見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。


仕事復帰して1週間。久しぶりで疲れる。とは言え順調に忙しく、 出だしはまあまあといったところ。何よりも全てをアポイントメントでコントロールしているので、一度に人がドヤドヤ入ってきたり、ただ見て回るだけでビジネスにつながらない、いわゆるtimewasterがいないので無駄がないのが嬉しい。

そうはいっても、マスクとフェイスシールドはなかなか辛いものがあるのだった、、、、マスクだけでも息苦しいのに、メガネの調整や測定にはどうしても1mより近づかなくてはできないので、マスクの上にシールドをかぶると、もうメガネは曇るし、視界は霞むし、聞こえにくいし、おまけに暑い!!いつまでこれが続くのやら、、、、

少しずつ、色々なことがまた始まり出した。先週末は今年最初のF1オーストラリア戦。 無観客レースだったけれど、テレビで見る限りは元々マシンの音しか聞こえないので、違和感なく見ていた。何度もセーフティーカーが出て、リタイヤも多かったし、最期にはルイスが5秒ペナルティーで0.2差で表彰台を逃す、という展開。そしてルクレールと共にイギリスの若手、ランド・ノリスが表彰台に上がった。長くルイス、ヴェッテル、ボッタスでの時代が続いたけれど、ここへきて若手がこれからも伸びてくるのか、、まあ、いってみればシーズン初戦だったわけだから、あんなものかなあ〜〜。一戦目を迎えられただけでも「よし」としますか。

4日からパブやレストラン、そして美容院や博物館・ギャラリーも再オープンした。 テレビでもSNSでもとにかく「距離を開けて、常識を持って。ウィルスは無くなっていない」と散々呼びかけていたけれど、特にパブでは夜になるにつれて、どうしても収集がつかなくなってしまった感じだ。レストランやパブでは来た客すべての連絡先を保管して、感染者が出た場合には連絡ができるようにしておかなくてはならない。それでもほとんどの人たちは一応節度を保って久しぶりの乾杯を楽しんだ様子。

それでも週末が明けてみると、コロナに感染していた人からの連絡で、数件のパブは早速また閉店に追い込まれたそうだ。いつ、どこで誰が感染していたのかが判らないのは本当に始末が悪い。今日の時点で感染が明らかになった人たちはおそらくもう1週間以上前には感染していたのだろうから、店としては週末に来店した全ての人達に連絡しなくてはならないのだから大変だ。 週末に新たに感染した人の症状が出るのがまた1−2週間としたら、本当にこの繰り替えしはいつまで経っても終わりそうにない。

やっと少しずつ再開し始めた日常をまた後戻り閉鎖にならないように、みんなが協力しなくてはね。それでも必ず一部のバカがいるのだけれど。私はまだやっぱりレストランやパブに行く気はない。カフェでゆっくりお茶でもしたいけれど、落ち着かなそうだし、だったら家で安心している方が気楽だ。髪は切ってもらいたいが、これまた電車でシティーのいつもの店に行くのはちょっと気が進まない。第一、今は予約が殺到しているだろうから、少し待ってからにしようかな。

F1は始まったけれど、ウィンブルドンは無いんだよね。F1は来週もう一度同じオーストリアのサーキットで2戦目を行い、ハンガリーで1戦した後、シルバーストーンでも2戦が予定されている。国の間の移動が微妙だからできるところで2戦というのはうなづけるが、8月のバルセロナはどうだろうか、、?カタルーニャでは再びコロナの感染が広がって地域ロックダウンになってしまった。これから2週間は州への出入り禁止だから、8月に大丈夫なんだろうか?

これからは国自体よりも、地域毎のロックダウンがあちらこちらで出てくるかもしれない。実はイギリスでもレスター市はまだロックダウンだ。他と比べて飛び抜けて新たな感染数が多いということで。先週に発表された、今でも感染数が増えている全国区の中には実は私の住んでいる区も入っているのだ。職場も同じエリアなので、万が一ロックダウンに戻ったらまた仕事休みになってしまう。 それだけは勘弁していただきたい。3ヶ月8割のお給料でほんとにギリギリだったんだから!!

7月から新シーズンになったフィギュアスケートもいろんな選手がコーチを変わったニュースも入ってきたけれど、まだ練習拠点に戻れない選手も多い。メドベージェワ選手は3月からずっとひっそりと日本にいて、今はロシアに戻っているとか。カナダへの入国はまだできないようだし、そう言えば羽生君は日本に戻ったのかしら?ずっとカナダにいたのかな?7月はいろんなところで夏合宿がある時期だけれど、今年は難しいね。去年は昌磨君がロシアに行ったりして、珍しい組み合わせに「新コーチはエテリか」とも言われていたっけ。(私は無いと思ってたけれど)紀平梨花ちゃんがオーサーコーチにも師事することになったけれど、カナダに行かれるのはいつのことやら、、、??そう言えば、スケ連指定の強化施設は中京から関空アイスアリーナになったんだっけ。みんな練習や振り付けがちゃんとできているといい。

映画館は開いたけれど劇場は開かない、、、ウェストエンドに芝居の灯が戻ってくるのはいつなのか?難しいよね。ロンドンの劇場はほとんどが古く、座席が小さくて密集している。1mの感覚を開けたら入れる客席数は3割にも満たないかも、、、興業として成り立たないよね。でも早くまた劇場で芝居が観たいよ。とはいえ今はお金もない時なので、とにかくこのまま仕事が順調に忙しいと嬉しい。一人の接客が終わる毎に机や周りを消毒するのは時間かかるし、PPEもつけたり外したりしながらやってるのでまだ慣れない。これがこのまま新しい日常になるのか、、、でも仕方ないね。早く誰かワクチンを〜〜〜!!


本当にね、信じられない!みんなバカなの!!??
 
来週末の7月4日からはレストラン、カフェ、映画館、ホテルやB&Bも営業が再開できることになったはいいけれど、、まだ来週になっていないのに、この騒ぎは一体何なのだろう!?

確かにこの2−3日は30度になる気温で夏らしくてみんな自粛疲れがあるのは十分承知してますよ。でもだからっていきなり南のビーチにものすごい人の集まり、、、!何時間もかけてわざわざ出かけた人も多いらしく、もうビーチは人でいっぱい。

そしてやっとのことで無観客で行われたフットボールのプレミアリーグではLiverpoolが30年ぶりに優勝ということで、その後ファンたちが街に出て大騒ぎ。2日間に渡る街中でのどんちゃん騒ぎを繰り広げ、挙句にはどこかから火が出て消防が駆けつける始末。今朝は散々に散らばったゴミを地元のボランティアの人達が片付ける姿がニュースになっている。せっかく無観客で行われた試合でも、その後にあんなお祭り騒ぎじゃコロナもへったくれもあったものではないよね。小さな子供まで肩車して一緒にパーティー騒ぎをして、どういう親なんだ!?と思ってしまった。

何だか黒人のフロイドさんが亡くなった件でデモが始まってからというもの、人々のコロナウィルスに対する自粛意識がどんどん遠のいてしまっている。無くなった訳じゃないんだよ、、、その証拠に今でもイギリスでは100人以上の人が毎日covid-19で亡くなっている。 みんな解ってないんじゃない?

これで来週末にパブが開いた日にはどんな騒ぎが全国で起こるのやら、、、おまけに政府は夏のホリデーに向けて海外への移動も緩和するという。今までは海外から戻ったら14日間の隔離が義務付けられていたけれど、それを7月6日から一部の国に対して緩和するという。夏のホリデーの代名詞、ギリシャ、トルコ、スペイン、イタリアを始めヨーロッパの国々が対象だそうだ。あらあら大変!!

ものすごく危険な予感しかしない。中国では一旦規制を緩和して、北京はまた感染者数が増えて対策を逆戻りさせているし、東京だって実はまた感染者数がじわじわ増えている。 新たな感染者が減り始めたのはあくまでも人と接しない自粛があってこその結果で、ここでの緩和は一気に逆風が吹くんじゃないだろうか。本当にニュースを見てショックだった。

「こんなバカ達と同じ国に住んでいるのが怖い!」

友人が「日本のいろんな人からたくさんマスクがきたので少し送るね」と連絡をもらった。これは嬉しい!!職場ではPPEが用意されていると思うけど、やっぱり通勤が一番心配だから。一応使い捨てのをとりあえず用意したものの、ずっと続くのだからいつまでも買い続けるのはちょっとなあ〜〜と思っていたところだった。

本当なら、「やっと緩和されてきたのだから、これから終息に向かうといいな」とポジティヴになりたいところなのだが、どうも嫌な予感しかしない。F1も来週から始めるという。オーストリアのレースからで、無観客での再開。ものすごい大金が絡んでいるスポーツなのだから、今までのレースが無かっただけでも大損失なのはわかるけれど、これからいろんな国を転戦するスポーツなので、ここはやっぱり慎重にお願いしたいところ。

いろんな国を転戦と言えば、フィギュアスケートだって同じで、もうすぐ新シーズンに入るけれど、どうなることやら。そうする間にも、トルソワ選手がエテリコーチからプルシェンコ氏のアカデミーに移ったり、紀平選手のクリケット参加や、コリヤダ選手がミーシンコーチに、スイスチャンピオンのパガニーニ選手がステファンのところへ、、、と結構色々と動いている様子。昌磨君のゲーマーとしてのお披露目もさることながら、スイスに戻れるのはいつなのだろうか、、、入国規制はもうすぐ解かれそうだから、ちゃんとした滞在許可が取れれば早いかな。

大ちゃん・カナちゃんがISUのオリンピックデーでのトレーニングをやっていた。あの二人も本当にタイミング悪くなってしまったけれど、早く拠点のアメリカに戻って腰をすえられますように。彼らはまず国際試合のミニマムを取るところから始めなくちゃいけないのだから、大変だ、、、道ベーションが失われませんように。みんながんばれ!!

