見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。


Pink Cab
お昼休みに職場の前に丁度止まってたタクシー2台。

ロンドンのタクシーは黒塗りと世界的に有名だけど、最近は派手な広告で一見黒に見えないものも多い。 赤いバスも同様で、大きな広告の時はバスの側面が全部映画の宣伝になってたりする。 この2台、止まってるのはマクドナルドの前。最近はマックも模様替えして、実はこの店内もの椅子が並んでる。 実はその色のコントラストを撮りたかったんだけど、ちょっとバックが見え難いかなあ〜〜、ダブルクリックで大きくしてみると解るかも。

う〜〜、、久しぶりに風邪引いた・・・・
月曜日の午後、仕事中になんとなく喉が「風邪ひいたかも」な感じがしてきて、それからあれよあれよと言う間に、わずか数時間で気分はすっかり風邪ひきさんになってしまった。 喉が痛い、耳の奥と鼻の奥が繋がるあたりがブラシでゴシゴシこすりたい位にむず痒い、鼻が詰まって自分の声がよく聞こえない、今日は喉の痛みが下におりて来て咳が出始めた。典型的な風邪ね。
 
まあ、これくらいは薬を飲む程でもないし、もちろん仕事なんて休めないし、中途半端でやだよね〜〜。 インフルエンザならドバーっと熱が40度近くなって3−4日は寝込んじゃえるのに、、、 鼻が詰まってる時は、詰まってるほうの鼻を上にして横向きに寝ると通るというのはいつ誰に教えてもらったんだっけ、、? 確かにそれは本当で、詰まった側を上にしてるとすぐに通るのは良いんだけど、そうすると今度は反対側が詰まっちゃって、右向いたり左向いたり何度も寝返り続けるハメになる・・・・

風邪ひきさんらしくおとなしくしようと思って、届いたばかりの「死神の精度」のDVDを観る。 映画館で2度観たので、今回は監督のコメンタリーバージョンからにした。今までにも出演者や監督のコメンタリーを入れた映画のDVDっていくつもあるけど、今回の篔監督のコメントは見応え、いや聴き応えがあった。 中にはなんとなく雑談をしながら本編を観てる感じで終わっちゃう、というものも多いのだけど、この死神の精度のコメンタリーは、本当にこの映画を創るにあたっての監督の意図やこだわりといった事から、撮影裏話がいろいろと聞けて面白い。

本編はもうちょっと経ってからにしようかな。それにしてもこのDVD早かったよね〜。 なんとも言えないあったかい気分が残る映画なので、きっとこれからもお気に入りの漫画を読み返す様に、何度も観るだろうなあ〜。 そういえば、K−20・怪人二十面相伝の予告が始まってるけど、こちらも楽しみ。どうやら本とは筋書きはかなり変わっている感じ。金城さんのポニーテールは、ちょっと不夜城の健一を思い出す。髪を結んでる男に弱い私・・・(こちらを・・・)

いろいろチェックしてると忘れちゃいそうだから、ちょっと整理。

映画 「投名状」UK公開  07/11/2008
DVD 「あの空をおぼえてる」 23/10/08
DVD 「かもめ」、「パンドラ」 03/12/08
芝居 「Oedypus」 27/10/08
芝居 「Ivanov」  02/11/08

今手元にある芝居のチケットは来年8月のハムレットまで7本あるので、うっかりすると忘れそうで怖い。 携帯のカレンダーにリマインダーをセットしておく。前の日に鳴るようにしておけば大丈夫かなレイフ・ファインズは今年はすごいなあ〜。 春には新作のコメディーで舞台に出て、10月はギリシャ悲劇の「オイディプス王」、今は18世紀の貴族映画「The Duchess」が公開されて興行的にもレビューも好評だ。

大好きだったミュージカル、「La Cage Aux folles」が再演される。 このミュージカルは昔6回も足を運んだ。あの頃は仕事もしてなくて、学生の身分で好きな事だけやってたから、ちょっと気分を盛り上げたくなると、アルビンの「I am what I am」を聞きに行った。当日にフラっと半額チケットのブースに行って前から3列目で観たりしてた。 今回はチョコレート・ファクトリーからのプロダクションがウェストエンドに12週間だけトランスファーされたもので、規模は小さめの演出かも。また元気もらいに行ってこよう。

こちらにも1クリックよろしくです
Banner


トライする度にサイトが重くて重くてなかなか観られなかったドラマ、Tomorrowの最終回。脚本が甘いのはもう仕方ないとして、それでも「医者がいないというのは、こういう事なのだ」という事実を考えさせられる作りになってた。患者が10人来ても、医者が一人だったら一度に診る事は不可能なのだ。 ストーリー展開が都合良く行き過ぎな気がしたけど、それでも役者陣は皆さん良かった。竹野内さんの航平は一話の時から確実に進化していたし、菅野さんの一環した演技も説得力があった。
私はこれまで全く知らなかったのだけど、看護士長をやったエドはるみさんもとても良かった。お笑い畑で出て来た人で、マラソンで話題になっていたというのも驚き・・・でもご本人はずっと役者を志して努力してきたのだろう。魅力ある役だった。

実はうちの最寄りの病院が数年前から閉鎖の危機が問題になっていて、署名運動やら寄付集めやらで話題に事欠かなかった。かなり大きな病院なのだけど、維持費がないという事でここ4−5年問題になっていたのだ。 実は数年前に救急外来で行ったのだけど、実情はちょっとびっくりする位ひどかったっけ。

うちの彼がちょっと怪我をして、車でこのChase Farm HospitalのA&E(アクシデント&エマージェンシー)に連れていった。まず簡単に傷の具合や怪我した状況などを聞かれて、順番を待つように言われる。この時点で緊急の度合いを決めているのだろう。階段を滑って柱に頭をブッつけた彼は、かけていた眼鏡の枠で眉上部をザックリ切っていた。ついでに夕食の支度中に手の親指もパックリ切っていた。手を切った時は「縫ってもらったほうが良いよ」と言ったのに本人が強がって大丈夫という事でティッシュをぐるぐる巻いていたのが、結局その後に頭もブッつけて、「これはやっぱり病院へ行け、って事だヨ」という訳で・・・

車で病院までは5分もかかるかどうか、、という便利な距離。 平日の夜でも結構世の中はいろんな事が起きてるもんで、あちこち痛そうにしてる人や、服に血の付いた人が何人も・・・ 病院に行ったのが夜9時頃で、待つ事5時間ちょっと。その間、医者の姿も看護士の姿も見なかった。 動いてるのかどうかわからない自動販売機が一台。電気も薄暗くて、回りの病人/けが人を見回すだけで気分が・・・・応急処置で血は止まってるものの、指と額がパックリ開いたままの彼、、、「消毒しなくて良いのかよ〜〜?」と不安な私、、、

