見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

September 2008


霧

昨日の朝は最初の霧が出た。 これがでると秋がやってくる。最近そろそろだなっていう匂いがしてたし、ここ数日朝晩と昼間の気温差が大きくなってたからね・・・
今週末はお天気は良くて快晴!

さてと、、また「ようつべの旅」(YouTube)に出てしまった・・・・ ほんとにこの旅は行き先が解らない。そして帰って来るのも難しいようなさすらい旅になってしまう。 あちらこちらとはまさにこの事。最初は一応目的を持って検索するんだけど、メイン動画のページにあるRelated Videosが磁石を狂わせてしまうのよね、、、

昨日は70年代ロックの旅になってしまった。大好きなLed ZeppelinDeep PurpleEmerson Lake&Palmerもリアルタイムには私は若すぎて、ライヴは観られなかった。 それが今やようつべの魔法にかかると貴重なデビューライブとかまで観る事ができる。私のアーティストNO1Daved Bowieのジギーの頃の来日インタビューとかね・・・

今回はZeppelinとELPを旅してしまった。Zepは去年再結成して(もちろん亡くなったドラムのボンゾはいないけど)ツアーもやったから、なんと最近のロバートやジミーのインビュー番組がいくつかあって、そういえば生で話してる彼らを初めて見た。 ジミー・ペイジはちなみに北京オリンピックの閉会式で次のロンドンへのハンドオーバーパフォーマンスでギターを披露したから、あれで「だあれ?このおじさん・・?」って思った人も多いはず。

そしてELP••! やっぱり好きだあ〜〜! 高校の時、聴きまくってた「恐怖の頭脳改革=Brain Salad Surgery」・・・タルカストリロジー、この3人はホントにそれぞれのテクニックのレベルが高い。 キース・エマーソンのキーボードは他に並べる人はいない・・・カールのドラムソロの気持ち良い事!そしてグレッグ・レイクの声。ロックミュージシャンっぽくないテナーな声質がELPのクラシカルな音源に上手く合ってて、独特の響きがあるんだよね。発音がとってもブリティッシュだし。

伝説と言われる彼らのワイト島でのデビューライブは素晴らしい!70年代のバンドってホントにテクニックも音楽性もクオリティー高かったよね。イギリスの代表文化だったんだもの、ロックミュージックは。ミュージシャンっていうのは、独自の音楽を創ってそれぞれの世界を表現するアーティストだったはずだ。今のへたれなポップスはいったい何・・・???

昔、「どんな音楽が好きなの?」と聞かれて「デヴィッド・ボウイー、クイーン、ELP、レッド・ツエッペリン、ディープ・パープルの2期と3期、ショパン、ベートーベン、チャイコフスキー、YMO、矢野顕子、戸川純(ゲルニカも)、、、」と答えると「???!!」って顔をされた。 でも実は私の中では彼らは繋がっているのだ。音楽の糸というのは面白い。

例えば最初のイギリス勢のアーティスト達は、皆どこかでクラシックやバロック音楽に触れているし、そこからクイーンのメンバーがZepのファンだったり、ムーグのシンセサイザーを担いでツアーをしていたのがELPならYMOはもっと80年代に向けて進化させた音で成功したし、そのファミリーのアーティストがあっこちゃんや純ちゃんで・・・というように。 もっと後でも70年代の音に影響を受けてるな、と思うバンドで良い音を出していたのがB'zやEvanescence。

風が吹けば桶屋がもうかる」みたいだけど、そんな風にして自分にとっての好きな物をどんどん見つけてしまうのだ。 とりあえず一区切りという事で今朝の終着駅はエヴゲニー・キーシン。そう、ピアニストのKissinです。つながりは、ELPから彼らのライヴ「展覧会の絵」、そこからムソルグスキーの「展覧会の絵」、そしてキーシンのピアノソロライヴの「キエフの大門」に辿り着いた。

そして、終わろうとしてまたまた見つけてしまった・・・ドラマ「チャンス!(本城裕二)」 これもむか〜しのドラマで途中の2−3話しか観た事がない。ちゃんと通してみられる事はないだろうと思っていたのに、これは貴重! どこかで再放送でもあったのかな? 三上博史さんがすっかり本城裕二に化けていて、本城にしか見えないと思った記憶がある。最期がどうなったのかも気になってたし、マネージャー役はじめ数人しか記憶にないから、また夜にでも今度はこっちの旅に出ますかね・・・・

ようつべ旅人ってきっとすごく多いんじゃないだろうか。で、もっと詳しく知りたくなってさらにネットしちゃったりしてね。これも一緒のバーチャルな世界だよねえ〜。

ようつべ旅人のかた、1クリックを〜!
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ブレア政権から後を引き継いだもののすっかり人気がなくなってしまって、リーダーシップが疑問視されていたゴードン・ブラウン首相が、火曜日の労働党大会で吠えたらしい。とはいってもどうも彼の場合貧乏クジの連続で、これはやっぱり長くは持ちそうも無いなというのが実感。