とにかく仕事に戻ったら、さっさと行って仕事してさっさと帰って、やっぱりしばらくは遊びには出ないでいよう。まあお金もないしね、、、、


やっと、7月から仕事に復帰の声がかかった。ボスから電話がきたときは一瞬「来週か」と思ったのだけれど、よく考えたらまだ2週間あるのだった。「早めに言っておいた方が都合つける時間が必要かと思って」とのことだが、何も予定なんてないのだから 十分充分。で、晴れて7月1日から復帰する。

今まで通りというわけには行かず、新しい体勢を定着させるのにも時間がかかるかもしれないし、人数整理とかPPEとか商品の消毒とか、、、、フレームだけで500本は在庫があるからな〜〜 まあ、戻ってみてチームでよく相談して、という事になる。そうする間にも、今度はレストランや劇場等の再開について次なるステップが考案されている。今までずっと口をすっぱくして叫ばれていた「2m」の間隔を1mに縮める方針で検討されているようだ。これだけでも収容人数は倍になるわけだから、レストラン、パブ、映画館や劇場のオープンに期待がかかる。

仕事に戻るなら髪を切りたいけれど、どうしようか、、美容院は一応再開しているけれど、予約の制限があるだろうし、いつものサロンまで電車で40分のシティーに行くのはちょっと考える、、、、 第一お金がないよ〜〜!!この3ヶ月は支払いと食費でギリギリの生活なのだから、そうだ、定期も買えないなあ〜〜7月中はバス代だけ払う方が定期買うより安いかも。

さて、最後の1週間あまりをどうしようか。そろそろ退屈になってきたところだけれど、もう今までみたいに好きな昼間に筋トレしたりはできなくなる。動画や日本のテレビもまた観る時間がなくなるなあ〜。第一、仕事に戻るのもいろいろ頭を元に戻しておかないと、忘れちゃってたりするかも、、、、一応私の資格は毎年クリアしなくてはならない点数があって、そのためにセミナー受けたり今はウェブでのレクチャーを見たりする必要がある。とりあえず、仕事に戻る前にいくつかやっておこうかな。

そうそう、無料サイトで携帯アプリもある「Duolingo」というサイトでフランス語をかじっている。世界中のいろんな言語が学べるサイトで、まあちょっとお手軽に勉強するにはちょうど良い感じのゆるさで、毎日15分くらいやっている。私の場合は、フランス語ー日本語ではなく、フランス語ー英語で学ぶ方がわかりやすい。文法が似ているし、単語によっては似たスペリングのものもあるので、日本語に訳すよりもしっくりくる。ちなみにグーグルの翻訳サイトとかもそう。英語以外の言語をGoogle翻訳にかけるときは、英語に直す。日本語だと訳のわからない文になってしまうことが多いからだ。

また一人でフラっとパリに行きたいなあ〜〜、次はいつになるんだろうか。最後に職場で同僚たちと一緒だったときには、「今日からは夜より昼間が長くなるよね〜」と言っていたのが、今は夏至になってしまった。う〜ん、結構このゆるゆるを楽しんでいたので、また仕事に追われて疲れる毎日がやってくるかと思うとちょっとドキドキする。でも仕方ないね、現実に戻らねば。

また劇場で芝居を見られるのはいつだろう、、、ウェストエンドは相当厳しい状態になっている。大ヒットしていたミュージカルも、このまま再開はしないと発表しているし、まあ私は最近はセットや衣装に莫大なお金がかかったスペクタクルな舞台よりも、シンプルで少人数のそれでいて胸に刺さるような本の芝居が好きなので、せめて小規模なところからでも幕が開いてくれるといいな。でもそれだと観光客受けはしないかな、、、名前で客を呼べそうな役者を使うとまたチケット代が跳ね上がったりしてね。ネット配信の芝居にも、お金払って応援したいけど、こっちも今はお金がない、、、この悪循環!

国によって、ロックダウン解除後にまた第二波のコロナ感染が報じられているところもある。どうすればいいんだ、、、??!!来年の東京オリンピックができなかったら、22年の冬の北京オリンピックだって危ないぞ。ましてや今北京はコロナ再感染であたふたしている。早く誰かワクチン作って!

とにかくあと8日間。やり残してることがあるような、ゆるゆるしていたいような、仕事に戻る頭の準備をしなくちゃいけないような、、、訳もわからずドキドキしている。変な感じ。何だかわからないままに焦っている、、、、


 


やっと明日(15日)から一般のショップが再オープンすることができる。今まではスーパーや薬局以外は全部閉まっていたので、多少散歩に出かけてもウィンドウを見られるでもなし、立ち寄れるところも無しの2ヶ月半だった。先週からカフェのお持ち帰りなんかもできるようになって、タウンセンターのスタバもテイクアウェイの人で行列ができていた。(私はスタバのコーヒーは好きじゃないから別にいいけど)

週末の間、各店舗は新しい体制でのオープンに向けて店内を一方通行にしたり、入り口の列用に間隔を開けて印をつけたり、レジのところに衝立をつけたり、、、と準備に追われている様子だった。明日になったらどんなだろうか、、、混み合うのか、それとも大事をとって必要以上には買い物に行かない人たちの方が多いか、、?う〜ん、解りかねる、でもなんとなく後者のような気もするなあ〜〜。

私の職場も一応店舗としてのオープンはできるようだけれど、眼の検査がまだ解禁になっていない。検査せずには新しいメガネは売れない、季節的にはサングラスとか売りたい時期なのだが私とM嬢がフルタイムで仕事に戻るのはいつなのか、、、??そろそろ先が見えないのもイラつくなあ。

もうだいぶ前に観た芝居、「The Madness of Goerge III」の舞台をナショナルシアターのヴァーションで観た。同じ本でも違う配役、演出で観るのは面白い。この芝居は映画版もとても好きなので尚更だ。以前に見た時の感想はこちらです。ちなみに今回のジョージ3世はBBCのシャーロックで兄のマイクロフトを演じていたMark Gatiss氏。90度の角度に建て込んだドアと壁を何度も角度を変えて場面転換する。装置の角度と照明の色でかなり幅広い場面転換になっていた。

日本のWOWOWでも結構舞台をやっている。いつもチケットを買って劇場に行くときには、私は観る芝居を厳選する。私は舞台は良い席で観る、ということにこだわるのでチケットはお高い。今は月1本と思っているのだが、まず本、演出、出演者を見る。もしも簡単な宣伝・イントロがサイトにあればそれも考慮する。だって、劇場に行ってから「好きじゃないな」とは思いたくないよね。面白いかどうかは観ないとわからないので、まずは題材と顔ぶれを見て好きそうかどうかで決める。ロックダウンになってから本当にあれもこれもネット配信されていて、シェイクスピアなんて同じ演目が3つくらいあったりする。でも見初めて5分でやめたものも多い。ピンとこなかったら他を探す。

長塚圭史さんの本で「アジアの女」と言うのをやっていて、これも石原さとみさんだったので観てみた。長塚さんのことは聞いてはいたけれど作品を見たことがなかったので「やっと」と言う感じがする。演出は吉田鋼太郎さん。鋼太郎さん、大活躍だなあ〜、特に蜷川さんが亡くなってからは本当に精力的に役者としても演出も頑張っていらっしゃる。出演者5人の芝居、セットも変わらないと言うのは私の好きなスタイルだ。

大地震後の立入禁止区域で一階が潰れた家に留まって住んでいる兄妹。妹のまき子は以前に心を病んで、自傷行為を繰り返し、心配した兄がずっと付き添ってやっと治ってきているのだが、この兄もまたちょっと過去の傷があるようで、毎日酒を飲んでいるアル中のようだ。、何故か理由を言わないままにいきなり兄を探し当ててやってきた一ノ瀬という男は実は作家で、兄はその編集者だったらしい。本当は書く才能なんてこれっぽっちもない一ノ瀬と兄妹との3人の奇妙な暮らしが始まる。そして過去のことが判るにつれて、少しずつ各々の心に隠していた恐れや恥や恐怖がだんだん姿を表していく。一番心を病んでいたはずの妹は闇のボランティア(おそらくは身売り)をするうち、一角に取り残されていた中国人コミュニティーの中に新しい恋を見つける。

石原さん演じるまき子が初めはちょっと知能が弱そうな(まだ心が少し壊れている)イメージだったのが、後半でどんどん浄化して、救いの女神のような神々しさを出していく。綺麗だ。彼女に思いを寄せる警官も、まき子を巧みに丸め込んで怪しいボランティアに担ぎ出す鳥居さんという女性も、どこかしら一途さのあるキャラクターで魅力的だ。

ラストで鋼太郎さんは、このシアターコクーン での蜷川幸雄の得意技を使った。舞台正面の搬入口の扉を開ける。その向こうに光に吸い込まれるように歩いていくまき子の姿はルネッサンスの絵のようだった。

偶然に最近2本も見た石原さとみさんの舞台だけれど、良い女優さんだな。

ドラマでは、WOWOWの「太陽は動かない」が骨太で面白い。30代後半になった藤原竜也の線の太い芝居が見られる。キャストも市原隼人さん、佐藤浩一さん、そしてここにも吉田鋼太郎さんがいる。まだ3話でちょうど折り返しなのかな。そのWOWOWの番組の前後に「バトル・ロワイヤル」や「ダイナー 」「インシテミル」なんかもあって、なんだか藤原竜也祭りだ。「インシテミル」を見てみたかった。昔、どうしてもネットで上がっているのを見つけられなくて、今までみられなかった映画。これもキャストが興味深い。日本のテレビは2週間まで遡ってみられるので、慌てなくても時間はある。明日はこれにしようかな。

