あれから一年、、、って、早い!
去年、父が亡くなって帰ってきた時は、本当に何処にも行かれず誰にも会えず、父の葬儀以外はただ実家の周辺を歩き回るだけで終わってしまったっけ。やっと隔離も出発前のPCR検査も待機もなく、普通に帰って来られるようになった。まあ、馬鹿プーチンのおかげでフライトが長くなってしまったのがちょっと、、、だけれど。
まず着いた日は夕方にマッサージ!台湾式の足つぼと全身整体で疲れをほぐしてホリデーのスタート。最初の2日で髪をきり、ネイルをやっていただいた。ちゃんとしたネイルも3年ぶりだ。以前にもお願いしたフィギュアスケートファンのユッコさん。少し遠いけれどフィギュアスケートの話がしたくて週末にお邪魔した。
この日は午後から別の友人と3人で浅草で待ち合わせ。江戸最古といわれる老舗の天婦羅屋「三定」さんで江戸前天丼のランチ。天婦羅定食にするか、天丼にするかの究極の選択。サクサクの天婦羅で白い御飯か、たっぷりタレが染み込んだ御飯とサクサクとタレでしっとりが半々の天婦羅を頂くか、、、、。わたしの選択は後者!!これぞ天丼!
東京で生まれ育ったからといって、いや、生まれ育ったからこそ東京観光めいた事は以外としないものだ。そこで今回友人が提案してれたのが、隅田川の水上バス。浅草から日の出橋まで約30分だ。腹ごしらえが済んだところで午後の隅田川下り。
特別に景色が良いというわけでもないけれど、のんびりと両国、、勝ちどき、永代橋を通って日の出埠頭まで行くのもなかなか乙なもの。普段は下町の方には来ないから、いつもと少し違う江戸の空気。丁度お天気も良くて、暑すぎず気持ち良い。日本に来る前はもっとジメジメしてるだろうと覚悟して来たのだけれど、なんだかイギリスの夏みたいで一番過ごしやすい気候だ。久しぶりの再会で私達の話も進む。
昔から隅田川と言えば夏の花火。一度は屋形船で花火を観てみたいとも思う。でもそう思いつつも地元にいると行かないというのは皆そうらしい。竹芝・日の出桟橋周辺も変わったので私の記憶とは全く違う。私がまだ子供の頃は、朝晩に竹芝桟橋から船の汽笛が風に乗って聞こえてきたし、潮風の臭いがかすかにする時もあったっけ。東京タワーは近くだから家の5階のキッチンから全身が見えた、下から上まで。今はもうビルだらけになってしまって、海の気配も無ければ東京タワーも全く見えない。やっぱりさびしいね~。
でも東京は、うちの近所もそうだし浅草なんかもそうだけど、今でも昔からのものが残っていたりする。かすかに残る江戸情緒、やっぱり好きだな~、安心する。
船を降りてからは少しあるいて、そろそろ夕暮れ。友人のお薦めで大門にある思いっきり昭和な雰囲気の中華居酒屋へ。メニューがどれも「皆が大好き」なものが揃っていて、どれも美味しい。
やっぱりね、むか~しからやってる、親父たちに人気のお店が美味しいのよね。ここのマスター、プログレが好きだというのでまたまた盛り上がる。私は70年代プログレが大好きですから!楽しい時間はあっという間に過ぎる。1日で盛り沢山な日だった。いつも来る度に付き合ってくれる友人達に感謝!です。