見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

August 2007


誰かのファンになるって、中学生位の頃の「」とちょっと似てるかも・・・・その人のキャリアを通じて実はその人自身にすごくすごく興味を持ってしまう。歌手や俳優やダンサーとかキャリアはいろいろでも、実はその仕事の範囲だけでなく、仕草や笑顔に惹かれる、その人自身の魅力を追いかけたくなる。その人の言ってる事や考えてる事が聞きたいし、何をしたがってるのか知りたい・・・・ 個人的には知らない人なのに、そういう気持ちを持ってしまうのがファン心理というものですよね!

人として興味をもってしまうきっかけは各々違うけど、私の場合はちょっと面白いバックグラウンドを持つ人に多いかな。女性の場合は「あこがれ」「尊敬」みたいなもので、「素敵だなあ〜、、自分もこうなれたらなあ〜、でも無理だなあ・・・」っていう気持ちだけど、男性の場合は、やっぱり「うわあ〜〜!カッコ良いじゃん!!」ってなってしまう。特に私が惹かれてしまう男性のキーワードっていうか、キー年齢は29。なんだろ、、昔から29-30で素敵になったなと思う人に惹かれる。やっぱり人の魅力って、その頃に出てくるんじゃないのかなあ。20代をどう生きたかで、大人としての魅力が出て来るのが30くらいだから・・・・

で、突然ですが、金城武さんのファンになってしまった・・・!(今頃・・?影の声)

もちろん彼の事は10年位前から観てたし、カッコ良いのは判ってたけど、私の中では「国際アイドル」以上の魅力はなかったのですよね。24-5だったのかな?「不夜城」とか・・・ そうそう、髭無しでロン毛の竹野内豊さんと「似てる」って言われた頃。でもキャラ全然違うよね。まあ写真とかでちょっと髪型が同じで顔の角度によってはかなり似てるのもあるけど・・・で、最初に「素敵かも、、、」って思ったのが、「ゴールデンボール」や「リターナー」の頃。そしてこの頃が彼29才になったのよね、私のキー年齢。

ところが私ときたら、「ゴールデンボール」では、黒木瞳さんが可愛いのと、松本莉緒(恵)ちゃんの復帰と、一風変わった作風の野島氏の本が面白いのとで、「金城君、2000年の恋の頃よりカッコ良くなったなあ〜」位にしか直視していなかった・・・・「リターナー」ではパワー全開の恐るべき15才と言われた鈴木杏ちゃんに目がいっていて、(杏ちゃんは「青い鳥」ですげー子だなあ〜と思ってた)ファンになるまで金城武を感じていなかった。

Lovers」の起用にはびっくりしたっけ。 こっちでもすごく話題になってて、レビューの写真も金城君のものが多かったのでよく見かけた。あれが大スクリーンで初めてちゃんと金城武さんを観た映画だった。ところが、、、これさえも、私の一番のお目当てはチャン・ツイイーさんだったりして・・!彼女好きなんだ〜〜 というわけで何故かいつもよそ見をしていた私。いや、何故かは判ってるのですよ。役者として好きになったのとは違うからです。(藤原竜也君や竹野内豊さんのように)

実は「傷だらけの男達」の話題を聞いて検索するうち、映画のプレミアで来日した彼をみつけて、何と!どんどん良い男になってるのでびっくりしたわけですで、改めて「ゴールデンボール」を見返してみる。この頃からカッコ良くなったよねえ〜・・とちょっと目がハートになってたりして。 初期の頃より日本語での芝居が自然になって、彼自身の魅力が出て来てる。(ちなみに彼は中国語で芝居してるほうが自然な感じがする。声も少し違ってきこえるし)さらにYouTubeとか探していくうち、去年CNNの Talk Asiaのインタビューに出ていた事が判明! CNNはケーブルで入ってるけど、アメリカ嫌いの私は滅多に見ないので全然知らなかった。

「Lovers」と「ウィンター・ソング」の間の時期で、20分番組の英語でのインタビューに通訳無しでマンツーマンで話してる。このインタビューでの彼を見て、一気にファンになってしまったのでした!
日本国籍で台湾育ちという事で、日本人学校でも地元でも中と半端にいじめられた事、自分でも「あれよあれよ」と思う間に機会に恵まれてアイドル歌手デビュー、そして映画に転向した経歴を語ってる。 「運が良いんです」と何度も言ってた。キラキラした目で控えめに、でもはっきりと伝えるために言葉を選んでる。リラックスした笑顔が素敵です。高校はアメリカンスクールだそうで、たから流暢な英語なのね。英語だと少し声が高めに聞こえる。

