見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

舞台版Venus in Fur - 毛皮のヴィーナス


数年前にポランスキー監督の映画を観て、元の舞台版が観たいと思った芝居、Venus in Fur(毛皮のヴィーナス)がロンドンで上演されている。
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脚本はDavid Ives、初演は2010年にオフ•ブロードウェイで、後にブロードウェイに乗っている。ポランスキー監督が映画にしたのが2012年だから、映画化としては早い方か、、、 本来の原作はザッハー•マゾッホで、マゾヒズムの語源になったという。
話の展開は映画を見た時の感想に書いたので、ちょっと端折ってしまおう。こちらを参照してください

映画版はパリの小さな劇場でのオーディションという設定だったけれど、本来の舞台版は、アメリカで書かれている。今回の演出で面白かったのは、一応アメリカでの話という事で、トマもヴァンダも素で話す時はアメリカンな英語で喋っている

演じている俳優はもちろん二人ともイギリスの役者なのだが、実はこの二人、ナタリー•ドルマーもデヴィッド•オークスもアメリカのテレビドラマや映画にも出演していて、なかなかナチュラルなアメリカンを話す。そしてオーディション内の役柄、クルジェミスキーとヴァンダを演じている時は、設定がクラシックでヨーロッパという事なのだろう、イギリス英語でセリフが語られていく。だからオーディションとして台本を読んでいる時と、作・演出家と女優に戻った時の会話のやり取りが、芝居と素の状態が聞いているだけで区別できて解りやすい

映画を見た時はフランス語のセリフを英語のサブタイトルで観ていたのだけれど、今回全編英語で聞いてみると、台詞にかなり笑える要素が散りばめられている。 結構コメディーっぽい掛け合いもあるので、セクシャルでダークなイメージが気恥ずかしくなるという事が無かった。

最初からヴァンダはピチピチの女王様スタイルで黒いパンティー丸見えなので、男性じゃ無くてもやっぱりむき出しの足やお尻に目がいってしまうのは仕方ない、という事か••••• う〜〜ん、スタイル抜群で女性としてはひたすら羨ましい限り 映画版よりは二人ともずっと若い。ヴァンダ役のナタリーは一見可愛い顔でキュートな笑顔を持ちながら、男を自分のペースに巻き込むパワフルな魅力を持っている。そしてトマ役のデヴィッドは知的で素直な笑顔が魅力的で、あまりダークな秘密は表に出さない演技 がナチュラルだ。

映画版は最後の最後がなんだか「ん、、??よくわからない、、?」と思いながら突然終わってしまった感じだったけれど、今回はそのあたりは収拾がついた。それでも、一体このヴァンダと名乗るとんでもないゴリ押し女優は何者なのか??というあたりはなんとなくミステリアスなままだ。首に縄をかけられ、柱に縛られたトマが叫ぶ、「お前は一体誰なんだ

最初からまだ出回っていないはずの上演台本を持っていたり、トマが求める役とは真反対のイメージで登場しながら、本読みを始めると思った通りの役柄を演じてみせる。またやたらとプライベートな事=トマの奥さんの履歴まで知っていたり、(後で、「実は奥さんとはジムで知り合ったのよ」と言っていたが、真相は不明??)一体この女は何者なのか??!

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夢、あるいは幻という言葉が合うかどうかはわからないけれど、もしかしたらこれはトマの妄想、いや願望なのではないだろうか?自分が書いた脚本のオーディションに来た女優たちはどれもハズレで、失望にも似た気分の中でトマは妄想する、、、、こんな女がオーディションに飛び込んで来たら、、、こんな女が自分の書いた芝居を完璧に理解して役を理想的に演じてくれたら、、そして自分の奥底にある真実の願望と欲望に目覚めさせてくれたら、、、、 

嵐の夜の、劇場の片隅で一人の男が見た幻想、、、?

それにしても二人の役者のケミストリーが素晴らしい。映画版も好きだったけど、やっぱり舞台での芝居だね。日本ではやれる人がいるかなあ〜?と思ったけれど、稲垣吾郎さんと中越典子さんで上演されたそうだ。う〜〜ん、なかなかいいかも、中越さんならこの役、いいだろうな。そして稲垣さんの知的で素朴なイメージは結構あってるかも。

休憩なしの1時間半、グイグイと観客を引っ張りながらちょっと怪しい摩訶不思議な空間に連れていってくれた感じ。 テレビに、映画に、舞台にと幅広く活躍する役者同士、かなりレベルの高い演技を見せてくれた

Had enough!!


北ロンドンの端っこにある私の住むエリアは、私たちが引っ越してきてからショッピングセンターが新しくなって 新しいマンションなんかも建ってまあ、それなりに便利な街にはなっているのだけれど、2年ほど前から持ち上がったのが、オランダのアムステルダムを真似た自転車専用のサイクルレーンをエリア一帯に造るという計画。もちろんサイクリングには賛成ですよ、そして近年サイクリストを巻き込んだ事故死事件が増えているのも事実です。だからきちんとした自転車専用レーンを、という案は決して悪いものではない。ちなみに私の職場近辺はこんな風になるらしい
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ただ、それを実行するとなると、3年計画でこの行政区一帯が工事現場になってしまう。それにサイクルレーンを通すとなると、今路上にある、ただでさえ少ない駐車スペースが大幅に減少してしまう。自営で店を経営している人たちに取っては大打撃だ。駐車スペースがなくなる為に客数の減少が避けられない現実は、ビジネスに直接関わってくる。実は私の仕事もそうだ。自営の眼鏡店である私の職場はローカルの人たちが顧客の大半を占める。それでも口コミや紹介で少し離れたエリアから子供を連れてきてくれる人たちも多い。

地元の声にはかなりの反対もあったし、実際、「サイクルレーンなんて、誰も頼んでないよね」という のが私の耳に入る大半の声なのだが、一度決まると早いもので、今年いなるや否や、工事が始まった
予算は4200万ポンド。かなりのエリアもカバーすることになるので、当然工事は少しずつ移動しながら自転車用レーンを造っていく。

それにしても、この路線は北ロンドンからロンドン市内に向かう重要なバスルートだ。よく見ると、バス停では乗客はサイクルレーンをまたいでバスに乗ることになる。そして、サイクルレーンを付けた分歩道部分が広がるので、当然車線が狭くなる。今まではバス停に止まっているバスを後ろの車が追い越して行けたのに、そのスペースがなくなるので、バスが止まっている間、後ろに車が繋がってしまうことになるのだ。 

今年に入って始まった工事だけれど、進みはあくまでも少しずつ、、、、ある時突然バスルートが迂回ルートになっていて、大慌てしたり、昨日まであったバス停が今日から数週間止まらなくなっていたりと、いつ何が起こるか気が気じゃない。本当にね、街中が工事現場って、半端じゃないわ
右を見ると、、、

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そして左は、、、

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今はバス停2つが止まらない状態なので2つ前で降りて歩いて行かなくちゃならない日々。いつもは電車で行くのだけれど、最近寒くなってから電車の運行が怪しくなっているので、毎朝、仕事に行くまでにストレスが溜まってしまう

実際、こんな状態が数ヶ月も続いて、ビジネスが破綻してしまった人たちもいるようだ。最初の半年ほどはなんとかなったものの、この夏過ぎからクローズしてしまった個人経営の店がいくつかあるようで、地元の声はかなり批判的

実は日本から戻ってきたら、丁度道路を掘り返す工事が私の店の目の前で始まっていた。毎日毎日、ガガガガ〜〜!!
っという 道路を掘り起こすドリルの音が響いて、本当に集中できたもんじゃない
ミスをしないように必死で耐えながら仕事する毎日。お客さんだって、私の説明が全く頭に入らない様子だし、車で来てしまって検査の予約時間に間に合わない人もしょっちゅうだ