その昨日の労働党大会で文化相が発表したのが、若い人達にもっと劇場に足を運んでもらおうという趣旨で、18歳から26歳までの若者を対象に、芝居のチケットを無料にするという案。来年2月から2011年3月までの2年間、週に一度(例えば比較的客足の少ない月曜の夜など)18〜26歳までの人達が無料のチケットをもらえるというもの。WestEndの劇場はもちろん、全国で95カ所のベニューに於いて実施されるらしい。

イギリスは元々階級社会だ。これは少しずつ変わってきてはいるものの、人々の生まれ育った意識の中にインプットされているものなので、金銭的な生活レベルとはちょっと違う。貴族レベルのアッパークラスは別格としても、このごろは大学を出てそれなりの仕事に就き、収入も安定して家も買ってる人達は生活レベル的には幅広いミドルクラスになりつつある。でも生活や遊びの楽しみをどこに見出すかで、結構階級意識というのが出てしまうのだ。

たとえばスポーツ。フットボール=ワーキングクラス(労働階級)ラグビー=ミドルクラスクリケット/ポロ=アッパークラス、といった具合。もちろんこれはおおまかな解り易い例えなので全部じゃないけれど、一般的な見解。週末の夜なら、一番下がパブ、ちょっと週末に遊ぶ余裕のある人はレストラン〜ナイトクラブ(ディスコ)、選ばれた人々は会員制の高級クラブへ・・・

で、劇場というのはやっぱりミドル〜アッパーの場所なのだ。労働階級の人達の多くは、「劇場なんて自分の足を踏み入れる場所じゃない」と思ってる。チケット代が高いというのはもちろんあるけれど、それなりに安い席だってあるのだ。レスター・スクエアーのチケットブースに行けば当日のチケットが半額で買えるし、劇場によっては2階席やギャラリーをかなり手頃な値段で売っている。でもお金じゃなくて、意識的に「敷居が高い」と思っている若者達は沢山いる。

今回の政府の案では、とにかく「劇場で芝居を観た事がない若者達に無料のチケットを配る事でその機会を与え、観劇を身近な趣味として考えられるような環境を作る」という事だそうだ。確かにね、私が日本で芝居をやっていた頃なんて、普通の人は芝居なんて観に行った事がないという現状だった。高校の頃、一緒に芝居を観に行ける友達なんて一人しかいなかった

私の場合は、子供の頃から両親が子供向けの芝居に連れて行ってくれた事が大きい。木馬座とか、俳優座の子供劇場とか・・・まあ、子供向けミュージカルだよね。観てくるとプログラムの後ろについてるビニールのソノシート(レコード)を何べんも何べんも覚えるまでかけては歌っていた。中学に入って普通の大人の芝居を劇場に観に行くようになってからは、私にとって劇場に行くのは映画館に行くのと変わらない感覚だった。むしろ、芝居は一人で観に行くのが平気だったけど、映画は何故か一人で行けなくていつも誰かを誘っていた。なんでだろう・・・?映画館に一人で行くのってかなり大人になるまで気後れしていた。

ミュージカルのオーディションをテレビ番組にして大人気を博したおかげで、ここ2年間での劇場への観客動員数はうなぎ上りだそうだ。ほとんどはミュージカルが主体だけれど、去年は2006年より18%もアップしている。今年も秋にリバイバルされるミュージカル「オリバー」でまた新しいスターが誕生する。オーディション番組についてはこちらで触れてます。ミュージカルじゃないストレートプレイが苦戦しているウェストエンド。新しいそして若い「芝居好き」が増えてくれるというのは嬉しい。

日本でもどうかしらね。お相撲とか歌舞伎とか、テレビでしか観た事無いっていう人がほとんどだと思う。思い切って若い人達を呼びこんでみては・・・。80年代に劇団四季が初めてCatsをロングランした事の意味は大きい。何はどうあれ、ロングランするうちに口コミや評判が広がり、「一度行ってみようか」という事で初めて足を運んだ人は多かったはずだ

あれから10年もしないうちに東京にはあちこちに新しい劇場ができ、劇団と名のつく数がものすごく増えた。小劇場ブームなんて事まで・・・ロングランのない日本の公演は、今やチケット取るのが大変だなんてね。オークションに芝居のチケットが並ぶなんて・・!!! あの頃には考えられなかったよ。でもそれでもまだまだ芝居を観る人っていうのは本当に限られてるんだろうけど。

こんな案が出てくるイギリスの政治っていうのもユニークだ。でもね・・・ちょっと気になるのが、「フリーチケットの対象はあくまでも芝居を観た事がないような若者達」っていうんだけど、そんなのチケット購入の際にどうやってわかるのよ・・・?? おまけにその2年間に渡るフリーチケットの代金およそ250万ポンド、しっかり我々納税者の税金から出るんですってよ・・・・オリンピックもあるっていうのに、いったい私達にこれ以上どうしろっていうの・・・??!