明日は散歩がてらちょっとタウンセンターを覗いてみようか、でもきっとどの店も入り口に行列なんだろうなあ〜〜、、、、
 


ネットで色々と観られる劇場ライヴ/アーカイヴがよりどりみどりなのは嬉しいけれど、実際に2時間macの前に座ってみるものは厳選している。TVでもYourubeは観られるのだけれど、ロックダウンで彼と二人とも家にいるようになってからは暗黙の了解で、テレビは彼、Macは私の領域になっている、、、

シェイクスピア祭りのようになってきて、あっちもこちもシェイクスピアなのだが、私は新作を観たい。
去年だったか、タイトルと宣伝は観たものの、子供向けのファミリードラマかと思ってパスした舞台が「A Monster Calls」だった。ロンドンではThe Old Vicで上演されていたのは知っている。ちょうど今年の2月から全国をツアーのはずだったのが、 コロナウィルスの影響で、3月には中止になってしまっていた。原作は確かに青少年向けに書かれた本ではあるけれど、とても心に響く素敵な舞台になっている。
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13歳のコナーは母と二人暮らし。父親は今では別の人と再婚してアメリカに住んでいるようだ。「おはよう、よく眠れた?」「大丈夫だよ、ママ」といういつもと同じ会話で始まる日々には、それぞれが取り繕っている恐怖にも似た思いが隠されている。母は末期の癌で、治療はどうもうまくいっていない様子だ。けれどその事実を息子には告げずに笑顔を作っている。一方コナーはうわべの「大丈夫」とは裏腹に、母を失うかもしれない恐怖を抑え込んで、夜になると悪い夢を見ている。さらに学校ではいじめに遭っているのだが、これまた友人にも先生にも相談することを拒否して自分の中に閉じ込めている。

ある夜から、夢のように夜の12時過ぎになると家の前にある老大木のモンスターが現れて、コナーに3つの物語を聴かせる。このモンスターは、3つのストーリーが終わったら今度はコナーが4つ目の話を自分に聴かせろと言う。3つのストーリーはどれも謎かけのようで、良い人が悪事を行ったり、信じなければいけないものの為に信仰を捨ててしまったり、人間の中にある葛藤を顕すものばかりで、コナーはますます混乱する。

やがて母の容態は悪化し、最後まで「大丈夫」と言い張っていたコナーの中で、モンスターの言葉が膨れ上がっていく。「真実を話せ!正直に話せ!」と、、、、

簡素な舞台にセットらしきものはなく、組紐体操のような紐を使って大木とその精のようなモンスターを表現し、日常の家族や学友たちを演じるアンサンブルがパイプ椅子を巧みに使ってシーンを作る。バックの音楽も生演奏の姿が見えるようになっている。

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 初めは傷つけない、傷つかない為に本音とは違うことを言う。けれど本当の心との葛藤がどんどん膨れていくにつれ、やがて正直な気持ちを言わなくてはならない。良いも悪いも、残酷さも寛容も、無欲もずる賢さも、一件反対の全てを併せ持つ人間のストーリーを聞いた後で、コナーが話さなければならない最後のストーリーは、、、、、本当の心。

とてもデリケートな13歳のコナー役を演じているMatthew Tennysonは9年前にデビューして「Best Newcomer=最優秀新人賞」を獲っている。母を失うのを恐るあまり口に出せずにいるコナー、クラスでいじめに遭っても抵抗する気もなければ戦う気もない抜け殻のような態度、アメリカから久しぶりにやってきた、今は他に家庭を持つ父への複雑な気持ち、どうしても合わなくて打ち解けられない祖母との突然の同居、どうしても認めたくない母の迫りくる死、それらの複雑な思いを抱えた13歳をとてもナチュラルに演じている。

簡素なセットと照明はむしろファンタジーのような不思議な空間を作り出し、真夜中のモンスター(それはコナーの夢かもしれない)とのシーンはグイグイと心に迫ってくる。
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ちょっとお説教めいた理屈が語られるのはやっぱり原作が青少年用に書かれた本だからなのだろう。でもそれを差し引いてもよくできた作品だと思う。とても心に響く。生きていく為に、様々な矛盾を乗り越えていかなくてはならないすべての人にとって、シンプルでありながら一番困難なことを幻想的に描いている。良い芝居を観てしまった。子供向けかと思って劇場で観るのをパスしてしまったのが悔やまれる。ツアーがいつか再開されてまた上演されるのを願っている。
 


もしかしたら6月に入って大きな動きがあるかな、、仕事もそろそろいつ呼ばれてもいいように、、なんて思っていたのだが、ロックダウンの緩和はもどかしいくらいに遅い。
第二波をとても警戒しているイギリスでは、来週からやっと距離を置いた上で6人までの人と会うことができる。 とは言っても6人で宴会ができるわけではなく、まあ、年老いた両親を尋ねるとか、いわゆる「家族の再会」程度のものだ。6月半ばにはいろんなショップも再オープンすることができるのだが、これも2mの距離を確保するとなると、いろいろ制限が大変だ。もちろん消毒やマスクなどの手配も。

私の職場はというと、ショップとしてのオープンはできるかもしれないが、イギリスではなんといっても目の検査なしには眼鏡は売ることができない。(処方箋なしでの眼鏡販売は違法)眼鏡・コンタクトレンズの処方に必要な検査はまだ解禁されていない。(思いきり顔を近づけて眼底検査等しなくてはならない)検査ができないということは、店としてオープンすることにどれだけの利益があるのか、、、という計算で開けるかどうかを決める。フレームやサングラスを誰かがかけて見る度に消毒しなくてはならないし、通常営業の道は遠い。

時間がたくさんあるのにできることが限られている、というのもだんだんもどかしく感じるようになってきた。ネット万歳なのはいいけれど、やっぱり外に出てあちこちに行きたいし、お店を見て回ったり、友人とランチしたり、せっかく時間があるなら仕事してる時にはなかなかできないことがやりたいよね。

それを考えると、今年のオリンピックを目指していたアスリートの人たちが本当に気の毒に思える。同じモチベーションを来年まで持ち続けるのは大変だ、しかも来年本当に開催されるのかも定かではない。

昨日、東京の空をブルーインパルスが飛んだそうだ。医療従事者の人たちに感謝の意を込めて、ということらしい。本来ならばオリンピックでの五輪飛行機雲を訓練していた人たちなのだろうか、、、 でもちょっと待って!ブルーインパルスを一度飛ばすには結構なお金がかかっているはず。一瞬の空のショーをみんなで見上げて終わるのなら、他にやり方があったんじゃないのかなあ〜〜?

イギリスでは、毎週木曜日の夜8時にみんなが外に出て拍手をする、 という行為がもう10週目になった。医療関係及び、その他のキーワーカーの人たちに感謝の思いを伝える私たちみんなからの拍手。正直にいうと、8時というといつも夕食準備(今にも出来上がる)の最中なことが多くて、参加しそびれてしまう事が多い。でもいつも木曜日の8時になると外がザワザワして、車のクラクションの音とかもして、拍手の音が聞こえてくる。「心を一つに」ってこういう事か、と思う。みんなで一瞬だけ空を見上げるより街の空気に広がる拍手の音の方が心に響くよ。 

私はイギリスに来てからもずっと「日本人の連帯感、共同意識」というものは高く評価している。イギリス人は個人主義で「我が道をいく」独立独歩な国民なので、「連帯」という意味ではダメなんじゃないかと思っていた。でもロックダウンになって、イギリスの人たちがいざという時には自己を後回しにして助け合う人たちなんだということを肌で感じている。ロックダウンもみんな守っているし、今までは挨拶程度しかしなかった隣人(特にお年寄り)を気に掛ける。(もちろん例外なおバカはどこの世界にもいるので、あくまでも一般的に、の話)

ロンドンの反対側で一人暮らしをしていて、今は会いに行けない友人が、「フラットの下の階の人たちが毎日様子を聞いてくれる。今までHelloしか言ったことなかったのに、こんなに優しい人たちだったとは」と感激している。 個人主義・独立独歩だからこそ、思った時に行動に出るのだ。状況に応じてさっと行動できる人達。そうか、だからこの国は戦争に勝ったんだね。

いつの間にか気温も上がり、日中は23-24度になる。日もすっかり延びて初夏らしくなってきた。もうあと1ヶ月くらいかなあ〜〜、、、そろそろ外に出て何かしたくなってきたよ。我慢我慢、、とは思っても他の国がそろそろロックダウンから抜け出しているので、6-7月が節目かな。

来季のスケートも、序盤のジュニアのGPはキャンセルされている。今年はGPは予定通りは無理かなあ。でも選手たちのモチベーション維持のためにも、マイナーな大会でもいいから開催できるところはぜひやって欲しいな。Finlandiaはやると言っているようだけれど、、、ノルウェイやフィンランドは今回コロナの被害少ないからね 。まあ選手たちはもう滑っているとは思うけれど、プログラムがどうなるかとか、昌磨くんのように海外に戻りたい選手たちがいつになるかとか、せめて7月頃には目処が立って欲しいところ。そういえば、前回のISUのトレーニングに参加していた島田高志郎くんは、もうスイスに戻っているみたいだった。長期居住者だから滞在許可があったのかな。昌磨くんも1月に正式に移籍した時点で長期滞在を申請しておけばよかったのにね。(許可はあって、スケジュールでまだ戻ってないということもあるけど)

イライラしてもしょうがない。 コロナ 太りしないように、今日もHIITで頑張ろう!!