そして最近の噂では、どうやらカウンセルは予算を使い果たした、、、とか マジかい 
もし本当にお金が尽きちゃったらどうなるの? この写真の状態で放置?? まさかね、、、?でもありえるかも、ここイギリスだし•••••• 

後ろ髪、、、、


あっという間に過ぎてしまった日本での日々。戻ってきてからもうすっかり日常に戻ってしまって、本当に2週間は短すぎる。

ハイライトは両親のダイヤモンド婚(60周年)。結婚生活が60年ということは、まず二人揃ってそれまで生きている、という事だけでも実は凄い事なんだよね。考えてみたら、ダイアモンド婚を祝える人達の方が実は少ないんじゃないだろうか、、、金婚式の時同様、今回もホテルオークラで食事会。お料理はもちろん、デザートの「伝統のクレープシュゼット」が技ありで、ワイワイと楽しい食事会になった。
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今回は遠出も山登りもしなかった。でも20年以上ぶりに一緒に集まれた友人たちとの時間にお喋りが弾み、 ブログがきっかけでロンドンでお会いした芝居関係の方と、久しぶりに再開して素敵な中華をいただきながら芝居の話に夢中になり、劇団時代の仲間と一日スパで汗を流しながらのんびりくつろいだり、本当に楽しい日々でした。みんな仕事で忙しい時期だったみたいで、貴重な1時間のランチタイムを付き合ってくれたり、美味しいランチのお店に11時から一番乗りしたり、ほとんど食べることで過ぎていった。

毎日食べ続けでさすがに後半はちょっと「何食べたい?」と聞かれるのが困るくらいで、そんな中、たまたま入った居酒屋のお豆腐料理がとても気に入ってしまった。「月の雫」というチェーン店のようだけど、表参道の店で お豆腐を使ったメニューが美味しかったので、別の女子会でも、新宿の月の雫へ。
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この女子会居酒屋は毎年恒例にっていて、メンバー昔ロンドンで「外国人に日本語を教える、日本語教師養成講座」 で一緒だったメンバーだ。人生を区別はできないけれど、私の友人たちは、学校時代の同級生、劇団時代・芝居関係の友人、そしてロンドンで知り合った友人たち、の3つに大別できる。みんな私の人生の中で、小さなきっかけで長〜い付き合いをしてくれている大事な人たちだ。「あの時、あの場所で知り合わなかったら、一生会わなかったよね」なんて言いながら、ロンドンで、東京で会える時間がとても不思議な気がする。

ちなみにこの「月の雫」で最期に食べた豆腐チーズケーキが、なかなかのものでした。
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お豆腐なので、布で絞られて濡れた状態で出てくる。
と、、、
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これが、クリームチーズのような、豆腐のような、絶妙な食感で、思わず布についた分もこそいで食べてしまった。

日本最終日は、妹に誘われて地元の防災訓練に行ってみた。港区の中でも、今回は隣の地区だったのだけれど、のんびり歩いて高輪の方まで。ちょっと裏道で迷っていると、なんと、現役の井戸に出会った。
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しっかりと水が出る井戸。高輪の周りも今は本当にマンションビルだらけになってしまったけれど、それでも小さなお寺やこんな井戸がまだあるんだね。そういえば大木戸跡はどの辺だったか、、昔、まだ小学生の時、夏休みの自由研究で、港区内の史跡巡りをしたことがある。あちこち写真を撮ってスクラップに説明書きを書いて、、、デジカメなんてなかった時代。

防災訓練では、心臓マッサージやAEDの使い方を実践したり、三角巾のいろんな使い方、救助に役立つロープの結び方等、為になる経験ができた。最期には非常食や簡易トイレのお土産(くじで当たった)ももらって。イギリスは日本のように地震も火山の噴火もないし、台風クラスのストームでさえ滅多に来ないので、緊急事態に対する意識は本当に皆無に等しい。でもテロが増えてきたりしている今日この頃、こういう実用的な防災知識は役に立つはず。

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とはいえ、現実に難しいのは、その場に直面した時に、知っていることを実践できるか、なのだ。「こういう時にはこうしましょう」と、子供の頃から言われてきて、充分知っているのに、いざという時になると、違う行動をしてしまうのが災害時の悲劇なのだ。

生死を分ける事態の時に正しい判断ができる人間でありたい、と思う。 

Hedwig and Angry Inch-オリジナルのヘドウィグ


今回の滞在での観劇は1本。丁度「Hedwig and angry inch」がオリジナルのジョン・カメロン・ミッチェルのヘドウィグで来日公演をしているというので、来る前にチケットを取っておいた。
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ヘドウィグに出会ったのはもう10年以上前になる。映画版を観て、派手でいて素朴で純粋なヘドウィグのいじらしい人生に魅せられてしまった。映画は何度も観た。その後、日本での上演が決まって、しかもヘドウィグが三上博史さんと聞いて、観に行かれないもどかしさに身悶えしたものだ。三上さん版はレコーディングCDが出ていて、これを何度も何度も聴いた。(ちなみに海外での上演作は映像としては残してはいけないという契約があると聞いた) ブロードウェイでは3年前に新たなキャストで再演されて、トニー賞でも話題になったけれど、今回の来日公演でまたオリジナルキャストであり作者でもあるミッチェル氏が演じると聞いて正直驚いた。

東ベルリンに生まれたハンセル少年はある日アメリカ人の将校に見染められる。一緒にアメリカに行こうといわれ、でも彼と共に共産国の東ドイツを出るには、女性であることを示した上で結婚しなくてはならない。彼の母はハンセルに言う。「私の名前とパスポートを使いなさい。女性の体になることは、、、そう、自由を手に入れるためには犠牲にしなければならない事があるものよ」。こうしてヘドウィグという女性になるために手術を受けたものの、失敗して、女性器は形成されず、1インチのモノが残ってしまう。

犠牲を払ってアメリカにきたものの、一年で離婚、しかもその日はベルリンの壁が壊された日。女性としてメイクをし、かつらをつけ、女として自分を売りながらヘドウィグはけなげに生きていく。遠い昔に神によって引き裂かれた自分の片割れ、本当の愛を探し求めながら。
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ようやく見つけたと思った相手、トミーは、彼女がベビーシッターをしていた家の息子だった。クラブで歌う彼女に惹かれたトミーはヘドウィグと組んでバンド活動を始める、徐々に成功し、二人の関係も深くなろうかという時に、トミーはヘドウィグの残された1インチに気付いて去って行ってしまう。しかもヘドウィグが彼に教え込んだショウビジネスの知識や彼女の創った歌まですっかり持ち去って、、、、、

今回の公演はヘドウィグの新しい夫、イツァーク役の中村中さんがヘドウィグの人生を語る、という形をとっている。本来はヘドウィグが歌い、走り回りながら自分の物語を語っていくのだが、やはり言葉の壁とスタミナのバランスを考えたのか。実はちょっと私も心配だったのが、ジョン・カメロン・ミッチェル氏の年齢だった。初演の舞台はもう20年近く前だ。彼は今年で54歳。歌いっぱなし、喋りっぱなしのステージはきついんじゃないか、、、と。

だから、イツァークが彼女の事を語り、要所の歌をミッチェル氏自身のヘドウィグが歌う、というバランスはとても良かった。ジョンの歌唱力に衰えは全くない。そして、中村中さんが素晴らしい!開幕と同時に観客が総立ちで踊りだす、というのもすごいものがあった。この作品が映画化されてから、いわゆるヘドウィグフリークのようなコアなファンが沢山いるという事だ。中にはヘドウィグの扮装で来ている人達もいた。

夫のイツァークは元ドラッグクイーンだけれど、結婚するにあたって、ヘドウィグは「二度とクイーンとしてステージには立たない」という条件を付けさせる。でも最期、彼女を裏切ってしまった事を詫び、彼女の幸せを願う歌を贈るトミーを見て、ヘドウィグは何かに目覚める。自分のかつらと衣装をイツァークにつけさせて、素の自分になって彼を見つめるヘドウィグの、新しい人生を予感させる終わり方だ。