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Secrets of the beehive

David Sylvianのアルバム「Secrets of the Beehive」、もう20年も前のアルバムだけれど、今頃のこの空気夏が終わって朝晩の空気がヒヤッと冷たくて、でも日中はちょっとポカポカしていて、サンサンと陽は照っているのだけれどカラっとしてるわけじゃない(Hazy Sunshine)、きっともうすぐある朝に霧が出て、すっかり秋が来る・・・・そんな空気の匂いがすると、いつも思い出すのが、Septemberという短い曲ではじまるこのアルバム。

9月の午後の陽だまり、遠い音、笑い声、暖かいようで肌寒いような、ちょっと眠たい昼下がり。

SEPTEMBER

The sun shines high above
The sounds of laughter
The birds swoop down upon
The crosses of old grey churches
We say that we're in love
While secretly wishing for rain
sipping coke and playing games
September's here again   September's here again

(訳は省略、、、中学生でも解るはず)

このSecrets of the Beehiveは、何もしないでボーっとコーヒーカップを持ったまま、外の庭を眺めながら耳を傾けていると、一つ一つの歌が短い芝居になって目の前に見えてくる。 デヴィッド・シルビアンも、私のアーティストの一人だ。彼の詞に並ぶ言葉はそのまま小さな世界を創って胸に入ってくる。

私は昔から詩にはあんまり興味がなかった。詩集なんて読んだ事ないし。古文に出てくる和歌は好きだったけど、言葉で表すなら詩より文章の人だった。でも文章にする余裕が無い時、浮かぶ言葉を次々並べてつぶやきのような物を日記に書き留めたりはしていた。四字熟語が唐突に8つ位並んでいた事もある・・・・

デヴィッド・シルヴィアンといえば、80年代ビジュアル系バンドのJAPANで最初に出て来た訳だけど、JAPAN時代の曲でも、その歌詞には見た目のビジュアル系ポップバンドというイメージとは全く別の内面が垣間見えた。最初のソロアルバム、Brilliant Treesでは内面への追求が強く感じられた。

彼の詞にはいかにも詩らしい言葉が多く使われる。Brilliant treesなんて言い方もそうだし、Ghostsだのオルフェウスだのデヴィルだのエンジェルだの・・・inexorablyとかDead to the worldなんて歌詞に使われる事自体ほとんど無さそうだし。そういえばBrilliantっていう語はとってもイギリス英語だなあ〜。アメリカ人はほとんど使わないんじゃないのかな、何か素晴らしい時にBrilliant!っていうのは・・・・Great!と並んで良く使うよねイギリスでは。

Dead bees on a cke
このアルバムと、ずうっと後になって出したDead bees on a cakeというアルバムは曲だけでなく、アルバムカバーやイラストなんかもとてもアートしている。彼の2冊の詞集「Trophies/trophies2」は読むのがもったいないくらい素敵な小冊に仕上がってる。イラストデザインを手がけてるのはのRussell Mills

同じアルバムじゃないけど、Septemberを聴くと必ず一緒に頭に出てくるのがBrilliant Treesだ。この曲もすごく秋の音がするからだろう。この曲を聴くと神聖な気分になる。オリジナルじゃないけど、Youtubeにとっても美しいスライドがアップされていたので引っ張ってきた。ホントに美しい。

Brilliant Trees



なんでこういう発想になるのか自分でも笑っちゃうけど、「耳無し芳一のはなし」の最期のほうで、三上博史さん演じる芳一が耳を無くした後に頭巾をかぶってる姿を見たら、思い出さずにはいられなかった・・・・坊主めくり! そして坊主めくりといえば蝉丸

昔はよくやった坊主めくり、、、と言いたい所なのだけれど、実際には坊主めくりをやったのは、親戚一同が新年やお盆に集まった時にお婆ちゃんの家で従兄弟達と、と決まっていた。 考えてみたらその他の時にその他の人とやった事は無かったんじゃないかな。 でも父方の親戚が集まった時は夕方からのお決まりのゲームだった。

叔母さん達が持ち寄ったおかずをつまみに大人達はビール、子供達はおばあちゃんの家を駆け回って遊び、夕方にお寿司がやってくる頃になると出てくる桐の箱に入った百人一首坊主めくり時間だ。子供/従兄弟達だけで8~10人いたので、結構にぎやかに盛り上がる。

ちょっとしたルールの違いはいろいろなエリアであるみたいだけど、うちのはいたって単純。烏帽子を冠った男性札は一括して「おさむ(お侍)」女性札は「お姫」坊さん札は「坊主」と呼んでいた 。山札からおさむを引けばそのまま手持ちに。坊主を引いたら手持ち札を全て場に出さなくてはいけない。お姫を引いたら場に出された捨て札を全部もらえるか、捨て札が無い時は2回山札から引ける。

そして蝉丸・・・ちょっと調べてみると、「他の人の持ち札がもらえる」、というルールもあるみたいだけれど、うちでのルールは逆で、負けのジョーカーだ。蝉丸を引いたら手持ちを全部放棄してゲームから追放される。だから蝉丸が出ると、キャーキャーと叫んで大騒ぎしたものだ。私達にとって、坊主めくりの勝負は、最期に誰が一番札を集めて勝ったかではなく、いつ、誰が蝉丸を引いて負けるか、という所にあった。実際、蝉丸が出てしまうとその後の盛り上がりに欠けて、いつの間にか、蝉丸が引かれた時点で一番札を持ってた人が勝ちということで、また次のゲームに移ってしまった気がする。