「ハリウッドへの意欲は?」と聞かれた時の彼にはすっごく好感持った!
ハリウッド映画は大好きだし、観る時は一観客としてホントに楽しんで観てしまう。でも仕事となると、ハリウッドにおけるアジア人俳優の為のスペースはとても小さく限られていて、役柄にも幅がない。その狭いスペースに入り込む為にあくせくするより、自分のできる仕事を幅広く一つ一つこなしていきたい。

思わず「ほお〜〜!」と感心してしまった。 ハリウッド、オスカーと聞くと途端に目の色が変わって大騒ぎをしてしまう日本人・・・ノミネートに名前が挙がっただけで、「ハリウッドスター」にでもなってしまったかのような錯覚が多い中で、彼の意見はすごく正解だと思うのです。そしてきっと、こういう人が今できる仕事のレベルが少しずつ上がっていって、いつの間にかその狭いスペースにするっと入ってしまうのかもしれない。「Lovers」の時のように・・・・

ファンになってしまいましたあ〜〜!

サイトにはかなりの動画もアップされてるから、もっとインタビューとか聞きたいけど、中国語のものはさすがに解らない、、、昔のものはいいから、5年前位からの映画を少しずつ観ます。 まずは裏技サイトで英語字幕入りの中国/香港映画をDVDを3本頼んでしまった・・・「傷だらけの男達」のリメイクがデカプリオで既にきまってるとか。同監督の前作のリメイク「Departed」はオスカーを取ったし、またしてもデカプリオでリメイクという事で、前回より知名度、期待度は高いはず。

金城さんは来年以降も結構な話題作が何本も入ってて、どんどん乗ってきてるみたいで楽しみです。目が綺麗になってきたよね。彼の目は本当にスクリーンで生きる。映画監督達が彼を使いたいというのが解るよ・・・もうすぐ34かあ〜、これからますます良い男になっていくんだろうなあ〜!


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10年くらい前に買った時は一時ハマって、親指の付け根の痛みが慢性になる位だったのに、MACを購入してからはパッタリと触らなくなってしまったSonyのプレ・ステもう何年もしまい込んであったのを、彼が引っ張り出してきた。彼は仕事の時間が遅い時は夜1時前に帰ってくるのだけれど、私は丁度寝る時間だし、深夜のテレビなんてろくな番組をやってない、、、と文句を言い続けていた。帰ってきてすぐには眠れないし、大きな音もたてられないとあって、プレ・ステの事を急に思い出したらしい。

Gran Turismoいや〜・・・やり始めるとやっぱりまたハマっちゃうところが怖いい・・!! カーレースものは、ほとんど忘れてたのに、またやってみると結構コースを覚えてて、ブレーキのタイミングとか指が思い出して来る。「そうそう、ここで右だった、、、」とかね。 カーレースものでは、やっぱりGran Turismo(グランツーリスモ)がお気に入り。後はいわゆるマリオのように、飛んだり走ったり敵を蹴ったりして進んで行くスキルもの。このスキルゲームではイギリスのアルゴノートが出したCROC - Legend of the Gobbosというのが一番のお気に入り!ちょっと探してみると、日本ではあまりポピュラーじゃないのかな、、?日本版のタイトルはCroc! パウパウ・アイランドだそうな・・・

CROC実は白状すると、ちょっとインチキをしてます。 Crocとかやり始めるとすごく面白いのに、少しレベルが上がるとやたらと敵の攻撃が増えて、「次に何をするべきか」を考えてる間に殺されちゃう・・・ そうなると全く先へ行けなくなっちゃうので、実はX-Plorerというチートカートリッジを買ってしまったのだ。 このX-Plorerをにすると、無限の命がもらえて、敵に撃たれても死なない。 ちょっとズルだけど、その分自分のスキルを磨きながら先へ進む事に集中できる。

自分のミスはそのままoutになるので、挑戦する楽しさはそのままという訳です。カーレースものでのcheatingはあまりできないけれど、何段階かのレベルをクリアしなければ入れないコースで遊べたり、無制限にポイントがあるので、いくつもポイントを集めないと買えない車を手に入れる事ができる。やっぱり良い車はハンドリングが全然違うよね〜〜!