そして、なんとなくこのラストが、ミッチェル氏から中村さんへのバトンタッチのような印象すら持ってしまった。ジョンは年齢的にも、もうヘドウィグをステージで演じる事はこの先ないんじゃないか、そして、このラストはイツァーク兼もう一人のヘドウィグを演じた中村さんへのバトンタッチなんじゃないか、、、と。

ジョンの演じるヘドウィグは可愛い。彼女の生き方はいじらしい。なぜだろう、とても純粋なのだ。だからこんなにも世界中にファンができたのだろう。

シアターオーヴに行ったのは初めてだった。なんでもミュージカルを上演するのが主の劇場だそうだけれど、2000というキャパでありながら、とても観やすい。遠くても、ステージが良く見える作りになっている。
観られてよかった。やっと見られた=ギリギリ間に合ったというのが正直なところかな。


美味いもの続き


やっぱり日本に来ると食べまくりの日々になってしまう。季節の美味しいものがありすぎて、そして季節じゃなくても美味しいものがありすぎて、本当に2週間じゃ食べきれない。
10年以上も会っていなくて、しかも4−5年前からは音信不通になっていた友人と本当に久しぶりにしかも日本で再会した。実は二人ともロンドンに住んでいるのに、たまたま同じ時期に日本に来ている事がわかって、もうなつかしいやら嬉しいやら、初めて会った30年前に戻ったようにおしゃべりがはずんでしまった。おいしいお蕎麦を囲みながら、、、
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灯台もと暗しで、地元の老舗店で食べるのも本当に久しぶり。新そばの季節、それに季節のきのこの天麩羅もつけて私としてはちょっと贅沢なランチ。

今回は妹のごり押し、いや、強いお薦めで、人間ドックにいってみる事にした。もう15年くらい前、一度だけそれらしい検査に行った事があったけれど、なにせ年と共に体の変化を実感せずにはいられない今日この頃。病院でのドックは初めてなのでちょっとドキドキしながら行ってみる。

本当に日本って、凄い!!もう最初の受付から最期まで、なるべく時間の無駄がないようにスムーズに事が運ぶ。もちろん多少の待ち時間はあるのだけれど、各部署間に連結がすごくスムーズ。なんとこの病院、もう30年以上も前に一度だけ外科で外来に来たことがあったのだけれど、その時の診察番号がまだあったことが判明。イギリスのNHSとは雲泥の差だわ〜〜

ドックの後は病院内のレストランへ。場所はオフィス街でランチタイムは滅茶込みだし、8階のレストランからは眺めが良いのと、ドック受診者は1割引きになるのいうので、本館の8階にあるレストランへ。

いや〜〜、ここが病院の中だという事をすっかり忘れてしまう落ち着いた場所だった。そして目の前に懐かしい東京タワー!
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私の実家からも昔は東京タワーがきれいに見えた、ほぼ全身、この写真に近いくらいに(もう少し距離があるが)上から下までキッチンの窓から見えていたのだけれど、今はもう立ち並ぶビルに完全にふさがれて全くみえなくなってしまった。だからこの構図でみる東京タワーは本当に懐かしい 新しいスカイツリーも良いけれど、私にとってはやっぱり東京タワーが故郷だ。

今回で初の一人ランチは、これまた病院内とは思えないメニュー。前の晩以降何も食べず、水すら飲まずにドックにいったので、健診途中でかなりお腹がすいてきたのだが、バリウムを飲んだら一気にお腹がいっぱいになってしまったので、ここは軽く、ライムギパンのオープンサンドイッチ。でもそうとは見えない出来栄えで、すごく美味しい!
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パンの上にベーコンとサラダが乗っていて、トップには温泉卵。重すぎず、丁度良くてドレッシングも美味しかった。

まだまだ続く連日の友人とのランチ。これが楽しくて毎年来るのだから、多少の体重増加は見て見ぬふりをしてしまおう。

今日は連休初日。なんと、おととい会った友人だけじゃなかった

ロンドンに行ったばかりの頃に知り合って(同じ所に住んでいた)、一緒い遊んだ友達4人と本当に久しぶりで集まった。個別には何度かあってはいても、4人が一緒というのはなんともう20年ぶりくらい。(いや、もうちょっとか??)本当に話はつきない。人生はいろいろある。あの頃は若くてまだ学生で、何にでもワクワクして、毎週末遊んで、困った時は助け合い、ロンドンでの青春を謳歌していた。今集まって本当に尽きない人生話、そしてこれからの老後設計、、、
楽しい。私の人生の本当に楽しかった時代を共有した友達と、こんな風にまた集まっておしゃべりできるという事に本当になんだろう、、、感謝?の気持ち。うん、ありがたいね、人生は。

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お昼に会って一日過ごして、なごりおしくて夜も軽く居酒屋へ。第一、4人のうち3人はロンドンに住んでいるのだ。向こうにいても滅多に会えないし、中の一人とはここ4−5年音信不通になっていた。やっと連絡がついたと思ったら、丁度同じ時期に一時帰国しているという、、、このタイミングで4人が日本で会えたという事がすごいよね。だから人生は面白い。これもまた何か意味があるのかな〜と思う。

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おばさん達がすっかり20代に戻ってしまったようなひと時だった。そういえば皆変わってないよ。もちろん其々の人生、いろいろあっての今なのだけれど、合った瞬間から皆の顔が一気に若返ってしまった。初めての海外で助け合って頑張ったからね。ほんと、よく遊んだし。こんなひと時があるなんて来る前まで思ってもいなかったよ。

ほんと、人生ありがとう

やっと来た〜〜!


どんなにこの日を待っていたか、、、これを楽しみにこの数カ月ひたすら働いたようなもの
やっぱりまだ暑いわね、東京は

またしてもBAの低サービスにやられてしまったわ 2回の食事はひどかった

最初は「パスタかカレー」というのでカレーにしたら、ご飯がひどくて食べられたもんじゃない 仕方ないから一緒に付いてきたロールパンをちぎってカレーに浸して食べた。デザートのチョコレートムースは初めは手を付けないつもりだったけど、(私はチョコレートが好きではなーーい!)ほんのお小皿程度のカレーと小さなパンじゃ持たないと思ったので、一口食べてみた、、、よせばいいのに、、、 結局一口でギブアップ。

そして最初の食事から着陸寸前の朝食まで8時間、いっさいの軽食やスナックは無し。これは去年の例で覚悟はしていた、でも機体後方のギャラリーにも、お水とジュース以外何も置いてなかったよ、、、

丸8時間経ってようやく出てきた朝食、これも失敗
イングリッシュブラックファストかオムレツ」という。実は有名な本来のイギリス式朝食にはトマトソースに浸ったビーンズがついてくる。そして焼きトマトも。トマトは好きだけど焼いてあるのはちょっと苦手、そして私はこのBaked beansが苦手だ。なので、「オムレツ」を頼んだら、、、、
なんというトリック!! これは「English BreakfastかVegitalian breakfastか」という選択だったのだ。そしてイングリッシュのほうには卵、ベーコン、ソーセージが付き、ベジタリアンのほうに焼きトマトもビーンズも入っているのだ。いつもは英国人のクルーだったのが、今回は私の列は日本人のクルーで,彼女のメニューの説明はあきらかに不明確だったわ。これは後でBAから来ていたアンケートのメールに書いておいた。

羽田からは家までは簡単、30分程で帰れる。両親と話しているうちにだんだんお腹がすいてきて、機内での食事が両方とも半分しか食べられなかった話をしたら、なんと父がお昼にお寿司をとってくれた

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宅配のお寿司なのに、かなりのクオリティー。初日から嬉しいスタート
時差ぼけ対策には、機内で少なくとも2時間、できれば2時間半くらいウトウト寝るのがコツだ。少しずつでも、合わせて2時間ちょっと寝られると、調整しやすい。そして着いた日はどんなに眠くても夜の11時までは頑張る