やっと夜中の2時を回って呼ばれて部屋に入ると、いかにもジュニアドクターといった感じの若〜い先生。額の傷を診て、「これは僕じゃなくて、専門の先生にお願いしますから、もう少し待ってください」ーーって、おいおい、ちょっと縫うだけなんじゃないの〜? とりあえず指のほうを縫ってくれる事になり、麻酔を打つんだけど、これがうまくビシっとねらう神経に入らないみたいで、2−3回注射しても彼はまだ感覚が残ってるという・・・ 何度も麻酔を打って、指はパンパンにソーセージのように腫れ上がってる。見かねた彼が「いいよ、かなり鈍感にはなってるから、もう縫っちゃって」と催促して、やっとその若い先生、自信無さそうな手つきで彼の指を縫ってくれた。

少し待ってやって来たのは、今度は少し安心してよさそうな美人で颯爽とした女医さん。彼女は首から上専門の整形外科医なのだそうだ。「私は顔が専門だから」と言う通り、見事なくらい奇麗に閉じていく。傷跡が残るだろうなと思ったのに、今ではこの傷は目を凝らして探さないと解らない程だ。まあ、これだけは何と言うか、待った甲斐があったかも・・・抜糸は一週間後にGP(ホームドクター)に行ってやってもらってね」と言われ、病院を後にしたのがもう夜中の3時だった。 一週間後、抜糸の為にドクターにアポを入れようとしても、電話が繋がらない・・・ 業を煮やして彼が直接行ってみると、クリニックはもぬけのから。なんと、私達の先生、2年前に引退してたんですって!何の連絡もなかったんですけど!!

そしてこのChase Farm Hospital、話が2転3転して、地元民の署名運動や議員さんの努力で今まではなんとか持ったものの、今月とうとうA&Eの閉鎖が決まった。 外来は昼間の12時間だけの受付で、24時間救急体勢は無くなってしまう。あとは車で20分程のBarnetかNorth Middlesex Hospitalまで行かなくちゃならない。 産科も助産婦さんだけの勤務になるので、出産にちょっと難かしいところがあるケースは同様に他の2病院へ回される。 これでも病院全体の閉鎖をまぬがれてるだけまだマシなのかもしれないけどね。でもその内情は、、、?って考えるとゾッとする。 すぐ近くにあんなに大きな病院があるのに駆け込めないなんて。

ドラマのTomorrowを観て、ストーリーのツメが甘いなと感じたのは、現実を扱ってるようでいて、その筋書きが都合良過ぎるからだ。あんなにうまく話が転ぶわけないじゃないか! 病院の精神科が閉鎖になって、比較的軽症を判断された人達が病院を追い出された事で、行く所がなくてホームレスになってしまったちょっとメンタルな人達が沢山いるのだ。 ロンドンのホームレスの何割かはそういう人達だ。全国の病院がこの10年でいくつクローズしただろう・・・何年か前の地図には病院を表すHの記号が付いていた所が今は大型スーパー、なんて箇所がいくつもあるのだ。

強調したいのは、ここは地方都市じゃないよ端のほうとはいえ、ロンドン市内だし、評判の良い公立校が多いから子供を持つ家族が多いエリアだし、ここ1−2年でタウンセンターには新しいショッピングセンターができて賑わってるんだよ〜・・・ なのに、どうしてこと医療になるとこんなにどーしよーもないの??

「Tomorrow」は、いろんなゲスト役者が出てたわりには今ひとつインパクトにかけたドラマだったけど、題材は良かったよね。 竹野内さんんもそろそろ次はちょっと違った役で観てみたいなあ。年齢的にもそろそろ岐路に立ってるし、これから先へもっと幅を広げられるようなキャラを演じる機会がないものかしらね。 40になって、平凡なお父さん役を優しく演じる竹野内豊じゃもったいないよ〜。受け止め演技の上手い人だから、あちこち貧しい国や戦争中の国なんかを回って、いろんな人達の残酷で、でも真剣な生活を見つめながら撮っていくカメラマンの役とか・・・?なんかちょっと新しい役ないかしら、、、、

1クリックで応援してくださいませ
Banner


日本版「ウーマン・イン・ブラック」を観て来た。

余談だけど、実はもう中学生の頃からずう〜っと気になっていたのだ。womanを日本語表記でウーマンって読むのは絶対に違うんじゃないかって・・・どう聞いてもウーマンとは聞こえないよね。イギリス人でもアメリカ人でもアイルランド人でもオーストラリア人でも、どんな外国訛りが入っても絶対にウーマンとは聞こえないよ。 あえてどうしてもカナで書くとすれば、ウォマンになるはずだ。どうしてこんな恥ずかしい表記が定着してしまったんだろう? 今からでもwomanの日本語表記をウォマンに変えてもらう手だては無いものだろうか・・・?

まあそれはさておいて、この芝居を観たのはもうロンドンで最初に幕が開いて間もない頃だったから、舞台バージョンはほとんど忘れかけていた。 っていうか、あの頃の私の英語理解力だと、ストーリーは問題なくても細かい台詞のやりとりで解ってなかった部分も多かったんだろう。 その後映画になったのも観たけど舞台版がこんなに面白く、笑える要素があったというのは今回新鮮だった。

上川隆也さんと斉藤晴彦さんのコンビはとてもバランスが良い。上川さんの語りの巧さは、限られた舞台セットや効果の中で観客を異空間に引き込む力があるし、斉藤さんの複数役は全くキャラの混乱なくスムーズに変わる。 二人だけのやり取りで、観客の想像力をかき立て、その場にない光景を見せ、観客に役と同じ感情=恐怖感を起こさせる。

上川さんの演技で観ているほうが実際に恐怖を覚えてしまう。何が怖いって、上川さんの恐怖の演技を観る事で、その恐怖がこっちに伝わり、彼の見ているものが見えてきてしまうのだ。 大げさな仕掛けなど無しで、それだけでかなり怖い。特に2幕は。

上川さんの表現力はこの芝居に必須とはいえ、素晴らしいといえる。決して大げさにのたうち回ってみせたり、神懸かりのような演技をしてるわけじゃない。演技そのものはあくまでもプロとして計算し尽くされたものだ。でも、その場に無いものを演技する事で観客に「見えた」と感じさせる表現力。上手い役者さんだ。 わずか3秒程の暗転で、時間や場所が変わった距離感をはっきりと出せるのも凄い。これは3月に観たキャラメル・ポックスの公演でも思ったのだけれど・・・・ 今まで涙を流して怯えていたのが、一瞬の暗転で映画のカットのように全く別の心情に跳ぶ。そしてそれに観客を付いてこさせられるというのが役者としてすごいね。上川さんもやっぱり舞台の役者だなあ。