なによりもこの蝉丸がちょっと特別に子供達から不気味がられていたのは、おさむとも坊主ともつかない絵によるものだったと思う。
百人一首の種類でいろんな絵があるようだけど、このお婆ちゃんの家にあった札では、蝉丸は緑色のひょろっとした帽子を冠っていたおさむの烏帽子とははっきり違う。蝉丸は一応坊主に属していたけれど、なんていうか、お坊さんのような徳の高さもお侍のような品の良さもなく、はっきり言ってちょっと小汚いというか貧乏臭いというか、、、そんな風貌なのだ。帽子が緑色っていうのがまたちょっと胡散臭い感じ。

祖父母とももう他界して、あの家も10年前にマンションに立て替えてしまって、あの百人一首は何処にいったんだろう? 従兄弟達で誰か知ってるかな〜?トランプでいうババ抜きみたいなものだけど、坊主めくりの歴史は古いらしい。子供の頃はやっぱりお姫を集めるのが嬉しかったりしたものだ。小野小町の札、「この人はとっても奇麗なお姫様なんだよ」と教えてもらったわりには、札に描かれた絵のお姫は後ろを向いていて顔が見えないのだった・・・

坊さん繋がりでニコニコから引っ張ってきました。3つに分かれてアップされてる最期の部分で、前に触れた、身毒丸の撫子の台詞と同じ一説が入ってる部分です。(こちらのページ)やっぱり岸田生理さんのこの脚本、舞台になりそうだわ。



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Pink Cab
お昼休みに職場の前に丁度止まってたタクシー2台。

ロンドンのタクシーは黒塗りと世界的に有名だけど、最近は派手な広告で一見黒に見えないものも多い。 赤いバスも同様で、大きな広告の時はバスの側面が全部映画の宣伝になってたりする。 この2台、止まってるのはマクドナルドの前。最近はマックも模様替えして、実はこの店内もの椅子が並んでる。 実はその色のコントラストを撮りたかったんだけど、ちょっとバックが見え難いかなあ〜〜、ダブルクリックで大きくしてみると解るかも。

う〜〜、、久しぶりに風邪引いた・・・・
月曜日の午後、仕事中になんとなく喉が「風邪ひいたかも」な感じがしてきて、それからあれよあれよと言う間に、わずか数時間で気分はすっかり風邪ひきさんになってしまった。 喉が痛い、耳の奥と鼻の奥が繋がるあたりがブラシでゴシゴシこすりたい位にむず痒い、鼻が詰まって自分の声がよく聞こえない、今日は喉の痛みが下におりて来て咳が出始めた。典型的な風邪ね。
 
まあ、これくらいは薬を飲む程でもないし、もちろん仕事なんて休めないし、中途半端でやだよね〜〜。 インフルエンザならドバーっと熱が40度近くなって3−4日は寝込んじゃえるのに、、、 鼻が詰まってる時は、詰まってるほうの鼻を上にして横向きに寝ると通るというのはいつ誰に教えてもらったんだっけ、、? 確かにそれは本当で、詰まった側を上にしてるとすぐに通るのは良いんだけど、そうすると今度は反対側が詰まっちゃって、右向いたり左向いたり何度も寝返り続けるハメになる・・・・

風邪ひきさんらしくおとなしくしようと思って、届いたばかりの「死神の精度」のDVDを観る。 映画館で2度観たので、今回は監督のコメンタリーバージョンからにした。今までにも出演者や監督のコメンタリーを入れた映画のDVDっていくつもあるけど、今回の篔監督のコメントは見応え、いや聴き応えがあった。 中にはなんとなく雑談をしながら本編を観てる感じで終わっちゃう、というものも多いのだけど、この死神の精度のコメンタリーは、本当にこの映画を創るにあたっての監督の意図やこだわりといった事から、撮影裏話がいろいろと聞けて面白い。

本編はもうちょっと経ってからにしようかな。それにしてもこのDVD早かったよね〜。 なんとも言えないあったかい気分が残る映画なので、きっとこれからもお気に入りの漫画を読み返す様に、何度も観るだろうなあ〜。 そういえば、K−20・怪人二十面相伝の予告が始まってるけど、こちらも楽しみ。どうやら本とは筋書きはかなり変わっている感じ。金城さんのポニーテールは、ちょっと不夜城の健一を思い出す。髪を結んでる男に弱い私・・・(こちらを・・・)

いろいろチェックしてると忘れちゃいそうだから、ちょっと整理。

映画 「投名状」UK公開  07/11/2008
DVD 「あの空をおぼえてる」 23/10/08
DVD 「かもめ」、「パンドラ」 03/12/08
芝居 「Oedypus」 27/10/08
芝居 「Ivanov」  02/11/08

今手元にある芝居のチケットは来年8月のハムレットまで7本あるので、うっかりすると忘れそうで怖い。 携帯のカレンダーにリマインダーをセットしておく。前の日に鳴るようにしておけば大丈夫かなレイフ・ファインズは今年はすごいなあ〜。 春には新作のコメディーで舞台に出て、10月はギリシャ悲劇の「オイディプス王」、今は18世紀の貴族映画「The Duchess」が公開されて興行的にもレビューも好評だ。

