、ギルデンスターンはルシエイナスが、ルシエイナスはフランシスコが演じます」

なんと、雪崩のようなチェーン代役だ!

そしてレアティーズから一夜にしてハムレットになったEdward Bennettは、スタンディングオベイションを受ける。イギリスにおいてスタンディングオベションというのが良かっただけでは受けられないという事は前にも書いた。「良かった、感動した」だけではイギリスの観客は立ち上がらない。もっと脱帽や敬意の念を表する時に立ち上がる

もちろん去年のストラスフォードの時点から彼はハムレットのアンダースタディーに配役されていたわけだから、演じる準備は出来ていたはず。でも実際に演じたのは今回が初めてだ。おまけに地滑り代役で、まさに歯車を一つずらして掛けかえて、芝居が回っていかなくちゃならない。この歯車で結局21公演を演じ切った

そして1ヶ月、、、年が明けてハムレットの楽日まであと10日という時に、先月手術したばかりのテナント氏の復帰が発表された。毎日様子を見ながら、その日の出演を決めるという形で・・・きのうまでの配役から、また歯車を一つずらしてのリセット。ベネット氏はレアティーズに、レアティーズはギルデンスターンに、ギルデンスターンはルシエイナスに、ルシエイナスはフランシスコに戻って楽日までの公演が続く

両方の配役で観たという女性批評家の感想が載っていた。「ベネット氏のハムレットは素晴らしく、感動的だった。そしてテナント氏が戻ってのハムレットは、やっぱりこれが元々の配列なのだと納得する調和があった。アンサンブルとしてのカンパニーの勝利だ」と。RSCの人達の層の厚さとレベルの高さはもちろん今までも定評があるのだけれど、今回はそれを改めて見せつけた代役劇だ

私がこっちで観て本当に楽しかったミュージカルが日本で上演されている。友人に声を大にして「絶対に面白いよ!」と薦めておいたので、観てきた友達が感想をメールしてくれた。「役者ひとりひとりのレベルが高ければ、まやが言ってたようにメチャ面白くなるんだろうなという事は解った・・・けど、皆が自分の好きに演じちゃって失敗してる」と・・・・ 確かにあのミュージカルは馬鹿げてるからこそ、役者の力量がものを言う。役不足なくらいの役を皆が最高レベルで演じるから可笑しくて大笑いできるのだ。(どの芝居の事かはこちら

役者も基本は職人芸なんだよね・・・そしてその先がもっと底が深い。代役で舞台に立つというのはあくまで出発点で、その役をどう演じるかが個々の役者の見せ所。そういうレベルの役者が掃いて捨てる程いるというのが、凄い

さて、明日はPiafを観に行く。これもかなり評価高いので楽しみ!


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1月5日の夜は「十二夜」(Twelfth night)と呼ばれ、この夜でクリスマスを祝う期間が終了する。十二夜を過ぎてもクリスマスの飾り付けを残しておくとその年に不幸が訪れると言われている為、みんなこの夜にせっせとデコレーションを片付ける。6日の朝には街のあちこちに枯れたもみの木が捨てられていたりする。我家も昨夜のうちに棚に飾っておいたクリスマスカードを全部しまった

日本はクリスマスは祝日ではないかわり、お正月を松の内の期間楽しむ。この松の内、私ははじめから7日間だと思っていたら、本来は15日までらしい。ただ最近の現実的な風潮として、今ではほとんどの地域で松の内=七日まで、ということになっているそうだ。日本的には10日くらいまでは、その年に初めて顔を会わせた親しい人には「明けましておめでとう」を言ってもおかしくない

街からクリスマスのイルミネーションが消える1月は、イギリス生活では一番暗〜い日々になる。冬至は過ぎたといっても、7時半に起きてもまだ真っ暗・・・(やっと白み始めるのが8時頃)そうそう、昨日の朝は初雪!どんよりとした朝に雪が舞って、それが地面に落ちても溶けないから滑るし・・・午後には晴れて来たけど、寒いのなんのって!! 2月に入るとすこ〜し日がのびてきたのが実感できるので、1月の間はひたすらジッと我慢して暗い冬をやり過ごすのだ。

日本の冬は、結構お天気がカラっとしている事が多いから私は嫌いじゃない。寒くても青空に太陽が出ていれば私は文句は言わないんです・・・・お正月のおせちが懐かしい〜〜。最期にお正月に日本に行ったのはいつだったか、、、?もう10年以上前かな・・・?新年のあのキリっとした神聖な空気がイギリスには皆無なのが毎年残念だ。実際特に今年はほとんど実感無く年が明けちゃったし・・・

とりあえず今回のクリスマス休暇中の収穫はチーズケーキロッティ(Roti)ロッティというのはインドの家庭用パンの事。インドレストランでカレーを食べると、一緒にナンを注文する事が多いけれど、ナンというのは、特性のタンドーリという焼き釜で焼くものなので、普通の家庭では作らないのだそうだ。普通の家では家庭で焼けるロッティ(あるいはチャパティとも呼ばれる)が主流だそう。

元日の夕食からインドカレーだった我家(シェフは彼で31日から作っていた)。当日になってナンもチャパティをも買ってなかった事に気づく。(普段はスーパーで買ってオーヴンで暖める)1月1日はお店はすべて休み!4つある大手スーパーはどこも開いてない・・・!ネットで調べてみると、作り方は別に難しそうじゃ無い・・・それならば!と私がロッティに挑戦してみた。本当はインド式パンに適した小麦粉を使うと良いみたいだけど、とりあえずあった普通のプレーンなものを使う。やってみたら結構簡単。今度からはスーパーで買う必要無さそうだわ・・・