ネットで毎日のようにいろいろなものを漁っていると、かなり前の物も見つかる。 
今回見つけたのは1993年のDonmar Warehouseのプロダクション「Cabaret=キャバレー」だ。何故かはよく覚えていないけれど、これは観ていない。 そうか、ちょうど今も続けている仕事の国家資格試験の年で、結婚もした年だ。資格取るまでの三年間ってほとんど芝居も行かなかったからなあ〜〜、、、今になってこれを見つけるとは!! (Youtubeはこちら
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この「キャバレー」はその後97年にブロードウェイに渡り、メンデス氏とロブ•マーシャルの共同演出で再制作され、ここでもエムシーを演じたカミング氏始め4つのトニー賞を取っている。なんと!この時のサリーがナターシャ•リチャードソンだったんだ〜〜!!ちょっとイメージ違う気もするけれど、彼女もこれでトニー賞を取っている。若くして事故で亡くなってしまったのは惜しかった、、、、

キャバレーの舞台といえば、86年か87年のロンドンリバイバル版を観た。劇場も演出ももちろん違って、この時のは映画で知っていたキャバレーのイメージに近かったように記憶している。 

このメンデス氏のキャバレーはミュージカルというより芝居の要素が強い。歌のシーンでも「どんな心情でこの歌を歌っているのか」という演技が重視されているように思う。 ジェイン•ホロックスはこの前に「リトルヴォイス=The rise and fall of Little Voice」で絶妙な歌唱力と幅の広い声質を披露しており、その歌唱力は誰もが知るところ(映画版の「リトルヴォイス」でも堪能できる)。でもこのキャバレーでは「巧く歌おう」とはしていない。それはアラン•カミングも同様だ。もちろんみなさん歌唱力は素晴らしいのだけれど、それ以上に小さな小屋だからこそ、綺麗に歌い上げるよりも役者から迸る感情がダイレクトに伝わってくる。

不穏な空気が世間に漂い始めた第二次大戦直前のベルリン。この先どうなるかわからない運命の中にそれぞれがどの生き方を選択していくのか。この後に起こったベルリンの様子を今の時代だからこそ知っている私たちに、最後は重くのしかかる。ちなみにラストシーンでMCが着ている強制収容所の格子服には3つのマークがついている、ユダヤ人の黄色、政治犯の赤、そしてゲイのピンク。それらがぜーんぶ詰まったKitKat clubの煙くさい空気が漂う舞台だ。これは実際に舞台を観たかったなあ〜〜

Donmarでの芸術監督以降、ロンドン、ブロードウェイ、さらには映画でも大活躍のメンデス氏。私は彼の映画の作り方も好きだ。メンデス氏の映画は好きなものが多い。

芝居とミュージカルの違いを私の中であげるとすれば、基本的に同じ芝居は何度も観ない。(違うプロダクションは別)でもミュージカルは同じものを何度も観るという事がある。映像になっていれば尚更だ。ロンドンに来て、4−5回同じ劇場に行って観たのが、La Cage Aux Follesだった。午後にフラっとレスタースクエアーの半額チケットのブースに行って、安く良い席を買っては観に行ったっけ。
Cabaretも何度も観やすい作品だ。こんな匂いのする芝居が好きだなあ〜〜

今気がついたけれど、2月に観たベケットのEndgameではカミング氏とジェイン•ホロックスの共演だったんだね。またフラっと観たいから、Youtubeから消えないといいな。
 


ロックダウンしてもうすぐ2ヶ月になる。劇場も映画館もロックダウンの前日にはもう閉まっていたから、新しいプロダクションは全て中止だ。そんな中、ロックダウンだからこそのウェブカメラで撮ったショート映画のような作品が出ている。

セットも作れないし場面転換も難しいとあれば、どうしても規模は限られる。今やネットの時代、会わなくてもパソコン一つで顔を見ながら話もできるし、録画もできる。私が子供の頃は「テレビ電話」というのがまさにSFの世界の出来事だったのだから、本当にこのコロナ騒ぎでの自粛が今の時代で良かったよ。

人気のスタジオシアター、Donmar warehouseが公開している一人芝居、「Midnight your time」の前宣伝が面白そうだったので観た。公開は5月20日までyoutubeにてフリーで観る事ができる。それ以降は有料になるのか、配信されなくなるのかはちょっと不明。Youtubeサイトはこちら


たった今ニューイヤーの乾杯をしました、といった様子のジュリーがビデオ通話を娘のヘレンにかけている。ヘレンは不在で仕方なくジュリーはビデオメッセージを吹き込んでいる。どうやらヘレンはパレスチナに住んでいて、設定も今から10年ほど前のようだ。最初のメッセージで「いないのね、まあいいわ、これ観たら連絡頂戴ね、」とごく普通の留守電メッセージを置いてほろ酔いのジュリーはベッドへ。
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次に映るのは、またしてもジュリーからヘレンへの留守電ビデオ。ヘレンが連絡をしてこないので気になっている。そして次のメッセージ、そしてまた次、、、とジュリーからヘレンへの一方通行のビデオが続く。どうやら二人はクリスマスに会った時に言い争いになってしまったらしい。娘のヘレンは何かと自分の人生に干渉してくる母親を相当「うざい」と思っている様子。実際ジュリーの話す内容から、彼女は元法律家で、仕事を辞めることになったのは意に反した状況だったようだ。今も地域での人権問題に意見したりや婦人会に顔を出して政治的発言をしたりしている、ちょっと押しの強い、干渉型の母親のようだ。

ヘレンは全く返信してこない。毎週木曜日に決まってジュリーはビデオメッセージを残すのだが、 娘は母親とのコミュニケーションを拒否している。ビデオのトーンは回を追う毎に変わっていく。始めは「元気でいてくれればいいのよ」と取り繕っていたものの、数週間のうちには娘の不通に怒り、苛立ちを隠せない。涙ながらに真夜中に連絡を乞う母の姿となり、、、、
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やがて、ジュリーはヘレンが自分でなく父親に通じて誕生日に本を送って欲しいと頼んでいた事を知って激怒する。どんな喧嘩だったのか、とにかく今の時代の親子のコミュニケーションの断切を、とても現実的に、それでいて感情的に見せていく。やっとヘレンがジュリーと話をするまで3ヶ月もかかるのだ。

演じているのはDiana Quickという女優一人で、演出はドンマーのMichael Longhurst。この芝居自体は2011年に舞台で演じられていて、だから設定がその頃なのだろう。それを今回配信用にリモートカメラで収録したそうだ。3ヶ月にわたる、母から娘へのビデオレターは、親子関係の現実や、母としての様々な感情の側面を見事に描いている。取り繕って笑う様子、イライラしながら見えない相手に愚痴る様子、絆を修復できない悲しさと寂しさ。さらには絶望感、そしてちょっと親の権限で脅してみたり、、、とたったの30分なのに盛りだくさんの芝居が観られる。

やっとのことでヘレンと会話した後のビデオで、別人のように生き生きとはしゃいで喋るジュリーは、愚かしくもまた元のお節介焼きで干渉家の母親に戻ってしまいそうな気配を見せて幕を閉じる、、、、
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モノローグ芝居と聞いたときは、ちょっと「飽きるかも、、?」と思ったのだが、30分の作品だというので観てみたら、もうずっと最後まで引き込まれてしまった。余計なセリフはなくても、聞いていれば自然と背景がわかる台本で、「ああ、そういうことか」と思いながらジュリーの心情についていくことができる。ダイアン•クイックのセリフ術は言わずもがな。舞台で観るよりこの方が良いのでは無いか、とさえ思う。

実は先週、NHKがリモート制作した3夜ドラマも観たのだけれど、1話目はなんとか観たものの、2話目からはなんだかもう観ていられなかった。同じウェブドラマでもこんなにクオリティーが違うのか、、?もちろんロックダウン中だから、カラッと楽しく漫画の世界のような作品もありだ、とは思うけれど、芝居としてのクオリティーの違い、、、

日本のテレビでは舞台を観たくてWOWOWなんかをチェックしている 石原さとみさんの「密やかな結晶」は面白かった。原作がちょっと架空の世界の設定なので、「どうかな」と思ったけれど、とても独特の空気の漂う芝居だった。
実は石原さとみさんはまだ出たての頃、「赤い疑惑」のリメイク版での一生懸命な演技を見て「いい女優さんになる」と思ってはいたけれど、あまり観る機会がなくて、ドラマを数本しかみていない。でもいつもキチッと演じているのでいつか舞台を見たいな、と思っていた。「いろんなものが一つずつ消滅していく世界」で、消滅したものを忘れずにいられる編集者の男と作家の女性。彼女の方は(普通に)消滅したものを忘れていく中で、最後には身体・命が消滅していくという世界。面白い本を芝居にしたな、と同時に何か感じさせるものを重く残す芝居だった。

さて、これからもサイモン•マクバーニーのCompliciteの作品ややDonmarの昔の「キャバレー」、日本では蜷川さんのシェイクスピアと、まだまだロックダウンが続いて欲しい毎日だ。


 


昨日やったステファンのワークアウト、私が普段やっていない動きがあって、それがランジ姿勢からジャンプして足を入れ替える、というやつだった。いつもは主にバックランジをするのだけれど、このランジジャンプはかなり効く。今日になって気がついたのが、お尻の筋肉痛! なるほど、あれを続けるとプリプリのお尻になるのかしら、、、!!?

ステファンのトレーニングでも、今は氷に乗れずにいるスケーター達が皆でモチベーションを保つべく頑張っていたけれど、そんな中、フィギュアスケートも来シーズンに向けてのレール改正があったようだ。
少しずつ変わるのはいつもの事で、その度に選手達は「ルールがどうなろうとそれに合わせてやっていくだけです」みたいなコメントをするのが常なのだが、今回は点数の付け方に大きな影響が出る改正で驚いた。

4回転ジャンプのうち、ループ、フリップ、ルッツの基礎点がなんと!同じになった。「へ〜!!これは思い切ったことを、、、」というのが正直な感想だ。ここを同じにしてしまうのか、、、!