大好きだったミュージカル、「La Cage Aux folles」が再演される。 このミュージカルは昔6回も足を運んだ。あの頃は仕事もしてなくて、学生の身分で好きな事だけやってたから、ちょっと気分を盛り上げたくなると、アルビンの「I am what I am」を聞きに行った。当日にフラっと半額チケットのブースに行って前から3列目で観たりしてた。 今回はチョコレート・ファクトリーからのプロダクションがウェストエンドに12週間だけトランスファーされたもので、規模は小さめの演出かも。また元気もらいに行ってこよう。

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トライする度にサイトが重くて重くてなかなか観られなかったドラマ、Tomorrowの最終回。脚本が甘いのはもう仕方ないとして、それでも「医者がいないというのは、こういう事なのだ」という事実を考えさせられる作りになってた。患者が10人来ても、医者が一人だったら一度に診る事は不可能なのだ。 ストーリー展開が都合良く行き過ぎな気がしたけど、それでも役者陣は皆さん良かった。竹野内さんの航平は一話の時から確実に進化していたし、菅野さんの一環した演技も説得力があった。
私はこれまで全く知らなかったのだけど、看護士長をやったエドはるみさんもとても良かった。お笑い畑で出て来た人で、マラソンで話題になっていたというのも驚き・・・でもご本人はずっと役者を志して努力してきたのだろう。魅力ある役だった。

実はうちの最寄りの病院が数年前から閉鎖の危機が問題になっていて、署名運動やら寄付集めやらで話題に事欠かなかった。かなり大きな病院なのだけど、維持費がないという事でここ4−5年問題になっていたのだ。 実は数年前に救急外来で行ったのだけど、実情はちょっとびっくりする位ひどかったっけ。

うちの彼がちょっと怪我をして、車でこのChase Farm HospitalのA&E(アクシデント&エマージェンシー)に連れていった。まず簡単に傷の具合や怪我した状況などを聞かれて、順番を待つように言われる。この時点で緊急の度合いを決めているのだろう。階段を滑って柱に頭をブッつけた彼は、かけていた眼鏡の枠で眉上部をザックリ切っていた。ついでに夕食の支度中に手の親指もパックリ切っていた。手を切った時は「縫ってもらったほうが良いよ」と言ったのに本人が強がって大丈夫という事でティッシュをぐるぐる巻いていたのが、結局その後に頭もブッつけて、「これはやっぱり病院へ行け、って事だヨ」という訳で・・・

車で病院までは5分もかかるかどうか、、という便利な距離。 平日の夜でも結構世の中はいろんな事が起きてるもんで、あちこち痛そうにしてる人や、服に血の付いた人が何人も・・・ 病院に行ったのが夜9時頃で、待つ事5時間ちょっと。その間、医者の姿も看護士の姿も見なかった。 動いてるのかどうかわからない自動販売機が一台。電気も薄暗くて、回りの病人/けが人を見回すだけで気分が・・・・応急処置で血は止まってるものの、指と額がパックリ開いたままの彼、、、「消毒しなくて良いのかよ〜〜?」と不安な私、、、

やっと夜中の2時を回って呼ばれて部屋に入ると、いかにもジュニアドクターといった感じの若〜い先生。額の傷を診て、「これは僕じゃなくて、専門の先生にお願いしますから、もう少し待ってください」ーーって、おいおい、ちょっと縫うだけなんじゃないの〜? とりあえず指のほうを縫ってくれる事になり、麻酔を打つんだけど、これがうまくビシっとねらう神経に入らないみたいで、2−3回注射しても彼はまだ感覚が残ってるという・・・ 何度も麻酔を打って、指はパンパンにソーセージのように腫れ上がってる。見かねた彼が「いいよ、かなり鈍感にはなってるから、もう縫っちゃって」と催促して、やっとその若い先生、自信無さそうな手つきで彼の指を縫ってくれた。

少し待ってやって来たのは、今度は少し安心してよさそうな美人で颯爽とした女医さん。彼女は首から上専門の整形外科医なのだそうだ。「私は顔が専門だから」と言う通り、見事なくらい奇麗に閉じていく。傷跡が残るだろうなと思ったのに、今ではこの傷は目を凝らして探さないと解らない程だ。まあ、これだけは何と言うか、待った甲斐があったかも・・・抜糸は一週間後にGP(ホームドクター)に行ってやってもらってね」と言われ、病院を後にしたのがもう夜中の3時だった。 一週間後、抜糸の為にドクターにアポを入れようとしても、電話が繋がらない・・・ 業を煮やして彼が直接行ってみると、クリニックはもぬけのから。なんと、私達の先生、2年前に引退してたんですって!何の連絡もなかったんですけど!!