で、ちょっと探してみると、なんとYou TubeでCrocを見つけた・・・・こんな感じです。可愛くて可愛くてたまりません!うちのブログののあ君と良い勝負なくらい可愛い! 尻尾を揺らしながら、小さなリュックを背負ってひょこひょこ走って行く姿が可愛くて、ついつい2ー3時間遊んでしまう。 氷の国ではしばらく考えてる間に「ブルル・・!」って身震いもします。愛しいキャラクターです、、、、

久々に親指の付け根が、、イタイ・・・・! これはカーレースのせいだ。ボタンを押すのなんて、力を入れたって軽く押したって変わらないのに、つい力が入ってグイグイ押しちゃうのが人間の愚かな所・・・・・でもやっちゃうんだよね〜〜!ちょっと寝不足続いてる・・・

さあて、今日から3連休だ! 昨日からいきなり気温が28度になって、今日もなんとか24度位らしい。せっかくのBank Holidayなんだから、まあ晴れてくれれば儲けモン、、かな。

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8月だっていうのに長袖のスーツ着て、それでもバスを待つ間寒くて震えてるって、、、いったいどういう事よ!?ビチャビチャ雨だし・・・・今年は季節感がないなあ〜!「このままもうすぐクリスマスだね〜」なんて冗談で交わす会話も実は半分ちょっとは本気だったりして・・・

さて、竹野内豊さん繋がりで時折メールをもらう人から、「家族以来、もう丸一年観てない〜〜!」という嘆きの言葉と、来年公開の「明日への遺言」でナレーションを竹野内さんが担当した、という喜びの混ざったメールをいただき、「ふ〜む、、、竹野内豊でナレーションか」と考えた。 

良いかも、、!うん、結構良いかもしれないね。 声のトーンやペースにかなりこだわってる部分がドラマでも見えるし、ソフトな低音は芝居の妨げにならずにすう〜っと画面に入っていけるかも・・・・ ナレーションって、台詞をいうのとはまた違うんですよね。登場人物の独白という形のナレーションならまだ演技の一環で創れるけど、第三者としてのナレーションは入っていくのが難かしいし、そこは監督のこだわり方次第だと思うし・・・

映画監督や舞台演出家のこだわりって、回りからすると「何で?」って思う様な所に出て来る事もある。衣装の色だったり、セットの変わり具合だったり、この役者のこの一言だったり、、? 映像は舞台空間とちがって景色の可能性は無限だから、監督のこだわりでどうにでもなる。映像と音との兼ね合い、という意味からすると、ナレーションっていうのは映像を引き立ても、壊しもする・・・・

劇団時代の忘れられない出来事がある。劇団としてでなく、秋の芸術祭参加作品としてミュージカルを共同制作でやった時の事。 私は出演していなかったので、制作の手伝いでバタバタと動いていた。いよいよホールでのゲネプロになり、カーテンコールの段取りや音響のバランスの調整等、まさに最期の仕上げの段階になった。通し稽古の合間に劇団代表で演出のN氏が、「ああ、ちょっと」と私を呼び止めた。

N: 開演と終演のアナウンス、お前さんやってくれない?
私: ・・・客入れの場内アナウンスですか?
N: そう。開演前と、休憩入り、2幕の開演前と終演時の4バージョン、原稿作って見せてくれる?
私: はい、わかりました

まあよくある「本日は、誠にありがとうございます、、、、」というやつだ。 とりあえず、4バージョン作ってみる。「ご来場頂きまして」ではなく、「くださいまして」。「公演パンフレット」じゃなくて「プログラム」という風にいろいろ気を付けながらササッと書いて持って行った。持っていくと客席後部の音響ブースを指して、

N:音響さんにマイクセットしてもらって、ちょっと聞かせてくれ
私:ここで録るんですか、、?
N;いや、生でやりたいから。
私:(内心)へ?!生、、?場内アナウンスを毎回毎回、生でやるの??

多分この時にはN氏なりのこだわりがあったんだとは思う。で、回りでいろんな人達が忙しく立ち働いてる中、マイクを受け取って書いた原稿を読んだ。・・・と、いきなり駄目出し!

アナウンスは台詞の2倍くらいゆっくり。マイクはもっと口に近付けてボソボソと、、。息を使い過ぎると空気の音がマイクに入るから、息は細めに、其の分唇と舌を使って言葉をしっかりつぶ立てる・・・」といった事を独り言みたいにブツブツと言っている。 休憩入りのヴァージョンでは

私:「ただいまより、15分の休憩、、
N: 「た」の音が強過ぎても、高すぎても、今終った一幕が台無しになっちゃうからね。
私:(内心)ええ〜〜・・・台無しなんて、そんな・・!!