今回も昼間にネイルとマッサージの予約をしておいた。ネイルの間はおしゃべりしながらだったので何とかなったけれど、足裏と全身のマッサージでは何度も寝落ちししそうになった。でも足がパンパンにむくんでいたので、生姜パックでの足マッサージでスッキリ。ここは3回目なのだけれど、施術してくれるのはみんな中国の人で、とても上手い。

今回のネイルは少し大人しめに秋色で仕上げてもらった。ネイル屋は実家のエリアは激戦区で、10件程もあるけれど、感性が合う所を探すのって意外と難しい。ヘアサロンと同じで、やってくれる人がこちらの容貌を同じような感性で把握してくれると、とても気に入ったものに仕上がるのだけれど、「う〜ん、ちょっと違うな」と思うとなかなか難しいのよね。今回の人は結構ちゃんと把握してくれて、サンプルの色を変える時も微妙な違いを理解してくれた。
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さーて、今回も毎日ランチの約束や遊びの予定が詰まっている。みんなとの約束がジグソーパズルのようになってきて、昼夜と別口の日も増えてきた。両親のダイヤモンド婚のお祝いもあるし、盛りだくさんの2週間が始まる

Lootーだからオートンの芝居って好き

3年前にオープンした時、いろんな役者達がこぞって「また面白い場所ができた」と集まり話題を よんだFinsbury ParkのPark Theatre。スタジオ式の空間は一応ギャラリーも3列あって、総席数は200程、Donmar Werehouseくらいの空間かな。ウェストエンドの劇場とは違う芝居空間が妙に安心感があって私は好きなのだ。

今回はジョー•オートンのLootという芝居。オートンについては前にこちらで書いたとおり、60年代、労働党政権のイギリスに爆風を起こしてあっという間に消えて(死んで)行ってしまった劇作家だ。
このLootは彼の3作目の芝居で、これが大ヒットとなり、いくつかの賞を受賞している。
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場面は葬儀屋の準備室、舞台中央にはこれから葬儀という棺桶。亡くなったのはマクレヴィー夫人で、彼女の葬儀の準備をするのは夫のマクレヴィー氏と夫人の看護師だったフェイ。フェイは早速亡くなった夫人のスリッパを自分で履いていたり、これからの人生をまた生きなくてはと、マクレヴィー氏に再婚(自分との)薦めたりと、気後れもなくちゃっかり自分の立場を確保する手段を進めている。

実はこの前日に葬儀屋の隣にある銀行に強盗が入った。やったのはマクレヴィーの息子ハルと、この葬儀屋 で働くハルとは幼馴染(で恋人?)のデニスだ。二人は盗んだお金を棺桶を保管している部屋のクローゼットに隠している。いつまでもクローゼットに入れておけないということで、二人は棺桶の中にお金を移すことにする。そうなると棺桶に横たわる母親=マクレヴィー夫人をクローゼットに移さなくてはならない、、、そうこうするうちに刑事のトラスコットが銀行強盗の事を調べに水道屋と偽ってハルに話を聞きに来る。嘘がつけないハル、「本当に刑事か??」と最後まで疑いたくなるような強烈なキャラのトラスコット、彼らの銀行強盗の事を感づき、山分けに参加するフェイ、妻の残したお金で薔薇園を作りたいと語るひたすら善良なマクレヴィー氏。

とにかく台詞の応酬がオートンらしく「あり得な〜〜い!!」の連続だ

夫人の遺体はミイラ加工されていて、その死体を隠したり、服を脱がせたり義眼を取り出したり、社会的な良識からは考えられないような事が実におかしく繰り広げられる。葬儀に行く途中で車が事故にあったり、刑事のトラスコットに問い詰められたハルが嘘がつけずに銀行強盗を白状したのに、今度はトラスコットがそれを信じなかったりと、今までのやりとりがいきなりひっくり返ったりする展開は唸りたくなるほど軽快で絶妙な台詞の掛け合いだ。実はフェイには過去に7回の結婚歴があり、その夫達はみんな不審な死を遂げたり行方不明になっているのだった。最後にはトラスコットまでお金の山分けに参加することになる
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正直者は一人もいないのかあ〜!と思う反面、みんなそれで納得して大笑いしているのだから 、この空気をどう説明したものやら、、、、

他の芝居ではもしかしたら人形(マネキン)を使うのかもしれないが、実は死体のマクレヴィー夫人もちゃんと役者が演じている。これが本当に影の主役。一言のセリフもなく、自分で動くことも一切ない「死体」を見事に演じていて、これが演出で一番だったかも。クローゼットに逆立ち状態で入れられたり、服を全部脱がされて、シーツでぐるぐる巻きにされた状態で車椅子に乗せられたり、 棺桶の下に足で押しやられたり、、、それでもひたすらミイラの役だ。
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笑い、というものの意味をこんなにも皮肉な形で芝居にすることができたジョー•オートンの作品をもっと沢山観てみたかったね。銀行強盗を見逃してお金を山分けしようという刑事や、死者であり母への冒涜を恐れないハルの振る舞い、結婚しようとプロポーズしながらしっかりホモ/バイセクシャル なデニス、
7人の夫殺しの上、もしかして夫人を死なせたのも、、、?と思わせるトンデモ女のフェイ、これだけ揃えばもう怖いものなしで世の中を渡っていけるような気さえしてくる

このPark Theatreはカフェバーも劇場とは違って、ちょっとクリエイティヴな感じの空間だ。フィンズベリーパークの周辺は結構アーティストも多いエリアなので、役者やミュージシャン、ダンサーなんかも住んでいる。まあ、駅裏のガード下にはホームレスも住んでいるようだけれど、、、
ロンドンらしい環境でのイギリスらしい芝居、こんな時間がやっぱりすごく好きだなあ〜〜
 

The Tempest ー21世紀のシェイクスピア


本当は蜷川さん追悼公演のマクベスを観るつもりでいたのだが、日本に行く2週間の休みを取れる時期が折り合わず、結局マクベスは諦める事になってしまった。
で、代わりというか、久しぶりでバービカンでRSCのシェイクスピアを観ることにした。
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このThe Tempestは本拠地のストラトフォードで上演された時から話題になっていて、インテル社の協力のもと、舞台全体が3Dのプロジェクターで 大掛かりな仕掛けが施されている。
シェイクスピアのThe Tempestは妖精たちや魔女の息子が出てきたり、魔術で嵐を起こしたりと、現実のは少し外れたファンタジーの世界観を持つ話だ。

弟一味の陰謀でミラノを追われたもと大公のプロスペローは、無人島で娘と二人で暮らしている、彼には魔術を操る力があり、妖精のアリエルを家来のように使い、裏切った弟やナポリ王の一行が乗った船が近くを航海していることを知ると、大嵐を起こさせて、一行を島へおびき寄せる。

実は前回この芝居を見たのは、レイフ•ファインズのプロスペローでトレバー•ナン氏の演出だった。解りやすい芝居だし、視覚的な見応えもあって面白かったので、今回のスペクタクルな21世紀のテクノロジーを駆使した舞台がどんなものか楽しみだった。

さて、あらすじ等は前回のこちらのブログを参考にしていただく事にして今回はちょっと省きます。この舞台、幕が開いた瞬間から「大掛かり」がやってくる。大嵐のシーンが、まず船の枠組みに大波、大風、と3Dプロジェクターで本当にリアルだ。そういえば前に観た「Lord of the Rings」も大掛かりな視覚装置でファンタジーの世界を描いていた。
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よく観ると、アリエル(空気を司る妖精)の体の動きが3Dでプロジェクターに反映する仕組みになっていて、マジカルなパワーがいっぱいだ。次から次へと目を奪われるような壮大な世界が展開する。

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そして途中でふと気づいた。「あれ、、この芝居って、もう少し面白かったんじゃないかな、、、」
視覚効果が大きいのは見応えあるのだが、逆に本来の芝居の持つ面白さがその分薄れてしまっているような気がしてくるのだ。