そしてこのChase Farm Hospital、話が2転3転して、地元民の署名運動や議員さんの努力で今まではなんとか持ったものの、今月とうとうA&Eの閉鎖が決まった。 外来は昼間の12時間だけの受付で、24時間救急体勢は無くなってしまう。あとは車で20分程のBarnetかNorth Middlesex Hospitalまで行かなくちゃならない。 産科も助産婦さんだけの勤務になるので、出産にちょっと難かしいところがあるケースは同様に他の2病院へ回される。 これでも病院全体の閉鎖をまぬがれてるだけまだマシなのかもしれないけどね。でもその内情は、、、?って考えるとゾッとする。 すぐ近くにあんなに大きな病院があるのに駆け込めないなんて。

ドラマのTomorrowを観て、ストーリーのツメが甘いなと感じたのは、現実を扱ってるようでいて、その筋書きが都合良過ぎるからだ。あんなにうまく話が転ぶわけないじゃないか! 病院の精神科が閉鎖になって、比較的軽症を判断された人達が病院を追い出された事で、行く所がなくてホームレスになってしまったちょっとメンタルな人達が沢山いるのだ。 ロンドンのホームレスの何割かはそういう人達だ。全国の病院がこの10年でいくつクローズしただろう・・・何年か前の地図には病院を表すHの記号が付いていた所が今は大型スーパー、なんて箇所がいくつもあるのだ。

強調したいのは、ここは地方都市じゃないよ端のほうとはいえ、ロンドン市内だし、評判の良い公立校が多いから子供を持つ家族が多いエリアだし、ここ1−2年でタウンセンターには新しいショッピングセンターができて賑わってるんだよ〜・・・ なのに、どうしてこと医療になるとこんなにどーしよーもないの??

「Tomorrow」は、いろんなゲスト役者が出てたわりには今ひとつインパクトにかけたドラマだったけど、題材は良かったよね。 竹野内さんんもそろそろ次はちょっと違った役で観てみたいなあ。年齢的にもそろそろ岐路に立ってるし、これから先へもっと幅を広げられるようなキャラを演じる機会がないものかしらね。 40になって、平凡なお父さん役を優しく演じる竹野内豊じゃもったいないよ〜。受け止め演技の上手い人だから、あちこち貧しい国や戦争中の国なんかを回って、いろんな人達の残酷で、でも真剣な生活を見つめながら撮っていくカメラマンの役とか・・・?なんかちょっと新しい役ないかしら、、、、

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日本版「ウーマン・イン・ブラック」を観て来た。

余談だけど、実はもう中学生の頃からずう〜っと気になっていたのだ。womanを日本語表記でウーマンって読むのは絶対に違うんじゃないかって・・・どう聞いてもウーマンとは聞こえないよね。イギリス人でもアメリカ人でもアイルランド人でもオーストラリア人でも、どんな外国訛りが入っても絶対にウーマンとは聞こえないよ。 あえてどうしてもカナで書くとすれば、ウォマンになるはずだ。どうしてこんな恥ずかしい表記が定着してしまったんだろう? 今からでもwomanの日本語表記をウォマンに変えてもらう手だては無いものだろうか・・・?

まあそれはさておいて、この芝居を観たのはもうロンドンで最初に幕が開いて間もない頃だったから、舞台バージョンはほとんど忘れかけていた。 っていうか、あの頃の私の英語理解力だと、ストーリーは問題なくても細かい台詞のやりとりで解ってなかった部分も多かったんだろう。 その後映画になったのも観たけど舞台版がこんなに面白く、笑える要素があったというのは今回新鮮だった。

上川隆也さんと斉藤晴彦さんのコンビはとてもバランスが良い。上川さんの語りの巧さは、限られた舞台セットや効果の中で観客を異空間に引き込む力があるし、斉藤さんの複数役は全くキャラの混乱なくスムーズに変わる。 二人だけのやり取りで、観客の想像力をかき立て、その場にない光景を見せ、観客に役と同じ感情=恐怖感を起こさせる。

上川さんの演技で観ているほうが実際に恐怖を覚えてしまう。何が怖いって、上川さんの恐怖の演技を観る事で、その恐怖がこっちに伝わり、彼の見ているものが見えてきてしまうのだ。 大げさな仕掛けなど無しで、それだけでかなり怖い。特に2幕は。

上川さんの表現力はこの芝居に必須とはいえ、素晴らしいといえる。決して大げさにのたうち回ってみせたり、神懸かりのような演技をしてるわけじゃない。演技そのものはあくまでもプロとして計算し尽くされたものだ。でも、その場に無いものを演技する事で観客に「見えた」と感じさせる表現力。上手い役者さんだ。 わずか3秒程の暗転で、時間や場所が変わった距離感をはっきりと出せるのも凄い。これは3月に観たキャラメル・ポックスの公演でも思ったのだけれど・・・・ 今まで涙を流して怯えていたのが、一瞬の暗転で映画のカットのように全く別の心情に跳ぶ。そしてそれに観客を付いてこさせられるというのが役者としてすごいね。上川さんもやっぱり舞台の役者だなあ。

斉藤さんの役は、大きな抑揚を押さえた中で、じわじわと若いキップスを恐怖の世界に追い込んでいく。 とても地味なところから始まって、でも少しずつ、気がつくとキップスの感情をあおっていく役割をしている。さりげない笑いを取るあたり芸が細かい。 大げさな演技でなく、しゃべりのトーンを変えるだけで何役もはっきりと演じ分ける。たった二人の芝居だけれど、この二人の役者の力量が全てといっていい。力のない役者では成り立たない芝居なのだ