と、こんな調子ですべてのヴァージョンにしっかりとダメをくらった後、最期に
N:文章はそれでいいんじゃないか?
私:(内心)はあ〜、どうも・・・

それから毎回公演の度に4回ずつ、音響ブースでわずか10秒足らずの場内アナウンスに緊張した。 特に終演時。カーテンコールが終って、明かりが入り始めてきっかり5秒カウントしてから、今終った芝居を壊さない様に細心の注意で「これをもちまして・・・」と入る、、、なんなんだよ〜〜!?」と思いながらも、これも含めて一つの公演が創られているのだと実感した。他の公演ではアナウンスは録音だった事も多いのに、この時は、(その他にもいくつか)どうして生にしたのかはNさんでなくては判らない。

ほとんどの人は気付きもしなかったと思うけど、中には私が音響ブースでマイクを持っているのを見て、「へえ〜、生なんだ、、」という顔で見ていくお客さんも何人かいた。其の後、ラジオCMの仕事やプレゼン用のナレーションの仕事なんかをもらった時も、この時のダメ出しは頭の隅にいつもあった。

ナレーションは芝居じゃないって言ってしまう人もいるかもしれないけど、映画を創るプロセスのひとつとして、思いきりこだわれる部分には違いない。 竹野内さんの声は静かなトーンが耳に心地良いし、黒沢明監督の後継者として注目される小泉堯史監督の作品で、どんな歯車になって廻るんでしょうね・・・!

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いやあ〜、、、ここ数日は日本のビデオ観まくってまして、ブログの更新遅くてすみません。
1クールのドラマ全話を3本続けて6日で観るって、結構、、、、なのでした。怠慢な夕べを何日か過ごしてしまった。今回は「時効警察」「バンビーノ」「冗談じゃない」の3本でした。

もっと観たいなあ〜と思わせてくれたのが、「時効警察」。Part1も面白く観ていたけれど、今回の方が皆さんのリズムというか、テンポというか、、、間が絶妙です! プロののチームワークの良さを堪能できます。ストーリーの謎解きは「何でこんな事が15年も判んなかったんだよ、、!??」ってカンジですが、このシリーズの真の面白さはそこではないので、良しとしませう。毎回のゲストも多彩な顔ぶれで楽しいし。

時間帯のわりにかなり視聴率で大健闘したそうだけど、わかるよね〜。遅い時間に家に帰る人たちにとっては、深夜になってからのテレビ番組ときたら面白いものが殆どない、、、(これは国によらずそうなのかも)変にドラマチックでなく、リラックスして観る事ができて、思わず笑っちゃう掛け合いの良さ。一話完結だから毎週じゃなくても見られる時だけで楽しめるし、これは本当に良い所を突いて大当たりだったね。また帰ってきてくれないかなあ〜〜

バンビーノ」は、ストーリーはもう先が読めちゃってるカンジで話に新鮮味はないんだけど、出演者の顔ぶれが興味深かったもので・・・・。市村正親さんは、今までの数少ないドラマ出演の中では一番ハマった役ですね。何十年もず〜っと舞台をやってきて、今なお走り続けている市村さんだからこその役だったし、台詞になんか説得力あったよ〜。’お仲間’のシェフが元俳優座の山本圭さんっていうのも何のつながりか・・!?いいね〜! 

一番目を引いたのが佐藤隆太さん。彼は「輪舞曲ーロンド」でしか観た事なかったけど、この役良いなあ!貫いてるものを感じた。 主役の松本潤さんは、今までにほとんど見た事なくて、今回初めてちゃんとドラマを見たけど,顔と演技で全部説明してくれる・・・・?まあ最初はそこから入っちゃう人も多いんだけど、役者じゃないから良いのかな。ジャニーズの人に共通の説明演技なんだけど、しっかり主役張れるというのは立派です。カッコ良いね〜やっぱり。二宮和也君と同じグループだっけ、、?

冗談じゃない」は、メインでの大竹しのぶさんの連ドラを、ホントにホントに久しぶりで観たかったんです! 演技的にはほとんど主役だったね、、、芝居が、、、何て言えばいいかな、、’different class’なんだよね。 可愛くて、シリアスで、少女のようで、母親で、いろんな顔を見せてくれた役でした。素敵です! 大竹さんがデビューした後、桐朋の後輩だったという子が劇団仲間にいて、大学に残っている数々の「大竹しのぶ伝説」を話してくれた事があった。「天才というのはそういう事か、、、」と思ったけど、本当に芝居に愛されてる女優さんです!