斉藤さんの役は、大きな抑揚を押さえた中で、じわじわと若いキップスを恐怖の世界に追い込んでいく。 とても地味なところから始まって、でも少しずつ、気がつくとキップスの感情をあおっていく役割をしている。さりげない笑いを取るあたり芸が細かい。 大げさな演技でなく、しゃべりのトーンを変えるだけで何役もはっきりと演じ分ける。たった二人の芝居だけれど、この二人の役者の力量が全てといっていい。力のない役者では成り立たない芝居なのだ

この本がこんなに面白かった事を実感。ストーリー展開だけでなく、芝居というものの面白さをあらためて気づかせてくれる本だ。 芝居というのは、役者の声や語り口によってどんどん想像力を掻き立てる事が可能なのだ。演技一つで見えない物がその場にあると錯覚する程に見えてきてしまう。 ちょっとした語調やアクセントやしゃべり方のテンポを変えるだけで、全く別の人間を瞬時に演じ分ける事ができる。芝居/演劇というものの根本的な醍醐味みたいなものを再認識できる作品だ。こんなに面白かったんだ、、、だから20年もロングランしてるんだね。

今回はまるで日本にいるみたいだった。観客の99%は日本人。こんなのは初めてだよ〜〜。 客層はかなり大人で、カップルで来てる人が多かったので日本でよりは男性比率が高かったかな。う〜ん、協賛してる会社関係とかの人が結構いたのかなあ〜?・・・ちょっと残念、、、もっと地元の人達にも沢山来てもらえれば良いのにね。それを考えると、やっぱり蜷川さんって凄いよ。

こちらに1クリックで応援してくださいませ
Banner

Beachy head


とりあえず一番お天気がマシそうなエリアという事で回ってきたSussex。イングランドの南岸、ブライトンから東へイーストボーン、ヘイスティングスあたりはシーサイドリゾート。その辺りは海沿いだけでなく、少しインランドに入ると丘陵地帯で眺めも奇麗な所がある。行き当たりばったりで宿を探す時間の手間を省くため、イーストボーンのB&Bに2泊して車で回った。7−8カ所電話してやっと取れた部屋は、個人経営のBed&Breakfastだけれど、驚く程奇麗に行き届いていて素敵な所だった

イーストボーンは定年退職したカップルとかが毎年おなじみのホテルにやってきてはのんびり過ごす、といった感じで宿は60歳以上の人々で満室状態。夏休み中はバックパックの若者がSouthdownと呼ばれる丘陵地帯のハイキングに来たりするのだろうけど・・・・おしゃれなバーやレストランでモダンなイメージをキープしているブライトンとは決定的に違う。時間が70年代初めで止まってしまった感じ

トップの写真はBeachy Head。(写真はどれもクリックすると大きく奇麗に見られます)石灰岩の切り立った崖がイングランドで一番高い事で有名。これはやっぱり海側から見たら白い岸壁が奇麗なのだろう。本当に崖っぷちまで歩いて行けるので、悲しい事に自殺の名所でもある。でも景色は本当に奇麗。回りは文字通り360度見渡せる。ここから東へハイキングやサイクリングに行くコースがいくつもある。今度は車じゃなくてハイキングの旅も良いなあ

イーストボーンもヘイスティングスも時代遅れの老後リゾート地という感じだけど、車で行った小さな街は可愛い所がいくつもあった。村の入り口から出口までが車で1−2分しかないような所・・・ それでも観光地らしかったのが、1066年のウィリアム征服王の戦いで歴史的に有名なBattle(その名も戦場)とさらに東へ行ったRyeという小さな街

歴史のバックグラウンドは置いておいて、イングランドの田舎の可愛らしさはその古さにある。今でも人が住んでるのが信じられないような小さな古い家並み。日本だったらとっくの昔に地震で潰れてしまったはず・・・

Cottage

この家、表のランプポストがまっすぐなのと比べると、どれだけひん曲がっているかが解る。こんな家がそこかしこにあるのが田舎の可愛さ

Bent
この煙突も、サンタクロースが入り難いだろうなという位にひん曲がっている。放っておいていいんだろうか・・・?

Rye
これは、手前の2件は比較的新しいのが解るので、真ん中の白い家が屋根も窓枠も曲がっているのが比べられる。どれも、普通に人が住んでいる家だ。そしてイギリスではこの手の古い家のほうが値段も高い。好まれるからだ。

賞味2日半で走った距離は約350マイル。丸一日あった2日目が幸いお天気が結構良かったのでラッキーだった。晴れてるうちにと思って2日目に歩き回る所を詰め込んだので、要所は雨無しで回れた。でもまあ、小雨のシーサイドタウンも悪くなかったけど・・・

私には住むのは無理だろうけど、でもやっぱり田舎も良いなあ〜。ロンドンから2時間程度なんだし、日帰りでも結構いろんな所に行かれるよね。でも普段の生活に追われてるとなかなか腰が上がらない・・・・

さて、今夜は日本ヴァージョンの「Woman in Black」まだレヴューみてないけど、楽しみ。

1クリックお願いいたします〜
Banner


日本の国技である相撲が、前代未聞の不祥事続きで大変な事になってる。
八百長の噂が数年前にあったかと思えば、稽古と名打ってのリンチ致死事件、そして大麻疑惑、、とその問題もどんどんエスカレート。こんな事は今までになかったよね。

はっきり言う。外国人の侵入は確実にその国を滅ぼす
これは私が外国人としてこの国に20年以上滞在して、目の当たりにしてきた事から言える事実だ。外国人の長期在住に関して寛大になってしまったら、この国が守ってきた伝統や文化が犯されてしまう事を覚悟しなくてはいけない

私がこの国に来た時はまだサッチャー女史を首相とする保守党政権の頃で、EU圏外の国から来た人間にとっては長期滞在は楽ではなかった。数ヶ月毎にホームオフィス(外務省)に出向いて滞在ビザの延長を申請しなくてはならず、その為に必要な金銭や学業に関する証明が常に付いて回った。労働は基本的に許可されていなかったから、許される範囲でのお小遣い稼ぎは結構大変だった

でもそれでなけれが国のクオリティーは守れない。

アメリカがあんなにも強い国になったのは、外国人達が皆アメリカ人になる事に誇りを持ったからだ。新しい国アメリカを創るために海を渡ってやってきた人々は、出身はどうであれ、自由の国アメリカの一員になろうとした。その精神が今の強いアメリカ合衆国を作り上げている。事ある毎に星条旗を掲げてアメリカ市民である事を強調する。これがちょっとウザイ部分でもあるけれど・・・

今のイギリスにやってくる東ヨーロッパからの移民達にそんな精神は微塵もない。都合の良い制度だけを利用できるだけ利用して、イギリス在住市民である事なんかどうでも良いとばかりに、英語もろくに話せないままこの国の悪口を言っている

少なくとも神聖な日本の国技としての伝統を持つ相撲界に外国人が多く入って来たというのは危機感があった。高見山や小錦あたりまでは、彼らも日本の国技に参加するという重みを理解して、国籍も日本に帰化して順応しようと努力してくれた。でも今回のようなロシア人力士の大麻疑惑やモンゴル勢の力士達はどうだろう? 根本的な問題。

こんな人達は相撲界に入れちゃいけないんだよ!