この本がこんなに面白かった事を実感。ストーリー展開だけでなく、芝居というものの面白さをあらためて気づかせてくれる本だ。 芝居というのは、役者の声や語り口によってどんどん想像力を掻き立てる事が可能なのだ。演技一つで見えない物がその場にあると錯覚する程に見えてきてしまう。 ちょっとした語調やアクセントやしゃべり方のテンポを変えるだけで、全く別の人間を瞬時に演じ分ける事ができる。芝居/演劇というものの根本的な醍醐味みたいなものを再認識できる作品だ。こんなに面白かったんだ、、、だから20年もロングランしてるんだね。

今回はまるで日本にいるみたいだった。観客の99%は日本人。こんなのは初めてだよ〜〜。 客層はかなり大人で、カップルで来てる人が多かったので日本でよりは男性比率が高かったかな。う〜ん、協賛してる会社関係とかの人が結構いたのかなあ〜?・・・ちょっと残念、、、もっと地元の人達にも沢山来てもらえれば良いのにね。それを考えると、やっぱり蜷川さんって凄いよ。

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Beachy head


とりあえず一番お天気がマシそうなエリアという事で回ってきたSussex。イングランドの南岸、ブライトンから東へイーストボーン、ヘイスティングスあたりはシーサイドリゾート。その辺りは海沿いだけでなく、少しインランドに入ると丘陵地帯で眺めも奇麗な所がある。行き当たりばったりで宿を探す時間の手間を省くため、イーストボーンのB&Bに2泊して車で回った。7−8カ所電話してやっと取れた部屋は、個人経営のBed&Breakfastだけれど、驚く程奇麗に行き届いていて素敵な所だった

イーストボーンは定年退職したカップルとかが毎年おなじみのホテルにやってきてはのんびり過ごす、といった感じで宿は60歳以上の人々で満室状態。夏休み中はバックパックの若者がSouthdownと呼ばれる丘陵地帯のハイキングに来たりするのだろうけど・・・・おしゃれなバーやレストランでモダンなイメージをキープしているブライトンとは決定的に違う。時間が70年代初めで止まってしまった感じ

トップの写真はBeachy Head。(写真はどれもクリックすると大きく奇麗に見られます)石灰岩の切り立った崖がイングランドで一番高い事で有名。これはやっぱり海側から見たら白い岸壁が奇麗なのだろう。本当に崖っぷちまで歩いて行けるので、悲しい事に自殺の名所でもある。でも景色は本当に奇麗。回りは文字通り360度見渡せる。ここから東へハイキングやサイクリングに行くコースがいくつもある。今度は車じゃなくてハイキングの旅も良いなあ

イーストボーンもヘイスティングスも時代遅れの老後リゾート地という感じだけど、車で行った小さな街は可愛い所がいくつもあった。村の入り口から出口までが車で1−2分しかないような所・・・ それでも観光地らしかったのが、1066年のウィリアム征服王の戦いで歴史的に有名なBattle(その名も戦場)とさらに東へ行ったRyeという小さな街

歴史のバックグラウンドは置いておいて、イングランドの田舎の可愛らしさはその古さにある。今でも人が住んでるのが信じられないような小さな古い家並み。日本だったらとっくの昔に地震で潰れてしまったはず・・・

Cottage

この家、表のランプポストがまっすぐなのと比べると、どれだけひん曲がっているかが解る。こんな家がそこかしこにあるのが田舎の可愛さ

Bent
この煙突も、サンタクロースが入り難いだろうなという位にひん曲がっている。放っておいていいんだろうか・・・?

Rye
これは、手前の2件は比較的新しいのが解るので、真ん中の白い家が屋根も窓枠も曲がっているのが比べられる。どれも、普通に人が住んでいる家だ。そしてイギリスではこの手の古い家のほうが値段も高い。好まれるからだ。

賞味2日半で走った距離は約350マイル。丸一日あった2日目が幸いお天気が結構良かったのでラッキーだった。晴れてるうちにと思って2日目に歩き回る所を詰め込んだので、要所は雨無しで回れた。でもまあ、小雨のシーサイドタウンも悪くなかったけど・・・

私には住むのは無理だろうけど、でもやっぱり田舎も良いなあ〜。ロンドンから2時間程度なんだし、日帰りでも結構いろんな所に行かれるよね。でも普段の生活に追われてるとなかなか腰が上がらない・・・・

さて、今夜は日本ヴァージョンの「Woman in Black」まだレヴューみてないけど、楽しみ。

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日本の国技である相撲が、前代未聞の不祥事続きで大変な事になってる。
八百長の噂が数年前にあったかと思えば、稽古と名打ってのリンチ致死事件、そして大麻疑惑、、とその問題もどんどんエスカレート。こんな事は今までになかったよね。

はっきり言う。外国人の侵入は確実にその国を滅ぼす
これは私が外国人としてこの国に20年以上滞在して、目の当たりにしてきた事から言える事実だ。外国人の長期在住に関して寛大になってしまったら、この国が守ってきた伝統や文化が犯されてしまう事を覚悟しなくてはいけない