織田裕二さんが今年で40というのもちょっとびっくりした。 個人的には好きなほうで、よく通る声と滑舌の良さは素材としてちゃんと持ってる人なので、安心してみていられる。でも、これも売り方なんだろうけど、織田裕二でしかないんだよね〜、もったいない! カッコついちゃってる。もっとなんていうか、むき出しの演技もやれる人なんじゃないかって思うのに、残念だなあ〜。 かなり前にやった弁護士役は、声と台詞の良さが生きてて良かったけど・・・・でも今からじゃ路線変更は無理かなあ〜 同じ顔しか見た事がないというのが唯一の印象なのがもったいない。織田さんも体育会系で、セクシーな色気があるというのとは違うけど、まだまだラブコメディーやれるよね。 30半ばにしか見えないよ・・・・

さーて、ドラマを観終わった所で、あとはいろいろと録ってくれている温泉旅番組やSmapXSmapを楽しみますか。 温泉はいいなあ〜〜食べ物も美味しそうだし。 行きたいなー・・・山の中なんて最高! イギリスには山も温泉もありません・・・次に行けるのは来年だなあ〜、せめてテレビ観て行った気分になりたいもんです。

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この時期になると、新聞の旅行関係の広告欄に「Gap Year Worldwide Plan」とか、「Gap Year Working Holidays」といった広告が沢山出ている。ここ7-8年の間に急速にポピュラーになったGap Year・・・

イギリスで「大学に行く」というのは、13-4年程前まではごく少数のエリートに限られていた。大学を卒業した人は、ひとっ飛びでマネージメントクラスに就職する。(マネージメントとは言っても見習いとしてだけど、、、) ほとんどの若者が、16才の義務教育を終えてすぐ何でもいいから仕事に就いて一番下っ端から始めたり、あるいは専門技術を身に付ける為の2-3年の資格コースをとって、その分野での初心者として始めるのとは雲泥の差だった。 大学を出た人は「叩き上げ」ではなく、は初めから人の上に立つ地位に就くべく、社会人をはじめるのだ。

それ故入るのも大変で、ステータスの高かった大学が一般レベルになったのは、90年代の湾岸戦争のあたりからか・・・・ 経済的に落ち込み、就職困難で失業率が上がる中、若い人達に高等教育まで残るように指導する方針が打ち出され、さらにそれまでは専門学校の扱いだったポリテクニックやカレッジが軒並み「大学=University」に昇格して、一気に大学生が増加した。今では大学に行く人達は40%を超えたそうだ。

18才で高校レベル卒業見込みの学生達は、学業成績と先生からの推薦状等を添えて、希望する大学に入学許可を申請する。それらの書類でおおよその判断を付けて、大学側は選んだ生徒達に仮の「受け入れ認証」を出し、最終的にはA-Levelと呼ばれる高等教育終了レベルの共通試験の結果で入学許可をだす。 受験科目は自分で選択できるが、大抵は大学側から入学選考基準が出されるので、それに沿わなくちゃいけない。大抵の人は4-5科目受けるようだ。最低合格点は40%以上(E)で、AからEまでランク付けされる。80%以上がA、70%台がB、、というように。 実際には悪くてもC以上は必要。 レベルの高い大学程、高いグレードで多くの科目が必要になる。目指す学部に必要なだけのA-レベルを無事に取ったら、後は大学と交渉して正式な入学許可を待つ。

Gap Yearというのは、こうして8月半ば頃に進学先の大学を決めた学生達が、実際の入学を1年先に延ばしてまるまる1年間のブレイクを取る事だ。 日本でいう「浪人」ではない。18才の青春の1年間だ。 このあたりの感覚が日本とはかなり違う。日本では大学は「まだ学生」の感覚で、勉強はもちろんだけど、遊んだり泣いたり笑ったりという、まだ子供でいられる時期だ。イギリスでは大学は社会に出る基盤と言う事で、実際かなり学業に追われる。

一番違うのが学費ローンだ。80%が労働階級のイギリスで、子供が21才で大学を出るまで金銭的にサポートする親は少ない。日本でも「学費と家賃は親持ち、後はバイト」というケースは多いと思うけど、こちらでは、学生自身が大学生活の為のStudent Loanを組む。大学出=将来有望の図式があるからこそのローンで、学生達は卒業して就職が決まったらその後は何年もかけて大学時代のローンの返済をするのだ。其のためには良い就職をしなくちゃいけない。大学時代は其の後の運命を決める。卒業と同時に多額の借金を背負うのだから・・・

つまり、大学に入ってしまったらうかうかと遊んでいられない、だから其の前に1年間の自由と社会体験を兼ねてGap Yearを取るのだ。もちろん1年間もぶらぶら遊んでいられるはずはなく、殆どの人はいわゆるワーキングホリデーに参加する。 ウィリアム王子も大学に入る前にGap Yearを取り、南米にワーキングホリデーに行ってトイレ掃除をしている写真が新聞に載ったりした。 裕福な家の子なら、アルバイトしながらバックパックで旅をしたりする。世界を観る絶好の機会。私はこのGap Yearという考えは大賛成だ。10代のうちに世の中を観る、自立と自己責任を学ぶ、友達を作る、そしてひと回り大人になって大学へ入り、社会に出る・・・・受験戦争でヘトヘトになって転がり込んだ大学で遊びまくるより、ずっと素敵じゃない?