プロスペロー役のSimon Russell Bealeは実力派のベテランで、RSCの役者達は皆さん力量は確かだ。でもシェイクスピアらしい面白さが、なんだか薄れているような、、、これが演出の違いによるものなのか、、?
前に観たトレバー•ナン氏の演出では、魔術のシーンは仕掛けよりも、リボンダンサーやアクロバット的な宙吊りにダンサー達を使って肉体で躍動感を出していた。もともとシェイクスピアの時代には仕掛けなんてできなかったのだから、それを補うためにシェイクスピアは台詞を書いたのだ、それを役者がきかせる事で、観客にイマジネーションを与え、想像を膨らませていたのだ。

この舞台をシェイクスピアが観たら何というだろうか?まずびっくり仰天するに違いない。もしかしたら台詞を3分の1ほど削ってしまうかもしれない。(描写の必要がないかも)21世紀のテクノロジーのおかげでCGがどんどんリアルになり、だからハリー•ポッターシリーズも映画化することができたわけだし、エンターテイメントということでは本当に進化している。でも元々の「本」にあった言葉達がなんだか薄れてしまうような感じでちょっと疑問を感じる。

「言葉、言葉、言葉だ、、」とシェイクスピアが本に詰め込んだ幻想的でマジカルな世界観が、言葉から離れすぎてしまうのは芝居の面白さを奪ってしまわないだろうか••••
今回の演出は5年前からRSCの芸術監督をしているグレゴリー•ドーラン氏。前任のトレバー•ナンやピーター•ホール同様、シェイクスピアへの愛情を感じる舞台を多数演出している。元々はRSCに役者として入ったのが、後に演出に移った人だ。RSC以前から劇団を作ったりしていた人なので、役者としてよりも、舞台演出をやりたかったのかも。

このテンペストは観る価値は十分にある。こんなにもマジカルな世界を舞台に出せるなんて思ってもいなかった。だけど、私が好きかどうかという観点で見ると、実は前回のナン氏の演出の舞台の方が解りやすくて芝居として面白かったと言える。視覚が言葉を遮らない範囲でみせてくれていた。

こちらの感想←と比べてみてください。

 

オリンピックパークと歓声と、、、


2週間前に始まった世界陸上のロンドン大会。会場は5年前のオリンピックのスタジアム。あの夏は女王の戴冠60周年からサッカーのユーロ大会、そしてオリンピックと、夏の間中テレビをつけると いつもワーー!という歓声やざわめきが聞こえてきた日々だった。

今大会は初日に英国のモー•ファラーが10000mで金メダルを獲って盛り上がった。ボルトが短距離のスターなら、モーは長距離のスター。二人とも今大会で競技会からの引退を表明しており、二人が有終の美を飾る姿を観たいと、観客も期待している。

ちょうどスイスから友人が息子さんとロンドンに来たので、スタジアムで競技を見るわけじゃ無いけれど、オリンピックパークに遊びに行った。正式名はQueen Elizabeth Olympic Park

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この日は朝からだいぶ暗くて、絶対午後には雨になるとのことだったから、とりあえず傘を持って行った。せっかくの友人との再会、雨になるのは残念だけど、そこはロンドンなのだから仕方ないよね。ところが、、!降りませんでしたよ!!午後いっぱい風が少し強くなったりしたけれど、どりあえず雨は一滴も降らずにすんだ。実は私は昔から晴れ女なのだ••••
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スタジアムに隣接する芋虫お化けのような形のタワーはArcelorMittal Orbitという。上は展望台になっていて、ぐるりと360度見渡せる。東ロンドンからの景色というのは今まであまりなかった(というか初めて)ので、また違った角度から見るもの面白い

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この日の世界陸上は夜だけの競技日程で、昼間はまだ静かだ。隣のスタジアムも上から見られる。周りのパークには夏休み用の遊園地が出ているし、駅からの通り道には大きなショピングセンターがあるので、一日中でも家族連れで遊べる
ArcelorMittal Orbitの目玉は展望台から下までの螺旋トンネル滑り台だ。約30秒のこのスライドを体験するためにやってくる人は多く、私たちもやりたかったけれど、前日にチケットをネットで調べた時にはもう夜の7時過ぎまで売り切れていた、、、仕方なく、スライド抜きのチケットで行ったのだけれど、やっぱり一度やって見たかったかなあ、、、でもかなりみんな叫んでいたよ、、、

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スライドができなかったので、下りはエレベーターでなく階段で降りて来た。塔の周りを包帯で巻くようにグルグルと続いているのが階段。これが段差はかなり低いのだが、翌日ふくらはぎに結構キテいた。

屋台式のフードコートで軽く食べてからは、ボートトリップ。この周りは広範囲の自然パークになっていて、歩いてもいいし、自転車を借りて回ることもできるのだが、私たちはカナルボートにした。オリンピック以前のこの東ロンドンのエリアは全くもってひどい状態だった。このカナルや自然パークもなんと15年かけて綺麗にしたとのこと。

このボートのガイドさんは若い女性で、しかも生粋の東ロンドンアクセントの人。今時、こんなにローカルなガイドさんも珍しい。いかにも「地元です」という感じで、そう、本来の東ロンドンっ子というのはこんな感じなのだ、と嬉しい気分になった。今やロンドンの観光地はどこに行っても外国人ばかりだからね。チケット売りの人も、この後に乗ったベダロスの乗り場のおじさんも、ロンドン訛りのイギリス人だということが、本当に今時珍しいのだと痛感する。
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曇りだったけれど、お天気はなんとか持って、夕方は3人でショッピングセンターを少しうろつく。このころにはゲームを観にスタジアムに来る人たちが増えて来てセンター内は大混雑。でも楽しい1日だった

陸上の世界選手権はそれほど真剣に観ていたわけじゃ無いけれど、昨日は盛りだくさんだったね〜。まず女子の、そして男子の4x100mリレー。女子ではGBは銀メダル、そして男子は金メダル おまけに男子は日本が銅メダル!有終の美を飾る姿が期待されたモー•ファラーの5000mは惜しくも銀、そしてドラマチックな最後になったボルト選手の最終レース、、、、、、

アスリートの引き際は本当に難しいね。まだまだ一番でいられるなら今やめなくてもいいわけだし、でも「そろそろ限界か、、」と自分で思い始めたからこそ引退を決意したのに、周りはやっぱり有終の美を求めてしまう。銀メダルで本当に悔しそうな、絶望的な顔を見せたモーにしても、最後のレースを苦痛に顔を歪めてゴールできなかったボルトも、観ていて胸が痛くなったよ
嬉しいやら悲しいやらなんだか一日で盛り沢山だった。

今日で最終日かな。日本は競歩でもメダルを取ったんだね。今までちゃんと観たことなかったけど、ルールに沿ったテクニックをずっとキープして歩き続けるのは、途中で疲れたら歩けるマラソンよりきついかもしれない、、?

毎晩テレビをつけるとなんとなく聞こえていたウワ〜〜!、、という音、この音がなくなるとまた夏の終わりを感じてしまう。本当に早いなあ〜〜、ロンドンはもう秋の空気。




 

ダメだ、、、iCloud Lock


なんと、、、7月は一度しか書かないうちに終わってしまった、、、なんて早い
もう年々時間が短くなっていく気がする。だってもう8月ですわよ、奥様!!!