ルールが変わると必ず「◯◯にとって都合がいい」とか「◯◯を勝たせないようにする為だ」とかいい加減なことを言う輩が出てくるのだが、確かにこう点数がはっきりと変わると言うのは多少の損得はあるかもしれない。でもフィギュアスケートを公平に戦うと言う意味では悪くないかもしれない。

選手にとって全部で6種類あるジャンプの全ての技術を完璧にするのは容易ではない。実際、昔からよく言われているのが、ルッツとフリップは得意、不得意が分かれるそうだ。今まではルッツが一番点が高かったので、少しでも点を取るには最終的に皆ルッツを練習するのだろうけれど、やっぱり得手、不得手があると完成度に差が出るし、無理な練習は大怪我の元にもなる。4回転ジャンプは危険な技だ。

ならば、それぞれの選手の個性で一番良いジャンプを入れた、ミスのないプログラムで勝負してください、という事だ。ループの点数が上がったのも面白い。ループは跳ぶ時に抜け易く、片足のブレードで踏み切るので脚力が要る。4回転のループを美しく跳べているのは、、羽生選手以外にいたかな?昌磨君もオリンピックまではやっていたけれど、成功例は少なかったような、、、あまりやる選手がいないループも同じ点数にして、「どんどんやってください」という事か。

離氷時の正確さも新たにGOEの対象として明記された。エッジジャンプのブレードでの踏み切りや離氷前の過剰なローテーションは減点となる。これも美しいジャンプを求めるには適切だ。

スピンでの入りと出の工夫も新たにGOE対象に加わった。スピンも各選手の得意なポーズがあって、これも実はあまり変えないままで何シーズンも振り付けている人が多い。この辺でちょっと工夫したものを見せてくださいというのだろう。

一番点の高かったルッツを習得した選手達はちょっと「損した」と感じざるを得ないかもしれない。でもここ数年、ISUはフィギュアに「完成度の高いプログラム」を求めて幾つかの変更を行なってきた。選手達は「損した」と思うより、得意なもので完璧を目指して勝負して欲しい。その方がより個性的なプログラムが出てくるんじゃないだろうか。将来、フィギュアを技術競技と芸術競技に分けようなんて意見も出ていると聞いた。私はそれには賛成しないので、そうならないためにも、今回の変更で技の完成度と個性的なプログラムの融合がうまく生きてくれるように祈りたい。

とはいえ、今は世界中がコロナで自粛中だ。国によってはリンクに戻れる状況になってきたみたいだけれど、早く氷に乗れるようにならないと選手達のスタート地点が違うものになってしまう。リンクだけでなく、海外拠点の選手達はまだ自由に渡航できる状態ではないからコーチの元に戻れないでいる。

カナダのキーガン•メッシングさんは、リンクが閉鎖した後も池か湖かで滑っている動画をアップしていたし、今回もいち早く練習リンクが再開したようだ。皆カナダにいればよかったね〜〜(?)日本の状況はどうなんだろう?コーチと拠点を移したばかりの昌磨君はいつスイスに戻れるのだろう?少しづつでも日本のリンクが開けば、強化選手達は少なくとも練習リンクは確保してもらえるだろうけれど、一番の問題は世界中の渡航問題だ。国によってもばらつきがあるしね。

私だって、いつ仕事に戻れるんだ??本来は3ヶ月の予定だった政府の「給料80%」の保証は昨日付で10月まで延長になった。、、、ということはまだまだ仕事に戻るメドは立たないという事なのかな。ギリギリのお金がもらえて毎日フリーというのも今のところは悪くないけど、なんだか毎日が何も変わらずに終わっていくので退屈とは言わないけれど張り合いが無い。

オリンピックもF1もテニスもユーロ杯も無いこの夏はあまり活気を感じられないものになってしまいそうだ。今年だけじゃなくて、これからも確実に有効なワクチンが出てくるまではコロナとの戦いは続く。
日本にはいつ行かれるだろう、、、?やっぱり今年は無理だなあ〜。





 


ロックダウンから8週目に入り、少しずつここから抜け出す方向に話が進み始めている。とはいえ、今すぐに全てが元通りというわけには到底いかず、 政府もかなり慎重な構えだ。
イギリスに先駆けてロックダウンの緩和を始めたドイツで、ここ数日また感染者数が増加している。もちろんこういった諸外国の動向も 見極めて、少しずつ戻していくのだろうけれど、まだ仕事に復帰する目処は立たないなあ〜。

頑張って毎日続けていた筋トレ・カーディオ・ピラティス。筋肉が戻ってくると体が軽くなるし、柔軟性もかなり戻った。毎日ちょっと汗を流すのが気持ちよく、ついつい調子に乗ったのがいけなかったのか、ある日、右の腹斜筋に痛みが、、!「ちょっと痛めたかな〜」と思いつつ翌日もまた張り切ってやったところ、夜になってかなり痛み出した。これはやばい!痛みが広がり始めた時はどこを痛めたのかピンポイントしにくい。翌日は起き上がるのがちょっと辛くてこの日は完全にワークアウトはお休みにした。 

何をどうしたという訳でもなかったので、やっぱり歳には勝てないということか、、、急激に酷使しすぎたのかな。一日置いてゆっくり確認すると、どうやら肋骨周りの外腹斜筋で、他は大丈夫そうだ。仕方がないので、スクワットや柔軟だけで3日やり過ごすと割と早く治ってきた。


本当は土曜日に一緒にやりたかったISUのトレーニングシリーズ、ステファンの2回目のワークアウト。ちょうど脇が痛かった時なので、見るだけにしていたのを、やっと今日一緒にやってみた。前の時よりも沢山の人たちとZOOMで配信していて、今回は宇野昌磨選手も参加している。1回目の時よりもワークアウトとしてはやり易く、ずっとついていけた。サイドプランクだけはまだ脇腹が気になったので、足をあげたりはしないで普通のサイドプランクでキープ。回転ジャンプも必要ないので飛ばして、代わりにバックランジを。

トップ選手がやるにはかなりゆるゆるだ。おそらくこれはステイホームしているフィギュアファンに向けてのサービス配信なので、普通の人でもある程度一緒に楽しめるように作っているのだろう。実際の選手たちのトレーニングがこれだとは思えないよね。昌磨君もかなりゆるゆるにやっている。だって私が自分で組んだサーキットのプログラムの方がキツイよ〜。でも脇腹の痛みが100%消えていた訳じゃなかったのでこれでちょうどよかったかな。テンポもゆっくり目なので、きちんと姿勢に注意しながらできる、これって大事だよね。

これからは急激にやらず、 ゆっくりテンポでやっていこう。体幹トレーニングとか筋トレって大体プログラム内容は似ているのだけれど、ステファンのトレーニングでこれからも取り入れたいワークアウトがあった。ちょっとまた作り直してみようかな。基本は有酸素、筋トレ、腹筋、体幹の組み合わせだ。

まあ昔は1日に5−6時間踊っていたものだけれど、流石に歳を考えるとそれは無理。せいぜいゆったりで1時間。今は筋トレサーキット30分とピラティス40分を分けてやっている。でも週に一度はステファンの動画と一緒に1時間ゆるゆるやるのもいいかな。(ゆるゆるというのはあくまでもテンポで、内容はしっかり組まれている)

6月には仕事に戻る心得もしておかないと、ある日突然復帰という事にもなりかねない。それにしても接客がメインの仕事なのだから、マスクだけでなくシールドなんかも必要になるのかなあ〜?戻ったら戻ったでまた色々と大変そうだ。今のうちにフリータイムを満喫しておこう。 


毎日が驚くほど早く過ぎて行く。うちには子供はいないので、とにかく毎日彼と2人。朝起きて、のんびり家の事をしているうちにお昼近くになって筋トレワークアウトを30分。午後はネットしたりテレビみたり、散歩/買い物に1時間ほど外を歩く、その後にうたた寝してしまうこともあり、あっという間に夕ご飯、夜もテレビみて、40分のピラティス、またネットして気づけば1時か2時だ。

仕事しなくてもあっという間に毎日は過ぎて行く、、、 なんということ!!

でも結構楽しんで毎日を過ごしている。家にいるという事のストレスは私は無い。ただ、うちはテラスハウスでお隣とくっついているので、子供たちの騒ぐ声や、反対側の人が庭に出てずっと電話で喋っている声が聞こえてくるので、彼はちょっとキレかかる事もしばしば、、、、こればかりは小さい家なのだから仕方がない。私はそういう雑音はシャットアウトできるのだが、彼はどうにも耐えられないらしい、、、

いつまで続くのか、そしてたとえこのロックダウンが解けたとしても、いきなり元の生活に戻れるとは思えないよね。それなりにSocial distanceは継続して保って行かなくてはならないだろうし、私の仕事でも、目の検査やメガネの相談にはマスクやフェイスシールドが必要になるかもしれない。

コロナに感染して一時はICUに入ったボリス・ジョンソン首相も無事復帰し、おまけに彼女が男の子を無事出産、コロナから生き延びて本当によかったよね。だいぶ痩せたようだけど。今日の会見では「ピークは過ぎて、下り坂に差し掛かった」と言っていたけれど、本当にこのまま波が引いてくれるといい。

ロックダウンして以来、ずっと手に入らなかったのが小麦粉とイースト。とりあえずあったself-raising (薄力粉にベーキングパウダーが既に混ざっている、お菓子用の小麦粉)の小麦粉で ケーキを焼いてから、また無性にパンを作りたくなった。そして、棚の中にあった最後のセルフーレイジングに、使用期限が4年前になっているドライイーストを試しに使って(未開封)肉まん風のパンを作ってみた。