日本の10代は世界の若者に比べてやっぱり子供過ぎると思う。それは学生=子供で「守られているから」であって、彼等のせいだけじゃないんだろうけど、もっと10代のうちに大人になる社会のシステムがあってもいいんじゃないかな。 まだこの10年程の事だけど、きっと彼等が親になった時に、Gap Yearの青春の一年間を子供に話して聞かせる世代がもうすぐ来るはず。まだちょっと人間が青いうちだからこそのGap Year。今年も大学の決まった若者達がホリデーに出る季節になった。
頑張れよ〜〜!


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皆さん夏休みでホリデーに出かける直前の人達が多くて、仕事が忙しい、忙しい!!
まあ、残業とかは無いですけどね,トイレに行く時間もままならなくて、一度に3-4人をさばくのは、ハッキリ言ってすっごいプレッシャー・・・! 明日からはレセプションの子がホリデーだから、あ〜〜!考えただけで叫びたくなる〜!

前は、忙しくて次の検査の時間が詰まってると、ボスはさりげなく私の1時間のランチタイムを削らせようとしたのだけど、一時間のブレイクは契約上無給の時間なので、私はハッキリと取らせてもらいます。 一度に取れない時は、45分と後で15分、、という様に。「仕事中はどんなに忙しくてもかまわないけど、1時間のランチタイムには一度スイッチをオフにしないと機能しませんので」とはっきり告げてからは、ボスは私の1時間を極力確保してくれるようになった。当然です!終わりの時間もきっちり守るのが基本だけれど、今日はあまりに忙しかったので20分延長。これは大サービスです。

お昼休みの時は、食べた後は大抵本を読む。 読む本を切らしてる時は新聞。いつも行くカフェにはどこも新聞がいくつか置いてあるので、読む物には不自由しない。先日ハリー・ポッターの最終巻を読み終えてからは、しばらく虚脱感で次の本に集中できなかった。やっと読み始めたのが、3500年前の彗星の接近が世界と歴史を変えた、という物。同じ彗星が2024年にまた巡ってくるそうだ。まだ読み始めたばかりだけど、Graham Phillips氏の歴史探偵 興味深い。

ところが、最近お昼休みにやたらと睡魔が襲ってくるようになった・・・! 私は子供の頃から昼寝というものができない。昼間に寝るという感覚が無いし、それをやると身体のリズムが狂ってしまう。たま〜に夜テレビを見ながらうとうとしたりしても、せいぜい20-30分が限界で、ぐっすり寝込むというのは、病気の時以外あり得ない。うちの彼は仕事が休みだと、ひどい時はで午後の4時近くまで寝てる。私には考えられない芸当だ。

それなのに、、最近お昼にカフェで眠りそうになってしまって困ってるのです! やっぱりねえ、睡眠時間が少ないかしら、、、もう毎日5-6時間じゃ身体が機能しないって事なのかなあ〜〜?夜も疲れちゃって、エクササイズしたいのに身体が動かないよ〜 疲れる」っていう感じ、すごく嫌いなのに。なんか焦るよなあ〜〜 このままずーっと「疲れたなあ〜」って思いながらどんどん身体が動かなくなっていくんだろうか、、、ああやだやだ!! サプリを変えてみようかしら・・・・一日が30時間にならないかしらね。そうしたら毎日一応の事ができるんだけど・・・・

ブログだって、あっという間に3ー4日空いちゃってるのが通常のペース。更新が無い時も覗いてくださってる方々、すみません。ブログを毎日更新できる人って、(1)一人暮しをしている。(2)フルタイムで仕事をしていない人。(3)昼間に職場でちょこっとネットが使える人。のどれかじゃないかしら・・・・ それでなかったらなかなか難かしいですよね。頭の中であれもこれも、、と思っていても、なかなかMacに向かえなかったりする。彼が寝てからネットし始めると、あっという間に夜中になっちゃうし・・・・

なんだか今日は愚痴っぽいなあ〜〜・・・でも、本音は、早く引退したい、、、それに尽きます!
明日も忙しそう、、せめてランチがちゃんと1時間とれますように・・・

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やっと夏らしくなった週末!