島国であるが故の利点こそが、日本を「世界で一番安全な国」と言わしめたのに、ここ数年でかなり変わってしまっている。年に一度の里帰りをする度に危機感を覚える。外国人が住みにくい国でなくちゃ、そのクオリティーは保てない。これは絶対に本当だ。日本がやがてこの国のようになってしまわない事を祈る

どんなに住み難くても、本当にその国を愛して溶け込みたいと思ってくれている人は、外国人であってもその国に自然に同化してくれる。そういう人達はもちろんどんどん受け入れていけば良い。でもそうでない侵入者に対しては厳しく接していかないと、国の誇りや伝統が崩れていくのなんて時間の問題だ

次の首相が誰になるのか知らないけど、日本が転落していくのは見たくないなあ〜

さて、明日から3日間車で旅をしてきます。お天気は仕方ないけど・・・・

1クリックで応援よろしくお願いします
Banner


さて、金曜日まで6日休み。 最初の予定のブタペストが没になって、じゃあ車でデヴォンからコーンウォールを回ってみようかという事にほぼ決まりかけてた、、、
ところが、、お天気があ〜〜・・・・!

とにかく降ったりやんだりなんて悠長なものじゃなくて、集中豪雨が一日に何回も来るカンジ。典型的なイギリスの雨はDrizzleだったはずなのに、最近はまさにBucketing downなのだ。ものすごい音で家が壊れるんじゃないかと思うような雨が20−30分続いた後、またサンサンと陽が照ってくる。

向こう5日間の天気をチェックすると、コーンウォールのある西側は雨また雨・・・ ウェールズのほうは警報も出てるし、これはやっぱりやめたほうがよさそう、という事で予定を変更。 でも何処へ行くかなあ〜・・・と考えた所で、それより先にどのあたりが少しでもお天気がマシかという所から調べたほうが良さそうだ。ま、調べたところで当たるかどうかはまた別だけどね。

とりあえず、今日は久しぶりでサンデーローストのお昼をしにいく。ちょっと散歩がてら歩いて20分くらいの森林に近いパブまで行った このパブは1700年にできたもの。中はホントに古くて天井も低い。
Rose&crown


ずいぶん食べてなかったなあ、サンデーローストなんて。要するに典型的なイギリス式サンデーディナーで、ローストしたお肉に、茹で野菜、ローストポテト、ヨークシャープディング、そしてそれらの上からグレイビーソースをかけたディナー。お肉はやっぱり一番ポピュラーなビーフでいただく。

シンプルしかないイギリス料理でもこだわりはある。一番はビーフのロースト加減。これはやっぱり当たりはずれが多いからね。 今日のはかなりの合格点。真ん中が少しピンク色で、すごく柔らかい。 それから野菜の茹で具合。ブロッコリーはやっぱりちょっとクランチーでないとね。グレイビーソースも結構難しい。水っぽのはいただけない。ちょっとドロっとしてて、でもダマにならないギリギリの所が一番美味しい。

サンデーローストを家で作るとなんといっても後片付けが大変になるので、外で食べちゃうというのは名案だ。片付けの心配なく食べた後はパークを散歩しながらブラブラと静かな日曜日。 我が家から出て通りを左へ行けばロンドンの街の空気だけど、右へ20分歩いただけでもう森の中。ほんっとに田舎だよ、この辺りは!

出かけるのは2泊で火曜〜木曜にしたから、明日はまたネットでどこをどんなルートで回るかを検討しなくては。 なるべく高速から離れて、本に出てないような小さな村を回ってみようよと、これは彼と同意見。観光や旅行じゃなくて、2泊3日の小さな旅がしたい。


今年もやってきた9月5日。
相変わらず雨が降ったりやんだり、降ったりやんだり、降ったりやんだりでもう何日目? 一日に何回変わったか数えてる人いるかしら・・・?

9月5日私の記念日
誕生日よりも新年よりもむしろこの9月5日に、自分が人生の時間をちゃんと使ってるかどうかを考える。初めてロンドンに着いた記念の日。来た時はホントに3−4ヶ月のつもりだったから、今もこうしてここにいるハメになるなんて夢にも思ってなかったけれど、あの日から、私の人生はちゃんと始まったようなものだ 遅すぎだよね〜〜・・・・

考えてもしょうがない不安は置いておいて、ただ期待と情熱とあの時の精一杯の私だけでやって来たっけ。「何でもできる」って思ってたから、思いついた事はなんでもやった。多少のバカな事もヤバい事もあったけど時間お金人との出会いは絶対に無駄にしなかった。

あの時のように人生の時間を使ってるだろうか・・

もちろんいつもポジティブでなんかいられない。好きな事だけやって生きられる人なんてきっと何処にもいない。自分のせいじゃなくても、不運や災いはやってくる。だから私が9月5日に考える事は新年の抱負なんかとは違って、もっと柱になる事=ちゃんと生きてるかっていう事だ。良い事も嫌な事も、自分でちゃんと決めて選んでいるだろうか・・・

自分への問いかけは3つ。
(1)今の自分が好きな事は何か、何に興味をもっているか。
(2)大事な人達をちゃんと愛しているか、また自分も愛されているか
(3)嫌な事は嫌な事として、受け入れているか

は単純。自分に元気をくれる物達=私が幸せを感じるための原動力が何かを自分でちゃんと解っているか、というのは私にとって一番必要な事。
は回りの人達の存在を当たり前だと思ってしまっていないか(Take it for granted)。愛情は見せなくちゃ伝わらない。夫婦でも親兄弟でも友達でも・・・愛されなければ、愛する自分以上にはなれない
はネガティブな事にずるずると引っ張られないように。嫌な事でも「とりあえず今は我慢してみよう」と自分で決めた事にすればポジティヴになるから

それ以外の細かい事なんかどうって事ないよ。「あれもやりたい」とか「これができてない」みたいな小さな反省なんてしてたらキリがないし、そんなの時期によってコロコロ変わるしね。小さな事はどうでも良い、、、、

とりあえず、9月5日は自分と向き合ってみる。あともうひとつ、、
私がこの日をロンドン到着日に選んだ理由→今は亡きFreddie(Mercury)に
Happy Birthday!   あなたを愛してましたヨ、遠い少女時代に・・・

ここからまた出発!1クリックで応援を、、
Banner



今日はもうこれよ・・・!
ちょっと愚痴ってます、、、お許しを。それにしても参ったわ〜〜

夏休みもいよいよ終わりってことで、今日の仕事は朝から子供達のオンパレード! ラストラッシュとばかりに、あとからあとからやって来る・・・!一時数えたら、なんとレセプションエリアに11人もガキ共があ〜〜!