肉饅ならぬミートソース饅で、彼が作ったパスタソースが中途半端に残ってしまったのでそれを包んで生地はパン風だけれど焼かずに蒸す。
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古いイーストだから膨らまなくてもなんとかなるだろうと思って肉まん風にしたのだけれど、思ったより膨らんだ。もちもちの生地にボロネーズソースでなかなかイケる味に。ランチにぴったり。

流石にこれ以上は無理なので、ちゃんと新しい小麦粉とイーストが欲しかったけれど、とにかくどこにも無い。ネットで探しても無くて、以上に高かったりとか、、、、それでも大手スーパーではない街の個人商店をちょくちょく覗いてみたら、昨日入荷したらしく、新しい強力粉とドライイーストが棚に並んでいた!!この店はトルコ人の経営で、見慣れたパッケージでは無くても世界中小麦粉もイーストも同じだ。

早速久しぶりのパン作り。しかもこの小麦粉、ファーム直送とのことで、スーパーでよく見るブランドものよりずっと良い粉みたい。ドライイーストもターキッシュで書かれているけれど、効き目は抜群。今まで作ったどのパンよりお美味しくできた!
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ふっくらと高さが出て焼き上がり、焼いた後も萎んだりしないで外はパリパリ、中はフワフワ。昨日はそのままサンドイッチにしたら切るのが大変なくらい柔らかい!
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今日は少ししっとりして、サンドイッチにもトーストにも美味しい。せっかくロックダウン中はダイエットでパンはほとんど食べずにいたのだけれど、 これは本当に上手くできたので、食べなくちゃね。

先日WOWOWでやっていたアニメ映画の「 ピアノの森」、吹き替えの役者たちが良いのと、ピアノ部分をアシュケナージ氏が担当しているというので観てみた。これは漫画が元で映画にしたときにはまだ途中だったそうで、これからどうなって行くのか気になって仕方がない。テレビアニメ版があるようだけれど、アマゾンのプライムで全話見ると結構なお値段になってしまう、、、でも映画はこれで一応まとめてはあるんだけれどね。「努力の達人」と「非凡の天才」、まあ北島マヤと姫川亜弓みたいな話なのだけれど、アニメもれっきとした映画として見ることができるものは良いね。

東京オリンピックが突然なくなってしまったアスリートの人たち、来シーズンがどうなるか気が気でない冬スポーツのアスリート、観客なくては話にならないフットボール、ラグビーの選手たち、ウィンブルドンもなくなってしまったし、F1も、、、、本当に今年はどうなってしまうんだろう??次に劇場で芝居が見られるのは何時なのか?いつからまた仕事に戻るんだろう、、?思いは尽きない。そうしている間にも毎日たくさんの人が亡くなっている。

そうした中でも、嬉しいのは人々の善意だ。日本では紹介されただろうか、昨日100歳の誕生日を迎えた元軍人のトム・ムーア大尉(Captain)が、誕生日までに家の敷地周りを100周するチャリティーを1ヶ月前に始めた。ネットですべての収益金をNHS(英国国民健康保険)に寄付するサイトを立ち上げ、目標は1000ポンドで始めたところ、みるみるうちに話が伝わり、誕生日の2週間前に100周目のゴールをした時には 1300万ポンドになっていた。

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ゴール時には地元の陸軍部隊の兵士が ゴールラインに並んで敬意を表し、テレビ中継でその瞬間が全国に放送された。拍手と歓声の中(とはいえ、2mの距離は保ったまま)でゆっくりとゴールしたトム大尉はしっかりとした口調で挨拶をした。それ以降も寄付金はイギリスのみならず世界中から集まり、昨日の彼の100歳の誕生日には3000万ポンドを突破。イギリスでは100歳の誕生日を迎えた人にはエリザベス女王からのカードが届く。これはどの英国民にも届くのだが、トム大尉は昨日女王から特別に彼個人用に作られたメッセージカードを受け取り、復帰したボリス・ジョンソン首相からもカードを受け取った。さらに功績を称えて大尉=Captainから次の少佐=Majorを飛び越して、2回級上の中佐(名誉中佐)に昇級した。

100歳の誕生日前1ヶ月でこれだけ人生をひっくり返してしまった人もいないんじゃないだろうか、、、 メディアの騒ぎすぎ、、というのもあるのだけれど、100周ゴールを称えて、ウェストエンドミュージカルの大スター、マイケル・ボール氏が「Never Walk Alone」をトム大尉のナレーション入りヴァージョンを緊急リリースしたところ、わずか2日でチャートの1位に。日曜に更新されるチャートで1位になったため、この曲は彼の誕生日付けでの正式な1位となった。100歳の人がチャートの1位になるなんてもちろん前代未聞だ。
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イギリス人のチャリティーに対する情熱は日本人の100倍以上はあるだろう。トム大尉、いやトム中佐が集めたお金は、予算不足でいつも問題になっているNHSとそこで働く人たちの大きな助けになる。今見たら総額3280万ポンド=4億2640円だ。補助杖をついて歩く100歳になるおじいさんが始めた小さな基金が4億円を超えるお金を集めたのだ、、、もちろんこれだけじゃない。トム中佐はメディアが飛びついて大きな話題になったけれど、それ以外にもこうした基金はいくらもあり、それなりのお金を集めている。

とりあえず、無事に100歳の誕生日を迎えた後は、メディアがトム中佐と家族をそっとしておいてくれるように祈るばかりだ。なんと言っても100歳だ、余計なテレビ出演だの、外国からのインタビューだの、このコロナ騒ぎの時に疲れわせるのはやめてあげて欲しい、切に祈るばかりだ。この1ヶ月の出来事に地番びっくりしているのは本人と家族だと思うので、この奇跡のような日々の幸せをそのままに、後はゆっくりと少しでも長く家族と穏やかな日々が過ごせますように、、、、 

マディーラケーキは翌日にはかなりドライになってしまうタイプのちょっと重いパウンドのようなケーキだった。そこで今度はプルプル、ふわふわの台湾カステラに挑戦してみた。
味は美味しく、かなりふわふわにはなったのだけれど、焼き型が少し幅広で、思ったより高さを出せなかったのが残念、、、写真はボツ!!でも食べるけど、、、

もともと私はテレビよりもMacの前にいる方が多い。テレビは向こうから送られてくるものをこちらで選んで受け取る、という感覚だが、ネットは自分から見つけたいものを探して観る。だから必然的に自分の見たかったものが観られる。もちろんテレビでも面白い番組はあるので、それは録画したりもするけれど、時間的にはネットしてる方が圧倒的に長い。 

日本のテレビもかなりのチャンネルを観られるのだか、如何せんやっぱり時間には限りがある。続きもののドラマはどうしても追いきれないので、こちらでは観られないような映画類を探すことになる。WOWOWとか。日本の古ーい映画のチャンネルとか、、、

何年も前から気になっていて、こちらでの公開(たとえマイナーでも)もあるのかな〜と思ったけれど、全くその気配が無かった映画がジョン •ウー監督の「太平輪」=「The Crossing」。
大作だ、との前宣伝とアジア豪華キャスト、そして映画の予告編まではよかったのに、公開された映画の様子はとんと耳に入ってこなかった。香港でオープンしたのは知っていたけれど、日本でもやったのかしら、、?
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で、やっとこさ観たのだけれど、なるほど前後編に分けての編集だったのか。これは「レッドクリフ」もそうだったね。ジョン•ウー監督がこういう歴史大作ものを創りたい、というのは解るのだけれど、パート1を観て「長い、、、」と思ってしまった。そもそも映画の最初の段階での宣伝文句は、アジアのタイタニック」みたいな、壮大な船の事故を扱ったストーリーかのように 聞こえてきたのだが、これは中国内戦の話なのだ。(国共内戦)

中国軍として日本と戦っていた同志たちが、その後 国民軍と共産党軍に立場が分かれる理不尽さ、前半はひたすらこの内戦の中、3組の人間模様が描かれる。国民軍将軍のイーファンと銀行家のお嬢さんだが奔放で気丈なユンチェン、台湾の医師で戦争中は日本軍として軍医をしていたザークンと学生時代からの初恋の日本人娘の雅子、そして家族配給を受け取るためにその場しのぎの偽家族として写真におさまったターチンとユイチェン。3組のすべtに共通しているのは、「また会える時を待っている」。

まあ、パート1&2で4時間以上の大作なのだが、う〜ん、率直な感想は、「映画としての作りが古い」かな、、、、時代設定とかでは無く、お涙頂戴が予測できたり、船の周りのかもめが明らかに合成だったり、戦闘シーンは大迫力で凄いのだけれど長い、、、次の動作を予測できてしまうようなシーンとか。関ヶ原を1分で終われとは言わないが、(真田丸) あんなに引き摺らなくても描けたと思うなあ。

この映画を楽しみにしていたのは、何と言っても金城武さんだ!!もう何年見ていなかっただろう?40代になった金城さんを見たかったのだ。そして金城武と言えばやっぱりアジア圏マルチリンガルを無視してはいけない。さすがはジョン•ウー監督、そこは外さずに、ここでも北京語、台湾語、日本語のセリフを駆使しての良い役です。この6人が物語の中で縁がつながっていくあたりのストーリーはうまく作られているので飽きるということはなかった。

こういうストーリーはむしろ小説として本で読むのが良いのかもしれない。その方が細かい心情描写とかもできたかもしれないね。それか映画というより、5夜連続ドラマみたいなミニドラマシリーズとして。その方が合ってるように思う。実際、中国の国共内戦の事はちゃんとは知らなかったしね。毛沢東と蒋介石で戦って、蒋介石が今の台湾をつくったみたいなことしか、、、、
もちろん役者たちはみんな素晴らしいし、作品としてはなかなか見応えはあるので、何年も経ってから観られたのは嬉しい。