でも今までが寒くて雨続きだった為、明日は快晴で最高気温は27度なんて急に言われても信じられるはずもなく、用心の為にジャケット着用で朝出かけてしまった人達は、今度は「なんだこの暑さは!」と怒っている・・・(最高気温は日中の話で、朝のうちは結構肌寒いですから)

こんなに良いお天気になったのに土曜は仕事、、、でも夜はテムズ川沿いのナショナル・シアターで芝居を観るので、まあいいいか。7時半開演なので都心に出る時間が結構ぎりぎり。仕事が終ってから次の電車までは25分。とりあえず2週間前にオープンしたばかりのスターバックスでサンドイッチとコーヒー。(これがなんと、脅威的値段の£5-70=1300円

電車でWest Endに向かう。電車に乗ってる人達は、今日は一日太陽と楽しんでいたのか、すでに日焼けで赤くなってる。白人の人達は、私達のように小麦色になるのはかなり日焼けを重ねて時間が経ってからで、ちょっと太陽の下で一日過ごすとまず身体がタコみたいに赤くなる。

テムズ沿いのSouth Bankに出ると、すごい賑わい!
夏にNational Theatreで芝居を観る楽しみのひとつは、このテムズ沿いの空間を夜まで楽しめる事。最寄り駅はWaterlooなのだけど、私はいつもEmbankment駅(テムズの北側)で降りて、歩いて橋を渡るのが好きだ。右に国会議事堂やロンドンアイ、左側は丁度テムズ川が大きく湾曲していて、セントポール寺院や、シティエリアのカプセル形のビルやCanary Wharfが見える。South Bankのテムズ沿いのバーはどこも人が一杯で、これまた全身茹でダコのようになった人達が飲んでる,飲んでる・・・

観たのは「Saint Joan」バーナード・ショウの本で、その題名通りジャンヌ・ダルクのお話。批評がすごく良かったので楽しみにしてたんだけど、素晴しかった。超満員で、一席も空いてなかったなあ〜。ジャンヌがらみの芝居って、アヌイの「ひばり」を3バージョンでしか観た事なかった。映画も観たいなと思ってそれっきりだ。バーナード・ショウの本は、結構笑い所満載で、ウィットな台詞があちこちに出て来る。

主演のジャンヌは、少女と少年がひとつになったような無垢なキャラクターと、神を信じ続けて闘うパワフルなキャラクターがひとつになって、批評家達の評判通り素晴しい! 演出もすごく良い。出だしのシーンから演出が面白くて、闘うという身体的な動きがいっさい無い戦闘シーンの演出というか、振り付け(?)には思わず唸った・・・

幕間にバルコニーに出ると、丁度陽が落ちる直前で、(9時頃)少し涼しくなったSouth bankは、気持ちの良い夏の夜を楽しむ人たちで一杯。 お隣のNFT(映画館)も、ヘイワードギャラリー(美術館)も、バルコニーや舗道に人が溢れてる。ちょっと振り返って上階のバルコニーにたむろってる人達を見上げて、ふと気付いた。劇場ビルのてっぺんに人影が・・・!
人サウスバンク
本物じゃなくて、等身大の裸の彫像が、夕暮れの空にシルエットになって屋上の角に立ってるのだ、、、、
「あれ、、あんな像前からあったかなあ?」と思って見回してみると、、なんと、、! 隣のビルの屋上にも、あっちのビルのてっぺんにも、人が立ってる!
うっそ〜〜! っと本気で驚いて、さらに見回してみると、テムズの対岸のビルの角にもかすかに人影が。明かに意図的な何かが起こっているのだ。それにしても、ちょっと無気味・・・屋上に黒い人影なんて・・・

家に帰って早速調べると、現在ヘイワードギャラリーで展示会を行ってるAnthony Gormleyというアーティストの作品らしい。行政区のWestminsterから許可をとって、エリア一帯のあちこちに等身大の裸の彫像を置いたそうだ。5月から始まっていたらしい。 それにしても、あるはずないという先入観があるから、いきなり建物の上に黒い人影っていうのはぎょっとする。最初に目についたのが彫像だとはっきり判ったからまだしも、遠目に見てたらきっともっとびっくりしたはず。

ビルに人人ロンドンアイhitokage






でもアーティストっていうのは、いろんな事を考え付くよね〜!いかにもSouth Bankらしいというか、許可したWestminster区も寛大だ。 フと、この中にちゃっかりDavid Blaine氏(=デヴィッド・ブレイン、アメリカのイリュージョニスト/マジシャン)が混ざってたりしたら面白いな、、、なんて思ってしまったのでした。

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リンクさせてもらってるゆみさんのブログで、突然でてきた山口百恵さんの歌・・・