まあねえ、クリスマスでお正月な日にカレーっていうのがいかにも私達なのだけれど・・・とりあえず昨日は私独りだったからざるそばなんぞ食べてちょっとだけ日本気分。お正月のこの時期はやっぱりいつも「日本がいいなあ〜」なんて思ってしまう。両親が健在なうちに一度またお正月に帰ろうかな・・・

まあ、イギリスの1月で唯一活気があるのがセール、SALEです!
今年はやっぱり不景気という事で客足のほうは悪そうだけど、その分売る方だって必死みたい。70%OFFなんてあっちこっちに出ている。まあ私の場合、いくら安くても欲しいもの以外は買いませんけどね・・・(欲しい物は高くても泣きながら買います)ただ、2月がうちの彼の誕生日なのでこの1月のセールは助かるのよ・・・今のうちに探しておこう。

十二夜も松の内も終わって、またいつもの一年が始まる・・・


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ネットショッピングで一番っていうくらいよく利用するアマゾン=Amazon。本やCD、DVDの類いだけでなく、今では本当になんでも扱っているので、探し物をする時はまずeBayAmazonをチェックする、と、ほとんど見つかる!

そのAmazon UKが,去年アメリカで開始したmp3のダウンロード販売を始めた。
なんと新年早々テレビでプログレッシブ・ロックの特集番組があり、今日はなんと1973年のELP(エマーソン、レイク&パーマー)のツアーフィルムを放映していた。こんな番組が見られるなんて!

EL&Pは私の一番好きなプログレ・バンド。でも彼等の全盛期は私にはちょっと追いつけてない年代なので、私が彼等を聞くようになったのは、もう彼等が解散する頃だった。だから彼等のライヴの映像なんて、本当に最近になってyoutubeとかで初めて目にした。今日のテレビはたっぷりの特集番組。プロのミュージシャンとして、文字通り画期的/進歩的=Progressiveな音楽を追求する3人。最新型の音楽は高度な演奏テクニックにしっかりと裏打ちされている。これだよね、70年代のブリティッシュ・ミュージックはまさに国の代表的文化だった。

すっかり感激したところで思い出した。私の持ってるELPは全部昔のカセットなんだよ・・・ もともとはレコードを買ってすぐにカセットにダビングして聞いてたわけだけど、今ではカセットすら聞けなくなってしまった。思えば10代の頃に買い集めた200枚以上のLPレコードは今や実家の納屋に押し込まれて、きっともう歪んだりカビが生えたりしている事だろう。かといって今更一度買ったアルバムを全部CDで買い直すのはなかなか・・・

ファイルシェアも利用してるので1曲だけ探したい時には便利なのだけれど、これは必ずしも見つかるとは限らない。試しにELPの曲を探してみると、曲目が片寄っている。iTune ストアーも行ってみたけれど、彼等のオリジナルアルバムは入ってない・・・

ところが、アマゾンに行ってみると・・・あるある、探してたCDはアルバムとしても買えるし、1曲ずつmp3でダウンロードもできる。このmp3のダウンロード販売が素晴らしい!の一言に尽きる!! 他のサイトでもディジタルで1曲ずつ買えるサイトはあるけれど、アマゾンは扱ってる数が違う。どんなアルバムでも、中にはいつも飛ばしてしまうような曲もあるわけで、欲しい曲だけ選べるというのは便利だ。この辺りのコンセプトはiTune Storeも同じなのだけれど、アマゾンはiTuneに無いものが沢山あるのが魅力。

ダウンロードに際して、アマゾンの専用mp3ダウンローダーが推薦されていたのでまずはそのアプリケーションをダウンロード。サクサクっとものの30秒で完了。ついつい欲しい曲を選んでいたら22曲になってしまった。それでも£15ちょっとだ。びっくりしたのはこの先!

22曲をダウンロードするにあたって、最初は一応ひとつひとつクリックしていかなくちゃいけないのかと思った。あと気になったのが曲順だ。いくつものアルバムからの購入だし、ダウンロードしてからこの22曲を自分で順番を並べ替えてファイルをつくらなくちゃいけないのだと思ったのだ

ところが、、、このアマゾンのダウンローダーというのは凄い! 選んだ22曲は自動的にアルバムごとに分けられ、さらに曲順もCD通りにダウンロードされる。その早い事・・・!もっと驚いたのは、あっという間にダウンロードが終了したかと思ったらそれがすべて曲順もそのままにiTuneに入っていた!! これにはビックリ仰天しましたわ・・・そのまま早速iPodへ。この間わずか数分!

凄いぞ、Amazon!!

ところで、iTune Storeは、地域によって制限があって、例えば私の場合UKのストアーでは買えるけれど、日本のiTuneストアーでは購入できない・・・、国ごとの配信規定とかがあるのだろうか、これがちょっとネックになっていて、せっかくのiTuneストアーも日本の音楽に関しては使えない。日本のアマゾンはまだmp3ダウンロードの販売はしていないようだけれど、世界的に利用できるようになるのだろうか・・・?どなたか、日本在住で、USAやUKサイトのアマゾンでダウンロード購入した人はいらっしゃるでしょうか・・・?

この調子だと、日本に置いてきた青春時代のレコード200枚分をmp3で買い直す事になってしまうかも・・・うう〜〜、くれぐれも手綱を引き締めなければ・・

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