誰かのファンになるって、中学生位の頃の「恋」とちょっと似てるかも・・・・その人のキャリアを通じて実はその人自身にすごくすごく興味を持ってしまう。歌手や俳優やダンサーとかキャリアはいろいろでも、実はその仕事の範囲だけでなく、仕草や笑顔に惹かれる、その人自身の魅力を追いかけたくなる。その人の言ってる事や考えてる事が聞きたいし、何をしたがってるのか知りたい・・・・ 個人的には知らない人なのに、そういう気持ちを持ってしまうのがファン心理というものですよね!
人として興味をもってしまうきっかけは各々違うけど、私の場合はちょっと面白いバックグラウンドを持つ人に多いかな。女性の場合は「あこがれ」「尊敬」みたいなもので、「素敵だなあ〜、、自分もこうなれたらなあ〜、でも無理だなあ・・・」っていう気持ちだけど、男性の場合は、やっぱり「うわあ〜〜!カッコ良いじゃん!!」ってなってしまう。特に私が惹かれてしまう男性のキーワードっていうか、キー年齢は29。なんだろ、、昔から29-30で素敵になったなと思う人に惹かれる。やっぱり人の魅力って、その頃に出てくるんじゃないのかなあ。20代をどう生きたかで、大人としての魅力が出て来るのが30くらいだから・・・・
で、突然ですが、金城武さんのファンになってしまった・・・!(今頃・・?影の声)
もちろん彼の事は10年位前から観てたし、カッコ良いのは判ってたけど、私の中では「国際アイドル」以上の魅力はなかったのですよね。24-5だったのかな?「不夜城」とか・・・ そうそう、髭無しでロン毛の竹野内豊さんと「似てる」って言われた頃。でもキャラ全然違うよね。まあ写真とかでちょっと髪型が同じで顔の角度によってはかなり似てるのもあるけど・・・で、最初に「素敵かも、、、」って思ったのが、「ゴールデンボール」や「リターナー」の頃。そしてこの頃が彼29才になったのよね、私のキー年齢。
ところが私ときたら、「ゴールデンボール」では、黒木瞳さんが可愛いのと、松本莉緒(恵)ちゃんの復帰と、一風変わった作風の野島氏の本が面白いのとで、「金城君、2000年の恋の頃よりカッコ良くなったなあ〜」位にしか直視していなかった・・・・「リターナー」ではパワー全開の恐るべき15才と言われた鈴木杏ちゃんに目がいっていて、(杏ちゃんは「青い鳥」ですげー子だなあ〜と思ってた)ファンになるまで金城武を感じていなかった。
「Lovers」の起用にはびっくりしたっけ。 こっちでもすごく話題になってて、レビューの写真も金城君のものが多かったのでよく見かけた。あれが大スクリーンで初めてちゃんと金城武さんを観た映画だった。ところが、、、これさえも、私の一番のお目当てはチャン・ツイイーさんだったりして・・!彼女好きなんだ〜〜。 というわけで何故かいつもよそ見をしていた私。いや、何故かは判ってるのですよ。役者として好きになったのとは違うからです。(藤原竜也君や竹野内豊さんのように)
実は「傷だらけの男達」の話題を聞いて検索するうち、映画のプレミアで来日した彼をみつけて、何と!どんどん良い男になってるのでびっくりしたわけです。で、改めて「ゴールデンボール」を見返してみる。この頃からカッコ良くなったよねえ〜・・とちょっと目がハートになってたりして。 初期の頃より日本語での芝居が自然になって、彼自身の魅力が出て来てる。(ちなみに彼は中国語で芝居してるほうが自然な感じがする。声も少し違ってきこえるし)さらにYouTubeとか探していくうち、去年CNNの Talk Asiaのインタビューに出ていた事が判明! CNNはケーブルで入ってるけど、アメリカ嫌いの私は滅多に見ないので全然知らなかった。
「Lovers」と「ウィンター・ソング」の間の時期で、20分番組の英語でのインタビューに通訳無しでマンツーマンで話してる。このインタビューでの彼を見て、一気にファンになってしまったのでした!
日本国籍で台湾育ちという事で、日本人学校でも地元でも中と半端にいじめられた事、自分でも「あれよあれよ」と思う間に機会に恵まれてアイドル歌手デビュー、そして映画に転向した経歴を語ってる。 「運が良いんです」と何度も言ってた。キラキラした目で控えめに、でもはっきりと伝えるために言葉を選んでる。リラックスした笑顔が素敵です。高校はアメリカンスクールだそうで、たから流暢な英語なのね。英語だと少し声が高めに聞こえる。
「ハリウッドへの意欲は?」と聞かれた時の彼にはすっごく好感持った!
武:ハリウッド映画は大好きだし、観る時は一観客としてホントに楽しんで観てしまう。でも仕事となると、ハリウッドにおけるアジア人俳優の為のスペースはとても小さく限られていて、役柄にも幅がない。その狭いスペースに入り込む為にあくせくするより、自分のできる仕事を幅広く一つ一つこなしていきたい。
思わず「ほお〜〜!」と感心してしまった。 ハリウッド、オスカーと聞くと途端に目の色が変わって大騒ぎをしてしまう日本人・・・ノミネートに名前が挙がっただけで、「ハリウッドスター」にでもなってしまったかのような錯覚が多い中で、彼の意見はすごく正解だと思うのです。そしてきっと、こういう人が今できる仕事のレベルが少しずつ上がっていって、いつの間にかその狭いスペースにするっと入ってしまうのかもしれない。「Lovers」の時のように・・・・
ファンになってしまいましたあ〜〜!
サイトにはかなりの動画もアップされてるから、もっとインタビューとか聞きたいけど、中国語のものはさすがに解らない、、、昔のものはいいから、5年前位からの映画を少しずつ観ます。 まずは裏技サイトで英語字幕入りの中国/香港映画をDVDを3本頼んでしまった・・・「傷だらけの男達」のリメイクがデカプリオで既にきまってるとか。同監督の前作のリメイク「Departed」はオスカーを取ったし、またしてもデカプリオでリメイクという事で、前回より知名度、期待度は高いはず。
金城さんは来年以降も結構な話題作が何本も入ってて、どんどん乗ってきてるみたいで楽しみです。目が綺麗になってきたよね。彼の目は本当にスクリーンで生きる。映画監督達が彼を使いたいというのが解るよ・・・もうすぐ34かあ〜、これからますます良い男になっていくんだろうなあ〜!
ランキングに1クリックお願いします