私の職場のボスは「フリントストーンかギャートルズ」と呼ばれても不思議じゃないくらいのIT音痴。今の世の中、オプティシャンだってコンピューター使って目の検査するし、眼底もカメラ撮影でプリントしたりする時代だっていうのに、ひたすら時間をかけて一人一人手作業で検査していく。もちろんそれが信頼されて沢山の家族が10年以上も来てくれるのだからそれは良いのだけれど、、、

職場にあるiPadはもっぱら私が遠近両用メガネのいろんな測定に使っていて、ツールを使っているレンズ会社からソフトをアップデートしてくれと言われていたので、家に持って帰ってきた。(職場にはインターネットの接続が無い

3年ほど前に私のところに来た時にはすでにソフトがインストールしてあって、私は連絡先リストを作ったり、コンタクトレンズの取り扱いビデオを 入れたり価格表を入れたりしていただけで、初期設定には関わっていない。で、アップデートしようとしたら、「iCloudのパスワードを入れてくれ」という表示が出てくる。最初はボスの奥さんが設定したようで、IDは彼女の名前の入ったメールアドレスなのだが、聞いてみると、「パスワードは全く覚えていない」という。しかもこのメールアドレスはとうの昔に使っていないので、メール自体のパスワードも解らないと••••

とりあえず不都合だから彼女個人のではなく新たに店のメールアドレスを作って、新しいiCloudのIDを作り、 iOSのアップデートもできたのだけれど、今度はやたらと「iCloudのパスワードを」のポップアップが30秒ごとに出るようになってしまった。調べてみると、最初に元々のiCloud IDからサインアウトしないとダメらしい。

なんとか試みたのだけれど、どうしてもうまくいかない、、、いっその事、ファクトリーリセットしてしまえばゼロに戻るだろと思い、とりあえず新しく作ったIDでiCloudにファイル類をバックアップし、ネットでリセットのやり方を探して、私の家のiMACに繋いで「全て消去」を試みる

できた! 完全にゼロからの立ち上がり、、、、、と思ったら、なんと!!最初のページに例のiCloud IDのポップアップが出て、そこには最初のメールアドレスがすでに入っている、、、抜けられない!!これを解決しないとこの先に一歩いや、1ページも進めない

これは、アップルが転売や盗品売りを阻むためにつけた、「元のオーナーがiCloudからサインアウトした状態にしないと新たな持ち主には使えない」という非常に強力かつ厄介なセキュリティーだ。
もちろん盗品の転売は止めなくてはいけない。でも家族や友人から譲り受けた、とかなら本人に連絡もできるけれど、誰かから買った後でもうその人には連絡がつかない場合には全く無価値の代物になってしまう

探してみると、これにハマった人はかなり多いようで、iCloud ID Unlockなる方法が説明されていたりするサイトもいくつかあるけれど、よくよく調べてみると結構怪しいらしい。特に£20位でアンロックすると言ってるサイトなんかは、下手すると詐欺だったりすると危ないよね。 ビデオでは、iPadのパネルをヒートガンでこじ開けて中の部品を操作するなんてツワモノもいたけれど、それはさすがにちょっと無理

ここは何としてでもボス夫人にパスワードをリセットしてもらうしかない。ということは、まずメールアドレスのパスワードをリセットして、そのアドレスでアップルからのiCloud IDリセットのメールを受け取り、サインアウトするしかないか、、、、
彼女ものんきな反応で、「パスワード、、、もう全然わかんないから、変えていいわよ」なんて言っていだけれど、これはやっぱりあなたの仕事ですよ!

何としてでも思い出すか、秘密の質問とやらに答えてパスワードをリセットしてもらわなくては、、今やこのiPadは無用の長物と化している。まあ、それでなんとか使えるようになったら、今度こそ職場にwifiを入れてもらわなくては、、、なんだか道は遠い気がするよ、、、、 

新釈サロメ


新しい解釈の「サロメ」というのに興味が湧いて観てきた。久しぶりのナショナルシアター。毎年この時期にはテムズ沿いのサウスバンクが気持ちが良い。ロイヤルフェスティバルホールの側は人が多いし、レストランやバーでザワザワしてるけれど、ウェストミンスターブリッジを超えた側のナショナルシアターのテラスは穴場だ!NTのテラスは広くて、各階にあまり人のいない隠れ家的なテーブルが沢山あり、一人でものんびりできるスペースを確保できる、とっておきの場所だ

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さて、「サロメ」と言えば、オスカーワイルドの戯曲によるイメージが有名で、ユダヤのヘロデ王の娘、サロメが王の前で官能的なダンスを踊り、その褒美として宣教者、ヨハネの首を要求する、というのが定着している。ワイルドの戯曲では、サロメは囚われた預言者のヨカナーン(ヨハネ)を自分に振り向かせようとするのだが、彼から拒絶され、呪いの言葉を浴びせられた彼女は、銀の盆に乗って運ばれてきたヨカナーンの唇に口付ける、、、というエロスと眩惑的な空気に満ちたストーリーだが、これは必ずしも史実ではない。

ヘロデ王の娘(正確には義理の娘)が踊りの褒美にヨカナーンの首を求めたのは聖書に出てくる話だ。でも聖書には実はサロメという名は出てこない。1世紀のローマ時代に古代ユダヤの歴史を記したヨセフスという人の記述の中に、ヘロデ王の義理の娘でサロメという名の王女が出てくるため、これが聖書の人物と同一と理解された。そして彼女の踊りに「七つのヴェールの踊り」と付けたのはワイルドの戯曲で、それでも内容については記述されておらず、あたかも衣服を一つずつストリップの様に脱いでいくダンスであるかの様に定着したのはその後だ。 

この新しい「サロメ」はワイルドのサロメの一部も残しつつ、新しい解釈に仕上げている。サロメを歴史から名前を消された女として 、当時のローマに征服されていたユダヤの政治的な危うさと反発を象徴するものとして描いている。若く美しいサロメは言葉を発さない。義理の父を始め、男たちに陵辱されても声をあげず、自分の意思ではなく周りの状況に翻弄される。そして彼女の言葉を代弁するのが、名無しの女。彼女はサロメと呼ばれる女の声として、侵略され、押しやられたユダヤのことを語る。 

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政治的な解釈は面白く、演出も目を奪う場面があって、「面白い」と思う反面、時々 なんだか退屈になってしまう場面もあり、休憩なしの1時間45分がギリギリ、、という印象だった。もう少し、一気に進んで欲しかった気もするし、でもそれなりにのめり込める部分もあって、これって本なのだろうか、演出なのだろうか、、、

NTのオリヴィエシアターは舞台が何重にも回る装置がついていて、これを本当に上手く使っていた。奥行きも広く使えて、見応えは十分ある。本を書いたYael Farberは南アフリカ出身の40代の女性だ。ゲイだったワイルドの描くサロメは女嫌いが見え隠れしていると感じたそうだ。
聖書にも少し書かれているけれど、多くのユダヤの信者を持っていたヨハネの首をはねるのは、ヘロデも躊躇したという。Farber氏はそこに支配者=ローマと反発するユダヤの分裂を描きたかったらしい。サロメは反勢力のきっかけになった、でもやがて歴史から名前を消された女とし、彼女の声を、自身の口から出なく、名無しの女=歳をとったサロメに語らせる。

実は6月にロイヤルシェイクスピアカンパニーがオスカーワイルドのサロメを再演していたのだけれど、こちらはストラトフォードでの公演で、今のところロンドン公演の予定はなさそう。見比べてみたかったなと思いつつ、史実にある聖書の逸話というのは、いろいろな解釈ができる題材の宝庫かもしれないな、と改めて思う。

モーゼの十戒、アダムとイヴ、カインとアベル、ノアの箱舟、聖書の話を史実として裏付ける調査はいろんな形で行われているし、本も書かれている。私もそういう本は大好きで、Graham Phillips氏の本に立て続けにハマった時期がある。この新しい芝居も、もう一つの「サロメ」として定着するだろうか、、??