お母さん一人に3人の子供が一緒に来てたらもう3家族で子供9人だもんね あっちで奇声を上げて走り回る子達、こっちでその辺の物を手当たり次第さわりまくってる子、ぐずって泣き出す赤ん坊に、その上をいくお母さんの怒鳴り声、、、! もう私ははっきり言ってキレる寸前。 おまけに朝から途切れなくひっきりなしに続いて、水も飲めずトイレも行かれず時計はあっという間に2時過ぎてる、、、空きっ腹でイライラしながら接客してると、思わぬミスしそうになるのよ、、勘弁して!!

今日の心境にぴったりの歌を思い出した。もう25年位前になるのかな、、、久しぶりで思い出した。まさかと思ったけど、探してみたらちゃんと見つかるところが凄いわ〜〜! 知ってました?この歌・・・

子供達を責めないで



当時、「スネークマンショー」の畠山桃内をやってた伊武雅刀さんが、ヤマト(宇宙戦艦)のデスラー総統とちょっとかぶっての大演説。
いや〜〜、気分いいわあ〜〜この歌!

正直な所、私は子供は嫌いじゃない。見れば可愛いと思うし、話せば面白いなと感心するし、なついてくれば愛しくもなる。でもやっぱり特に好きでもないのよね。自分の人生には子供は入れない」という結論を出したのは私自身だから。今日みたいにな日は「やっぱりなんて賢明な選択なんだ」って思ってしまう。もちろんその為に、私が知らずに通り過ぎてしまう沢山の小さな幸せもあるという事は解ってるけど。そうだなあ〜、人生を5回生きられたら、一回は子供がいてもいいかな

この歌はけっして子供を卑下するものではなく、むしろ子供という小さな怪物に振り回される大人の哀愁を歌ってると思うわけで、、、、 毎日頑張ってるお母さん達だって、たまにはこう叫びたくなる時もあるんじゃない・・・?


こちらに1クリックでご賛同を!
Banner








そう、夏はやっぱりどうしてもあっちこっちからハエがやってくる。 蛾や他の羽虫は結構簡単に叩いて殺せるのに、ハエだけはすばしっこいっていうか、小憎らしいっていうか、いざ叩こうとするとすり抜けて逃げる・・・・で、今日のThe Timesに載っていたのがこの記事、

The perfect way to swat a fly
swat a fly



ハエというのは、身に及ばんとする危険を察知して素早く身をかわすメカニズムがとても機敏にできているのだそうだ。 迫ってくる気配を感じると、それとは別の方向へ飛ぶべく足を曲げ、タタッ殺そうと振りかぶると同時にバネのように飛び退いてしまう。 前に逃げる時は前足、横へ跳ぶ時は中足に重心をかけてジャンプする。なんとその時間0.2秒とか・・・

ハエって、叩こうとする直前まではじっとしてる様に見えるけど、実は気配を感じるとすぐに逃げる準備にはいっているのだそう。 その時にしていた事から体の体勢と重心を変えて、気配を感じた方向から逆の方へ逃げる準備をとる。「やれうつな、ハエが手をする、足をする」と詠ったのは小林一茶だっけ? 実際にはお願いする振りで、用意周到にちゃっかり逃げる手だてを考えているのだ・・・

で、正しい蠅の殺し方はというと、
アプローチは後ろからが一番やり易い。
そっと丸めた新聞紙等をもって振り下ろす体勢で近づく
ハエが今いる場所ではなく、少し前方を狙って叩く

肝心なのはだそうだ。危険の迫る方向から逆へ跳び退るように逃げるので、振りかぶった時はすでにその方向へジャンプしていると思って良い。だから2−3cm先をねらって叩くと命中するという事だ。

で、夜キッチンで早速試してみました・・・・なんと、大当たり!! 
びっくりするくらい気持ちよくヒットしてしまった!! なんか、気分スッキリ。 さっそく彼に「やった〜」と報告すると、サッと顔を曇らせて「ころしたのか・・・?・・・そうだったわ、この人はハエも蜘蛛も殺さないんだった。ごめんなさい、、(でもこの前酔ってキレてた時、思いっきり殺してたよ〜

なるほど、2−3cm前方、これがキーです!
今度からは彼が何と言っても百発百中を目指すわ!!

こちらにも1クリックで応援を〜
Banner


3連休最期の昨日は久々にカラオケ しかも昼間に・・・
ホントにひっさしぶりだった。以前は前の仕事仲間とよく行ったもんだけど、職場変わってからは3年振りかなあ・・・・

お昼はチャイナタウンで飲茶。Bank Holidayはさすがに人がいっぱいでどこも混んでたね。ちょっと並んだけど15分ほどで入れた。この店はワゴンじゃなくて、注文票に印を書き込んでオーダーするシステム。 英語のメニューで写真を観ながらいつものやつを確認し、メニュー番号を間違えないように中国語の注文票にティックをつける。

そうそう、このティック(✔)、日本にいた時は答案につけられるバツだから、初めてこっちの英語学校で宿題の答案がだらけで返された時にはビックリ&ショックだったけど、こっちではバツはちゃんと✘で、✔はOKという事でだ。ちなみに上から反時計回りに描く。日本だとは下から時計回り、数字の0は上から逆に書くよね、何でだろ・・・?こっちではどちらも0式に描く。

チャイニーズレストランに共通している事は、サービスは悪いのが普通という事。 追加が欲しかったりして人を呼ぼうとすると、あからさまに「いったい何!?」といった剣幕でやって来る。  ひどい店だと「そこに座れ、お前はそっち!」と命令されてしまう  ーーーまあそれが普通なのだ、と慣れてしまえばご愛嬌。彼らは決してそれを無礼だとは思っていないのだから・・・・悪気は全くないのだ。  ま、注文したものがちゃんとやって来てそれが美味しければ良しという事で。