舞台ものでよかったのは、グローヴ座のハムレット!男優と女優がごっちゃになってのキャスティング!私は本来こういうのって苦手な方なのだけれど、とりあえず見始めたら目が離せなくなってしまった。
ハムレット、レアティーズ、ホレイショーは女優が演じ、オフィーリアは男優が。でもこの男役の女優さん達、特にハムレットの滑舌とセリフのリズムの良さはもう天下一品だ。セリフを聴いてしまう。

ハムレットは日英語合わせて12−13本観ているけれど、やっぱり英語でのセリフのリズム感は翻訳じゃ出せないのだ。リズムで書かれたセリフなのでどんなに長くても流れが良くて聞きやすい。滑舌がよければ尚更だ。これは原語でないと解らない、シェイクスピアの大きな魅力。グローヴ座は野外劇場なので、芝居の進行につれて自然光も変わってくる。周りをぐるっと観客が取り囲んでいるので、その雰囲気だけでも実際のシェイクスピアの時代の芝居の雰囲気だ。
 気がついたらずっと観てしまった。本当に面白いハムレットだった。 

なんとか毎日30分2回のワークアウトは続けている。昨日の朝はISUのスケーター達のトレーニングを配信ということで、スイスのステファン•ランビエール氏のトレーニングがあった。最初の30分はなんとかついていけた、でも後半は本当にスケーターに必要なジャンプテクニック用のトレーニングのようで、流石にムリ、、、こういったトレーニングのメニューは大体似通っているので、私がいつもやっているのと同じようなものも多い。どこを、どう使うという説明もステファンはとても穏やかな口調なので、キツく感じない。(でも内容はキツイのだが、、、)島田高志郎君やソチ金メダルのトランコフ&ヴォロソジャール等、何人かとZoomで繋いでのトレーニング。宇野昌磨くんはいなかったけれど、氷に乗れない間、こんなトレーニングで鍛えているのだろう。

本当に、みんながまた通常の生活に戻れる日が早く来ますように。一応来年に延びた東京オリンピックだって、本当にまだ解らないし、アスリートの皆さんにとっては人生の計画が狂う位のダメージだと思う。こうして家にいると平和で静かだから私は今のところむしろ毎日を楽しんでいるけれど、これを元に戻すのは本当に何年もかかるのだろう。生活も、経済も、、、、、日本には何時いかれるだろうか、それまで両親は生きててくれるのだろうか、、、二人とも90だ。

今日はエリザベス女王の誕生日。94歳になられた。ロックダウンに入ってから国民に向けてのメッセージを下さったけれど、本当に女王の一言がこの国のどんな言葉よりも威力を持つ。彼女無くして英国は同じ英国ではいられない。相変わらずお元気の様子。まだまだ英国民の支えになっていて欲しい。この後には本格的なブレグジット後のイギリスが待っているのだし、、、
 


先週末はびっくりする程暖かくて20度になったりしたのに、また寒くなってしまった。花や鳥もなんだか混乱している様で、週末に運河沿いを散歩したらまだ白鳥がいて、暑そうだった。
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桜もボンボンの八重桜が咲いたらもう最期、、、今年はあんまり見てもらえなかったね。でもまた来年も咲く。誰も歩いていないので写真を撮りやすかった。良いお天気の週末で、おまけにイースターだったからテレビでもラジオでもとにかく「出歩かないでください!我慢してください!」と連呼していた。

毎日それでもなんだかあっという間に過ぎていく。とりあえずアラームをかけなくて良いのは本当に幸せ。寝坊する日もあるけれど、まあそれなりの時間には起きる様にしている。日課としてはお昼前にサーキットワークアウトを30分と夜にピラティスを40分。これは何があってもやろうと自分を戒めている。すっかり鈍って太ってしまっていたから最初の3−4日はキツかったけれど、筋肉痛を通り越して筋力が戻ってくると今度は多少きつめのほうが気持ち良い。怪我しない様に続けよう。

多分このロックダウンで、今までレンジでチンする食事をしていた人達が、家庭料理を作り出したりしているはずだ。 お料理やお菓子作りをやっている人は多いとみた。かくいう私も今日はちょっと久しぶりにケーキを焼いてみた。以前、パン作りに凝った時は「もうスーパーでパンは買わなくていいや」とまで思っていたのだけれど、やっぱり仕事が忙しくなってきて、材料費や手間のかかる時間を考えると、パンなんて買った方がずっと早いし安い、ということで今はすっかりやめてしまった。

せっかく毎日のワークアウトで身体を絞ろうと思っているので、私がではなく、彼の食べたいものを作ることにした。最近彼が気に入ってコーナーショップで買っていたのがMadiera cake。マディーラケーキとパウンドケーキと、マフィン、、、どれも材料は同じだ。何が違うと言われても実はよくわからない。でも材料の配分や混ぜる順番が微妙に違う。マディーラはポルトガルなので(本土から南西の島)要するにカステラの事をそう呼んでるのかと思っていた。でもこれは間違いで、れっきとしたイングリッシュケーキなのだそうだ。昔はマディーラワインと一緒に食べていたことからそう呼ばれるようになったとか。 

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我が家のオーヴンは温度音痴だ。なぜか温度の調節ができなくなってしまって、よくこれでパンを焼いていたものだと思うけれど、慣れると扱いのコツがわかってくる。でもちょっと焼き過ぎたかなあ〜。どうしても高温になってしまうので、もっと下段に入れてトップにホイルを早めに被せればよかったな。次回は早目にチェックしてホイルで保護しよう。それでも焦げかけのところはうまく刮いだので、出来上がりは上々。
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彼様なので、喜んでくれたからまあいいや。夜までに彼は半分食べてしまった、、、! 

日本もやっと緊急事態宣言とやらになったそうだが、どうもまだ対処が甘いんじゃないのかなあ〜〜、、、?第一、飲食店が空いてるなんて信じられない。レストラン、カフェ、パブはこの国でも真っ先に閉まった。まだロックダウン宣言が出る前だった。日本ではやたらと「3密」と言われているけれど、もっと大事なのはSocial distanceじゃないのかな。

ヨーロッパでも全米でも(日本以外)とにかく基準は「人から離れる」事だ。うつらないためには近づかない。普通に喋るときに飛ぶ唾液の飛沫は1.5mくらいという事で、とにかく人から2m離れる。これが徹底的な基準だ。だからそれを元にできる仕事を限定している。理髪店やマッサージサロンの様なところも当然アウトだ。スーパーのレジも2m間隔で並ぶ。小さな店は店内の人数を制限していて、外で待つ人たちもこれまた2m間隔で並ぶ。その代わりマスクをしている人はほとんどいない。最近はたまにいるけれど、みんなマスクするより2mを厳守している。

在宅でできる仕事はテレワーク等でするとして、それができない職種の場合、この2mの距離が保てるか、で決まってくる。私の仕事はオプティシャンだ。距離を保ってメガネを販売したりコンタクトレンズをオーダーしたりする事はとりあえずできる。ただ、クリニックに予約がないと当然職場の売り上げにならない。そうなるとボスとしては私たちに給料を払えない、という事で彼は閉める事にした。本来は医療機関に属するので、緊急の目の検査等、病院外来の負担を軽くするということにも貢献できるのだが、目の検査というのはかなり顔を近づける。眼底検査は直接目の中を覗き込むので、ちゃんとした医療用のマスクが確保できないと無理だ。 幸い政府は臨時休業のフルタイム社員には給料の80%を保証してくれている、これは3月分から適用されるので、かなり苦しくはなるけれど食いつなぐしかない。まあ、外に出ないとお金も使わないので、案外何とかなるのかも、、、

まさかのコロナ感染で一時はICUに入ったボリス•ジョンソン首相も無事退院したので、少し休んだらまた現場復帰してくるだろう。彼の署名入りの手紙がきた。これはイギリス全戸に送られたもので、ロックダウン中の必要情報、何がよくて何がだめか、手洗いの順番などが書かれた小冊紙と一緒に届けられた。
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日本の方が本当に心配だ。まだ死者数こそ少ないものの、感染者数が倍増し始めている。これが始まると死者数もあっという間に増えてしまう、、、?安倍首相のやり方はどう考えても危ないとしか思えない。一般の人たちに危機感が何処まで浸透しているのか。 していたとしても、なんの保証もなければ仕事は閉められない。行動自粛と金銭の保証はセットじゃなきゃ成り立たないはずだ。

まあ、遠い国から心配したところでどうなるものでもないので、とにかく今は自分に出来ることをやって、せっかくの時間を有効に楽しく使うこと。お金のことさえ何とかなれば、私としては、結構毎日好きなことでできて楽しいというのが本音だ。もう仕事に戻りたくなくなってしまうかも、、、、 

日本の映画で去年気になっていたのが、蜷川実花監督の、「ダイナー」だ。予告だけはyoutubeで見ていたのだけれど、実花さんは画面も役者もとにかく美しく撮る人なので、ハードな中にも(殺し屋専用のレストランらしい)美しさとカッコ良さが垣間見えていた。そしてキャスティングの顔ぶれが何といっても楽しみだった。
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藤原竜也くんがまだ10代の時に、その才能に嫉妬してからずっと応援している私としては、 どうしても映画での藤原竜也がいつも役不足に感じてしまう。深作欣二監督の「バトル•ロワイヤル」と三池崇史監督の「さぶ」以降、どうしてもアイドル売りっぽかったりマンガチックだったり、もちろんそれでも目を引く演技をしているのだけれど、彼はやっぱり「生かされて光る役者」なのだと思う。彼が生きる本を与えられて、自然に持っている演技力を引っ張り出す様な演出に出会うと、底力を発揮する。だから、蜷川幸雄という演出家は藤原竜也という役者にとって特別だったのだろう。