 

母、息子、愛人の3角関係=Love In Idleness


 
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ありそうであまりなかったかもしれない、、、、

この芝居は1944年=世界大戦の最後の年に書かれ、初上演されて以来一度も再演されていなかったという。 作者のTerence RattiganはLess Than Kindというタイトルでこの芝居の元本を書いたそうだが、これはそのまま上演されることはなかった。そして当時のスター俳優を主演に上演することになった際、その役者の為に政治的要素をかなり削ってホームドラマタイプの本に書き換えタイトルも、Love In Idlenessに変えて上演された。今回この埋もれた作品を上演するにあたり、演出のトレバー•ナン氏はこの二つの本を付き合わせ、初演時に削られた政治思想的なやり取りの部分も適度に復活させて本を仕上げたそうだ。

終戦も間近なロンドン、オリヴィア•ブラウンはいかにも上流層な家でハイソな友人たちをパーティーに招くべくあちこちに電話しては連絡を取っている。彼女は、大金持ちのビジネスマンで政治家=軍事大臣でもあるジョン•フレッチャーのいわゆる愛人。と言ってもスキャンダラスな関係ではなく、妻との結婚が事実上破綻しているジョンはオリヴィアを新たなパートナーとして 、落ち着いた大人の生活を築こうとしているのだ。ハイソな奥様風情がなかなか板に付いたオリヴィアだが、実は彼女はもともと庶民の未亡人で、以前は歯科医だった夫と一人息子と小さなアパートで暮らしている普通の奥さんだったのだ。

終戦の気配が見えてきた頃、カナダに学生疎開していた一人息子のマイケルがロンドンに戻ってくる。泣く泣くカナダにやったときは13歳だった マイケルも今やほぼ18歳になっている。そして戻ってきたマイケルは、なかなか母親の「今の状況」が飲み込めない。今のオリヴィアが政治家の愛人として囲われの身になっていると知ると、オリヴィアを挟んで息子と義理の父(になりたい男)の三角関係のコメディーが繰り広げられる。

母の転身に驚き、怒り、傷つき、ジョンに嫉妬するマイケルはハムレットよろしく混乱してみせる。一方ジョンには敵対心や、ましてやオリヴィアを権力で囲い者にしているというような意識は全くない。純粋に彼女とこれからの人生を共にしたいと思っているのだ。
この50近い男と18歳の若者のやり取りがおかしく、理想主義の左翼的なマイケルと実利的で保守派のジョンの意見の対立が最初のLess Than Kindに書かれていた政治的な要素なのだろう。ほどよく取り込んで二人の対立に拍車をかけている。

そして二人の間で引き裂かれそうになるオリヴィア。ジョンのことも息子のことも愛しているのに、相入れてくれない二人の間で右往左往する。さらにジョンと離婚協議中の妻、ダイアナまでが現れて余計にややこしく、、、このダイアナ、ジョンよりも20歳ほども年の離れた上流階級のお嬢さんで、どうやら本来ならいけ好かないタイプのはずなのに、マイケルはなぜか彼女に惹かれてしまう、、、??

結局ハムレットばりの苦悩をぶつけて母に詰め寄ったマイケルが勝利し、オリヴィアは身を切られる思いでジョンと別れ、マイケルと二人、元の安アパートに戻って質素な生活を始めるのだった。

が!?、それでは終わらない。二人のアパートにある日ジョンがやってくる。マイケルが出かけたのを見計らってオリヴィアに会いにきたのだ。そしてどうやらマイケルにも最近付き合ってる女の子がいるらしい。そして、マイケルの相手が実はダイアナだと判明、、、
初めは突っぱねていたマイケルだが、やがて母とジョンの関係を認めるべく、ジョンに歩み寄る。(どうやら、ダイアナにマイケルを誘惑するように頼んだのはジョン、、、??)最後には3人での新しい生活が始まりそう、というシーンで終わる。

母を巡って義理の父と息子の火花が散るというのは、ありそうであまりなかったかもしれない。人間の感情によるコメディーだ。人生で何を求めるのか、それがどうして許せないのか、正しいと思って前に進もうとするのに、過去の感情に罪の意識を感じたり、あるいはお金と地位以外に興味はなかったり、、、こういう本は時代に左右されずに受け入れられるのに、今まで上演されてこなかったのが不思議だ。

演出のTrever Nunnはイギリスでは最も幅広く舞台を作ってきた人だ。まだ20代の時にロイヤルシェイクスピアカンパニーの芸術監督になり20年以上RSCの顔だった。そのあとはナショナルシアターの芸術監督になり、イギリス演劇を代表する二つの大役を務めた人だ。古典だけでなく、「キャッツ」や「レミゼラブル」のようなミュージカルの演出も手がけ、今までにイギリスのローレンス•オリヴィエ賞やブロードウェイでのトニー賞をいくつも受賞している。 シェイクスピアに関しては、蜷川幸雄さんがあと3作、、で成し遂げられなかった37作全作品の演出を達成している。

新作ももちろんだけれど、こういった埋もれていた作品に目をつけて掘り出すというのは演出家としての目利きなのだろう。今現在も毎年数作品を演出している。

数人のカンパニーでの芝居は観やすい。オリヴィア役のEve Bestは賞もいくつも採っている女優さんだ。ハンサムで悩めるマイケルも、大人で物静かなのだけれどちょっと画策的なジョンも、あっけらかんとして深く考えていなさそうなダイアナも、それぞれの役がとてもわかり易い。日本で上演しても面白いんじゃないかな。シンプルだけど見応えがあって、やっぱり役者たちの技量がモノを言ってる。

考えて作られてるなあ〜〜と思わず唸っちゃうよね。 

だから言わんこっちゃない、、、


だから止めとけばよかったんだよね、、、 総選挙なんて要らないことしなければ、少なくとも堂々と保守党の一党内閣でいられたのに。
まあ、確かに2か月前の調査では保守党の圧勝が予想されてたから、メイ首相も賭けに出たんだろうけど、それで、せっかく持ってた過半数を減らしちゃうんじゃねえ、、、
とりあえず足りないのは10席だから、聞いたことあったかも忘れてる北アイルランドの党にバックアップを取り付けて、なんとか保守党内閣維持って事になる様子。

イギリスの政治は解りやすい。メイ首相がいきなり6月に総選挙をすると言い出した時はみんなびっくりした。というのは別にやる必要性は無かったのだから、、、、でも前回の国民投票でEU離脱が決まり、前首相のキャメロン氏が退任したことで、なし崩しに首相の座に就いた彼女としては、確固たる地盤固めをしたかったのだ。(キャメロンの後任の党首選で、最後の二人になった時、もう一人が辞退したためにメイ氏が党首=首相になった)

4月時点は保守党の圧勝が予想されていたし、まあ、ここで変わられても困る、、というのも事実。ところが、各党が選挙戦でマニフェストを発表すると風向きが変わった。保守党のマニフェストをよ〜〜く注意して読んでみると、老後の年金を受給できる年齢がますます引き上げになりそうだし(上限を明確にしていない)老後にプライベートケアが必要な場合は家を売って、そのお金を当てることができる(そこに住むことはできるけれど、自分の家ではなくなる)、学校での無料のランチを廃止することになりそう、、云々、「えっ、、、???」と思わず2度読みするような内容が••••

結局保守党は最多数の議席を取ったものの、過半数にはわずか8席届かず、7年前の選挙同様のハングパーラメントに。2年前の総選挙ではキャメロン氏が念願の過半数勝利を納めて、勢いに乗っていたのに、公約にあったEU離脱を問う国民投票をやっちゃったもんだから、自滅したんだよ、、、、なのにまた余計なことやっちゃって自分の首絞めちゃったね。

でもメイさんは首相続行する様子だ。普段ならば即降りるんだろうけど、今は普段の状態じゃない。とにかくもうBrexitの交渉は始まってしまっているのだ。 期限が2年しかないのだから無駄にしている時間はない。今また保守党内で党首選などやっている暇はないのだから。それでも5年任期は持つかなあ?2年後にEUから抜けた時点で降ろされるかもしれないね。

予想に反して票を上げたのが労働党だが、面白いのは前回勢いに乗ってスコットランドをほぼ統一状態にしたSNP(Scotish national party)が3分の1近くも議席を減らしてしまった。去年Brexitが決まってから、党首のスタージェン氏はなんとしてでもスコットランドをEUに残したい、 として、スコットランドの英国からの独立を強く促し、再度の国民投票を訴えていた。でもさすがにスコットランドの人たちも今は独立するより安定を求めたということか、、、