日本のカラオケボックスも何カ所かあるけれど、なんせ高い
私たちが利用するのは小さいけど安い所。 食べ物、飲み物は自分達で持ち込めるのでそういったサービスはいっさい無し  でもこれがグループで行くと、行く前にみんなでお店に寄ってビールやおつまみを買い込んで持ち込めるので、和気あいあいとした雰囲気が出来上がる。 昨日は飲茶の後で昼間だったから、歌う為だけに行ったんだけどネ・・・・日本から入ってくる最新の曲は、それでも軽く半年遅れ いつも古〜い曲しか歌えない私たちがたまに最新のヒット曲を披露しようとしても、マシンに入ってなかったりする・・・まあ、これも御愛嬌。

だんだん「古い歌合戦」になってきて、10歳下の友達に「さすがにこれは知らないだろう〜」ともちかけると結構知ってたりするので不思議だ。 ちなみに昨日の最古曲は奥村チヨさん、「終着駅」落ち葉の舞い散る停車場は〜〜!? でも確かこの曲、その昔ものまね番組で松居直美ちゃんが歌ってたもんね・・・

それにしてもずっと歌ってなかった間にすっかり声が衰えてた事を痛感。
やっぱり声は常にちゃんと出してないとダメだね。年のせいかキーも下がってるよ〜、1つキー下げないと苦しいのなんの・・・・ 思う様に声がコントロールできない事にちょっとショック ! またちゃんとやらなきゃダメだなあ〜〜。歌うって心にも体にもとっても良いからね。声のトレーニングは50からでも60からでも出来る。久々にマジで歌いたくなってきた!

3連休なんてあっという間に終わってしまった。でも9月の2週目にまた6日休み取ってるから、まあいいか。  予定してたブタペストが没になったからどーしようかね。3日位どっかに行かれれば良いかな。でももう秋っぽい気配だし、お天気があ〜〜??? ユーロスターでパリあたりまで出てみようかしら、、大陸の方がまだ陽が当たってそうだ・・・

1クリックで応援してくださいませ
Banner


今週末は3連休。この8月末のバンクホリデーが過ぎると一気に秋の気配になってしまう、、、って、今年はなんだか気温もぱっとしなくてずって22度くらいだったし週末のお天気もOn& Off(降ったりやんだり)だそうだ、やれやれ。

北京オリンピックも閉会式。あっという間だったね。
私は開会式を見逃して、やっとおとといの夜にBBCで再放送をしていたので観たばっかりだったのに、もう閉会式とは・・・・ それにしてもあの開会式は凄かったね〜〜 何がってやっぱりあの参加人数の膨大さとその協調性、さすが共産国!こういったマスゲームのような正確さと乱れの無い統一性を追求すれば、共産主義国には勝てません。

これはあくまで納得/感心しての意見です。 そう、素晴らしい!
いつも、どの国もオリンピックの開会式/閉会式では心に残る素晴らしいものを見せてくれるけれど、今回はまた別格なものがあった。 中国の人達は本当にこのオリンピックで世界の仲間になりたいと願っていたはず。だからこそ、口パク少女とか、体操選手の年齢詐称とかそういったせこい事はやっぱり無しにしようよ・・・・みんながニコニコと笑顔を振りまいてたけど、それだけが張り付いたように見えてもしょうがない。

開会式と今日の閉会式を観ていて、いつかどこかで似たようなものを観たことがあったのを思い出した。
むか〜しの事。某ベテラン女優さんの事務所に遊びにおいでよとお誘いをいただいて仲間数人でお邪魔したところ、「素晴らしいパフォーマンスのビデオがあるから是非観ていって」という事で観たのが創価学会の総集会のようなイベントのビデオだった。 宗教的な意味合いは私には関係ない。ただ、確か会場は西武球場だったか、そこに集まった何万という人たちの、号令一つで一斉に乱れなく次々と動きを合わせていくその協調性と正確さ、そのパフォーマンスの空気から生まれる集団催眠のような「心は一つ」の陶酔感は、見た目には素晴らしいと同時に空恐ろしいものがあって、ちょっと怖くなった。

別に無理矢理そこで勧誘されたわけでもないし、わざわざ「宗教だと思わないで集団パフォーマンスとして観てちょうだいね」と前置きをして見せてくれたので、それ以上は深く考えないで事務所を後にしたのだけれど、今回のオリンピックの開会式で、あの時のカンジと同じものを感じた。 さすがはチャン・イーモウ監督、素晴らしいし美しい。 それは間違いないのだけれど、ちょっと典型的/歴史的中国のイメージが強かったかなあ?もうちょっとモダンな2008年のチャイナの姿も親しみが持てたかも。

というわけで次は4年後、ロンドンです。
知らなかったんだけど、今日の閉会式に合わせてロンドン中心部(バッキンガム宮殿周辺)でHand over partyをやってるらしい。閉会式でのハンドオーバーからいよいよ4年後のカウントダウン開始という事だそうだ。 あんなに人が集まってるなんて思わなかった。閉会式でちょっと見せたロンドンのハンドオーバー用のパフォーマンスは、これまた北京側とは全く違って地味に決めていた・・・! でもこれがとっても飾らないロンドンらしくて、私はむしろ見た目の華やかさを追わなかった演出に拍手したい。

ダブルデッカーバスを待つ人々の列=Queue、半分ほどの人が傘を持ち(これはすごく現実的で笑えた)ある人は本や新聞を読み、あるいはiPodを聞きながら並んで待っている。 横断歩道を渡る子供を誘導する黄色いおばさん。  皆の動きはそれぞれがダンスの振り付けになっていて、これがチャイナ式とは180度違ってそれぞれに違った振り付け。でもこれが観ているととってもロンドン(イギリスじゃなくてロンドン)なのだ。

プレゼン動画はこちらをどうぞーBBCサイトより

ダブルデッカーバスから登場したのは、X Factorというオーディション番組からスターになり、イギリス人女性アーティストとして20年ぶりにアメリカで1位になったレオナ・ルイス。(Leonaについてはこちらを!)歌った曲がなんとLed ZeppelinWhole lotta loveで、おまけにギターはジミー・ペイジ!! これには驚いたよ〜〜! そうそう、最近はZepも再結成してコンサートやってるからね〜!(もちろんボンゾ抜きではZepじゃないんだけど)

そして登場したのがDavid Beckham。なんでここでもベッカムなんだと思う人もいるかもしれませんが、実はレオナもベッカムも4年後にオリンピック会場となる東側ロンドンの出身なのです。 メイン会場になるのは正確には東〜北東ロンドン。ちなみにJimmy Pageもロンドン生まれですが、彼は確かヒースローに近いほうで西〜南側だったはず。それでも一応ロンドン出身の代表という事でこの3人で正解という事にしていいんじゃない?