自分自身の人生を持てないでいるかな子(おおば かなこで大馬鹿な子)は一目惚れしたメキシコの街に行くお金を調達するためにやばいバイトに引っかかり、命と引き換えに、殺し屋専門のレストランにウェイトレスとして放り込まれる。レストランのシェフ、ボンベロは元殺し屋だったのを、前オーナーのボス、デルモニコに拾われ、足を洗って天才シェフとしてレストラン「Diner」を任されている。シェフが元殺し屋なら、ここにくる客も全員が殺し屋、という世界。

とにかく実花監督の絵は色のこだわりが凄い。1カットの中の色のバランス、それぞれの色の配分が彼女らしいというか、特徴的だ。これは写真家としての蜷川実花が、初期の頃から誰とも一線を引いた色づかいの絵を表現して認められてきた、彼女の武器と言ってもいい。そして、背景の絵も、役者たちも美しく彩られている。髪型、メイク、衣装全てにおいて乱れても美しい絵になる様に。

主演は藤原竜也と謳っているのだけれど、ストーリーの主人公はかな子だ。演じている玉城ティナさんはモデル・アイドル系の方の様で、確かに滑舌も巧くはないし演技力は弱いけれど、その表情が絵になった時にパワーがある。これがモデルさんの持つカメラに向かう力、というのだろうか。可愛いなあ〜〜、、
初めは自分の人生、存在をほとんど感じさせないキャラクターだったのが、「ダイナー」で目の前に繰り広げられる血みどろの場面を潜り抜けるにつけ、どんどん芯が太くなっていく。

どうしても見ていると蜷川幸雄さんを思い出してしまう部分も多い。亡き親分、デルモニコの肖像は蜷川さんご本人のが使われているし、少しだけ回想で登場するシーンでは、井出らっきょさんが演じている。らっきょさんは蜷川さんの舞台にも出演しているし、稽古中に蜷川さんの物真似をしてご本人に「それは俺か〜?不愉快だなあ〜」と苦笑いされていたりした。本当にそっくり!ボンベロの「俺を見つけて育ててくれたのはデルモニコだ」は素敵なトリビュートだし。

小栗旬演じるマテバが殺されているシーン、まずキレイな花に彩られた水面が映り、私はその瞬間にミレーの「オフィーリア」の絵を思い出した。そうしたら次にはまさにオフィーリアよろしく水面に浮かぶマテバの死顔が、、、、かな子が死を意識することでどんどん強くなっていく様は「ロミオとジュリエット」のジュリエットの様だったし、意図してか、無意識にか、やっぱりお父様の血を実花監督の中に感じた。

武田信治さんは、もうクレジット見るまで誰だか解らなかった!!ぶっ飛んだ役は結構うまいんだよね。本当はこの人ももっと観たい役者だ。やっぱりぶっ飛んでいた90年代のドラマ「チャンス」とかも面白かった。ちなみに彼が演じた大島渚監督の「御法度」での沖田総司は、大河「新撰組」での竜也くんの沖田総司と並んでダブルベストだと思っている。

お年を全く見せない真矢みきさんの迫力は、やっぱり元宝塚男役!片眼のカラーコンタクトといい、実花さんのセンスが光ります!ぐちゃぐちゃでも、血だらけでも、とにかく美しく、それでいて実はかなりハードボイルド!

藤原竜也さんをカッコ良く魅せることができるのは、やはり昔から役者としての彼をよく知ってのことだろう。絆というか、確固たる信頼感が画面から伝わる。舞台で見る彼は黙っている時の表情だったり動いていない時の背中から感情が見えてくる様な演技をする時があって、それをカメラで拾うのはなかなか難しいと思う。私が映画での藤原竜也に今一つ「違う」感を感じるのはそのせいかもしれない。一見浮世離れしたこのストーリーの中で、ボンベロのかな子を見る目が少しずつ変化していく。実花さんは美しくそれを撮ってくれている。だから、最後のシーンのボンベロの安らいだ表情での抱擁はそれまでの派手な色使いの血飛沫舞い踊る場面から打って変わって自然色に見えるのだ。

監督デビューの「さくらん」から蜷川実花監督の映画は見ているけれど、どんどん良くなっていく。これは元々が漫画という原作があっての作品だけれど、もっといろいろなジャンルの作品を撮れる監督になってくれると嬉しい。

普段は娯楽映画はあまり興味がないのだけれど、面白かったね。ずっと白の衣装だったボンベロが、最期にメキシコのかな子の店に来た時には黒の衣装だったのも印象的だった。白のロングの衣装はローブの様で、「キリストか」と思うと、最後の衣装は「神父か?」という感じ。

そういえば小栗旬さんの太宰治の作品もあったはず。太宰も「人間失格」も、どちらかといえば嫌いなのだが、観てみるかな、、、、

 


イギリスがロックダウン状態になってはや10日。 早くも4日目にしてテレビが死に、仕方がないので急遽ネットでオーダーした。2日で届いたのはよかったのだが、どうしても音が悪すぎる。いくらフラットTVでも音が完全にひび割れしているので、あれこれ設定を変えて試したのだが、どうしても音量を少し上げると耐えられない。結局片方のスピーカーに問題があるとわかったので、交換してもらう。

この電話がつながるまでに20分、話している間に電話の向こうのエンジニアが倉庫やデリバリーの状況を確認するのに15分、再オーダーの他に、不良品の方をピックアップしてもらう手続きも必要で、なんだかんだとこの取り替え手続きで1日使ってしまった、、、、!

ロックダウンでもネットショッピングはできるので、昨日新しいテレビが到着。午後には返品の方も引き取りに来てくれて、無事完了。デリバリーの人たちは大変だろうな。倉庫で働く人たちも。配達の時は、普通ならドアを開けて品を受け取り、カードにサインして「ありがとう!」となるのだが、 Social distancing(人同士の社会的距離)が徹底されている今はちょっと様子が違う。

ドライバーはベルを鳴らすと、品をドアのところに置いて2m以上離れる。 受け取った方は、サインする代わりにドライバーに名前を告げ、目の前でドライバーが「配達された、」と記入、あるいはスキャンするのを確認。軽く手を振って「ありがとう」だ。お互いに2mより近づかない。

10日も経つと、何だか慣れてくるもので、一時のパニック買いはもう収まっている様だ。品薄ではあるけれど、スーパーにはトイレットペーパーも卵もある。お野菜がちょっと少ないかなあ〜。行く時間帯にもよるのかもしれないけれど、、、、小さな店だと店内の人数をコントロールしていて、外で待つ人たちはこれまた2m間隔で立つ。レジも同様。

とにかく静かだ。生活の音=朝は学校に行く子供たちの声、沢山の車の通る音、どこかで工事している音や道で話す人たちの声、、、そんな生活の音が全くしない。1日1度、散歩やジョギングに1時間程度外に出る人たちも、ゆっくり散歩したり買い物に行ったりするだけで、他にどこへ行く当てもない。

とにかく静かなので、今日が何日の何曜日なのか、今が何時なのかもよく解らなくなってくる。 クリスマスの時だって街は静かになるけれど、代わりに家族や友人たちが集まっての楽しげな声が響いてくる。それがない。3人以上のグループで集まるのはいけないので、(同居している人は良い)人の話す声も響いてこない。静かに、それでも何だかあっという間に毎日が過ぎていく。

良い機会だから、またサーキットトレーニングやピラティスに励もうかと少しずつ始めた。仕事をしていると、夜にはぐったり疲れてもう運動する元気も無くうたた寝してしまっていたのに、今は毎日が夜眠れないくらいにエネルギーが余っている、、、「これはどんどん太る!!」という危機感のもと、ちょっとまた真剣に頑張ってみようかと思います。

あちらこちらの劇場ライヴがネットで見られるので、ちょっとリストを作ってみた。これに日本のテレビ番組、そしてアマゾンのプライムヴィデオ、毎日ちょっとづつやっていた携帯ゲームもちょっとスキルを伸ばそうか、とやり込み始めてしまった。暇かと思ったけれど、実際にはする事って山ほどあるもんだ。

私の辞書に「退屈」という文字はない、とこれはもう昔から思っている。いつでも何かしら興味を持つ事を見つけてしまうのが私の特技。 うちの彼は私とは違ってあまりあれこれと興味を持っていろんなことをやるタイプではない。テレビの前に座って退屈そうにしているのは、すっかり「爺さん」だ、、、困ったなあ〜〜、、、、一緒にエクササイズとかして面白いと思う事を共有できる人と一緒になるべきだった!!(後悔先に立たず、、、??)まあ、ホリデーに行くでもなく、こんなふうにずっと一緒にいるなんてなかったから、不思議な感覚だ。年取ってリタイヤしたらずっとこんな感じなのか、、、!!??

きっといろんな家庭でもそんなふうに思っている事だろう。両親が仕事していたり、ティーンエージャーの子供たちは 親より友達優先だろうし、家族がずっと毎日一緒にいるなんて、実はあまり無いなんじゃないだろうか。

こういう時に、イギリス人の独創性が生まれてくる。みんないろんなことを考えて、面白いビデオを投稿したり、暇に任せて新しいことを試してみたり、とそれぞれに時間を活用している様子が毎日目に付く。そのうち大発見や大発明が生まれるんじゃないだろうか。

この制限生活を戦時中と比べる意見もあるけれど、少なくとも爆弾は落ちてこない。胸を裂く様な警報も鳴らない。ただ、終わりが見えないのはこれからどう影響していくのだろう。 まだ10日目だから休暇気分でもいられるけれど、これが数ヶ月になったら、、、??家にいることで精神的に影響したり、家庭内暴力が発覚したりするケースもある様だ。少なくとも毎日ネットで何かしら面白いことを見つけていればとりあえずは何とか楽しめる。今できることをポジティブにやっていこう!!
 

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