何かの投票があるたびに「翌朝起きてびっくり!」ということがよく起こるイギリス。とりあえず私としては老後が不安でたまらない、、、、、 

Mallorcaでの見つけもの


ちなみに日本語だとマヨルカ島と呼びますが、英語表記だとMallorcaMajorca があって、本来のスペイン表記はMallorca。でもバレアレス諸島をまるでイギリスの植民地のごとく、あちこちのビーチリゾートで飲み歩き、踊り回っては朝からイギリス式朝食を出すバーに入り浸るイギリス人ツーリストにとっての呼び名はMajorcaらしい、、、

散歩の合間に見つけたもの、レストランの横側の壁にこんな絵が、、、ハシゴは偶然じゃなくて、意図して立てかけてあるのかな、、?
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メインスクエアーのバーはもちろんリゾート地でも一番値段が高いのは当たり前。でもこのバーは雰囲気が気に入って(オーナーのおじさんがちょっとマッド、、)何度か通った
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店中の時計の文字盤が反転してるのに加えて、なんとトイレが、、、約10秒毎に照明の色が変わり、こんな水玉がグルグル回ったりするので、なんだか落ち着かない••••• おまけにこのトイレットペーパーホルダー、5つもあるんだけれど、一番上にはとても届きません!!
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でもここのバーのカプチーノが一番美味しくてカップも大きくてクリームたっぷりで、おまけに必ず小ぶりのマフィンが一緒に付いてくるのだった。(お代わりしてもまたマフィンが付いてくる)

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ビーチで文字通りの「砂の城」を作っていたアーティストのおじさん。かなりの手の込みようで、リアルだった。後ろでバケツも持っているのが作者のおじさん。写真だけ撮って知らん顔はないだろうと思って2ユーロ置いたら、とびきりの笑顔でThank you! って言ってくれた。

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アルクディアの街からビーチまで歩く間にあったササボテンが花満開で、去年テネリフェで見たときに「自然のサボテンの花は初めてかも」と思ったけれど、去年のよりずっと大きくてなんだか取って食われそうな勢いのある花だったので思わずアップで撮って見た
 
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Cala Boquerまでのハイキングの途中で出会った巨大な岩、私たちは「お化け岩と名付けた。よく見ると顔が見えて、ちょっとゴーストバスターズを思い出したので。 お化けというか、なんだか仙人のようでもあり、なかなかのキャラだったわ、この岩、、、、

というわけで、ちょっと短めだったけれど、初夏の地中海はやっぱりいいなあ〜〜。この島にはまた是非来たい。特に今回泣く泣く断念したSoller行きの130年来の電車の旅、次回は必ず行くぞ!!

それにしてもイギリスに戻って来たときのこの気温差がなんとも悲しいこと、、、、、 

マヨルカPart 2ーAlcudiaと山歩き


やっぱり車を借りればよかったかも、、、道は運転しやすそうだし、島の大きさから見ても8日の間に一通り全体のエリアをカバーできそうだった。でもまあいいか、それは次の機会に、、、

ということで、滞在したポイェンサから近いところでAlcudia(アルクディア)へ行ってみた。
マヨルカ島の北側のアルクディア湾は島で一番大きく、ローマ時代にはここから内地に少し入ったところにPollentiaという街が作られ、この頃の遺跡が少しながら残っている。
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やがてpollentiaは(Pollensaとは違う)外からの侵略で打ち捨てられてしまうのだが、12〜13世紀に新たにアルクディアの街が作られた。ちなみにポイェンサ同様、海岸のリゾート地はpuerto de Alcudia,そして旧市街はAlcudiaと区別されているが、こちらは2マイル程の距離なので歩くことにした。Alcudiaの街は城壁で囲まれ、14世紀半ばには現在も残っている形になったそうだ。アルクディアの街まではポイェンサからバスで15分。海岸沿いを走るルートでとっても景色が良い。カイトサーフィンをしている人たちが沢山いる。
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市街地の入り口はSt.James教会。もっと静かかと思っていたら、この日は土曜日だったせいか、地元の小学生たちも来ているようだった。城壁で囲まれた旧市街は石畳で気の向くままに右へ行ったり左へ曲がったりしながら散策できる。
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Pollensの街はもっと山側だったけれど、ここは海岸から近いので町並みは古くてもなんだか明るい。入り口付近はレストランやカフェもあってなんだか土曜日の人混み、、という感じだったけれど、歩き回るうちに人がばらけて来て、少し待てば誰もいないうちにそこここの街角でシャッターチャンス!
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扉や窓の形や色合いがなんとも可愛らしくて、だんだん写真撮りに熱中してしまった。城壁の上を歩くこともできて、ここからの景色も良いそうだけれど、私たちは街中だけを歩いて一休み。
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軽くお昼を食べてから、最初の写真の旧ローマ市•Polletiaの脇を通ってブラブラと歩くと、30分ちょっとでPuerto de Alcudiaに着いた。このPuerto de AlcudiaからCan Picafortというエリアまで、延々と真っ白な砂浜が10キロ近くも続いている。いくつかのリゾート地が出来上がっていて、小さい家族連れにも人気のエリアだ、真夏にはこの浜が人で埋め尽くされるというのも解る。本当に眩しいくらいの白い砂浜に青い海。私たちはPuerto de Alcudiaのメインエリアとハーバー側だけをブラブラして見た。
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ビーチはとても静かだ。大きな音楽をかけている人やギャギャー騒ぐ人もいない。フリスビーを楽しむ人達くらいか、、、、リゾート地としては建物の感覚や道路が広々としていて、なんだか落ち着いた

ポイェンサもアルクディアも観光散策だったので、次の日にはちょっと山間を歩いてみることにした。アパートを出てから20程も歩くと、二つの山間を抜けて小さなビーチに抜けるハイキングコースがあるというので事前にチェックして見た。距離は片道で3キロ程、とあるので、往復しても半日だ。まあ市内歩きよりはちょっと時間がかかるかもしれないけれど、、、?

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山というよりはちょっとゴツゴツした岩肌で、道は歩き易い。日曜日なので結構人も多く、時間的にもみんな半日ハイキングのつもりで出て来たのだろう、遠足のように人が途切れないのがちょっと計算外だったけれど、まあ景色を楽しみながら歩く。サンダルで来てる人もいたけれど、あれでは途中からは無理だと思うよ、さすがに、、、、
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岩肌には鳥の巣も多いらしく、バードウォッチングに来ている人たちもいた。「あそこにハヤブサがいるんだ」と言って待っていたおじさんは、もうしょっちゅう来て様子を見ているのだろう。歩いているとかなり暑くなって来て、帽子を持って来なかったのがちょっと後悔、、、気温より日差しがきつい。日焼け止めをしなかったので、あっという間に服のラインで結構焼けた。
45分くらい歩いたところで目の前に海が見えてくる。ここがcala de Boquerという小さな海岸。
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ここからはちゃんとした道があるわけではなく、なんとなく草をかき分けてできた線をたどりながら反対側へ回るもよし、頑張ってビーチまで降りていくもよし、という感じ。沢山いた人達もここからは思い思いに歩くうちに「あれ?みんなどこへ行ったの?」と思うくらいバラバラになる。私たちはビーチまでは降りずに高台から景色を楽しんで戻ることにした。ところがここから元来た道になかなか戻れなくなってしまって(方向はわかるのだけれど、道に戻れない)実は結構焦ったのだった、、、ちょっと不安になって来た頃、後から来た人達の姿が見えて、やっと元のルートに合流。歩き始めてから戻るまで2時間半くらいのちょうど良いハイキングになった

島の西側はトラムンターナという山脈地帯で、サイクリングもトレッキングもかなり本格的なコースもあるし、鍾乳洞の洞窟なんかもあるそうなので、本当に是非また来たいね


 
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