まあ、4年後の事ではありますけど、ころころ変わるお天気に気をつけて、真夏でも駅にも車内にも冷房のない地下鉄に覚悟して、ロンドンでも英語が解らないかもしれない事も頭において、是非世界中の人達にいらしていただきたい・・・・・やれやれ、これからの4年間はあれこれと税金が大幅値上げなんですよね、、、ツケが回ってくるのはこっちなのよ〜〜 ただでさえ、移民外国人にた〜っぷり払ってるのに、、、、うちは会場になるエリアとは隣り合わせ。どうなる事やら・・・・

こちらにも1クリックよろしくです
Banner


まとめて観た4話以降の「Tomorrow」、やっとドラマらしくなってきたけど、やっぱりちょっと脚本が弱いかなあ〜・・・・ 毎回ゲスト出演者がいて、患者側と医者側の事情ってやつを盛り込んだストーリーにしてるんだけど、バランスが悪いのかな〜、、?7話でやっと両者共盛り上がってきた感じ。

竹野内豊さんの、中心にいてでしゃばらずな演技はやっぱり良い具合に収まるね。こういう静かな演技で存在感を出すのが竹野内さんはすごく巧い。回りにどんなキョーレツなゲスト俳優が来ても、真ん中で静かにドーンと受け止めてる感じ。それでいて、1〜2話の頃の惰性で流されてるカンジだった航平から少しずつちゃんと変化してるし。5話での、本当にミスをしたのは航平じゃなかったっていうオチはどうかと思ったけど、それ以降どんどん目に光が戻ってきてるあたりの静かな演技が巧い。

ゲストの方々や竹野内さん、菅野美穂さんは良いんだけど、その他の人たちとの演技力にちょっと差がありすぎな気もするけどーーー 演技してるってわけでもなく良い味だしてるのが岸部一徳さんか・・・・岸部さんと竹野内さんの2人のシーンが妙にあったかくて良いな〜 

でもどうしても全体がちょっとバラバラな感じがする。あっちもちょっと、こっちもちょっとで、ドラマとしての組み立てが悪いっていうか、核が見えないっていうか、やっぱり本の問題か・・・? 全部で何話なのか知らないけど7話っていえばもう後半だよね、これって、このままばらばらな話が毎回続いて、最期はめでたく市民病院が残りました、あるいはきっぱりと専門病院に生まれ変わる、みたいな結末になるだけなのかな・・・?まさかねー?

双方のいい分も今まで出尽くしたような台詞ばっかりだし、もっと新しい事言ってくれないかな・・・ 言い尽くされた台詞じゃ感動できないよ。 一生懸命泣きながら演技してる役者が気の毒。先が読めちゃってその通りの台詞が聞こえると白けるんですけど・・・・

とりあえずは最期まで追って観てみますけど、2度は観ないドラマかなあ〜

こちらにも1クリックで応援してくださいませ
Banner


今の携帯に替えたとき、デジカメ並みのスペックで写真が撮れればと思ってサイバーショットにしたのだけれど、その時に決めていたのが「携帯で音楽を聞こうとは思わないからオーディオスペックは最低限でいいや」という事だった。電車やバスで割れ割れの音でわけ解んない音を撒き散らしてる連中にホントにキレてたし、私自身、もうずう〜っと音を聞きながら歩くという事をしていなかった。 ipodが出た時も「おっ!」とは思ったけど、でも要らないなと思ってずっと無視してきた。

でも、実は私は元祖ウォークマンの世代なので、昔は本当に眠ってる時意外はずっと音楽にひたっていた。 部屋ではいつも必ずその時に選んだ音をかけていたし、外出時はバッグに自分で編集したお気に入りテープを何本も入れて歩いていた。 いつからウォークマンしなくなったんだろ・・・?この携帯はラジオがついてるので前にブライトンに行った時電車の中で試してみたら、すごく良い音なのでびっくりしたのだった。

試しにiTuneから数曲携帯に入れて聞いてみると・・・・おお〜〜!今はこんなに良いクオリティーで聞けるのね!! とびっくり&感激。一発で気が変わって早速プレイリストを作成してしまった。 あくまでもこれはサイバーショット携帯で、追加したメモリーも1GBなのでiPodとまではもちろんいかないけれど、通勤時やお昼休みにはやっぱり音楽あると良いね〜!どうして今までずうっとこの幸せを忘れてたんだろ・・・?若くなくなるってこういう事なのかな?、いけないいけない、、、!

それにしてもやっぱりサウンドクオリティーは昔のウォークマンとは大違い。イヤフォンも自分ではかなりのボリュームと思っても周りに全く漏れないし。やばいよ〜これは・・・ただ困るのは、私は音楽が回りにあると体が動いてしまうのだ・・・・リズム取っちゃうし口が動いちゃうし歌っちゃうのだ。これを公共の場で抑えるのは結構苦しい。バスやカフェでじっとしながらMusicを聞くのはかなり意識してないと難しい。バス亭では他に人がいないと一人で歌ってるし、、、

音楽を聞く時はバックグラウンドとしてよりもちゃんと聞いてしまう。じっと集中して聞いて、ちょっと鳴ったパーカッションのちっちゃな音とかドラムのスネアの響き具合とか、ストリングスのアレンジとかヴォーカルのエコーのかかり具合とか、一つ一つ耳で拾っていくのが楽しい。 こんなところに・・・と思うような、小さいけど気持ち良い音を拾った時はとっても嬉しい。

この家を買う前に借りてた家は二人には贅沢な位広かった。リビング2部屋に3寝室のファミリーサイズの家で、庭がオリンピックサイズのプールくらいあった。知り合いのつてであんな家をたったの7万円くらいで借りてたんだから、もうあんな暮らしは二度とできないだろ〜なー)あの家に住んでた頃はよく音楽浴=Musicbathingをした。

リビングの真ん中に手足を思いっきり大の字に広げて寝転がる。ステレオのヴォリュームは「うるさい」と感じる少し手前、ちょうど音の波がカーペットに届いて背中に伝わり、音が皮膚の表面に降ってくるくらいの音量にして、全身で音楽を浴びる これはホントに気持ち良い!! 普段は気がつかなかったいろんな音が聞こえてきて、体の中から気持ちよくなれる。ポップスだとイマイチだけど、本当に音として聞きたい曲だと最高。 時期的にも一番よくやったのが坂本龍一さんの「1996」だった。あとは70年代のプログレ(死語?)とかね。ELPとかピンクフロイド、キング・クリムゾン・・・!あ〜、、ELPっていえば、どうーしてるんだろ、キース・エマーソン・・・?