私がこの国に来た時はまだサッチャー女史を首相とする保守党政権の頃で、EU圏外の国から来た人間にとっては長期滞在は楽ではなかった。数ヶ月毎にホームオフィス(外務省)に出向いて滞在ビザの延長を申請しなくてはならず、その為に必要な金銭や学業に関する証明が常に付いて回った。労働は基本的に許可されていなかったから、許される範囲でのお小遣い稼ぎは結構大変だった

でもそれでなけれが国のクオリティーは守れない。

アメリカがあんなにも強い国になったのは、外国人達が皆アメリカ人になる事に誇りを持ったからだ。新しい国アメリカを創るために海を渡ってやってきた人々は、出身はどうであれ、自由の国アメリカの一員になろうとした。その精神が今の強いアメリカ合衆国を作り上げている。事ある毎に星条旗を掲げてアメリカ市民である事を強調する。これがちょっとウザイ部分でもあるけれど・・・

今のイギリスにやってくる東ヨーロッパからの移民達にそんな精神は微塵もない。都合の良い制度だけを利用できるだけ利用して、イギリス在住市民である事なんかどうでも良いとばかりに、英語もろくに話せないままこの国の悪口を言っている

少なくとも神聖な日本の国技としての伝統を持つ相撲界に外国人が多く入って来たというのは危機感があった。高見山や小錦あたりまでは、彼らも日本の国技に参加するという重みを理解して、国籍も日本に帰化して順応しようと努力してくれた。でも今回のようなロシア人力士の大麻疑惑やモンゴル勢の力士達はどうだろう? 根本的な問題。

こんな人達は相撲界に入れちゃいけないんだよ!

島国であるが故の利点こそが、日本を「世界で一番安全な国」と言わしめたのに、ここ数年でかなり変わってしまっている。年に一度の里帰りをする度に危機感を覚える。外国人が住みにくい国でなくちゃ、そのクオリティーは保てない。これは絶対に本当だ。日本がやがてこの国のようになってしまわない事を祈る

どんなに住み難くても、本当にその国を愛して溶け込みたいと思ってくれている人は、外国人であってもその国に自然に同化してくれる。そういう人達はもちろんどんどん受け入れていけば良い。でもそうでない侵入者に対しては厳しく接していかないと、国の誇りや伝統が崩れていくのなんて時間の問題だ

次の首相が誰になるのか知らないけど、日本が転落していくのは見たくないなあ〜

さて、明日から3日間車で旅をしてきます。お天気は仕方ないけど・・・・

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さて、金曜日まで6日休み。 最初の予定のブタペストが没になって、じゃあ車でデヴォンからコーンウォールを回ってみようかという事にほぼ決まりかけてた、、、
ところが、、お天気があ〜〜・・・・!

とにかく降ったりやんだりなんて悠長なものじゃなくて、集中豪雨が一日に何回も来るカンジ。典型的なイギリスの雨はDrizzleだったはずなのに、最近はまさにBucketing downなのだ。ものすごい音で家が壊れるんじゃないかと思うような雨が20−30分続いた後、またサンサンと陽が照ってくる。

向こう5日間の天気をチェックすると、コーンウォールのある西側は雨また雨・・・ ウェールズのほうは警報も出てるし、これはやっぱりやめたほうがよさそう、という事で予定を変更。 でも何処へ行くかなあ〜・・・と考えた所で、それより先にどのあたりが少しでもお天気がマシかという所から調べたほうが良さそうだ。ま、調べたところで当たるかどうかはまた別だけどね。

とりあえず、今日は久しぶりでサンデーローストのお昼をしにいく。ちょっと散歩がてら歩いて20分くらいの森林に近いパブまで行った このパブは1700年にできたもの。中はホントに古くて天井も低い。
Rose&crown


ずいぶん食べてなかったなあ、サンデーローストなんて。要するに典型的なイギリス式サンデーディナーで、ローストしたお肉に、茹で野菜、ローストポテト、ヨークシャープディング、そしてそれらの上からグレイビーソースをかけたディナー。お肉はやっぱり一番ポピュラーなビーフでいただく。

シンプルしかないイギリス料理でもこだわりはある。一番はビーフのロースト加減。これはやっぱり当たりはずれが多いからね。 今日のはかなりの合格点。真ん中が少しピンク色で、すごく柔らかい。 それから野菜の茹で具合。ブロッコリーはやっぱりちょっとクランチーでないとね。グレイビーソースも結構難しい。水っぽのはいただけない。ちょっとドロっとしてて、でもダマにならないギリギリの所が一番美味しい。

サンデーローストを家で作るとなんといっても後片付けが大変になるので、外で食べちゃうというのは名案だ。片付けの心配なく食べた後はパークを散歩しながらブラブラと静かな日曜日。 我が家から出て通りを左へ行けばロンドンの街の空気だけど、右へ20分歩いただけでもう森の中。ほんっとに田舎だよ、この辺りは!

出かけるのは2泊で火曜〜木曜にしたから、明日はまたネットでどこをどんなルートで回るかを検討しなくては。 なるべく高速から離れて、本に出てないような小さな村を回ってみようよと、これは彼と同意見。観光や旅行じゃなくて、2泊3日の小さな旅がしたい。

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