つい2週間近く前、友達とカラオケの話になって(もう随分行ってないよ〜〜!)昔昔なつかしい山口百恵さんの名前が出たところだった。「15才でよくあんな歌(?)歌ってたよね」「でもああいう歌を素朴なイメージを壊さずにクールに歌える10代の歌手って他にいなかったよね」なんて事を話していた。その話はそれで終って、後になって、忘却の彼方にあったいくつかの歌を思い出してた。

あ〜な〜たに〜 女の子〜の一番大切な〜 ものをあげるわ〜」という歌を、なぜか「青い果実」だと思っていた私・・・二日前のゆみさんのブログでこの歌詞が出て来た時はびっくり。そして歌詞の最期に「ひと夏の経験」って書いてある・・・
え・・・? あれ・・・??「ひと夏の経験」は、「ひとつ結ぶ〜、ひとつひらく〜、恋と言う名前の夏の花〜、、、」じゃなかった?!・・・・ うろ覚えな記憶っていうものは、妙に気持ちが悪く、さっそくウェブの歌詞サイトを検索する。

出て来る,出て来る、、、!!ひえ〜〜 なつかしーよ〜〜 大むかしだよー!! ・・・というカンジの歌がどんどん、、、

ついあっちこっちへ寄り道しそうになりながら、歌詞の出だしを見ていくと、、、、ホントだ! 私がどうしてだか青い果実だと思っていたのは、ひと夏の経験。私がひと夏の経験だと思ってたのは、夏ひらく青春だと判明。 そういえば、「あーなたーが望むなら、わたし、何をされてもいいわ〜」っていうのもあった、、、、そうか、あれが「青い果実」だったんだ〜〜!

題名だけ見て、「何?こんな歌あったっけ?」と思っても、歌詞をみると最初の1行で一気にメロディーが蘇ってきたりする。春風のいたずらって、ああ、これ私が好きだった歌だあ〜 なんて・・・
そーか、眠っていた記憶ってこんなにあったんだ、と妙に感心している自分に気付く。そしてMacの前でひとつひとつをアカペラで歌っている私・・・お隣さんに聞こえてるかしら。

人間って、どれだけの事を正確に覚えてるものなんだろう? その時は、「絶対に一生忘れない」って思った事をどれだけ忘れていくんだろう・・・? 覚えてるはずの記憶は、どれだけ正確なんだろう?

彼と話していて、時々昔の話がちょっと違ってる事があって、「違うよ〜、こうだったじゃない」と訂正する。大抵は彼のほうが折れるけど、フと、本当に私の記憶の方が正しかったのか、、と不安になる。もしかして、私のほうが違ってたのに、強引に彼の記憶を曲げてしまったかもしれない、、

それにしても百恵さんが芸能界で活躍したのはたったの7年間だ。失礼を承知で書くと、可愛い子ちゃんでも、美人タイプでもなかった。顔の可愛い子、水着の似合う子は他に沢山いた。 でもあんなビッグスターになったのは、他には無いタイプの歌手だったからだろう。もちろんホリプロの売り戦略が勝った訳なのだけれど。

声質が他のアイドル歌手とちがって、低音でクールだった。際どい歌を歌ってるのに、イメージはあくまでも素朴なカンジを崩さなかった。10代後半になって、宇崎・阿木夫妻とのコラボは大当たりだった。

15才で初共演した現御主人の三浦友和さんとは、映画,ドラマ合わせて15本も共演してる。 これで好きにならないほうが難かしいかも。それにしても、10代で恋人になった人と結婚するって、けっこう凄い事かもしれないね。 「幸せになります」と言って舞台にマイクを置いた21才のスターは、その後本当に2度と山口百恵に戻る事無く、ゴシップもスキャンダルもなくご家庭も円満な御様子。

三浦さんは、これまた失礼を承知で書くと、典型的ハンサムという以外、特に役者として強い個性があるわけでも、演技派というわけでもない。でも歳を重ねて最近とても良い味を出してると思う。ちょこちょこと見かける度に、飾らない、誠実な演技に好感が持てる。

山口百恵さんの、たったの7年間の芸能生活で歌った歌の数、主演した映画、ドラマの数を見てみると、いかに当時のアイドルがこき使われていたかが判る。 睡眠時間3時間、着替えも食事も車の移動中、、なんて話が当たり前だった時代。7年間で2-30年分もの事をあれこれ詰め込んで生きたという事かしら。
彼女自身、本当にあの7年を正確に覚えているのだろうか、、、それとも、自身の記憶も「伝説」に書き換えられてしまうんだろうか・・・??

やっぱりNintendoの「Dr Kawashima‘s Brain Training」をやるか・・・!

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