そんなこんなでここ数日ずっとウォークマンしてるわけだけど、やっぱりいろんな音を聞いてるとアイデアやインスピレーションが湧いてくる。 何で今までずうっと忘れてたんだろ? そうだよね、本来こうだったはずじゃないか・・・何だかここ数年ぼ〜っと時間を無のまま過ごしちゃったような気がするなあ〜〜いけない、いけない。

今の家はちっちゃいから音楽浴するのはなかなかねえ・・・でもちょっとお隣さんに失礼してボリューム上げてみますかね、狭いけど床に寝転んで・・・・

Banner


蛸(タコ)なんて、頭フニャフニャだし、な〜んにも考えてなくて海の中を這いずったり時々墨はいたり、ジェット水泳したりして日々漂ってるだけなんだろうなと思ったら、どうしてこれがなかなか知能の高い生き物なんだそうだ。色や形を識別する事はもちろん、ものを考えて解決する能力も備わっているらしい。瓶のふたを開けたりする事もできるそうだ。

今日の新聞に出ていたタコの研究結果。これはヨーロッパ中の20カ所にある海洋博物館での2000近い項目の実験研究で、もともとは、タコに利き手のようなものがあるのかを調べてたもの。 つまり人間のように、手足を使った動作において右側あるいは左側の手足をよく使う、といった傾向があるのかどうかをいろんな実験で調べてみたのだそう。これによると、ほとんどのタコは動作において右左の顕著な差はなく、中にはあきらかにいつも使う側が同じタコにいたそうだが、これはおそらく視界が影響しているのではないか。 片目の視力が弱かったりすると、見える側の手足を使う事が多くなる。えさをやったりする際にも、見える側からアプローチするほうが、タコにとってのストレスが少ないそうだ。

Octopus

イギリス、Weymouthの研究所での発表によると、タコにルービック・キューヴ等のおもちゃを与えてどんな動作をするかを観察して膨大なデータを整理した結果、タコには2本の足と6本の手がある事が判明したそうだ。そもそもOctopus(蛸)という名前の由来は、ギリシャ語で8本足という意味である。それが実際には蛸の足=feetは2本で、残りは手=armsという事になる。これは名称を変えなくてはいけないかもしれない発見かも・・・

岩場や地面を這うときは、体を支えて押し進めるのは2本の足を使い、他の手は体を移動させる手助けをする。 泳ぐ時も水を蹴るのはこの2本の足で、他の6本はプロペラのように水をかき分けるのに使う。・・・・ふ〜ん、なるほどね・・・! このルービック・キューヴでの実験も、どの足を使うかという研究だそうだけど、確かにくるくる回してるところがすごい。 でもまだルービック・キューヴを完成させた蛸はいないそうだ。(そりゃあ、無理でしょ・・・私だって2面がやっとだったんだから!)

タコって、頭に見える丸い部分が実は胴体で、脳は目と足の付け根の間にあるんですって! 知らなかったわ・・・あのでかい目にも近視があるっていうんだから笑っちゃう。これでルービックキューヴを完成させたら凄いわよ・・・

これからは、「タコの足は何本?」って聞かれたら2本!って答えるべきなのかしら、、、 だとしたら世界中の学校の教科書を書き直してからだよね。ところでついでに思ったんだけど、イカはどうなんだろうねえ〜〜・・・??

Banner


北京オリンピックが始まってる。時差あるのでなかなか追いつけない。Eurosportsは一日中ライヴを追って、夜にはダイジェストという形で放映してくれるからいろんな競技の結果を知る事はできるけど、夜にしか観られない身としてはいまいちライヴの盛り上がりに欠ける。でも種目毎にちゃんといろんな試合を観るには、BBCのインタラクティヴチャンネルで観たい競技を選べるのでこれは便利かな。日本みたいにいろんなチャンネルでタレントが司会をしながら追っかけるという事はないので、他のチャンネルの番組は普通にいつもと同じだ。 見たい番組は自分で探して見つけなければならないというのがイギリス式。

時差がある分、夜には結果が既に解ってるから観たい競技を選び易いのは助かるかなあ。 ライヴでドキドキしながら観なくても、結果が解ってるので冷静に観られる。昨日の北島選手の金メダルもそう。世界新で金メダルなんて素晴らしい! あとは200にも出るのかな。そういえば話題になってたspeedo社の水着、みんな着てるね〜〜。なんか、みんな肩とか発達してるし、あの水着着て競泳帽かぶってると男子のレースなんだか女子のレースなんだか解りづらい・・・・

オリンピック観てると、4年に一度のこの時期にしか絶対にテレビで観られないような競技があるよね。女子のサッカーとかホッケーとかハンドボールとか・・・・?昨日はちょっと飛び込みを観てたけど、何が良い競技なのか、見方がよくわからないのよね。 解説の人のコメントをきいているうちに、足がそろってなきゃとか、手が伸びてなきゃとか、水しぶきは少ない方が良い、入水するときの体の角度、、なんてものが点数になるらしい。なるほど・・・・・

重量挙げとかも、昔は「何のためにこの人たちはこんな事やってんだろ?」なんて思って、これはよほど他に楽しみを見つけられない、あるいは楽しみがない貧しい国の人々のスポーツなのかもとさえ思ってたけど、よく見てみるとなかなかどうして科学的なスポーツだ。タイミング、バランス、姿勢の運びそして何よりも集中力・・・・ でもやっぱりなあ、人生賭けてトレーニングしてバーベルを持ち上げるっていうのはよくわからないなあ〜〜 いや、けなしてる訳ではなくて、青春を賭けて汗水流すという事に、どうしてその競技を選んだのかな、、ていう素朴な疑問。

男子の体操は銀だったんだね。 今日は休みだからこれを探して観るとするか。昨日は水泳でイギリスにも金と銅が。でも他にイギリス勢がどうなってるのかよく知らない・・・メダル候補って特に持ち上げられてる人って誰なのかな。 こっちってもちろんそれなりに期待される選手は大きくとりあげられるけど、だからって国中で持ち上げて大騒ぎするってことがないから、興味がなければ全く知らないっていう事が多い。 うちは職場でラジオを付けてるので、昼間のニュースで流れた内容を夜確認するっていうパターンになっている。イギリスはセイリングとかボートとか乗馬なんて種目が結構イケルみたいだけど、これまた私にはほとんど縁のない世界だしねえ〜〜

スポーツ競技の祭典の隣でロシアとグルジアが戦争してる・・・・オリンピックどころの話じゃないよね。選手達は競技に残ってるようだけど。どうしてだろうねえ〜〜、、ロシアとグルジアじゃ国の大きさもさる事ながら兵力も軍の規模も段違いじゃない。 またよそのどこかの国が余計なおせっかいを出しませんように。早く停戦になりますように・・・・

Banner

↑このページのトップヘ